2012年10月3日水曜日

「夏の妹」

 俺の旧姓と同じ女優の主演映画である。もちろんそれを意識して、昔映画館に足を運んだんではない。1972年公開の大島渚監督作品である。

 先月末からBS放送の何局だったか、10日間ぐらい無料であり、番組表をみたら大島監督と相米慎二監督作品が二つづつあって、そのうち「戦場のメリークリスマス」と「ションベンライダー」は未見であった。ついでにこの「夏の妹」と「セーラー服と機関銃」も見ちゃおうかな、と。

 40年前だから話はほとんど記憶がなく、りりぃがヌードを披露してることくらいしか覚えてない。もしかすると当時それがお目当てで見にいったのか?

 面白い作品だった。台詞の陳腐さは仕方ないとしても、当時の3人の脚本が若さに裏づけされたものと思えば作品の出来の質を下げるものではない。それにしても当時の沖縄は政治的なこと抜きにしても今よりいいところだったんだろうなぁ。ロケは主にコザが多かったが、国際通りの三越なんかも写ってた。殿山泰司が良かったなぁ。劇中のエロ話も良かった。裏方に荒井晴彦でもいたんじゃないの?今は亡き人ばっかだったな。佐藤慶、戸浦六宏、小松方正。個性派オンパレードだね。今日知ったのは創造社(大島渚の独立プロ)最後の作品なんだってことだ。


 ついでお隣の局は洋画専門で、ここでも何本か予約を入れといた。「牝猫と現金」、「女王陛下のダイナマイト作戦」。シリアスでないフランス産ギャング映画で同じ監督作品。同じ女優が出てる。ミレーユダルクである。この2作品はレンタルで見かけたことはないし、あればもう一度見てみたいと思ってたんで、まさにグッドタイミン。後者についてはテレビで放映時に見たか?それもはっきりしない。前者は映画館で見た記憶があり、どちらかというとシリアスないわゆるノアールものの映画だと思ってみたら、拍子抜けだったんだが、それが心地いい拍子ぬけっだた記憶がのこっている。

 今日はテキストを予定の60ページをチェック入れながら読んだんで、ご褒美に映画鑑賞券をいただいたようなものである。

 今夜のメニューは「さつまいもと長ネギや何やらのオイスターソース炒め」、「大根の味噌汁」、「かぼちゃの甘煮」、「キャベツとピーマンの温野菜ピーナッツソース和え」。

 1品多いが明日の弁当のおかず用の「かぼちゃ...」が多かったんで....。

2012年10月2日火曜日

月に向かって吠えた夜

 膝の調子が良くない。胡坐がかけないし、膝下がよくつる。
トレーニングどころではないし、気にしながらほっといて悪化したらやばいんで医者へ。

 結果はずばり「老化」。レントゲンの結果、痛みの原因がはっきりした。
シップの処方で1週間続けて治まらないときは再受診ということになった。
膝下がつることについては原因が多く、特定は難しいとのこと。適度なストレッチと適量の水分補給が肝要であるとのこと。水分の摂取過多は水中毒(初耳)になる可能性ありだそうである。

 そういえば昔、加山雄三のお母さんが水分摂取美容法なるものに心酔して溺死?したことがあったっけ。

 膝に負担かけない運動は水中ウォーキングとか泳ぐんだったら背泳ぎがお勧めだそうである。
背泳ぎを習った3年前、よくつったが、やはり泳法が間違ってたんだろうな。結局楽に泳げるようにならないうちに辞めちまって、今ではもっぱらクロールなんで、元に戻っているはずである。


 胡坐と正座はご法度だそうである。


 ということで当分ジム通いは休止。しばらくプールかぁ?


 昨夜は台風一過もあり、月がとてもきれいに見えた。同居人の情報で「日本酒の日」でもあるということで、コンビニにワンカップを買いにいき、自宅で月見酒としゃれた。
 ベランダから見えるスカイツリーはいつもと違う赤色のライトアップだった。後で知ったがあれはピンク色であり、「ピンクリボンの日」の記念行事だそうであったらしい。


 酔いが膝の痛みを忘れさせてくれたのも昨夜までで、今日は朝から痛い。椅子の上で胡坐をかく癖があって、その都度痛みが出るんでうんざりである。しかたなくごろ寝しながらテキストにでも目を通すつもり。

