2015年5月15日金曜日

川島監督特集第2夜

  昨日の午後はダンス教室木曜クラス。
 タンゴのスィーブルのタイミングの取り方がやっとわかった。
 「スロー・スロー・と」で間をおかず「スロー・クィック・クィック・スロー」。
 あとは音楽に先生の号令の有無にかかわらずあわせることができれば完璧?
 ワルツに比べるとタンゴは難しい。

 ルンバは相変わらず全員のタイミングが合わない。これは何人かが人のステップを盗み見ながら踊ってるからであり、ルーティンを覚えていないことによるものである。
 本番(パーティなど)なら問題ないんだが、このクラスの先生もそろわないことに関してはうるさい。

 帰りは南千住から自宅まで歩くことにし、途中二軒のスーパーに寄る。香菜が切れたからなんだが、初めの店は売り切れ、次の店ではあることはあったんだが値段があまりにも高くなってたんであきらめた。相場の倍の390円。これには手が出ない。

 夕食メニューは「鶏手羽とごぼうの酢煮」、「きのこたっぷりのキムチスープ」、「ぬか漬けキュウリと茄子」。

 食後梅酒の水割りをちびちびやりながらYouTubeで映画鑑賞。

 この日も川島雄三監督の2作品。

 「還って来た男」。1944年。戦前の作品だが、検閲を潜り抜けた割りに愛国主義は前面に出ていず、主人公の博愛主義が前面に出ている。
 テンポよく、軽妙なセリフ回しは気持ちが良い。カメラの動きもいいし、とても古さを感じさせない。

奈良を出したり、笠さんを使ってるところなんぞ小津さんを思い起こさせるが、まったく静と動という対照的な二人だ。もて男佐野周二は「とんかつ大将」と同じく医者役。田中絹代は純情可憐なヒロインだが、ここんとこ溝口さんによる汚れ役を見せられてたんで、あらためて彼女の良さを発見した思いである。
 戦中にもこんなに面白いものを作っていたんである。しかも67分の作品だぜぇ。

「洲崎パラダイス赤信号」。1956年。これも面白い作品。テンポの良さは不滅だな。舞台は江東区にあった赤線入口。つまり赤線地帯に身を落とす手前の赤信号で踏みとどまるという話だ。性悪女の新珠三千代がいいね。
 これも81分の作品。「泥の河」とならんで川沿い映画の傑作だと思う。しかし現在、この題名でお客さん入るかなぁ?

ちょうど12年違いの2本の作品の共通点は雨をうまく使い、作品に弾みを付けさせてるところだ。
YouTubeにはまだ彼の作品がありそうだし、まだまだ楽しめるなぁ。

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