2011年5月29日日曜日

たまのお出かけも雨だった

土日の二日間で5本の作品鑑賞。
 「父帰る」。ロシア映画である。12年ぶりに帰ってきた親父と二人の子供の小旅行。とにかく徹底的に説明を省きまくった作品。とりつく島のない、といっても作品の中で3人は島にたどり着くんだが。

 これだけ説明が無くて評価はできないが、唯一レストランでウエイトレスのケツを追いかける親父の視線、あれは何?景色はOKですねぇ。親父が佐藤優似なんでロシア人に多い顔なのかな?だけど佐藤さんは日本人だよな。

 「カミーラ」。老女と若い女の心の交流を描いた半ロードムービー、半音楽映画?こちらは言葉による説明がやたらに多いんで、ワンカットで終わってしまうのかと思ったくらいである。制作費の関係なのかな?
 わずかばかりのシリアスなエピソードで全体のおとぎ話づくりが台無しになってしまった作品である。いっそのことミュージカルにしたほうがいいんじゃない?


 「ウォルター少年の」。本題忘れた。原題は「中古のライオン」。老人と少年の心の交流という典型的な王道パターンであるが、如何せん中途半端の感が強く残ってしまった。過去の活劇シーンの延長でこれもミュージカルにしたらよかったんじゃないかな?Mケインはともかく、Rヂュパルの歌は聞けるからなぁ。

 「美しき運命の傷痕」。美しいかどうかはともかく、三姉妹の不幸な生い立ちの原点である父親の過ちに、強烈なインパクトが終盤になってなくなってしまうことが致命的に映画のレベルを下げちゃった。
 冤罪になりようがない話であり、その後の三姉妹の描き方もやりすぎ感が強いし、最後のまとめ方が生きてこない。母親の描き方も不足気味である。それにしてもこのオバァさんがCブーケ、40年前のスクリーン誌でグラビアを飾ってた記憶があるんだが、この作品ではとても怖い認知症?の役。

 「約束の旅路」。イスラエルにユダヤ人を装って入植したエチオピア人の成長物語である。この社会問題について余りにも無知なんでコメントが出せない。ただ主人公の成人してからの描き方が少し乱暴であり最後のシーンの余韻は残らない。それに2時間半は長すぎる。



引きこもりが続いたんで金曜日の午後は久しぶりの外出だった。

まずは錦糸町で買い物。やおしょう、店の表は囲むようにして野菜が並んでるんで名前からしても八百屋のようだが実態は輸入食材専門店である。
 アメ横の地下のむら珍の対面にあるお店と似たようなものが置いてあるんだがこちらの方が品数は多い。ここでバゴーン(焼きそばではなく、海老味噌)、パティス(フィリピンのナンプラー)、サンバル、ナムプリックパオそして後でのどが渇いたときに飲むルートビア。今回はフィリピン、インドネシア、タイの調味料を買ったが、他にも中国、ベトナムなども充実している。


 そのあと亀戸天神へ御札を納めにまいりやんした。今年の初詣で同居人の合格祈願でもとめたものである。ちゃんと御礼してきやした。

さらに足を伸ばして新小岩へゆき、ちょうど区境にある江戸川区中央図書館へ行った。ここで昭和36年の平井周辺の地図を見るためである。
 館員に出してもらい調べたがやはり見つからなかった。4.5才の頃住んでいた場所を探しに来たんである。地番は詳しく載ってるが建物や店名などは出てない。

 そこは広い敷地で「いちらく(漢字が?)」という割烹旅館があり、そのはずれにあった掘っ立て小屋みたいなところで家族4人暮らしてたんである。
 新小岩の隣の平井を歩き、記憶をたどろうとしたが余りにも変わってしまっていてまるで見当がつかない。それでも諦めずに歩くと、わずかな記憶に残る場所があった。
 総武線ガードしたから500m位離れた路地である。

母はその割烹旅館で女中、兄は中卒後アルバイト、家には誰もいないので親父が帰ってくるこの路地で一人で遊んでたんである。今なら鍵っ子ってやつだ。ちょうどこの路地の角にお菓子屋があって夜も時頃までやってたんだろうか?明かりがあるんでその近くで何をやってたんだか。

 その近くの家の前に立っていた男性に話しかけてみた。しばらく昔話など聞いていたが年は80をすぎてるから刺賀に年前の記憶もこちらとは違い正確である。御菓子屋の位置は1本離れた路地であった。「いちらく」、名は覚えてたが位置はあやふやだった。それにその周辺を花柳と呼んでいた。

駅から歩いて5分くらいのところであるそこらは当時飲み屋街であり街灯は暗いものだったが店の明かりが多くて現在よりも夜が明るかったってさ。その時代にこの年で来てみたかったな。そんな話聞いたら急に飲みたくなってしまった。もっともこの日は友人Tと待ち合わせしていて飲むことになってたんである。
 偶然だがこの立ち話をしていた場所から2軒隣りが目指す店だったんである。


時間通りにTと駅で落ち合い再びそこへ戻った。ほぼ満席だが座敷席が空いてたんで相席することもなくたっぷりゆっくり飲むことができた。「しろ、たれで6本」、「はもの天ぷら」、「タチウオのたたき」、ビールに酎ハイ、冷酒。満足の一夜だ。


土曜日は休息日。だが長女も参加の夕食ということで。普段の量で多品種制作。
「たけのこ、ちくわのピリ辛炒め」、「大根とベーコンのスープ」、「オクラ納豆」、「青梗菜のナムル」、「大根ステーキ」、「五目鮨」。

今夜のメニューは「卵とアスパラ炒め」、「たけのこ土佐煮」、「大根とツナのカレースープ」、「大根煮物(いただきもの)」。

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