早朝キッチンは「ねぎ味噌」。最近の長ネギは高くて硬くてまずい。今回もケイのにぃにぃ頼まれて買ってきたものだが、当分の間は庭の万能ねぎで代用できるところはすべてそれですまそうと考えている。で、青い部分はバカの一つ覚えの「ねぎ味噌」である。今のところ飽きない。
カリフラワーの軸を茹でてガドガドソースで美味しく食べるというケイのにぃにぃの野望は昨夜砕け散ってしまい、事後処理は俺に回ってきた。
今回繊維が固まっていると思われる皮?をむいて芯の白い部分を食べてみたが、やはり繊維は全身にわたっており、ブロッコリーの茎みたいに簡単に解決できないことがわかった。
で、次は徹底的に繊維を断ち切ることにした。要するにみじん切りだ。これを醤油につけたものとごま油で炒めたものを作ってみた。味付けはなぜか、この時期にピッタリの奄美大島風にすることにした。
醤油は「パパイヤ漬け」の漬け汁を使い、ごま油で炒めたものには奄美で買った「うまみ醤油」で味付けした。俺としては後者がいいと思うんだが、果たしてケイのにぃにぃもこちらを選んだんで明日残りの軸をすべて加工することにした。
午前中は草むしりとワイルドベリーとみょうがに化成肥料を追肥し、スィートマジョラムとチェリーセージを剪定し、一部を挿し木にしてみた。こんな暑さではちょっと無理かな。
お昼前にとなり町の龍ケ崎へぶらぶらしに行った。主目的は「龍ヶ崎歴史民俗資料館」である。企画展はその昔龍ケ崎にあったふたつの映画館の歴史を追うもので、展示品はポスターやプログラムの解説が主で、とても小さな部屋1つ分くらいのものだったが、懐かしさを満喫すんのに十分だったな。
ケイのにぃにぃは常設展の「竪穴式住居」がお気に入りになったらしい。それに対し祭り好きの俺としては「撞舞(つくまい)」が気になった。五穀豊穣の祈願や雨乞いを祈るところから成立したらしいが、出初式みたいなパフォーマンスがメインとなり、その他祇園祭りに似た山車なども出るらしい。今年は7月21日から23日まで。う~ん、見てみたい。
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今年92歳、だって。 |
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外見ほど中身は充実してない。が、無料だ。 |
ここまででも相当遠いんだが、さらに龍ケ崎鉄道の踏切近くの蕎麦屋まで行き昼食。
「カツ重セット」。カツ丼がなく、カツ重なので容器の関係上セットは冷たい麺しかなく、いつもならケイのにぃにぃはセットでかけそばなんだが、この日はやむなく「天ぷらそば」。味はまあまあ。が、カツ丼は置くべきだろう。「開花丼」なんて、ちっとも広まらなかった手抜きメニューをやるくらいなら。
ケイのにぃにぃが行ったことのないという龍ケ崎駅方面に向かう。途中で、龍ケ崎「リブロ」に寄る。ここは確か京成リブロとして専門店もたくさん入った一大ショッピングセンターだったところで、飲食店も充実していたような記憶があるところで、牛久にこうした商店がなかったころ車でよく訪れていたところでもある。延長線上に駅があり、そこから旧市街商店街もあった。
その全てが廃れ、駅周囲に客が集まらなくなってからどのくらい経っただろう。俺が最後に行ったのも30年位前のことかもしれない。
店の駐車場に面したところはパチンコ屋になっていて、そこだけは人が多かった。自転車を停めてから店内に入って見て、見覚えのあるものはひとつとしてなかった。
あったのは、婦人服専門店、パン屋、ゲーム機、新鮮市場というスーパーと飲食店が二店で、その他はすべて中古品を扱う店ばかりで、二階もあり、100円ショップと古本屋。
が、すごく広いスペースなので、スーパー以外はその商品の多さが目立ち、暇つぶしには格好の場所かもしれない。これ、出店している業者って、家賃分稼げないんじゃないかといらぬ心配しちゃうんだけど、もしかしたら家賃がタダ同然なんだろうとも考えられる。だって、店員は実にのんびりしてて、どこか沖縄の市場にも似たところがあるんだもん。
しかも全体的な雰囲気が、これから先がまるでない諦念感?が漂っており、建物全体が終末期のジャンク屋のようで、実を言えばお気に入りマークを付けたいくらいだ。
つぶれかかったモールの中には幽霊が出てもおかしくない。ケイのにぃにぃもお気に入りになったらしい。
新鮮市場と100均で買い物をしてから自転車置き場まで戻るとき、敷地内にある精米所が目に入り、寄ってみたら併設された物置が、自由に持ち帰ることができる米ぬかが蓄積されるようになっていた。 そこで持参しているショピングビニール袋3つに詰め込んで持ち帰ることにした。
コンポスト内発酵促進と土改良材として使い道はある代物で、以前からただで手に入る方法はないかと画策してたところだ。JAにも問い合わせしたくらいである。
そこからちょっと自転車で移動したところで旧市街の商店街通りに入った。そこに八坂神社があったんで参拝した。
ここが龍ケ崎の鎮守になっているらしく、先ほどの祭りでもここが中心となっているに違いない。
旧市街商店街もほとんど記憶がなく、映画館があった場所も今となっては皆目見当もつかないほどだが、市では近代の史跡の標示までは手がまわらないようだ。これはどこでも同じか。
帰り道、リサイクルチェーン店とスーパー(以前近所にあった店)に寄る。たっぷり5時間のぶらぶら旅だった。
夕食は「なすとトマトのアンチョビパン粉焼き」、「人参とつるむらさきのマヨサラダ」、「ベーコンとしめじのスープ」、ケイのにぃにぃによる「鶏肉とエリンギ&根菜の煮物」。そして、食事中に焼きあがった「ケバブ」。これもケイのにぃにぃが外でよく食べるものを再現したものである。
スーパーで買ったワインはスペイン産テンプラリーニョ種のフルボディだったが、あっさりしてて飲みやすく、フルボディの定義がよくわからなくなった。
ケバブはバゲットか全粒粉パンをトーストしたものにのせ、チリソースをかけて食べると更に美味しいことを教わった、明日は昼食には「ピタパン」を焼いてキャベツなどとサンドイッチにするつもりだ。
食後、ウィスキーの水割りをちびちびやりながらTV鑑賞。
「二度目のクアラルンプール」と「二度目のニューオリンズ」の二本立て。どちらも本当にいいところだが、どちらかと言えばやはりマレーシアかな。死ぬ前に一度行ってみたいところだな。
後片付けなしで9時半ころダウン。
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