2011年6月9日木曜日

大竹しのぶ礼賛

 今夜のメニューは「青椒ロウス(牛肉の代役がかまぼこ)」、「キャベツのザワークラウト」、「人参と絹さやのスープ」、「煮豆(既製品)」。どうも貧乏色が強い!旅行が控えてるんでけちってるわけでもないんだが、材料主体にレシピを選んだのと手軽さ(ジムへ行く時間が欲しい)でこうなった。

 まぁ、同居人には少し我慢してもらおう。料理人の体重増による緩慢な動きは結果的に両人にとっても良くないことが予想されるからである。

 貧乏色で思うことは昨日のニュース、中国人少年がipad欲しさに腎臓を売ったニュースである。人身売買も山村に行けばよくある話らしいし、格差社会と言われてる日本に比べるとやはり日本ではおよそ考えられない事件が起きている国である。
 潤うのはブローカーであり中国マフィアと呼ばれてる暴力団に違いない。そいつらも経済界のお偉いさんと通じてるに違いないし金が貯まるところはそういうところなんである。

 日銀にしたってたくさんの円を発行してるにもかかわらず市場に金が回らないとぼやいてんのも嘘っぽく聞こえて仕方がない。世の皆様はたんす預金などとまっとうなことをほざいてますが実際は闇預金なんじゃないかな。
 6億円強盗さん、次はそいう金をターゲットにしたらもっと額も多いかもよ。もっとも追っ手の怖さは警察の比ではないか。


 昨日観た「この自由な世界の中で」もいわば人身売買のようなものである。偽造パスポートで縛り過酷な状況で働かせ更にそのうわまえをはねるんだから。
 この手の話も昔からあり、身近なところではタイ、フィリッピンのホステスなどが社会問題になってたっけ。最近では女だけでなく男もいろんな国から入国してるから映画と状況はほとんど変わらないだろう。

 これで日本のヤクザはまた儲かるのに国の摘発がわずかなのって、やはり裏があるとしか思えない。こんなのすっぱ抜いたところで公表すんのも命懸けなんではと思う。

今日はプールで1時間スイム。やはり体を動かし始めると調子が良くなる。昨日も6時間熟睡である。

昼飯と食休みを利用して2本立て。
 「裸の島」。新藤兼人作品。瀬戸内海の小島に住んで農業を営む親子の話。淡々と2年くらいの生活を描き、子供を一人失いながらも生活を継続してゆくという、どうにも淡々がきつすぎて辛い映画でした。過酷な生活をこれだけ淡々と描いた作品としてはこの作品が初めてだったんじゃないかな?

 「キトキト」。母親役の大竹しのぶの映画である。筋はこの手の話の王道をゆくものであり母親以外のエピソードもあるが付け足し程度のものでしかなく、やはり見どころは彼女の演技である。北陸の地方都市を中心とした映画だが、彼女がたくさんの地方都市映画に出たら、きっと女寅さんと呼ばれるようになるだろう。すごい役者である。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