2018年2月10日土曜日

庭作業日和

2月9日。星期五。        130/87。64.0kg。

 庭を観ようと窓に立ったら、ヒヨドリが来て2mくらい先のバケツの中に入ってミントをついばんだ。これは刈ったミントを水に漬け匂いがついた水を猫の侵入口と思われるところへまくためのものである。が、何よりも驚いたのはしっかり体全体をバケツに入れてしまうという勇気あるいは無防備と思われるヒヨドリの行動である。
 ケイのにぃにぃは以前、かごをひもを結んだ棒で支えた最も原始的な方法で、餌を取りに来たヒヨドリを捕まえたことがあるそうで、やはり無防備な鳥なのかもしれない。
 写真を撮るのに絶好の距離だったんで、カメラを取りに行ったすきに小松菜のところへ移動しついばみ始めたのでエアガンで追っ払った。
 ミントが入ったバケツを小松菜のところに移動したが、次に来た時はミントは無視して小松菜ばかり狙っている様子で、やはり小松菜のほうが美味いようだ。

 庭作業はセボリーとマジョラムを霜の当たらぬところへ移動し、硬くなった土の表面をほぐし、固形肥料を与えてから、ピートモスでマルチングを施した。同じように昨日移動したゼラニウムにもマルチングを施した。今年の寒さはハーブたちにもきつい様子だ。

 表に出してある鉢物を移動すると決まってナメクジが生息している。で、今回驚いたのは何かの拍子に鉢の裏を観たら、鉢の穴の部分にしっかりこびりついているナメクジの赤ちゃん?が生息してたんである。その数、全部で10匹。凝視しないと発見できないほど小さい個体もあったが、繁殖能力は強い生き物なんだ。やれやれである。

 買い物済ませた後は読書。「平民新聞」の存在を初めて知った。1904年から1905年までの活動だったらしく、軍事行動(対ロシア)を起こそうとする政府に対して断固反対の態度をとった唯一の新聞だったのだ。今一度復興して欲しいものだ。

 昼食は残りの「カレーライス」、「秋刀魚醤炒飯」。今回の秋刀魚醤はいつものものより塩分をキツメにしてあり炒飯にはぴったんこである。

 午後は「ガンダム」10巻から12巻まで読む。TVシリーズでは描かれなかった戦前の話であり、つじつま合わせが多少無理が目立つものの上手に作られている。

 夕飯は「肉じゃが」。ケイのにぃにぃのリクエストで塩味で牛肉の肉じゃがである。豚肉と醤油味が多いのだが、考えてみれば4種類の肉じゃがが作れることになる。
 「れんこんゆかり和え」、「人参ときゅうりのもずく酢和え」、「キムチ入り納豆」、「長芋と油揚げの味噌汁・海苔のせ」。
 バッチリ日本酒パターンである。発泡酒を早めに飲み干して、燗酒をちびちびやりながらゆっくりつまみ、クラッシクを聴きながらケイのにぃにぃと食談議。ケイのにぃにぃは腹の具合が万全ではなくこの日はNAD。
 俺の方はといえば最近便秘気味で困っている。で、調べたところこれも老化現象なのだそうだ。善玉菌と悪玉菌も中間に「日和見菌」ってのがおって、老化するとそいつが悪玉菌と手を組むらしい。善玉菌を増やすことが必要で食い物だと「ミドリムシ」が最も優れているらしい。という「ミドリムシ健康食品」のCMだった。
 「日和見」といえば、次に読む予定である荷風先生の随筆集のトップのタイトルが「日和下駄」。これも今日はじめて知ったことだが、板に歯を差し込んだ下駄であり、板と歯が一緒のものである駒下駄と分かれている。日和は「いい天気」みたいなことであり、歯が低いので雨の日には向いていないので雨用には歯が高くなっている「高下駄」というものと使いわけるわけである。
 日和下駄と傘とかばんが荷風先生の散歩スタイルである。

 肉の特売に合わせた献立予定表の更新を終えてから9時ころダウン。4合、ちょっと飲み過ぎた。


 

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