2020年4月22日水曜日

おらさ東京行くだ

4月21日。星期二。                 114/75。63.0kg。

 今日の新聞で驚いたのが、院内感染が発覚した病院で、その後職員全員がPCR検査を受けていないことを告発した医師の記事である。あまりにも当然と思われることが行われていない事実は衝撃だった。当たり前のことを当たり前にやってくれよな。

 変死11人がすべてコロナウイルス感染症だった、という記事も衝撃だった。目の前で突然倒れた人がコロナウイルス感染症だったんである。「大丈夫ですか?」なんて声がけしながら、救命措置も出来ないじゃん。

 マスクも郵送だし、10万円も自主申告で、その申告書も郵送だということから、今月末から来月はじめ(ゴールデンウィーク真っ最中)には東京に行くことになるな。

 植草さんの本では三歳になる息子に、タイムズ黒人コラムニストの父親が書いた手紙を本にしたものを紹介していた。「マルコムX」を取材したことで彼に影響を受けて、黒人としての生き方を悟ったことを伝えるもので、父親としての役目を完璧にこなしているさまは感動的だった。

 今日は買い物なし。

 早朝ロードショーは「タリーと私の秘密の時間」。2018年ジェイソン・ライトマン監督・制作作品で主演のシャーリーズ・セロンも制作に名を連ねている。南アフリカ出身の彼女は多くの作品の制作に関わっている、現在売れている女優の一人だ。「ヤング≒アダルト」に続くコンビ作品。
 ほろ苦い現実を描いている点では続編と言ってもいいかもしれない。もっとも設定は全く別の話だ。
 予期しなかった三人目の子供を授かったことで、発達障害の長男を抱える母親が、初めてベビーシッターを雇うことで起こる変化とその顛末を描く。夫に頼らず、すべてを完璧にこなそうとする主婦の苦悩と妄想が引き起こすドラマはダークファンタジーとも言えるだろう。
 脚本がめちゃいい。ディアブロ・コーディは「JUNO/ジュノ」と「ヤング≒アダルト」の脚本家だ。数は少ないがどれも傑作だ。
 劇中、出産後のオムツ姿を見せるシャーリーズ・セロンはこの作品のため50ポンド体重を増やしたそうだ。役者根性だよね。確かに産後のお腹はすごい。このままアトミックブロンド」は演じられないよな。
 更に驚いたのが劇中流れた曲のひとつの「007は二度死ぬ」のカバーだ。劇中に他の映画の主題曲が流されるのを聴くのはもしかすると初めてかもしれない。これがストーリーとの関連性もありすごく良かった。
 育児で苦闘するお母さんにおすすめの1本である。

 昼食は「魯肉飯(ルーローファン)」。牛丼の豚肉版で、台湾あたりのファーストフードらしい。八角臭がすごい。使った豚バラの油がギトギトで、ケイのにぃにぃが音を上げ、半分以上の肉が返品された。俺には大満足の逸品だったんだが.....。これにダシダだしの「わかめスープ」とキムチ。

 午後のロードショーは「グレース・オブ・モナコ 后妃の切り札」。2014年。題名通りハリウッド女優グレース・ケリーを描いたものであり、ニコール・キッドマンが演じている。
 フィクション的要素が強いらしいが、モナコに関しても詳しくないのでその辺は分からないが、物語としては面白く出来上がっている。というか無難に仕上がっている。
 「マーニー」の出演に関してのエピソードとヒッチコックとの関係や夫婦仲、フランスとの葛藤などがうまくまとまっているが、描かれる人物像はすべて漫画的だ。
 ニコール・キッドマンとシャーリーズ・セロンが共演する「スキャンダル」も楽しみな1本だ。

 最後は「500頁の夢の束」。2017年ベン・リューイン監督作品。スタートレックおたくの発達障害の女の子をダコタ・ファニングが演じる。大きな音が苦手なのは「タリーと....」の発達障害の長男と同じで、主人公が交通事故に合うのも偶然同じ。
 「ワンス・アポン・ア・タイム....」にもちょい役で出ているダコタ・ファニングは若いのにキャリアも長く、妹(エル)と共に先が楽しみな女優だ。
 自身が障害者だということを今回知った監督だが、追いかけようと思ったら年齢が74歳で、しかも製作数は5.6本しかなく、本邦公開作はこの作品のほか1本しかない。それにしては今作は若々しい。

 夕食は「納豆と長芋のグラタン」、「ポテト・ビネガーソテー」、「キャベツ・人参・ベーコンスープ」。どれにもイタリアンパセリをかませたが、スープに入れる量が多すぎたらしく、ケイのにぃにぃから苦情が出た。
 発泡酒~ハバナ・クラブ~ブルガリアワイン~ハバナ・クラブをちびちびやりながらビートルズ・アンソロジーを聴く。
 ブルガリアワインは決してまずくはないが、ワインらしくない。色もまさしくブルガリアローズだ。久しぶりに飲むラムがうますぎたんで飲み過ぎて?時に沈没。
 

 

 

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