2020年4月14日火曜日

幽居の日々 (ちょっと外出付き)

4月13日。星期一。               133/93。63.5kg。

 早めに寝ているせいか、朝が早い。昨日に続き3時だ。

 早朝キッチンもやることなく、夕食用のブロッコリーを茹でただけ。

 新聞が休館日なんで5時限授業。

 「唐詩選」で、「幽居」という言葉を知る。蟄居とは違い自ら進んで幽霊のごとく家から出ずに過ごすことを言うらしいが、自ら望まず「幽居」になってる人が多い昨今ではないだろうか?

 「やり手ババア」という意味を「江戸の発見」で知る。江戸のライフスタイルを書いたものは多く、食に関しては杉浦日向子三のが面白いし詳しくかかれれているが、この本もなかなか面白い。特に「離婚」やこうした花街の実態に詳しい。

 毎週月曜日はBS映画の1週間分の予約をしている。番組表は1ヶ月分をネットで調べ、リストアップしている。最近はめっきりすくなってきた。来月も10本に満たない。

 外は大雨でなので午前中から映画鑑賞をする。「舞踏会の手帳」。1937年ジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。
 36歳で未亡人になった主人公が、16歳でダンスパーティーデビューした時に交わした挨拶代わりの手帳記名をもとに、その相手を訪ね歩くという話だ。
 それぞれのエピソードが、悲惨なものだったり、虚偽にまみれていたりと人間の裏面を見せつけられることになる。
 が、最後に訪れたすでに亡くなった相手の遺児を養子に迎えて新たな人生を歩み出すところで終わるという「救い」のあるものとなっている。144分。よく出来た映画だ。

 強風の中、近所のスーパーへ買い物に行く。スライスチーズの特売品と昼食用の天ぷらを買うためである。先日修理した傘の修理部分の先から折れ曲がった。更に他に2本曲がった。どうやら全般的に劣化が進行していたようである。

 昼食は「天ぷらそば」。具材はげそ天、かき揚げ、三つ葉、ネギ。

 午後のロードショーは「キリング・フィールド」。二度目の鑑賞である。1984年ローランド・ジョフィ監督作品。
 1975年カンボジア内戦でクメール・ルージュの台頭による悲惨な状況の中を取材するニューヨーク・タイムズの記者を主人公と、それを手伝いながら、家族を先にアメリカに逃げさせ、自分は結局クメール・ルージュにとらわれ4年間強制労働させられてしまう姿を描く。後半はその強制労働の実態と、過酷な逃避行を描き、演じたカンボジア人医師(渡辺篤郎似)がアカデミー賞を受賞した。二人の再会はまさに奇跡だな。141分、素晴らしい映画だ。若き日のジョン・マルコビッチの頭の上にはふさふさしたものがまだ......。病院内の悲惨さがリアルだ。また、クメール・ルージュが行なった文化人虐殺(中国の文革とまるで同じ)はまさに昨日の「魔女狩り」だ。
 アメリカの誤った対策と隠蔽を告発した記者はピュリッツァー賞を受けている。

 この日三本目は「女と男の観覧車」。2017年ウッディ・アレン脚本・監督作品。男と女、二人づつ4人のドタバタ生活が海辺の遊園地を舞台に描かれる。女二人に言い寄るプレイボーイが小栗旬似だ。
 ケイト・ウインスレット演じる、癇癪持ちの超・妄想主婦は徹底的に「救われない」人物として描かれる。「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェット演じる女性といい勝負だ。
 二人のケイトはいい役者だ。特にくたびれ方と、意気揚々とする姿との落差がすんごい。両者とも美人だけになおさらだ。

 夕食は「チャンプルー」。具材は木綿豆腐、スパム、卵、キャベツ、ニラ、かつお節。「大根とブロッコリーのゆず塩&マヨサラダ」、「かぶと菜花の味噌汁」、「ゴーヤーの醤油漬け」、「ぬか漬けきゅうり」。
 最初、金柑酒を飲み始めて、途中から発泡酒~ミント酒。〆はウイスキーで7時半にダウン。朝早いのが効いているようだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