2017年9月1日金曜日

デビット・ピンチ

8月31日。星期四。          計測忘れ。

 また、麻生くん発言が話題になってるが、首相時代以前から毎度のことなんで「またか」で詳細を追ったりしないんだが、今回は「ヒトラー」に関したものだったんで、ニュースに出ている記事くらいは読んでみた。
 相変わらず「権力者」の立場から国民を見下すようなスタンスは変わらず、明らかにファシズムを賞賛しているとしか取れない発言であり、これ一言で政界から追放できない日本という国がいかに大戦をまともに考えていないこともわかる。
 先日読み終えた「銭湯の女神」の最後に掲載されてた、愚かな国民がファシズムに至る過程をサルでも分かるような平易な文章に感動したばかりだったんで、アホな政治家の発言がいかにアホなんだがそのなかの危険なものを強く感じたわけである。

 早朝キッチンは久しぶりのぬか漬け。毎日ぬか床をかき回すだけで漬けなかったのは庭の野菜の消化促進のためにおかずが多くなりがちだったためである。この日はきゅうりと茄子だったが、こういう時に気温が低いんである。
 「ゴーヤークッキー」。と言うよりパンケーキ風ソフトクッキーッて感じの出来上がりだ。さらに茹でたヘチマにきなこをかけてみて食べた。が、レシピ通り黒蜜も加えたほうが良さそうである。

 朝食にヘチマサラダを加えた。茹でたヘチマにヌクチャムをかけたもの。

 外は雨だったが、月末または月初恒例の通帳記帳のため郵便局へ。道にはかたつむりやらコガネムシやアゲハの幼虫が這い出てきているのを多数確認した。一番多いのが小さなかたつむりで、よく見ると高台に避難しているように見えた。本能的にこの雨が大雨になり水位が上がって身の危険を感じたんだろうか?
 が、どちらにしても俺の目に止まったら、その危険回避がムダだったことになるのだった。丁寧に一匹づつ踏みつぶした。雨の日の楽しみの一つになりそうだ。

 昼食は「ゴーヤーのチヂミ」、「もやしのスープ」。

 午後は映画鑑賞。「濹東綺譚」。永井荷風原作で、1960年版。1992年版は観ているが印象は弱い。
 原作を大筋のところを変えている脚本ではあるが、こちらの作品の出来はとても良いと思う。本作では原作の中で出てくる「小説の主人公」を主人公にしており、彼の遊郭通いを客観的に見据えるという形にしていて、実際の主人公(荷風本人らしい)は玉ノ井のおでん屋に通う小説家で、本作では語り部役になっている。
 山本富士子、新珠三千代の演技や、遊郭の雰囲気、エンデイングに見られるような斬新な カットなど、見るべきものも多い。出演者も豪華。また読み返したくなったな。玉ノ井も今となっては架空都市のようだ。

  夕食は「ゴーヤーと鶏肉の梅とろみ炒め」、「ゴーヤーの白和え」、「プチトマト南蛮漬け」、「なめこの味噌汁」、「ぬか漬けきゅうり・茄子・人参」。やはり茄子は漬かってなかった。
 
 この日は、ケイのにぃにぃが「ソーキ」を作るので、長時間煮込む時間を使って、長めの映画を観ることにした。「ツイン・ピークス」。これ昔(1990年)のTVドラマじゃん。

 レンタル屋のイベントでただだったらしい。監督はデビット・リンチ。はっきり言って苦手。「ストレイトストーリー」がなんとか観られたが、「ブルーベルベット」や「マルホランド・ドライブ」にはお手上げ。
 今回の「ツイン・ピークス」も無理だな。アメリカTVドラマのあの無駄なおしゃべりや取ってつけたような性格描写や意味深な短い言葉なども豊富に含まれていて、いやらしさ満点である。
 それでも今回のDVD1枚(140分ちょっと)を観ちゃった。

 残り物のグリューワイン(濁ってたな)~燗酒2合~〆の白酒をちびちびやりながらの鑑賞だった。なんだかよくわからないうちに終わって11時過ぎにダウン。疲れたぁ~。
 

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