2016年2月18日木曜日

40年分のほこり

2月17日。

 水曜日恒例の水回り掃除を済ませ、図書館との往復散歩。実家の本棚を整理して感じたことは、借りるより先に読まねばならぬものがあるということだった。読んでる途中のものもあり、一階で寝るようになってから、そのことをすっかり忘れていたものだ。

 で、今回は返本しにゆくだけである。今回は安岡章太郎著の「私の濹東綺譚」が面白く、再度「濹東綺譚」を読みたくなったくらいだが、東京に置いてあるんで次回東京に行った時に持ってこよう。 まっすぐ帰っても昼飯準備までには時間があったんで、今回初めてCDやDVDの在庫を見ることにした。 日本映画コーナーは三尺棚二本しかなかったが、よく見るとかなりマイナー(レンタルビデオ店でも置いてない)ものもあり、その中に森田芳光監督作品の未見のものを三本見つけた。
 図書館では貸出を行わず、視聴コーナーでしか観ることができないので、次回朝一番で来て観ることにした。ちょっと映画の本数を減らすつもりでいたんで、レンタルビデオ店では週に一本の無料のものと、図書館での一本にすれば出費ゼロということになるな。
 森田芳光監督作品以外にも、以前から興味のあったものが何本かあり、当分図書館通いが続きそうであり、その間に実家の本を読むようにすることにした。

 昼食はいただきものの「茶そば」。

 午後はプール。一時間泳ぐと身体が軽くなったようなきがするのがいいね。

 帰り道、ウォルマート系列のスーパーで買物。リニューアル工事を営業しながら行なっていて、もともと広い空間の店が更に空虚感が強まっていて、その感じがなかなかいい。日本のスーパーにはない「クールさ」である。

 夕飯は「鶏団子と野菜の塩味焼き」、「キャベツとさつま揚げのにんにく炒め」、「大根の味噌汁」。

この日はNADなんで、食後すぐに後片付けを済ませてから読書。これは読書とはいえないが、整理していた時に出てきた約10年前の発行になっている「WAVE」という都内レコード店で配られていた?PR紙に眼を通した。
 なぜとってあったのかわからないが、この号の特集に「カエターノ・ヴェローゾ」となっていたんで読むことにした。彼はボサノバ界の重鎮の一人である。 が、この頃はそれほどボサノバに熱心ではなかったはずだから、彼の名さえ知らなかったと思う。
 それにこの頃私生活が大きく変動した時期でそんなゆとりもなかったはずだし...。まあいいや。

とにかく、この記事で彼のCDを探すことに決めた。まずは図書館からだな。
 
 続けて読んだのは読みかけ途中の「インドで考えた」。60年前のインドに渡航した堀田善衛さんが書いたものであり、俺が買ったのが40年前だから、40年ぶりに読み終えることになりそうである。
 カルチャーショックものとしても面白いし、搾取大国のイギリスに対する辛口も気分いい。芸術・宗教に多く言及されており、平易な語り口でいい文章だと思う。
 途中から本を変えた。川本三郎さんのエッセイ。映画化された「マイ・バック・ページ」の原作者でもあり、東京に関する物が多いことでも知られている人だ。寝る前はちょっと軽めのものがいいね。
 それでも9時前にダウン。

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