2011年10月26日水曜日

当世学生気質

陽気のせいだろうか。昨日の明け方、というより深夜耳元で蚊の羽音がして目を覚ました。
時計を見たら3時半。明かりを点け蚊の行方を追った。

その間約15分、見つからずじまいで諦めて眠気も冷めてしまったことから起きることにした。

いつものように過ごせばいつもより1時間以上早い作業となり、同居人が眠っていることもあり静かに掃除を始めたところベッドの下より追っていた蚊が飛び出してきた。

すぐに姿が見えなくなり諦め始めていたそのとき、パソコンデスクの横にじっとしていた蚊を見つけた。潰したら鮮血ではなくどす黒い血が出た。

前日同居人が蚊に食われたと言ってたから、多分彼女の血だったんだろう。


前日朝早かったせいなのか今日も早くに目が覚めてしまった。4時にベランダに出てみるとちぎれた雲が頭上に散乱していたがその中にたくさんの星を見ることができた。
 東京の空とは思えないほど綺麗な空だった。早起きは   得するものだ。


ラジオのニュースで今年に入って茨城県の人口が大分減ったとか。先日実家に行った折、駅の近くにあった”ブラショップ”が閉店していたことを思い出した。ブラと言っても下着の店ではなくブラジル人向けの食材などを扱う店である。
 減った人口のほとんどが外人だそうだ。ブラジル人も例外ではなかろう。2.3回行ったことのある店だがスイーツがすごく甘いのに驚いて店主に尋ねたらブラジル人の好みなんだそうである。

実家の周辺の文化の多様化は後退してしまったようである。


つづいて新聞の記事。3メートル未満の歩道の自転車走行禁止が決まり全国にも広がる気配があるようなないような。遅すぎる対応。毅然としない警察、行政その他お役所さんたち。

これって守れないっていうか、取り締まれないんじゃないのかな?携帯しながら車運転してたって取り締まれないのが実情だし、自転車に限定すれば傘差しながら運転することだって取り締まるって言ってたくせに取締をしている場面に遭遇したことは一度もない。きちんと罰則を設けた上でそれを国民に告知してから取り締まるべきではないのかな。いい加減であやふやな道路交通法、ここらで根本的に見直すべきである。
 別の欄では自転車用のナビが人気だそうで各社参入が見込めるようだと書いてある。ふざけた話で運転中に見て欲しいのは道路状況のみである。車だってそうだ。
 自転車で携帯にタバコに飲食、危険極まりない所業の取締もないのにこの上ナビである。普及を統制する官庁はないのか?業界から金もらって何もできない政党が政権握ってる以上何言っても無駄なんだろうなぁ。


今日は3ヵ月ぶりに放り出していたレポート作成に着手した。”法学”である。特に刑法についてのものであっただけに道交法に置き換えてみたら意外とスラスラ筆が進んだ。
 下書きが終わったんで明日の午前中に校正と清書を終わらす予定である。これをきっかけに次の科目に取り掛かりたいものである。基礎教養が終わればまだこうしたスランプに陥ることもないだろうと期待もしているのである。

3ヵ月、よく映画を観たがこれもネックになってるのも事実である。仕事も辞めたことから時間は十分出来たんで学業に専念しましょうかね。
 ってことで最後の1本に見たのが「秋刀魚の味」。小津監督作品。2度目であるが今回はよくチェックしながら観られた。
 まず東野英治郎が友人のMに似ていること。笠智衆がこれも友人のTに似てるんである。話し方とか所作とかがである。
 最近溝口監督作品を2本観て、この小津作品と比較すると、溝口の方は人間がいる風景がとても良いのに比べ小津の方は無機質な風景のカットが多く、これを良しとするファンが多いことも知ってるが好みではない。女性の描き方も前者の艶のあるのに比べ後者はやはり無機質で面白みに欠ける。
 ただそんな中でも笠の演技は素晴らしく、彼のための作品とよんでもいいくらいである。娘を嫁に出したあとの侘しさをセリフで説明する何十倍もこちらに訴えかけてくる。

 しばらく封印するわけでその最後にふさわしい作品だった、かな?

ところで今日の夕食のメニューは「秋刀魚の塩焼き」だった。
 


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