2018年3月18日日曜日

泥にまみれようじゃないか

3月17日。星期六。              142/88。63.0kg。

 早朝キッチンは昼食用ゆで卵のみ。
 
 近所のスーパーへの買い物を早めに済ませ、庭作業。いちご畑のマルチングを済ませた。ブロックで仕切ったところのすぐそばに植え付けてしまったことを後悔することになった。距離をとってないことでマルチングシートを地中に埋めることが難しくなっちまったからである。で、シャベルの先で押しこむことで何とかしたことはしたんだが、つくづくさきのことを考えない自分の無能さを感じるんである。

 れんげの種をまいたポットの土を天日に晒した。結局ひとつも芽が出なかった。50円がパー。

 昼食は「汁なし担々麺」。北海道のメーカーのチルド食品。もやし・ゆで卵・長ネギをトッピングした。これに「明洞キムチ鍋」。これはもう定番となった。使用するは149円税別のキムチである。

 午後も庭作業。第5、6の畝のふるい作業を済ませた。残りは第1~4の畝。

ジョーを怖がらない鳥。
 作業中に隣人が食に関しての集会に参加した時の資料を持ってきて、その集会の中で家庭菜園を強く提唱していたことを教えてくれた。つまり俺がやってることが時代に乗っていると言いたいところなんだろう。で、興味もあったのでその資料を貸してもらった。
 パラっと見た中に食料品の廃棄率や輸入に頼っている日本の現状など、現在盛んにマスコミで取り上げられている記事があった。
 後で読んでみたところ、ほとんど耳や目にした内容だったが、その中に気になる記事が一つだけあった。最近の日本農業の生産品目の推移である。1985年と2015年の比較数値である。この30年の間に農家の作るものがほとんど減っている中で微増するものがあった。青梗菜、みず菜、ニラ、レタスやサラダ菜で、大幅増になっているものもあり、それはプチトマト、小松菜、ブロッコリーである。根菜がほとんどない。ってことは、最近の農家は泥にまみれる事嫌っている傾向にあるということがよく分かる。収益にも大きく関わることであり、汗水流して泥まみれになっても儲からないということなんだろうな。
 輸入する農産物は約6兆円/年で、4割近くをアメリカと中国から輸入しており、国内ではほとんど生産をやめてしまった物も多い。薬品まみれでも廉価な農産物を輸入して、日本の農業をしぼませながら、その半分を廃棄しているというのが日本の現状なんだ。
 こういう現実をつきつけられると、やはり自分で自分の食うものを作るというのが自然な気がする。

 夕食は「芋粥」、「豚肉とエリンギの塩とろみ炒め」、「おからの豆サラダ」、「赤かぶの甘酢漬け」、「もずくと正月菜入り納豆」、「大根の味噌汁」。
 白州~発泡酒から、ケイのにぃにぃが買って来たチリ産メルロー種とカベルネ種のワインを1杯づつ飲み、あまりの頼りなさにそれぞれ倉庫にお戻りになってもらった。で、代わりにスペイン産テンプラリーニョ種オーガニックワインを飲んだ。これも今では定番になったものである。お戻りになったものはグリューワインになるだろう。
 TV鑑賞は「寅さん」。初めて観る最終作品でありロケ地は奄美大島で、この撮影後に主演の渥美清は亡くなっており、確かにこの作品の中の寅さんは元気ない。目力がまるでなく、声も出てない。あのつばを散らすような啖呵はこの作品の中では見られない。無理をおしての撮影だったんだろうな。 あらためて合掌。
 続けて「アド街・芝編」。つい最近Wと行った増上寺周辺である。もっとも、これも俺の悪いところでなんとなく見てるだけといった観光であることから「三解脱門」のいわれもこの番組で知った。3つの煩悩は「貪り・怒り・愚かさ」はまさに俺自身を評するに言い得て妙だ。もっとも煩悩は3つで済むわけないんだが。
 酒を貪り、日本の食糧事情に怒り、堂々巡りの思案を繰り返す愚かさを露呈しながら10時過ぎにダウン。

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