3月14日。 計測忘れ。
目が覚めて、部屋の中に移動したふたつのツボクサの植木鉢が載っている衣装ケースの上の板を見たら、何か動くものが見えた。で、凝視するとその動きが止まったんである。
明かりをつけたら、それは「ダンゴ虫」だった。板の端をたどって進んでいたようで、そのまま進むと俺に近くなるので、後退(多分出来ない)もできず、動きを止めるよりほかないようだった。
じっと俺を見てるような気がしたが、ヤツには目があるのか?
どちらにしてもダンゴ虫は益虫なのでここでは大事にされている。玄関にはダンゴ虫研究家でもあるケイのにぃにぃの管理下にあるサンクチュアリもあるので、そこに移住してもらった。
季節が良くなってきたようで、植木鉢の土の中での冬眠?から覚めたようだ。そういえば庭では最近めっきりその姿が見えなかったな。
その季節のせいだろう。起きてすぐに耳にしたのが発情期に入った猫の唸り声である。家の裏道に出てみたところ、まだ暗く、懐中電灯もちゃちな代物だったんで影しか見えなかったが、明らかに度々庭に侵入してきたやつだ。いつも逃げる方向に消えていった。
季節は春だ。
早朝キッチンは「キーマカレー」。これをもとに3つの料理をつくるレシピを採用した。合いびき肉が安かったんで、400g買っといたものを使った。解凍肉なので加熱してからじゃないと冷凍できないので早い調理をしなければならない。 が、今回は連続して利用することにしたんで冷凍する必要もない。
早速、昼食は「レタスとコーンのカレー炒飯」。
午前中はDVD鑑賞。「今宵、フィッツジェラルド劇場で」。ロバート・アルトマン監督の遺作。
アメリカ中西部のラジオ局の公開録画番組の最終回を巡っての群像劇で、どうしても同監督による「ナッシュビル」と比較しちゃうが、これも仕方ないだろう。
この作品では「死」という問題についてもユーモアを交えながら触れている。その結果物語の中でL・Q・ジョーンズ(ペキンパー作品の常連)やトミー・リー・ジョーンズ(BOSS)も死んじゃうし、主な人物はその近い死の予言までされてしまうんである。ビターな話だ。
テンポもよくさすがに熟練した技という他ないかも。ケビン・クラインやジョン・C・ライリーやメリル・ストリープなどの役者がさも自由に演じているかのように描く演出もすごい。返却する前に特典映像の監督とケビン・クラインの解説などが入ったものを見ておこう。
午後は弓道。この日から夏時間に戻ったんで、帰宅が5時すぎになる。そこで昼食後すぐに夕食の準備をし、帰宅後火にかけるだけで完成するところまで用意しておくことにした。で、その初日。
夕食は「鶏もも肉のウスターソース煮」、「大根の皮の味噌汁」、「れんこんのにんにく醤油和え」、「こんにゃく・ゆずみそ」。映像がないと感じないかもしれないがこの日の夕食は茶色一色だった。コーディネートのなさに呆れる。
ハイネケン~昨日のオトーリー風の残り~そば焼酎の水割りをちびちびやりながらDVD鑑賞。
「アリゾナ・ドリーム」。エミール・クストリッツァ監督・共同脚本作品。
独特のユーモアは裏側(いや、いきなり冒頭で表に出てる)にかなり強いメッセージが込められてる。が、政治色にはかなり弱い俺なんで、ひたすら表面上のお遊びに目が行ってしまう。
例えば出演者の一人、マイケル・J・ポラードは「俺たちに明日はない」のガソリンスタンド店員役だったのがそのまんま再現されてたし、さらにフェイ・ダナウェイももちろん「俺たちに明日はない」の主人公。
ロバート・デ・ニーロオタク役のヴィンセント・ギャロは実際「グッドフェローズ」で共演していて、映画館で上映されてたのは「レイジング・ブル」。
もう一人の主要人物を演じたのジェリー・ルイスも「キングオブコメディ」でやはりロバート・デ・ニーロと共演してる。さらに劇中で行われるロシアンルーレットはもちろん「ディア・ハンター」で一躍有名になったもので、主人公はロバート・デ・ニーロである。
これだけロバート・デ・ニーロネタが盛りだくさんの映画ってあんまりどころか、他にないよな。彼からギャラ請求されてもおかしくないほどだね。
物語は自動車産業を象徴としたアメリカンドリームの終焉を、それらの毒に侵されてそこから脱却できずにいる人たちをおかしく描いてる。
この監督作品は今回あと4本借りてるんで、まだまだ楽しめそうである。ちなみにその中では「アリゾナ・ドリーム」が一番古い作品。
2杯めのそば焼酎の水割りを飲みきってからダウン。9時ちょっと過ぎ。
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