2020年2月9日日曜日

ウイスキー礼賛

2月8日。星期六。             151/100。64.6kg。

 朝食は久しぶりのシリアル。リニューアル閉店時のセールで買ったものを含め現在5種類の在庫がある。確認してないが処分品で買うことが多いので賞味期限切れもいくつかあるだろうな。

 中国ではコロナウィルス治療にあたっていた医師の死が報じられた。この人政府からかなりいじめられたらしいことも。余計(正しいこと)なことを言って風評被害によって国の評判が悪くなるということなんだろうな。「国家の威信」によって医師が殺されたようなものだ。

 今日はレンタルDVDの残りの2本を観ることにした。

 「ラブ・アペタイザー」。原題「feast of love」。2007年ロバート・ベントン監督作品。今回は昨日の「白いカラス」に引き続き2本めであり、この作品は日本未公開である。
 3組のカップルを追うドラマ。途中で相手が代わるカップルもあり、最後に養子縁組するものもある。
 「わが街」や「ラブ・アクチュアリー」といった群像劇で、こちらはちょっとビターペーストである。息子を「クスリ」で亡くした夫婦をモーガン・フリーマンとジェーン・アレクサンダーが演じ、やはり重厚な演技は他を圧倒してたな。
 監督はこの作品以降新作を発表していない。脚本家として出てきた人だからオリジナル脚本で撮って欲しいところであるが、87歳という好例を考えるとちと無理かな。

 昼食は「あんかけ焼きそば」。具材はシーフードミックス、白菜。

 午後のロードショーは「天使の分け前」。2012年ケン・ローチ監督作品。ケン・ローチも現在83才という好例なんだが、つい最近の新作「家族を想う時」が絶賛されている。
 「麦の穂を揺らす風」、「この自由な世界で」と2本観た限りでは社会派硬派というイメージが強いんだが、この作品ではもちろん社会風刺もしっかりこめられえて入るが清々しいコメディとなっている。
 例を上げれば「フル・モンティ」や「トレイン・スポッティング」の系列に入るのかな。脚本の小気味よさがいい。
 主演演じるは未知の俳優で、「岡村隆史」似。今回借りたものの中では一番面白かったな。原題の意味は、ウイスキー蒸留過程で蒸発する分のこと。登場するウイスキーの美味しそうなことと言ったらないな。思わずつばを飲んでしまった。

 沖浦和光著「日本民衆文化の原郷」を読了。賤民が継承してきた芸能や鵜飼などの産業を現地調査したものから考察した社会学書である。あくまで被差別部落民に寄り添い、権力に対する批判めいた記述はない。
 著者は5年前に亡くなっている。享年88才。野間宏、五木寛之、三國連太郎などとの共著も残していて、その行動範囲の広さに驚かされる。
 巻末にこの本の前の持ち主のメモ書きがあった。出版された「2006年に買う」と「2015年3月に了」とある。俺と同じ「積ん読」派だな。
 この本と入れ替えに読み始めるのは20年前に買った「江戸、東京」に関するもので、10冊以上ある。

 夕食は「チャンプルー」。具材はキャベツ、豆腐、スパム、卵。「長芋の甘酢漬け」、「さつまいものごま煮」、「納豆汁」。
 発泡酒~ウイスキーのお湯割りをちびちびやりながら「二度目の」シリーズのカナダ、ニューヨークを観て、8時にはダウン。

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