 昨夜のメニューは「さんまのヤムニョン焼き(コウケンテツのレシピによる)」、「アサリの味噌汁」、「もやしと小松菜とにんじんのナムル」、「新生姜の梅酢漬け(自作)」。

2012年9月30日日曜日

(三浦友和が良かった)台風クラブ

  午前中から順調に進み、「古文書学」のレポートほぼ完成!午後のおやつの時間前に、である。

 1冊の古文書大事典とネット情報とテキストだけで書き上げたこともはじめてだし、正味2日間というのも最短記録である。まぁ、合格するかはさておいてだが...。

 数日経ってから読み直し(音読)しながら校正をかけて提出する予定である。
何の教科だったか覚えてないが、音読することで句読点をつけるように指導を受けてからは忠実に実行している。我ながら良い学生だと思う。内容をあぁだこうだと言われる以前の段階で、採点・指導受けるのが辛い、というのが本音なんだが....。


 残りのレポート、あと5つ。予定では次の科目は「自然地理学」。一転して理系である。頭の切り替えが必要なため、今夜はアルコール消毒を実施するつもりである。

 ということでワインを買いに行こうと思ったら、外は強い風が吹き始めたんで中止して、在庫のビールで我慢することに....。



 今夜は「卵とブロッコリーのグラタン」、「レタス・きゅうり・ナッツのサラダ」、「さつまいものミルクスープ」。

 明日からは同居人用弁当の製作再開である。学校やるんだろうなぁ?
 

 

 

2012年9月29日土曜日

土曜の夜は僕の生きがい?

 休養充分である。今日明日は自宅にひきこもりレポート作成作業の予定。
必要な事典も昨日のうちに借りてきたんで、あとは食料さえ切れなければ外出することもない。

 あまりの天気のよさに、ちょっと外出の誘惑に駆られたが、そこはそこ、同居人もレポートに追われる身であり、隣の部屋で根つめて勉強してるのを感じながら作業するのもいいものだ。

 予定の半分くらいを埋めてちょっと休憩して思い出した。今日は土曜日である。最近通常のTV番組はおろか録画して映画を観ることもなくなった。奈良から帰ってからというもの時間にゆとりがなかったのも理由だが、観たいものがないのである。それでも土曜日は1時間だけ習慣のように「アド街っく天国」を観てる。しかもアルコール持参でだ。そこで気がついた。ビールの在庫がないことに。

 そうとわかれば即禁を破ってビールを購入しに近くのスーパーへ。ついでにイカげそ単品で売ってたんで、それと黄桃(この店では珍しい)を買った。両方とも同居人の好物である。彼女は俺よりもがんばってるんでごほうびのつもりでもある。まぁ、現役なんで当たり前と言っちまえばそれまでだが、とにかくハードであることだけは確かだ。それに比べ俺のやってることなんざ「やわらかさそのもの」である。


 今夜はビールのお供はポップコーンである。
 

2012年9月28日金曜日

錦糸町ツゥーイング

 二日酔いである。夕方近くになってようやく調子が戻ってきたところだ。
今夜は同居人の帰りが遅く調理の必要もないことから、手軽に済ませ、ビールから始めた。

 缶ビール1本でやめようと思ったら、冷蔵庫内に幅を利かせてる紙パックがあったんで
それを最終処理をした。正体は同居人が飲み残した梅酒(アルコール10%)である。


 これをちびちびやって、つまみをつついても面白くもなんともないんでさっさと片付けた。


 昨夜は友人Tと錦糸町で飲み会。1件目はタイ料理屋「タイランド」。ネットでも割と評判の良い店であることから選んでみた。なんせ錦糸町には10軒以上のタイ料理屋があるのだ。
それでも中華屋にはかなわないだろうが、食材店を含めてもかなりの濃さである。

 錦糸町もたびたび訪れるところだがタイ食材を買うことはあっても、飯を食ったことは今までなかった。楽しみにしてた店の味はどうだったか、というと...........。


 いわゆるフツー。日本化してることだけは確かである。人気の秘密はそこか?

