2013年8月17日土曜日

青春18切符 その四

 8月7日、渡し船で向島へ渡った。3つくらい会社別に船があるようで、どこが違うのかわからないんだが、値段も60円から100円まであり、違いを聞きそびれてしまった。
 ただそのうちの一つの乗船場の看板表示が面白かった。時刻表のところに、ある時間帯が「ひんぱんに運行」と。

 洗濯物が多くなり、短パンとTシャツを尾道商店街で購入しようかと迷ったが、早めに広島へゆきコインランドリーを使うことに決めた。

 尾道~糸崎~広島。30分くらいのところで眠ってたらしく、車掌に起こされる。乗車券拝見だってさ。今どきカードだろう?
 広島に近づくに連れ、家の屋根が茶色が多いことに気がついた。南に向かってるという実感が湧いてくる。気温も上がることに覚悟したな。

 広島からひと駅の横川のホテルに到着。体裁はホテルで、ホテルらしい部屋ももちろんあるが、今回俺が利用したのはホテル内ゲストハウスで、料金も格安の1680円である。
 コインランドリーで洗濯を済ませてから広島繁華街を、路面電車を利用して散歩した。公共施設は豪華だなぁ。特に広島城から望む市民病院やなんとか高校など。
 繁華街は吉祥寺みたいな感じだったが、銀山駅から原爆ドームまでのメインストリートと言われているえびす通りはすごい!シャッター通り商店街垂涎モノだろう。

 ドームの手前で雨がぱらついてきたが雨の色は黒くなかった。

 ドームに着き、京大生の署名運動を受け、サインしたあとカンパもしちゃった。俺ができる反原爆運動である。



 さて、夜の一軒目は横川駅近くのラーメン屋で野菜炒めとおでんでビール2本。両方共あまりうまくない。認知症らしき老婆の客の食ってるさまを見てたら、ビールまでまずくなってきたので早々に引き上げた。
 二軒目はホテルから近いところにあるお好み焼き屋。ここでビールと燗酒2合。亀齢。地酒である。とても美味しい。
 この店は店主の遊び心がちょっとづつ出ていて面白い。例えば看板。「特にとりえのない店ですが、カープの試合でも観ながら飲んでください」。
 メニューにも「冷やして切っただけのトマト」。「ヨーナン(ようなもの)」。後の方はまるでピザであるとの事だった。
 仕事ぶりもキビキビしてて、柔和な感じも好感が持てる。

 注文は「大根と砂ずりの煮物」、その「トマト」、「もつの炒めもの」とシメの「広島焼き」。広島焼きにも種類が色いろあることを聞いてはいたが、興味が無いからこの店の何々風というものからして憶えてない。
 隣席した地元の客に尋ねたら、お好み焼きはごはんであり、決しておかずではないとのこと。これを聞いて広島人はまともであると確信した。これやたこ焼きをおかずにして飯を食うどこかの県民とは違う。しかも広島駅近くにどこかの県民の大好きな球団のグッズショップがあり、これを容認してるようでもあり、広島人は温厚な性格の人が多いのかも.....。

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