2018年2月22日木曜日

安らかに、貧富を気にかけない歩み方

2月21日。星期三。                   142/93。64.4kg。

 早朝キッチンは「トースター」の掃除。昨日、バゲットにチーズをのせて焼いた時にチーズがこぼれたらしい。
 ちょっと早めに起きたのでFMゆうゆうをたっぷり聴くことが出来た。相変わらず選曲が偏ってるよなあ。ボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグス、スティーリーダンが2時間の間に2局づつかかるのって、好みが反映されているとしか考えられない。まあ、俺にとっては都合がいいんだが。
 昨日のチゲ鍋のスープにうどんを入れたもので朝食。美味い!

 ネットもラジオもオリンピックだらけでうんざりだが、ネットのニュースで気になる記事があった。安冨歩(やすとみあゆむ)という人のインタビューかなにかでの発言が引っかかった。これ、俺が目指している「やわらかい生活」とほぼ同じなんである。最近それに「荷風生活」も加えようとしているんだが。某氏の本を読むと癒やされたり、明日からも頑張れるとか言うキャッチフレーズをよく見かけるが、この人のは本当に「頑張る」以前の問題をあっさり解決している。自分が生きている社会を前提にしている限り、そうそう生き方なんて変えられるもんじゃあないってことなんだが、やはり生活に追われていたり、親からの教育?の影響が強すぎたりしているとなおさらなんだよな。
 
 水まわり掃除も早めに終わらせ読書。荷風先生の随筆「葡萄棚」、「礫川逍遙」、「向島」。荷風先生、小説では比較的やさしい言葉を使ってくれるんだが、随筆は漢文や旧字を多用するんで、辞書ひきひきで読むんで時間がかかる。礫川の「礫」は瓦礫で使われる字でここでは「れきせん」と読ませているがその正体は「こいし」であり「小石川」のことなんだ。逍遙はぶらぶら散歩のことなんだが、これも旧字で表記されていて、PCでは変換で出てこないので「逍遙」が同じ意味なんで使った。
 もうすぐ桜の季節になるが、当時(昭和2年)の花見の馬鹿騒ぎを侮蔑の目で見ていることが書かれている。また、明治から建てられ始めた銅像に対する批判もしきりに出てくる。どうしょうもない奴らの銅像なんか建てるんじゃない、と言いたいわけである。それよりも江戸後期の芸術家の墓が亡くなってゆくことを悲しんでいる。いい人だなあ。

 昼食は「つくね丼」。手間がかかる割に美味しく仕上がらない。これに「かけうどん」の「ミニセット」と言いたいところだが、どちらも量が多かった。処分品で買ったうどんが期間限定の増量品だったことにも原因がある。
 ワインに関するムック本の2冊めの「ワインに凝る」を読んでいるが、ケイのにぃにぃが〇〇シャトーのワインセラーを見に行くというのでついてった。 フランスワインが多い。ヴィンテージものもあったが、なぜか俺とケイの誕生年のものだけなかった。その前後のシャトーものは5~10万位のものが多かった。他の棚でも何万もするものが見られたが、千円台のものもかなりあった。もっとも千円以下のものはさすがになかった。せっかくワインを美味しく飲むようになったんだから、月イチ程度で少し贅沢してみる気も起こったな。三千円台が良さそうだったな。

 帰宅して夕食準備。4時からストレッチ。

 夕食は「かしわご飯」、「長芋入り納豆」、「ほうれん草のおひたし」、「さつまいもの胡麻和え」、「しめじのお吸い物」、「塩あじ・おろし添え」。

 この日はNADなんで8時前にベッドに入り荷風先生の小説集をひろげた。「すみだ川」などがあり、東京にいた頃読んだもので再読となる。まあ、「断腸亭日乗」を読みはじめてから継続して読んでいる一環である。が、30分でダウン。
  

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