6月10日。星期六。 134/81。59.8kg。
早朝キッチンは、水菜の収穫、そしてオニオンサラダに混ぜて朝食の1品制作。今回の水菜は成長速度が早く、前回のように消費が間に合わずにマルチに使ってしまうほどだったので、早いうちからどんどん食卓に持ち込まなきゃならない。充実菜っ葉生活は続く。
午前中は気温が高くならないうちにいくつかの定植を行なった。
「ゴーヤー」は先日5株になった定植したもののひとつが枯れてしまって、最後の苗が一株残っていたので後釜に定植した。
「へちま」は株分けで、発芽率がそれほど高くないので、ちょっとひ弱そうなのも残して全部で7株とした。散水ホースが届きにくい場所にあるのも難だ。
きゅうり、トマト、唐辛子はポットからの定植。
この日は気温が高くなることが予想されてたんで、定植してすぐに周囲の雑草を刈り取り始めた。畝とあぜの合間が一番多く、トマトときゅうりの畝はすっかり雑草に覆われる格好となった。
ナス科の植物は乾燥に弱く、きゅうりは特に水分を多く必要とする厄介な野菜だ。初めて扱う野菜であり、トマトも種から育てるのは初めてである。
鉢に植えたオクラとアテモヤは芽が一向に出ず、諦めることにした。両方共取り出した種から始めたもので、こうしたやり方だと芽が出ない可能性が非常に高いそうだが、それも野菜の種類によるんだろうな。そこんとこもう少し勉強しなきゃな。
昼食は韓国料理風定食。「キャベツのコチュジャン・そぼろ炒め」、「水菜とキムチの和えサラダ」、「べんり菜とわかめのダシダスープ」、これにご飯。
午後は母屋と隣人宅の間の草むしり。半分は15センチ近く掘り起こして、根や石ころの駆除を行なった。中には明らかに建築時のゴミが含まれていた。いかにこの家を建てた業者がひどいものか、その一端を見た思いである。
掘り起こしたところにはレモンバームの種をまく予定だ。建物の周囲のグランドカバーとしては、日が当たらない等環境からして最適だと思う。見た目も悪くない。
裏のハニーサックルが順調に育っているんで、これもフェンスを這わせてフェンスや壁のカバー的な役割を果たすくらいまで育ててみたいと思ってる。
そこで発見したのは「ヤブカラシ」と「どくだみ」である。どちらも根が深く到底根絶はムリだろうから、発見したら抜くという作業を続ける意外手がない。やれやれ。
夕食前に読書。やっと1冊読み終えた。3ヶ月はかかったんじゃないだろうか?
「科学文明に未来はあるか」。野坂昭如編著。初めて読む作家だが、実直な文章は好感が持てる。
特に、戦争中にふたりの妹さんをなくしている経験から出る原発に対する発言には説得力もあり、原発再稼働が大きな反対もなく着々と進んでいる現在、あらためて震災直後の沸騰した運動を継続すべきだと考えさせられる。
1983年の出版となっていて、その中に当時の65歳以上の人口が1千万人以上となっており、30年後の予想が2千数百万となっているのが興味深い。実際は2013年当時、高齢者(65歳以上)は3千2百万人になっていたんである。高齢者が増え続けること自体は仕方ないにしても、経済的な問題として、よくないこととしてみることしか出来ないんだが、それ以上に当時考えられていた科学が人間に与える悪影響は、この人口の予想と同じように想像以上に悪くなっていることがよく分かる。例えばゴミの問題なんかがそうであるし、東京オリンピックのあとの荒廃をつぶさに見ている著者からしてみれば、今度のオリンピックでさらに悪くなりことは容易に予測できただろうな。
惜しくも1昨年亡くなられている。「火垂るの墓」から見つめているんだろうか、日本の行き先を。
夕食は「鶏肉(もも)の柚子こしょうマヨ炒め」、「春菊入りもずく」、「つるむらさき入り納豆」、「水菜の味噌汁」、「ぬか漬けきゅうり」、「春菊の漬物入りお粥」。
つるむらさき初登板である。独特の香りと苦さは俺の好みである。
食後、ウイスキーの水割りをちびちびやりながらTV鑑賞。
「孤独のグルメ・旗の台編」。取材されたスペイン料理、ほんとうにうまそう。ランチではなく夜行ってみたいものだ。
続けて映画鑑賞。「左利きの拳銃」。ビリー・ザ・キッドとパット・ギャレットを描いたものではサム・ペキンパーの「21歳の生涯」が記憶にあるが「ヤングガン」は観ていない。
初期に代表作やヒット作が集中していて晩年がぱっとした印象がないアーサー・ペン監督作品。長編映画デビュー作でもあるらしい。脚本が良く出来ていて古さ(1958年作品)を感じさせない。舞台演出としての演出も良い。ちょっとポール・ニューマンの演技が大げさすぎる嫌いがあるものの、そのあたりは「若さ」を強調しているという免罪符付きだ。
いい映画を観た余韻で、残り少なくなったウイスキーをもう一杯と思ったが、9時を回っていたんで急遽ダウンすることに。9時過ぎまで飲んだり食ったりすると翌日が辛くなってきている。
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