2020年10月31日土曜日

定期健診好きの老人たち

10月30日。星期五。            134/91。63.0㎏。  掃除とゴミ出し。  新聞を買って来てざっと目を通す。  9時まで部屋に置いてある1982年出版の料理レシピ本を見る。魚料理のレシピに多様性があり、時代の移り変わりを強く感じる。現在使用しているレシピ本でも10年以上前のもので、それでも魚の種類は極端に少ない。鮭とかさばとかが主流であり、スーパーへ行っても変わり映えのしない陳列である。煮ものも多く、時間たっぷりある俺としてはこういった料理に取り組んでもいいかもしれない。  材料の量の多さに何度も驚かされるが4人前にしても多い。これも時代の特徴を出している。現在の2人前の量の少なさに、上品ぶっているような印象を受けるのは俺が年取ったせいでもあろう。  9時に近くの郵便局へ行き、そのまま停留所一つ分先の診療所へ向かう。が、40分開始まで30分近くあり、密が予想される診療所で長時間待つのはリスクが高いと思い、後で行く予定だったスーパーで買い物をして、一旦自宅に戻って荷物を片付けてから再度診療所へ行く。  ちょうど予定していた時刻に到着し、健診がすぐ始まる。やはり診療所内は俺より年齢が上らしい老人で密状態だった。検診が自身のためだけだったらとっくにやめちまうんだが。俺の前に5.6人いる。歓談内容も自身の健康についてのみ限定。  「ちょっと太った?」って看護師に体重を測っているときに言われた。即、「コロナ太り」と答える。と言っても1㎏程度のもんだが。  身長が167.9㎝だって。40年前には173㎝あったはずだから5㎝以上縮んだことになる。  血圧~心電図~レントゲン~問診&触診~血液検査で終了。結果は郵送してもらう。同じころ献血ルームから来ているだろう。  11時過ぎにW到着。  昼食は「焼きそば」。具材はキャベツ、ピーマン、ニラ、もやし、チャーシュー。  Wが選んだのは「グリーンブック」。小道具(石)などをうまく使っているが、これは古典的な手法であり、目新しさのない作品だが、やはり安定して観ていて気持ちがいい。  鑑賞後、Wに問題を出した。主演二人のどちらがアカデミー賞をとったか?というクイズだ。彼の答えは白人(ヴィゴ・モーテンセン)だった。もちろん外れであるが、俺も彼に賞をあげたかったな。実にいい俳優だが、最近彼の初監督作品の上映プレミアが北欧であったことを電車内のニュースで知った。  Wが観ている間に夕食の準備をする。  夕食は「オクラ・山芋・にら・なめこ入り納豆」、「秋刀魚・おろし添え」、「おでん」、「みょうがの梅酢漬け」、「白瓜の甘酢漬け」。    オリオンビール~飲みかけのイタリアワイン~Wがだいぶ前に買って来てくれた国産白ワイン~今回買って来てくれた岩手県産純米酒「桜顔」~バーボン。  次にWが選んだのは「メトロポリス」。先ほどの「グリーンブック」といい、観たばかりの作品なので、目新しいものはないが両作品とも素晴らしい。  Wは宵っ張りなので、俺は先に失礼して8時前にダウン。

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