「ムアンタイ」よりも安いし、肝心のビールも安いのが良かった。シンハー大瓶で600円、とても生ビールをたのむ気にならない。大体アジア料理屋ではビールが高い!
水商売の真髄を教え込んでる日本人がいるんじゃないか?と思うくらいだ。

 メニューもフツー。「蛙の揚げ物」があったんでたのんだが、やはり本国とはだいぶ違ったなぁ。
もっとも20年前に行ったときに食べただけだから正確な比較はできないだろうけど。

 二軒目は「三四郎」、老舗であり、ネットで必ず上位にランクされる店であり、友人Tのリクエストである。以前彼の勤務先が近くにあったときによく通った店である。


 日本酒と俺がしめ鯖で彼は煮込み?だったかな。とにかく日本酒になってペースが上がった。彼は日本酒が好きなんである。もちろん俺も好きだが、俺の場合はアルコール飲料すべてが好きだからTPOで飲みたいと常日頃思ってるが、昨夜のこの店は日本酒が良く似合った!


 というわけで二日酔いになったんである。
今夜は干し貝柱でだしをとったお粥。それにさば味噌煮缶。大根の梅酢漬け。


アンディウイリアムスが亡くなった。思い出多き歌手である。NHKで確か日曜日の夜6時ころにやってた彼のショウは、洋楽好きの兄の好みもあってよく見た。オズモンドブラザース(後のオズモンズ)もここから出たんじゃなかったかな。

フランクシナトラがゲストで出たときに、話題がお酒と断崖にあって見晴らしの良い別荘のことになって、そこで飲む酒が「オンザロック」って洒落を今でも覚えてる。多分英語を習い始めて初めて知ったアメリカンジョークだったかもしれない。

そのころシングルレコードに4曲入ったものが発売されていて、彼のはそれで買って、それこそ擦り切れるほど蓄音機(小型プレイヤー)で聞いたもんだった。曲は「ムーンリバー」、「酒とバラの日々」、「モァ(伊映画・世界残酷物語のテーマ)」、「ロンドンデリーの歌?」。最後がちょっと怪しいが、はじめの2曲は多分今でも歌える。英語の歌詞で歌えるのはこれだけでもある。
 いちばん記憶力が良かったころ聞いたからだと思うが、その力を通常の勉学(特に英語)に向けてたら、と思うと.......。まぁそんなこともないか。

 「ムーンリバー」は映画「ティファニーで朝食を」の挿入歌である。原作を読んでから観ると、あまりにも作り手の意思が強く見えすぎて、あまりの違いに驚く作品であり決して成功作ではないと思う。
が、Hマンシーニのこの曲は永遠のスタンダードナンバーになった。ベスト盤を1枚持ってる。

 そのベスト盤が一番働いたのが、亡き妻の病室でであった。末期がんの彼女は極端に歌詞ある曲を聞くのを嫌った。いわゆるイージーリスニングの類を好んだ。中でもこの曲が気に入っていて、それを知った長男がよくかけていた。
 妻が亡くなったその時もかかっていた。

そんなことがあって、しばらく聞けなかったし、聞きたくもなかったが、もうすぐ7年半経とうとしてるが、久しぶりにHマンシーニでなくAウイリアムスで聞いてみようと思ってる。
 ところで妻はAヘップバーンが嫌いであった。彼女が歌った歌でもあるんだが、妻はそれを知ってたのかなぁ?ヘップバーンの代表作といわれてる「マイフェアレディ」さえ歌は吹き替えなんである。
確かにお世辞にもうまいといえないし、彼女の声は決して美声ではない。それどころか決して美女ではない。それも含めて彼女の魅力だったのか?

 妻がヘップバーン嫌いの理由はいたって簡単。「マイフェアレディ」の主役の座を舞台のオリジナルキャストであるJアンドリュースから横取りしたことによる。
 しかしこれは誤解であり、夫であったMファラーの差し金であったことは公然となっている。妻の誤解を解くのも面倒くさいんでそのままにしてしまったが、それを超えて「ムーンリバー」は名曲であったということだろう。

 ちなみにひところAヘップバーンの大ファンであった。「戦争と平和」の劇場リバイバルの時は2回続けて観てしまった。当時は入れ替え制がなかった。今でもあのころのヘップバーンが一番美しい、と思ってる。作品的には「ローマの休日」、「昼下がりの情事」、「麗しのサブリナ」。

 特に「ローマの休日」は俺が生まれた年の作品であり、ハリウッド男優で好きなWホールデンが「第17捕虜収容所」でアカデミー賞をとった年でもある。もちろんヘップバーンもアカデミー賞を獲得してる。その二人は2回共演してる。「麗しのサブリナ」、「パリで一緒に」。「パリで一緒に」は作品の出来はともかく、二人が喜々として演技してる姿が好ましい。二人は本当に恋してたのかもしれない、と思えるほどだった。   蛇足。
 

2012年9月26日水曜日

見直した!聞きなおした!


