2020年2月7日金曜日

部屋とスーツと私

2月6日。星期四。                    119/89。63.8kg。

 2時前に目覚め、3時まで読書。泉麻人著「B級ニュース図鑑」読了。昭和31年から平成2年までの新聞の面白い(くだらない)ニュースをピックアップしてコメントを付けたもの。
 昔住んでた調布とか都内の思いである場所などが出てきて十分楽しめた本だった。

 在庫が少なくなり始めたんで、本棚を確認したところ、「江戸~東京」ものがかなり残っていることがわかった。ちょうど昭和末期から平成に移る頃に買ったものである。池波正太郎のエッセイにはまっていた頃から興味がそちらへ向かったものと思われる。
 
 で、5時限目の補充で植草甚一「ぼくは散歩と雑学が好き」(400ページ単行本)を選んだ。「積ん読本」の中で最長期間記録を持つ待機本である。1973年に買ったものと思われる。俺が二十歳。
 1章がちょうどいい長さである。何と扉に「丸谷才一にささぐ」とある。丸谷さんが亡くなったのが2012年であり、植草さんは1979年に亡くなっている。17才年下の人に捧げる、というのはどういう意味なんだろう?読み進めていくうちにわかるかもしれないんで、ググるのはやめておこう。
 いきなり第1章ではアメリカの「知的格差」についての考察で、スラングが多く出てくるんで、これから先、電子辞書だけでは追いつけないかもしれない。

 新型コロナウィルスの終息見通しが4月から5月ころ、ということで、当初の見通しよりだいぶ先に伸びたことが発表された。中国やWHOの当初の見方が甘かったことを露呈することになったわけだ。「なんとかバイアス」はグローバルであり、決して日本特有でないことに何故か胸をなでおろしている時ではないんだが....。

 朝食は「カレーライス」前編。その他。

 10時から酒屋と近所のスーパーへ買い物。

 昼食はケイのにぃにぃがセリを収穫して「セリのかき揚げ」を作ってくれ、それをメインに「かけそば」。その他の具材はわかめ、かまぼこ、長ネギ。

 昨日に引き続きタンスの中の衣類の整理(断捨離)。今日はケイのにぃにぃの部屋にあるスーツ。何と礼服が7着もあったんである。ケイのにぃにぃのものが1着で、残りの6着は亡くなった義父のものと、体型が著しく変わったことに対応して買った俺のものである。
 その中から1着選び、残りは処分することにした。順当に行けば義母の時に使ってから処分する予定である。これから先、親しい者であっても冠婚葬祭にはでないことにしたので、こういったものも不要になるというわけである。
 ワイシャツが自宅で洗濯しただけで放置されたままになっていてひどい状態なので、クリーニング屋に持って行くことにした。
 さて、これで残すところ東京のマンションのものを残すだけとなった。

 午後のロードショーは「エクスマキナ」。2015年アレックス・ガーランド脚本・監督作品。主役三人の舞台劇のようなSF映画である。A・Iを作った者、その完成を確認するために呼び寄せた自分の会社の優秀な社員、反旗を翻す時期を待つA・I(女型)。緊張感が途切れることない2時間の密室劇である。
 A・I扮するは昨日観た「リリーのすべて」の妻役を演じた女優。うまい。最後は翻弄される二人の男をドーナル・グリーソン、オスカー・アイザックが演じる。売れっ子二人はスター・ウォーズ(7~9)に出ているが絡むシーンはないんじゃあないかな?9は未見なんで。
 二人の最近の映画で気になるものがひとつづつある。ドーナル・グリーソンは「ピーターラビット」で、彼はマクレガーを演じてる。ピーターの宿敵であり、確かピーターのお父さんを殺して食っちまった人である。
 オスカー・アイザックはポール・ゴーギャンを演じている作品がある。

 夕食は「いわし(缶)と大根の煮物」、「里芋の味噌和え」、「しめじと春菊のナムル」、「セロリとトマトの卵スープ」、「チーズの味噌漬け」。
 発泡酒~燗酒2合~テキーラをちびちびやりながらTV鑑賞。「孤独のグルメ」。今回は埼玉は新座市のうどん屋と西東京市(旧保谷市)のカフェが舞台となる。後者での画像で武蔵境行きのバスが写っていて懐かしかった。保谷市には半年ばかり住んでいたことがある。

 続けて「二度目の」シリーズのスイス、クロアチアの2編を観る。世界にはうまいものが溢れてる。

 エルトン・ジョンの「イエロー・ブリック・ロード」を聴きながらウイスキーで〆る。?時頃ダウン。長い一日だった。

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