2011年2月10日木曜日

ひと休みに映画でも

 久しぶりにDVD鑑賞である。どうも今回のレポートに乗り気がでないので気分転換になるかなと思い4枚も借りた。

 1枚目は”ダークナイト”。バットマンである。リメイクになるのかな?確かサイパン行きの飛行機で断片的に見たものであり、よくわからなかったんである。
 ゴッサムシティは前作の方がムード満点だったし、ジョーカーも好みで言えばJ.ニコルスンが良かった。悩み多きバットマンは本作、取り巻き連中は本作もすごいんでいかにバットマンがアメリカ人に好かれているかわかる。ただ娯楽作品としてみると、ここまでダークにすることないと思う。
 スターウォーズがあまりに無茶な話を娯楽作品に取り入れようとしたために失敗したように。ダークな主人公は娯楽にゃ向かない。せいぜいダーティーまでである。

 2枚目は”ポイントブランク”。1967年アメリカ映画。J.ブーアマンのデビュー作だそうである。レンタル屋の掘り出し物コーナーで見つけた。これは主人公がダーティーなんだが脚本が冒険したのか、監督が変えたのかわからないが非常にはっきりしない話になってしまっている。
 当時としてはかなりの野心作だったろうと思う。現在だったらスポンサーはつかないだろう。

 3枚目は”クレージーハート”。1昨年のアメリカ映画。主人公はアル中のカントリー歌手&ソングライターである。最近アル中ものがはやってんのかわが国の映画でも多いようだ。

 この作品の面白いのは製作にR.デュパルとJ.ブリッジスがからんでおり、彼らも出演しJ.ブリッジスはこの作品でオスカーを獲得してるんである。R.デュパルは”テンダーマーシー”でやはり落ちぶれたカントリー歌手を演じてオスカー取ってるところからして、なにか公式みたいなものを感じてならない。

 これもアメリカ人の好みなんだろうと思う。たとえば歌手を主人公にしたもの。そして人間再生もの。この二つはオスカー獲得の定石路線ではないだろうか?
 どちらにしてもおもしろけりゃそれでいいわけだが、この作品には少し無理を感じてしまい、”テンダーマーシー”ほど楽しめなかった。アル中からの復活劇とか子供に対して異常に愛情?を注ぐ母親の描き方なんかである。だがJ.ブリッジスの歌は良かった。アリゾナの空と音楽に免じて不具合は帳消しにしても良さそうな作品である。

 4枚目は”is A"。最近?の日本映画。無差別爆破事件の犯人である少年とその家族(特に父親)、爆破によって家族を失った刑事。これも脚本に無理があり、重要な人物の描写が足りずその分不要な場面とエピソードがあり、全体としても長い!やはりいいとこ90分の作品にすべきである。

 あまり気分転換にならなかった作品ばかりだった。

今夜は北千住で飲み会。久しぶりに会う知り合いであり、酒場放浪記でも4回取材された場所だけに飲むところは多い。少し早めに行ってぶらついてみよう。

 同居人の夕飯のメニューは”きのこと豚肉のとろみ煮”、”白菜とじゃこの和風サラダ”、”青梗菜とくこの実のスープ”。

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