2013年9月9日月曜日

ひたすら食う....週末記

 7日、浅草の天ぷらの老舗「大黒屋」へ同居人、その兄と3人で行ってきた。俺にとっては約40年ぶりとなる。
 当時山本嘉次郎(映画監督)著の「東京食べ歩き」とかいうイラストマップを持っていて、結婚する前のデートで何回かお世話になった。そのうちのひとつが「大黒屋」だったのである。ごま油のみの使用にこだわった、本来の江戸時代の味の継承を自負する名店と紹介されていたような記憶がある。ランチで行ったのだが、それでもアルバイトで稼いでた身としては結構な値段だったんだと思うが、衣の黒さにちょっと驚いたことくらいで、味のほうはさっぱろ覚えていない。連れの女房が美味しいと言った記憶もない。まずかったのかな?

 しかし今回は衣の意外な白さに驚いただけでなく、美味しさに大いに満足した。すぐ近くの本店よりメニューが多いとのことで、別館で食事したのだが刺身も良いし、定食などの料理の出し方のタイミングも良い。候補店は「葵丸進」、「中清」、「三定」だったが、その中でも江戸らしい雰囲気を楽しめるのではないかと思いごま油の「大黒屋」に決めて、3人で行く「江戸の食を楽しむ贅沢ツアー」の第一回目は大成功だった。

 次回は築地周辺での「寿司」である。我々にはスカイツリーなどの観光名所は無縁なようである。


 その日は夕食の心配がなかったので時間にかなりゆとりがあり、9日が同居人の誕生日ということもあって、彼の好きなチーズケーキを作った。ベースは奈良市内のスーパーで買ってきた森永「チョイス」である。初めて入ったスーパーで目に付いたのが、特売をしていたこれであり、何と100円でお一人様限定10個まで買えたのである。翌日東京に帰るのに、いくら軽いものといえどもさすがに躊躇したが2個買った。本来なら間違いなく10個買っていたな。なぜ躊躇したかといえば、さらに前日に近鉄奈良駅近くの成城石井で「奈良店限定」のメープルクッキーを2箱買っていたからであり、そのとき既に旅行バッグはほぼ満タンだったのである。これも298円という魅力ある値段だったのである。しかしまさか奈良くんだりまで来てこういう買い物するとは思わなかった。
 もっとも奈良にはうまいものなし、と言ったのは地元の人である。俺もそう思う。

 さらにりんごを大目に買ってあったのでアップルパイも作った。こういう土曜日の過ごし方も楽しいものである。

 日曜日はかねてから予定していた卒論の書き込みの2日目。本題の地元の文化財の列記だが、ほぼ資料の丸写しなので、進行が早く午前中に予定量をこなしてしまったので、午後はだらだら過ごした。

 夕飯のメニューは「豚肉とインゲンの味噌豆板醤炒め」、「しょうが・梅(酢)ごはん」、「とろろ汁」、「なすの冷菜」。
 最後の茄子料理は土曜の新聞に掲載された韓国料理で、蒸した茄子を氷水を張って、網をかけたトレーの上でうちわを使って冷ます、というちょっと面倒な作業を伴うものである。しかし仕上りは書いてある通りで、なかなか美味しいものになった。二人にも受けたようである。

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