2015年5月13日水曜日

とんかつ食いたい

 クラス会の案内が来ていた。この10年の間、何度か案内が来ていたがすべて欠席している。
理由は会いたい人がいないということになるかな。本当に会いたい奴はもうこの世にいないということが多くなるのは経年変化?ということでもある。それと5千円以上の会費を払うなら自分で選んだ店でゆっくり飲んだほうがいい時間を持てるからである。
 そういえばちょうど10年前、手に入れた1枚のCDを熱心に聴いていた。それがS・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」である。昨日MISYAの番組で彼のライブステージの感想が流れてた。なんでもこのアルバムの全曲を再現するツアーなんだそうだ。

 40年前に発売されたこの傑作アルバムから何曲もヒットチャートに出たが、その中にあって地味な1曲が好きで何度も聴いたっけ。「knocks me off my feet」。俺の足元をすくわれる、というような意味だが、邦訳題は「孤独という名の恋人」。ヒットはしなかったし、リクエストなどでかかることもほとんどないので、たまに聴きたくなるとCDを引っ張り出す。それにしても正確になぞるツアーらしいんだが、これもCD化されるんだろうか?されるとしたらクラス会会費をこれに当てよう。会いたい人に会えるような気がするなぁ。

 昨日は午後、久しぶりのダンス教室火曜日クラス。名簿からも名前が削られてたっけ。弓道をやってるころの火曜日は開始時間に間に合わなくなるため、このクラスはさぼりがちになっていたんである。まだ正座ができないため弓道に復帰するまでの間、このクラスに参加しておこうと思う。

 4か月のブランクはほぼ心配することもなかった。やれやれ。

 夕食は「鶏肉のレモン蒸し」、「きのこ類のトムヤムスープ」。これを「レッド・アイ」で。

食後の映画鑑賞はストックがなくなったんで、YouTubeで川島雄三監督作品の2本立てを鑑賞。「とんかつ大将」。1952年作品。「とんかつ一代」。1963年作品。両作ともシナリオを読んでいて、ストーリーは頭に入っていたんでじっくり細かい部分も鑑賞できた。「とんかつ」は共通だがまるで違う内容であるが、90分ちょっとの中での多彩な人物の活躍は共通で、もたつくことなく一気に大団円となる。
 舞台は浅草、上野と限定されているにもかかわらず、話の広がりが楽しめるのは脚本の力だけでなく、撮影や編集の力によるのは明らかである。とにかくうまい「とんかつ」だった。
 両作の間隔は10年で、その間何本も作品を生み出しているが、テンポ(川島調とよばれるもの)が変わらないのはすごい。



 

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