2016年10月18日火曜日

お江戸でござる 東京ショートスティ3日目

10月17日。     142/87。61.0㎏。

 朝食は「フレンチトースト」。すっかり覚えたな。「豆乳」&「シークワーサー入りトマトジュース」、「フルーツ&ヨーグルト」。

 ストレッチ後、この日は1日天気が悪いということで、雨靴をはいて予定通り江戸川区平井に向かって出かけた。

 まず「平井区民事務所」。ここで見せてもらった地図のおかげであっさりと見つけることができたのである。ただ、明らかに間違いではないかと思える箇所があり、この地図の出典先を確認したかったのがこの日の目的である。
 で、窓口であいさつすると、対応した人が覚えていてくれてすぐに冊子を渡してくれた。で、前回確認しなかったのがうかつだったんだが、この冊子は地図帳ではなく「区民史」であり、その中の記事として、有志が集まって手作りで大戦直前の地図を復刻させたものであることが分かった。
 当時(1985年)でも80近い高齢者が数人で集まって作ったことも記されていて、そこからも齟齬があってやむなしと感じた。
 平井3丁目(現在の地名)に広い面積を有する「花王」は現在では存在しないが、戦前では「花王」という社名はなかったんであり、それだけのことなんである。まあ、そんなことでも面白がって確認しようなんぞ老人の暇つぶし以外の何物でもない。しかもこの雨の中を、である。

 昼まで1時間以上あったんで、平井駅に戻って次の目的地がある新小岩駅まで一駅を移動することをせず、川を渡って川向こうの江戸川区東小松川を目指すことにした。

 地図を見ると江戸川区って本当におかしな形をしている。平井・小松川は旧中川と荒川・中川に挟まれており、東小松川をはじめ区庁舎や図書館などがある中心地は荒川・中川と新中川に挟まれているのである。つまり4つの川に分断されているわけだ。正確に言うと荒川と中川はほぼ並行しているから3つということになるか。「スリーリバース」なんてアクション映画があったっけ。

 目指すは今回の「自分史探し?」のために一番始めに訪れた「郷土資料室」がある、「グリーンパレス」という多分区営であろうと思える催事場ビルの1階にあるレストランである。ここで供されるメニューの中に地元野菜が使われているというのに興味を持ち、平井を再訪したら必ず寄ってみようと思っていたんである。
 が、ちょっとがっかり。メニューに地元野菜(小松菜)が使われてるのはパスタのみだったんである。仕方なく「パスタセット」と瓶ビールを頼んだ。

 アーケード商店街を通って新小岩駅まで歩く。平井の次の亀戸で降り、今回の目的の一つである買い物をしに「やまや・亀戸店」に行く。ちょっと通り過ぎたところに「河内屋・業務スーパー」があったんでそちらを先にのぞき、「イチゴジャム」と「スペキュロス(ベルギークッキー)」を買う。
 「やまや」では「栄川(えいせん)」の純米酒を買った。本当は普通酒がほしかったんだが、店によって置いてあるものが違うようで、実家の近くにある店には置いてあることを知っているんで、帰ってから買いに行くことにした。二つを飲み比べるのも一興だろう。栄川はW君が好きな福島の酒である。販路が狭いのは醸造元が倒産して、どこかの会社の傘下に入ったりしてごたごたしている影響もあるんだろう。とにかくスーパーや量販店でもまず見かけない。

 一升瓶を買うことを想定して大きめの布袋を持ってきたんで、それに移して重たくなった荷物をぶら下げて御徒町に移動。アメ横を通って上野駅そばの丸井の中にある「ラッシュ」という化粧品やでボディクリームを買う。これはここ数年の冬の必需品となっている。「老人性皮膚掻痒症」対策クリームであり、俺には合うようだ。
 沖縄ショップも探したが「ワシタショップ」は最近閉店したことを知っていたはずなのに、すっかり忘れていた。現在は有楽町1軒きりだと知っていたはずなのになあ。

  帰宅して、何も食い物がなかったが、改めて外出する気にもなれず、「リッツクラッカー」と「ポテトチップス」、これに発泡酒と買ってきた「栄川」で夕食を済ませた。

 栄川をちびちびやりながらDVD鑑賞。「百日紅」。杉浦日名子原作のアニメ映画である。杉浦さんの持つ死生観がよく反映されていることを感じたが、由来はやはり江戸時代のそれも江戸という特殊な環境の下で生まれたものだということが、より鮮明に理解できたような気がする。
 画像だけでも素晴らしい仕上がりになっていると思うが、現在そればっかりクローズアップされていたり作り手のほうでもそれにかまけすぎているんじゃないだろうかと思える作品も多々ある。
 日本橋のモブシーン、雪景色、幻想妖怪シーンなど現在読んでる「江戸あるき帖」に近いものも多く出てきて実に興味深く鑑賞した。「北斎漫画」でも破天荒な絵師として描かれた北斎だが、その家庭などの描写がいいテンポで描かれていてこの作品の質を押し上げている。
 原作者がフアンだという椎名さんのエンディングテーマもいいね。主人公の絵に対する一徹さを象徴しているように聞こえた。

 TVに変えたら、ちょうど「千葉テレビ(が映るんだ)」で太田さんの「ぶらり旅・いい酒いい肴」をやってたんでだらだら見続けた。2年前の再放送だが観ていない?神田編。で、この日の締めも「江戸」そのものだった。
 

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