2020年4月18日土曜日

時は金なり

4月17日。星期五。                127/89。62.6kg。

 確定申告提出期限が再度延期になったらしい。俺は一昨年より郵送しているので関係ないが、実家にいるケイのにぃにぃは毎年東京へ提出に行ってたが、今年はさすがにリスク回避のためネットで提出した。OSに問題があったようだが、それもネットを通して解決したらしいが、解説を受けた俺にはちんぷんかんぷんだった。
 それにしてもネットの力はすごい。ひきこもりには無くてはならない存在となった。俺の暇つぶし生活もネットの力を日に2.3時間甘受している。
 
 レンタルDVDはTV録画が20本近く残っているので利用してないが、コレはと思ったものはその都度登録しておくので、どんな作品がよく借りられているかという情報も確認できている。
 「コンテイジョン」がベスト3に入ってた。10年位前の作品で、俺は鑑賞済みだが、コレもカミュの「ペスト」同様の理由によるものだろう。俺は「復活の日」のほうが状況としては現在と近いような気がするんだが。

 地球全体が静かになっているそうだ。振動も減っているんだと。経済活動が縮小しているからだろう。が、車量が減って道が空いてるんで、すっ飛ばす輩が増えて死亡事故は逆に増えているんだと。
 状況を過去と比較することは間違ってはいないが、意味ないことのように思われる。これはいかに今までの経済活動が余計なものであったことを自覚するのに好機と思うのである。
 生きていくために最低限必要な行動は、自ずと過去よりダウンサイズされて当然なのであって、余計なものはすべて政府や富裕層にいいように手懐けられて必要以上の消費に疑問なく加担し、その利益を吸い上げられてきたんである。「ダウンサイズ」、これは年金生活者でなくとも考えを改めなければならない時なんである。

 食う、寝るそして.....。引きこもり&ダウンサイズのために、才能がないものには庭付き自宅があることは幸運であると思う。暇つぶしのネタが尽きないからである。まさに「晴耕雨読」は自粛対応生活そのものだ。ちょっと自画自賛過ぎかな?

 9時前に業務スーパーへ向かう。ところがコロナ関連のため、営業時間が変更されており、10時開店になっていた。1時間時間をつぶす環境ではないんで、日をあらためることにして24時間スーパーで用を済ます。

 昼食は「たけのこ炊き込みご飯」、「さやいんげんととき卵のお吸い物」。

 お隣の町のレンタルDVDショップにはケイのにぃにぃに行ってもらうことにした。リスク回避のためである。

 午後のロードショーは「バッファロー大隊」。1960年ジョン・フォード監督作品。原題は「ラトレッジ軍曹」。放題のイメージとはかけ離れた「法廷ドラマ」である。回想シーンで西部劇らしいシーンは登場するが、主題はあくまでも「黒人差別」であり、主演はジェフリー・ハンターが表向きで、実際は被告となるラトレッジ軍曹を演じるウディ・ストロードと言ってもいいほどの内容である。
 剛柔メリハリある脚本は、主軸たるものをぼかしてしまうきらいもあるが、娯楽作品重視の当時としてはやむを得ないだろう。それにしてもジョン・フォードにしてはかなり低予算作品だったんじゃあないだろうか?

 夕食は「タラの味噌漬け(自作)」、「ニラ玉」、「里芋の煮物」、「セリ入り納豆」、「さつまいもとタマネギの味噌汁」。

 発泡酒~焼酎のレモン汁入り水割りをちびちびやりながらケイのにぃにぃが借りてきたDVD鑑賞。
 「TIME/タイム」。2011年。一昨日観た「ガタカ」に続くアンドリュー・ニコル脚本監督作品。近未来、格差が具体的な形になり、命が「時間」として売り買いされ、その長さが貧富を示すという、「一発ネタ」ではあるが、非常に面白い発想であり、「ガタカ」とはまたひと味ちがう娯楽作品となっている。
 変化する人間社会が生む功罪を描く点が共通していて、この監督の傾向がそこにあるようだ。

 〆にウイスキー。9時半ダウン。

 

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