2026年3月23日月曜日

メジャーリーグか、センバツか。PTA、T・A。

 ちょっとあたたかくなったところで、昨年に引き続き、野球観戦が暇つぶしの中心となる。TⅤではまだ中継は始まらない代わりに昨年の再放送が良く流されている。ドジャースの試合が始まればTⅤはそのために存在価値が上がる。早くマンシーやフリーマンのプレイが観たい。スミス、ベッツももちろんである。そして、多くの人が期待する大谷選手の活躍だ。とりあえずセンバツで目ならしをしておこう。

 16にちはアカデミー賞授賞式を通しで観た。気になったのがptaである。「ワンバトル・アフター・アナザー」数多いノミネート部門の、どれだけ受賞するかが。今回はベニチオ・デル・トロが、レオナルドディカプリオとともにノミネートされていた。

 PTAは「マグノリア」以来のフアンである。つい最近も「PTA再入門」と題して何本か放送されていた。「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」や「ザ・マスター」「ブギーナイツ」とアカデミーには常連のように絡んでいるが、今回の作品も大いに期待がもてそうである。これまでで一番好きな作品は「インヒァレントヴァイス」だったが、原作者が同じであるということも実に興味深い。

 監督特集の最後がテオ・アンゲロプロス。突然BS放送で数本放映された。「霧の中の風景」「こうのとり、たちずさんで」、「蜂の旅人」、「狩人」。字幕を担当した池澤夏樹さんとのインタビューもあり、謎めいたシーンの意味を尋ねると、「自分でもわからない」と返答したのにはぶったまげたな。作品に共通しているのはギリシアの現代史が描かれていることであり、政争による長い混乱期がえがかれていて、その方面が好きな人には必見の作品群だろう。「蜜の旅人」には主演でマルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モローが出演してた。



2026年3月19日木曜日

監督特集ふたつ・みっつ。

 3月19日。星期四。偶然で監督特集となった。まずはロベール・エンリコ。

映画にのめり込み始めたころに出会った作品のフランス人監督。

 今回はそのころ観た映画の再鑑賞となる。まずは「オー」(1968年)共演がジョアンナ・シムカス。大好きな女優さん。原作がジョゼ・ジョバンニだから、フィルム・ノアールものだが、「冒険者たち」と同じく、青春無軌道ものに改変されている。どちらもほろ苦い結末となっている。「若草の萌えるころ」(1968年)主演はジョアンナ・シムカス。叔母さんの死がまじかになり、辛くなって夜のパリを彷徨する娘のお話。原題は「ジッタ叔母さん」。

「蜂蜜と遠雷」(2019年)「ある男」(2022年)と続いたので石川慶特集となった。後でわかったのは「ARC・アーク」(2021年)という作品も彼の監督したものだった。芳根京子、中村ゆりという好きな女優のキャスティングで選んだ作品だったんだけれど。しかも新作が「遠い山なみの光」だというので注目している。カズオ・イシグロの短編小説で訳も良く素晴らしい小説であり、映画化の話を聞いたときは「生きる」に続いて脚本も手掛けるのだろうと大いに期待していた。キャストに三浦友和さんまで加わってるんである。

 懐かしの映画祭は「スターウォーズ」。第1作・エピソード4は何度観ても面白い。

「トニーローム・殺しの追跡」1967年。何でも屋のゴードン・ダグラス監督作品。フォックスとしてはなんとかシリーズもので稼ぎたかったんだろうが、映画離れしていた観客はそう簡単には戻ってこない。続編「セメントの女」まで作ったが、そこまでで破綻。翌年同じシナトラを使ってちょっとシリアス味を加えた「刑事」も作ったが、これもダメ。このあと、シナトラの映画は日本で公開されていないと思う。「刑事」では、ジャクリーンビセットも出演して「殺しの追跡」の主題歌はナンシーが歌っていたにも関わらずダメだったのはフォックスとしても痛かったに違いない。ま、60年後半、70年初頭の作品は懐かしい。またレンタル屋を漁ってみよう。



































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2026年3月5日木曜日

いつまで冬やってんだよ?

 [3月5日、星期四。サミー朝だった。

「痛くない死に方」2021年、伴明監督作品が良かった。在宅医の原作の映画化で、在宅医療現場の過酷さや、終末期に対する緩和ケアのありかたなど、エンディングノート同様用意と覚悟を考えておかねばならぬ問題を扱っている。ロケが杉並区や板橋区の病院などが使われていた。劇中、主人公の先輩医師のセリフが強烈な印象を残した。医療技術の発達による死に方のタイプを「枯れる死に方」「溺れる死に方」というものだ。後者は管などを通じて点滴や薬品を投入したうえでの死であることは察することができたが、「枯れる」死に方の方が当人にとっては「痛くない死に方」であるという。現代の医療の在り方についても提言が及ぶ、まじめな作品だった。

 亡くなる時の演出や、監督による脚本も素晴らしかったが、主演演じる柄本佑が非常に良かった。今後の活躍が期待できる俳優だ。

二度目の鑑賞だが「美しい夏・キリシマ」(2003年、黒木和雄脚本・監督)天皇の名のもとに死んでゆく国民の哀れさを率直に描いた傑作である。

 かとおもえば、くだらないものも多かったな。「マルティナの海」「ハンズオブストーン」。後者はボクシングものだが、パナマ人とアメリカ人の確執がベースとなっていてありがちなロッキーものとは一線を画すが、それだけの話。ロバー・デ・ニーロがトレーナーを演じるのが見ものだった。自身がリングに立ちたかったんじゃないだろうか?「レイジング・ブル2」とか?

アナ・デ・アルマス出演作特集の1本だが、この使い方はもったいない。

「ミシシッピー・バーニング」(1988年、アラン・パーカー監督)かなり久しぶりの鑑賞である。公民権運動家3人の失踪を操作する刑事ふたりを待ち受ける南部白人の執拗な妨害と差別を描く。アメリカを理解するうえで観るべき映画の1本だな。貧困層の白人がその怒りと憎しみを黒人に向けるというわかりやすい構造となんの解決策も講じられない世界一「ひどい国・あめりか」を浮き彫りにした傑作である。ジーン・ハックマンが素晴らしい。