2011年10月23日日曜日

案外楽に死ねない

先週の水曜日の昼頃ジムを出ようとしたところで実家から電話があり、義父の死を知った。

医師の死の宣告が八日だったと思うが、十日も生きながらえたんである。多臓器不全も起こしていながら意識もないまま肉体は滅びなかったんである。

如何に”ピンピンコロリ”がむつかしいことかがわかる。本人は生前から(誰でものたまうが)ピンピンコロリを確信していた。この話題に触れると、まるで念仏でも唱えるように繰り返していたっけ。

延命措置は生前の希望で不要ということであっても実際には無意識になっても生かされてしまうんである。意識が戻る可能性がゼロであっても尊厳死が認められぬ以上やむを得ない現実がある。

彼は十日間度々痙攣を起こしながら、その姿を親族に見せながら生き続けたんである。


やはり尊厳死は早急に認められるべきである。家族に辛い思いをさせたくないと考えることは後期高齢者にとっての第一の権利になるべきだ。


あと何年生きられるんだろうか?自分の順番が来るまでに成立しておいて欲しいものである。

0 件のコメント:

コメントを投稿