2013年3月22日金曜日

バッハ Gパン上のアリア

昨日実家にいる同居人の兄に送ったのは、他にもいろいろあったがパッキン代わりにもなったのが俺のGパンである。
 還暦になって地元のサークルにも顔を出すようになれば、あんまりこ汚い格好も出来ないだろうと思い、同居人に相談したところ、とりあえずGパンはやめなさい、と。

 そういわれてみて自分の格好を鏡に映してもいまいちピンとこなかったんだが、それ以来Gパンをはいてる老人を観察していて気がついた。
 なるほど、Gパンを粋に着こなしてる人はほとんどおらず、貧乏たらしく薄汚れた印象を与えてるものが圧倒してるのが実情であることが分かった。
 振り返って己を見ると、確かに似合ってない、ってのが結論である。

 そこでほとんどサイズの変わらない同居人に処分をお願いしたわけである。見返りに彼のチノパンをいただくことになった。


 ネットで調べたら、社交ダンスを習うのに最低限必要なものはシューズであるということだ。そこで西日暮里、御徒町へ出かけ、専門店めぐりすることにした。

 しかし昨日の午後は散歩にはうってつけの天候となったんで、御徒町のお目当ての店がみつからなかったけれでも、即目的地を下谷方面に定めた。こういうときにカメラを持ってくるんだった。
 吉原大門周辺をぶらぶらしてから、有名な喫茶店でコーヒーを飲むことにした。

”バッハ”。選りすぐりの豆をひいてくれるとのことでかなり前から来て見たかったところである。
カウンターの奥に通された2時頃のお店は7割がた埋まってた。
 さて、お店の名前がついた「ブレンド」が来るまで接客やら店内を観察してたんだが、これがいただけないものだった。
 まず、スタッフ同士の声の掛け合いが、マニュアルがあってその通りにしてるんだろうが、それが味気のないもので血の通わない大手チェーン店の模倣であることが歴然としてるんである。
 「かしこまりました」なんてスタッフ同士で言うか?ってぇの。全員あんちゃんとねぇちゃんだぜぇ。

俺が座ったのはカウンターの奥の端で、すぐ右に厨房(ケーキや何かを作ってるらしい)との出入り口で、出入りするときいちいちノックするらしいが、これが耳障りになって仕方ない。そんなノック、誰も聞いちゃいないってぇの。思わず「入ってます」って言いそうになったのは2度や3度じゃないぜ。

俺の目の前が流しになっていて、女性のスタッフが、多分お昼の混雑したときの残骸であろうグラスやカップを洗うんであるが、この動きがすごい!グラスなどが載ったワゴンから流しの間の2メートルを小走りするんである。俺の目の前を、だ。
 洗い方も手際が良いんだが、それはせかせかしてるとしか見えないし、それもすぐ目の前でおこなわれちゃうんである。しかも6秒おきに店内やらカウンターにいる客をチェック(まさにチェック)し、客の出入りすたんびに声がけするんである。そして6秒おきに俺はチェックされるんである。
 こりゃ長居できないってことなんかぁ?

 コーヒーをたててる店長?も忙しい。挽いたり湯を注ぐ間も声がけ、見張り、指示と約6秒おきに頭が動いてる。ドリップにどっぷりつかってる暇はない様である。

 先程の通用口から入ってくる男の子は、そのたびに何をショウケースに運んだかを声がけし、そのたび店内にいる2.3人のスタッフが全員応答すんである。まさに牛丼屋か和民である。近所のパンやでもこれと同じことをやってる店があり、客の目の前で本日のお勧めパンを怒鳴るんである。これにゃ俺もきれそうになったことを覚えてる。

 これでコーヒーがうまかったからよかったものの、落ち着いて飲める雰囲気作りする気はないんかねぇ?

 
 帰宅して前日お隣さんからいただいた”草もち”を自分家のコーヒーをいれて食べた。う~ん、豆の違いだな、やはり。400g298円ではあの味は出ないな。



 夜のメニューは「鶏肉とトマトのウスターソース煮」、「ごぼうとほうれん草のサラダ」、「大根の味噌汁」、「かぶの葉ごはん」。味噌汁は同居人に任せたが、完璧だな、もう。

今日観た映画は「プチニコラ」。フランス産の子供中心の喜劇。こういうのはフランスならでは、って言うんだろうな。コリンファースの親戚の子供みたいなのが主人公で非常にかわいかった。


 

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