聞き直した、とは普通言わないだろうが、ジョアンジルベルトは改めて聞き直した。

何曲も知ってる歌や演奏だが、何回も聴きなおしてるうちにボサノヴァに合う声なんだな、と思った。やわらかさをボサノヴァに求めるのならジョアンジルベルト、小野リサで決まりだな。

ナラレオンもいいが、やわらかさまでは到達しない。それはエリスレジーナならなおさらで、ボサノヴァから派生したものにはあまりついてゆけない。ある意味で進化も後退もない音楽のジャンルなのかもしれない。DNAが気になるんで次回はジョアンの娘のベベウを聞いてみるか?そういえばジャンってパン屋さんがあったけな。

安藤裕子という名をFM番組で聞いて、以前気になってた曲があったんで図書館検索したら結構あるんだな。早速借りて聞いたら、良かったのはその目的の曲だけで他はちょっと視聴に耐えなかった。ライナーノートを見たらその1曲だけが他の人の手になるものだった。しかも彼女じゃない歌手に歌わせたほうが良い曲になるんじゃないかとさえ思った。アイドルタレントに曲を提供をしていることも知ったが追っかける気はとうに失せた。



 疲れがたまってきたらしく、腰の調子もいまひとつぱっとしないし、長女が子連れで夕飯に来るって言うんでジムはお休みして、ちょっと早めに支度を始めた。
 食材は2人分を見込んで仕入れてるんで、こういう場合メニューを増やすことで対応してる。今日も通常一汁二菜を基本にしてるんで、二菜増やした。

「さつまいもご飯」、「根菜の味噌汁」、「鮭ときのこのホイル包み焼き」、「ピーマンと塩昆布の和え物」、「ちくわとえのきのきんぴら」、「湯豆腐」。根菜の味噌汁の材料が昨夜の筑前煮とかぶってることを同居人から鋭く指摘された。


 古文書のレポートは前途多難であることが判明した。今月中に終わらせることはほぼ無理!
自然地理学を先にするかどうか明日までに方針決めるつもりである。
 古文書はヘルプがないと無理かなぁ。先ほどネットで情報集めをしようと思ったら、テキストに沿った情報というより回答に近いものを探すのは困難でありそうだ。
 そういえば高の原でアパートを貸していただいたI女史も苦労した結果、同級生に頼ったという話をされていたことを思い出した。やれやれ。


 気を取り直し明日は方針を決めて、錦糸町で気勢を上げよう!錦糸町はタイ料理店が多いところでありタイ食材店も何店かある。そのうちの駅に近い店は先日映画の帰りにも寄った。
 明日はシンハービールでかえるの揚げ物でもつっつこう。

 



 

2012年9月25日火曜日

季節感ある食卓

 韓国の高齢者事情も大変なことになってるらしい。行き場のない高齢者の
公園に集まる光景は、日本と比べても異様である。
 だからって日本が恵まれてるか、ってことにはならない、ってことがわからん奴が
国内におよそ600万人はいるんだ。

 高齢者の不満が国政に向けられたら、少しはましな社会になるかな?

 状況は中国でも同じなんじゃないかなぁ。


わずかばかりの権力に対抗するものはどの国にもいない。
少数の社会に合流したい障害者と、集まっても少数の力にも及ばぬ反体制派。
残りは何も考えないでひたすら現社会に食らいついてゆくことだけを考えてる奴と
考えることもできない奴が大勢を占めてる限り、何にも変わらないんだよな。


 パンダにはリモコンがしかけられてんじゃないの?日本で死んで、すぐアメリカでも
死んでしまったということだ。仲悪くなるとスイッチひとつで死んでしまうんだ。
 あるいは外貨稼ぎのためにタイマーがしかけられていて、何年か経つと死んでしまう
様にできてんのかもしれない。
 今日買った松茸。980円だったものの処分品として300円だった。よく見ても痛んでる
様子が見られないところから買ってみた。夕食の飾りとして「松茸の焼き物」を追加。


 どうもあまり美味しくない。香りの少なさは仕方ないにしても、傘の部分がじゃりつく。
やはりこれにも何か仕掛けられてんじゃないか?と思ったらますますまずくなった。


 夕飯は「筑前煮」、「麩ととろろ昆布の味噌汁」。今日は明日完成の予定の
レポートが完成したんで、おかずをビールのつまみにしてお祝いした。