今日は朝から茨城の実家に行く。
今晩は実家で(多分同居人の兄と)酒盛り。
最新型の焼肉鍋?を購入したとのことで焼肉で歓待してくれるらしい。
酒は持参ということになっていて、途中でやっぱりワインかな。
少し時間があるんで、先週末に観た映画のことでも....。
「白いカラス」。ロバートベントン監督作品。フィリップロス原作ということだが、「さよならコロンバス」が懐かしい。両作品とも人種問題が強く、日本人には理解することが非常に難しいんじゃないかな。両作品とも日本でヒットしたという記憶はない。
キャストがすごい。ニコールキッドマンの爪を見て驚いた。ささくれだって爪の先は汚れて、黒くなってるんである。さすが細かい部分も抜かりがない。頭のおかしいエドハリスは「理由」でもおなじみだが、あきれちゃうほどうまいなぁと思う。ただストーリーが盛りだくさんの過去を整理できずに終わってしまったような感じ。
「エルドラド」。ハワードホークス作品。「リオブラボー」の夢を再び。どうにも緊迫感がないし、ジェームズカーンの若さも台詞とともにうるさいだけで、まとまりのない作品になってしまった。アル中はディーンマーチンの方が一枚上手。
「ラルジャン」。トルストイ原作から神に関する部分を削り、不幸の連鎖により人間の堕落と復讐を強く打ち出す。アメリカ社会に復讐したと思われるボストンマラソンでのテロを連想した。やり場のない怒りが狂気に変わってゆく様を観るのは辛い。しかも俺はそれに同調してしまうんである。貧しき人々が楽しく生きるには社会に賢く順応してゆくか、まるっきり関与せずひきこもりを決め込むしかないんじゃないかなぁ。
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