2015年1月4日日曜日

初ウォーキングは七福神めぐりで

 例年の七福神めぐりである。今年は東海道七福神(品川区)を選択した。これもいつものことだが、出かけた後なんらかの忘れ物に気が付く。今回はお賽銭である。
 何年か前から財政事情が苦しい故、お賽銭は1社あたり1円と決めている。つまり7円携帯して出かけるわけである。出がけに郵便局で金を下したものの、7円をしっかり忘れた。で、現地調達を決め込み目的地を目指すことにした。

 さて一番目は品川から京急に乗り換え、新馬場で降りてから徒歩5分くらいの「荏原神社」。近くにマルエツのミニスーパーがあったんで、先にここにより7円のおつりが出るような商品を探した。いきなりありました。缶コーヒー2種類。税込113円也。レジのおばさん?に5円を1円に両替を頼んだところ、意外にもたやすく応じてくれたのにはちょっと驚きだった。現在はレジでの両替お断りの店が多い中、頼んだ後でそれを思い出し、断られるものと覚悟していたからである。「珍しい(彼女のセリフ)」両替であったらしい。ともかく準備が整った。

 参道には長蛇の列で、俺も普段は並ばないんだが、最初だからと思い一応並んだ。参道の脇に大きな恵比須さんがたっていたのを見て、こちらさんを拝みに来たんだから並ぶ必要性もないはずなんだが、と思いながら。
 それにしても2拍手した後、手を合わせてからの時間が長い奴らが多いのには閉口した。奴ら、大晦日に108の煩悩を消し去るよう祈ったはずなんだが、どうやら108どころじゃなかったようだな。祈願するのは煩悩によるところがほとんどである。身内も含め他人の幸福を願うなら、こんな混雑したところに祈りに来るはずはないからである。
 かくいう俺は神社や、ましてや寺で祈願などはしない。無神論者ではないが、祈りってのは、心の中で済ますもので、形に表わす必要はないと考えてるからである。葬式、参拝などの形式に意味を見出すことができない。これらは金儲けに過ぎず、わずかな時間の間に洗脳されちまったんであることを大きな声で批判する奴もあまりいないからな。が、まぁ、いいや。
 俺は今回から混雑した列の先頭近くまで行き、脇で拝礼することにした。

 近くの「養願寺(布袋尊)」、「一心寺(寿老人)」へ行く途中の旧東海道がいい雰囲気である。地図を見ると、ここの七福神は旧東海道沿線にあり、とてもわかりやすく歩きやすい。が、二つの寺はしけたものだったな。

 それに比べ4つ目の「品川神社(大黒天)」も立派なものだった。4つの神社にはそれぞれ立派な能舞台もあり、生えている木も樹齢何百年というこれまた立派なものだ。品川神社では准勅祭神社というのを覚えた。明治天皇が選別したという格式高くなった神社である。6月の例大祭には来たいものである。その時には必ずやお賽銭を.....。ここでは宝物殿もあり、ここでは能面も飾られており、「二の舞」のいわれなどを学習した。奈良大生に戻った気分である。

 用意した7円、ここも長蛇の列ができており、賽銭箱までたどり着くには時間がかかりそうなんで、やめにしたが、寺には賽銭を渡さない(大の寺嫌い)んで、結局最初の荏原神社での1円しか減らなかった。
 青物横丁まで歩き、五つ目の「品川寺(毘沙門天)」。ここじゃ毘沙門天を探すのにえらく苦労した。境内に七福神全部そろっていやがるし、名前のついてない立像があったりして。結局本堂の奥にあったんだが、それにしてもわかりにくい。さらに立会川まで歩き「天祖諏訪神社(福禄寿)」。
 しながわ水族館を過ぎて、大森海岸駅まで歩き、最後の「磐井神社(弁財天)」。

今まで気が付かなかったのがふしぎなくらいだが、今回初めて寺にも鈴があり、名称が神社と違うだけということである。神社で鈴を鳴らし神様の気を引くというのは、なんとなく幽玄なところがあって納得してたもんだが、寺だと実在したと思われる御釈迦さんにおいでを乞うというわけになるんじゃないかと、ちょっと気の毒な気がした。寺では「鰐口」と呼ぶそうである。やっぱり寺には不似合いだ。

 関係ないことだが、「コインシャワー」ってのを初めて見た。100円でシャワーを浴びることができるらしい。これじゃあ銭湯がますますすたれちゃうんじゃないか?そういえば今回銭湯を見かけなかったっけ。

 今回の七福神めぐりは、終わってからのほうが歩いたんじゃないかな?大森海岸から高速道路を渡って流通センターまで歩き、モノレール羽田線で第一ターミナルへゆき、「ブルースカイショップ(JAL)」で買い物した。これは宮古島パック旅行についてきた買い物券を旅行中に消費できなかったものを使いに来たんである。三千円分は「さば焼き押し寿司弁当」、「崎陽軒のシュウマイ真空パック」、「なだ万のおかき」となり、三百円ちょっと足が出た。それにしても、最初間違えて出発ロビーに入ってしまったんだが、ひとの多いことったらなかったな。ずい分歩いてしまった。

 羽田から京急を京急蒲田まで乗り、JR蒲田まで歩き、ここで「ユザワヤ」で買い物した。実家でブロックをホームセンターへ買いに行き、トラックの積み下ろし時に、ダウンジャケットにちっちゃな穴を作っちまったんで、そこに貼るワッペンみたいなものをさがしに来たんである。目的にかなったもの(黄色の星)があったんで、それを持ってレジに並んだんだが、ここでは神社より待たされたな。

 そこから大井町までJRで移動し、駅近くの阪急にある「アンリ・シャルパンティエ」で「フィナンシェ」を買った。ケイの兄に食べてもらうためである。多分ここのが一番うまいんじゃないかと思ってるんだが、どうだろう?一個141円。5個で702円。バラで買ったんだが、陳列してあるものに5個入りの箱売りがあって、やはり702円。和菓子などでは箱入りだと箱の料金が加えられているものが多いが、ここでは割安になってるんで驚いた。さすが関西である。客がうるさいんであろうことが容易に推察できる。

 夕食のメニューは「さば焼き押し寿司弁当」。発泡酒~日本酒~ウイスキーでダウン。



 


 

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