2012年12月26日水曜日

年内最後のスクーリング終了 後日談その壱

高の原駅で聞いて、向かった先は「新今宮」である。
近鉄「鶴橋」(ここも今回の目的地である)から接続してるJR大阪環状線(=山手線)で「新今宮」へ。
 降りてすぐ見つけたホテル「サンプラザ」にチェックイン。
ホテル?   いや、アパートであった。
つまり日雇いやその方面の人たちの定宿あるいはアパートであった。

とった部屋は4階。フロントで選択させられたとき4.5.6階を提示され、上に行くにしたがって高くなる。高くなるといっても100か200円位のもんであるが、上はWIHIが使えるそうだ。

 使わないから4階にしたところ、部屋は3畳あるかないかの広さで布団がひいてあった。
せんべえ布団が進化したもので「ぬれせんべえ布団」であった。
 これにものすごい土色した(木糞色)の枕カバーの小さい枕。そして干からびたキャベツ色した薄い掛け布団。

 暖房がなかったら凍死したかもしれない。

TVは付いていたが、ふだん見る習慣がないからどうでもよかった。

あぁっ、今頃実家では同居人とその兄はKF「チキン」で、俺は「キチン(木賃)」だぜ。



おまけにゴキブリの洗礼も受けちゃった。



さて夕飯である。
5時前だったんで時間があるし、せっかくだから通天閣に上った。
こんなもんに25分も待つんだぜ。
家族よりカップルや若いグループが多かったな。
その列の中で劣悪な関西弁の騒音に頭痛を覚えながら並んじゃった。

夜景はそれはそれは美しいものでなかったばかりか、荒れ野に何本かのブタクサが生えてる様な感じで高層ビルが建っており、なんとも不調和な景観がひろがっていた。

降りたところは難波で見たような趣味の悪い装飾と呼び込みが通路を邪魔してる飲食街である。
ここからJR線の手前にそびえたつ「巨大銭湯」の間の100mくらいの距離にうじゃうじゃ食いもんやが並んでいるのである。

圧倒的に多いのが「串かつや」かと思ってたら、「居酒屋」のが多かったな。
それも「カラオケ居酒屋」なんである。
ほとんど店に客がいて、全部マイクを握った客がカウンター越しに45度上を向いて怒鳴っておった。   1曲100円なり。協定値段のようである。

これはここで一番の飲み屋街である「じゃんじゃん横丁」を越してさらに通りを越した先の商店街にある飲み屋でも様相はほぼ同じである。
客層もネクタイ労働者は見当たらない。



 数ある串かつやからお勧めをネットで調べてもらい、同居人の兄からメールしてもらった。
そのうちの「八重勝」は長蛇の列。「だるま」の本店も同じ。
「だるま」は支店が2軒あり、そのうちのじゃんじゃん横丁の端にある店に入った。
入ったときはまだ5.6人余裕があったが、15分くらいでほぼ満員。

とにかく客に対する要求が多くてうんざりするぜ。
「ソースの二度漬け」、「トレーの上で塩ふるな」、「キャベツは手で食え」、「どてやき(甘みのある牛煮込み)以外で箸使うな」、「1時間以上ねばるな、食ったらさっさと帰れ」など。

「9本セット」、「どてやき」を生ビール2杯で。
アメリカンフルト?のような揚げ物で、ソースがしょっぱい。
ちょっと漬けすぎたらしょっぱすぎて食えなかった。
食っちゃービールでゆすぐって感じで、とにかく下劣な食習慣であるといわねばならない。

お愛想したら何かバンドエイドのようなものをもらった。
後で見たら店の宣伝が載ってるシールだった。
いい年した親父にくれるものかよ!

しかしこうした下劣な食習慣が好きなんである。
また来ることがあればホルモン焼きの暖簾をくぐってみたいものである。


帰りは通りを渡って、これまた下劣な感じのパチンコやまがいの装飾したスーパーで買い物した。
遠くから見る限り、パチンコやである。店の屋号も「スーパー玉出」。

水、あんぱん、牛乳、りんご。これがあのアパートで迎えた朝に食うのにふさわしいものである。

その夜は9時過ぎには消灯したが、電車の音と駅のアナウンスがうるさかった。
何度か目が覚め、4時過ぎには起きてしまった。
なんともかび臭いような湿気を感じるこの部屋は、サイパンの安ホテルを思い出すが
外に裸で出てゆけないのが辛い。
 裸で出りゃ凍死するかもしれないほど寒かったなぁ、ついてるぜ、まったく..........。


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