2013年8月2日金曜日

よしっ!だるい酒場放浪記

 二日酔いである。かなりひどい。上半身がアルコール漬けで下半身はマヒ状態である。

昨日は朝一で健康診断の結果を印刷されたものを受け取りに行き、その結果のあまりの良さに祝い酒をたっぷり飲むことに決めたので仕方ないことではあるが。

 ありえないこと?
2年前の結果と比べて、
 背丈  169.9が170.6
 中性脂肪  129が53
 ウエスト    79が76
 善玉コレステロール  73が84に  唯一悪玉コレステロールが151から152に上がってたんである。このほか体重が3キロ減ってるし、60歳平均値からすればかなり優良な高齢者になれそうである。
  


 で、昨日はTと立石で飲むことになってたんで、時間がたっぷりある俺は午前中に小山弓具店へゆがけの修理を頼みに行き、青山の国連大学へ行った。ここにユネスコの東京事務所があり、換金不能の外貨を献金するつもりだったんである。ところが受付で事前予約がないと、事務所に行けないどころか、ここでは献金も受け付けない由を伝えられた。
 ユネスコっていうイメージからもっと解放的なものを勝手に思い込んでいたが、実際は結構ガードがしっかりしてる組織なんだな、と思った。
 献金受付は高輪プリンスのすぐ近くだった。昼前に帰宅したかったんで、今回は断念して渋谷まで歩いた。渋谷はくそみたいだった。地形が窪地で、まさにごみが集まるようなところなのに、ごみのように人が集まっているんである。40年以上前には渋谷全線座、東急名画座に通ったもんだが、その映画館も今はない。まさに無縁な土地となったもんだ。

 午後は立石から四つ木までの一駅散歩。4時前に銭湯を発見したが、ちょっと早かったんで、さらにぶらぶらしてたら今度はなかなか見つからない。とうとう立石に着いてしまいそうになってしまったんで、商店街の出口?を見つけて、そこから駅の反対方向に歩き出した。
 商店街の延長線上に銭湯はあるという確信があるからである。はたしてそれは外れなかった。10分くらい歩いたところで洗面器を抱えた男性を見かけたんである。その男性は風呂上りらしく見えたんで、そのたどってきたであろう道を探ってみたら、ありました。
立石はかなりディープな土地である。葛飾自体が川に挟まれ、閉塞感が漂うところである上に、しがみつくように住んでいるという悲壮感が漂ってるんである。そういう意味では東京23区はすべて似たようなものなんだが、葛飾にはより強く感じるんである。昔住んでたからなんだろうか?
 立石には古い店が多く残っていた。たとえば鰹節店とか麻袋店(あんまりにも珍しい)とか商業地らしい感じだが、四つ木に入ると様相は一変する。
 町工場があちこちに残っていて、今騒がれている大田区のそれと趣が酷似してる。が、再開発が進みランドマークになりそうなほどの建物が、実は都営住宅であったりするのも、ここならではって感じである。
立石初体験は「江戸っ子」で。もつ焼き専門店でかなり有名な店で、昨夜も満席状態だった。一本80円という価格も魅力だが、出された「しろ」のボリュームには、衝撃的でちょっと絶句状態になっちまった。これ一皿(4本)と煮込みだけで延々と飲めた。
 風呂上りの缶ビール、立ち食いそば屋のてんぷらうどん、「江戸っ子」のもつ煮としろ4本と瓶ビール2本に限りなく飲めそうだったハイボール。これで終わってりゃ二日酔いもこれほどにはならなかったであろう。
 Tとぶらぶらしたのが運のつき。フィリピンから出張してきてた?女性が待ちかまえてた店にはいいたところから記憶が定かでなくなった。気がつけば自宅のベッドの上である。同居人の証言では帰宅は2時近かったのこと。多分飲みすぎ、乗り越しすぎで最終的にタクシーのお世話になったというところだろうか。財布の中身から推測するにほぼ間違いないだろう。それにしても東京ディープ散歩はやめられない俺って、やはり病気なんだろうか?健康診断の検査項目に増やして欲しいものである。「酒癖」。

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