2013年4月14日日曜日

加齢なる冒険者たち

老人福祉センターで「ソシアルダンス教室」の抽選および説明会があった。
募集人数に対し応募者が多いと抽選になることを聞いていたが、はたして40名に対し49名の応募があった。そのうち2名が欠席で辞退という扱いとなり、経験者(ステップを踏める者)に対し”辞退勧告”を出したところで2名が退場、そして45名全員が受講できるという結果になった。

 しかし女性が圧倒的に多いんだが、どうなるのやら、なぜ男女同数ずつにしないんだろう?
もっとも男性の練習量が増えるのは確実であり、これはありがたいことかもしれない。中には背が高いので男性の役を覚えたいという女性も一人いたが...。

 とりあえず5月から土曜日にも社交ダンス教室があり、これで週2回教わることになる。これが両方とも無料だからありがたい。土曜の先生は男性で、内容は基本中の基本から教えてくださるとのこと。重ねてありがたい。


 説明会会場にぎっしりつまった高齢者が臭かったわけではないが、なんとなく”加齢臭”という言葉が頭に浮かび、夕飯は「カレー」に決めた。変更である。この日はなんとなく予定を変えちゃう日で、昼も急に思い立って「ナポリタン」にした。同居人の受けは良かったが....。なんとなく、お子様食堂の様相である。

 昨夜のメニューは「ジャワカレー(ルーはもちろん大手の既製品)」、「レッドキドニー、ガルバンゾー、コーン、きゅうり、ウインナのサラダ」、「ピクルス(既製品)」。

 このピクルスがひどいものだった。ちゃんと使ってないし、酸味も異常に強い。みたらベトナム産だった。珍しい?もしかしたらベトナム産のピクルスって珍しくないのかな?農業国だからきゅうりも沢山とれるだろうからなぁ。
 そういえばベトナムでは国名を変える動きが出ているそうな。”社会主義”という看板を下ろすんじゃないかな。あそこってどうみても社会主義国家に見えないのは、現在の中国とよくにてるしなぁ。
 開放政策に転換し、経済至上になると貧富の格差が出、農村は置き去りにされる宿命にあり、見た目は資本主義国家とそう大差なくなるんである。弱者を一所懸命助けてる?日本のほうが社会主義国家に近いんじゃないの?
 話がそれた。


 食後、腰をすえて映画鑑賞。アルコール抜きである。「冒険者たち」。
46年前のロベールエンリコ作品。この映画を青春の1本としてる同世代も多いんじゃないかな。ミーハーの俺が大好きな作品である。中学3年ころ、土曜日の午後にオンエァされてた映画紹介番組で知ったときから観たかった映画で、始めてみたときの満足感ったらなかったな。このときのアランドロンは34歳でイケメンそのもの。リノバンチュラは10くらい上だろうか?それでも身体はたるんでない。ジョアンナシムカスについては申し分ないほどの美しさである。役者たちの一番いいときに撮った作品である。
 音楽も同監督作品を手がけるフランソワドルーベで、これも素晴らしい。そういえば昨日の”ラジオマンジャック”でアランドロンが歌う「レティシア」が流されてたけど、同じ国営放送のタッグかなにかなんだろうか?作品中にはなかったこの歌は映画の後に詩をつけて作られたものだと思う。これもいいねぇ、情感たっぷりで。
 原作を相当いじくったものであるらしく、そちらは観てないが原作者がリメイクしたという話を聞いたことがある。「穴」あたりを知ってればジョゼジョバンニの原作にしてはロマンチックすぎると思うよな。どちらにしてもいじくった結果いい作品になったということである。
 映像がきれい(修復した?)だったのでDVDにコピーしよう。

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