2019年2月1日金曜日

棚から「ジョニ・ミッチェル」。

1月31日。星期四。           124/90。62.7kg。

 早寝のおかげで早起き。0時に目覚め蒲団の中で読書。永井龍男のエッセイ集。

 この人の文章は本当に読みやすく、わかりやすい。冒頭で文章の書き方に言及しているのを読んでその理由がわかった。「うまく書こうとせず、正確に書くことに徹して」いるからである。それでいてかたくならないのは、やはり才能というものだろう。
 義母のエピソードは読んだことがある。「東京百話」に掲載されてたものに違いなく、それを読んで更に彼の書いたものを読みたくなり古本屋で探して見つけたことを思い出した。つい去年のことである。
 素晴らしい文章につられて2時過ぎまで読んでしまった。

 3時に起きて、早朝キッチンは「ゆで卵」。1パック茹でた。うち3個は煮豚の煮汁に漬けた。

 新聞~毎日の読書。今日から丸谷才一のエッセイが加わる。バッサリ、斬り捨て御免の文章が良い。グルメ旅行なのだが、まずいものもしっかり書いてある。
 BGMはジョニ・ミッチェルの「コースト&パーク」。多分一番売れたアルバムだと思う。最近観た映画で偶然2本の中で彼女のアルバムについて登場人物が語るシーンが有り、持っていることを思い出して引っ張り出してきたというわけである。「ヘルプミー」が一番好きだ。
 「キッズ・オールライト」では「ブルー」が、「ラブ・アクチュアリー」では「青春の光と影」のセルフカバーが入ったアルバムが語られてた。

 昼食は「インスタントラーメン」の麺を使った「塩ラーメン」。具材は合い挽き肉、ザーサイ、ネギ、ゆで卵。

 午後のロードショーは「花とアリス」。2004年、岩井俊二脚本・監督作品。いろいろなものから影響を受けたことを公言する彼ならではの作品だと思う。女の子の微妙な心情を描き、時に突発的に、時に情緒たっぷりに描き、観るものを飽きさせない手腕はすごい。135分長くない。
 現在売れっ子女優の位置を占めている蒼井優の原点はここにあったか。

 夕食はケイのにぃにぃが俺の留守中に作ったクリームシチューの残りを使った「チキングラタン」。低温ソテーした鶏胸肉と食パンを敷いて、その上にクリームシチューとピザチーズとパン粉とルッコラをトッピングしオーブンで焼くだけで完成。
 これに「アンチョビポテト」、「キャベツとウインナ・ベーコンのトマトスープ」。

 アペリティフはレモンの葉を刻んだものを焼酎に数時間漬け込んだものを2,3口。発泡酒~菊正宗の樽酒(4合瓶)はちびちびやって飲みきってからダウン。多分9時ころ。長い一日だった。1月も長かった。
 「1月はなんとながいのであろうか」(永井龍男「翁」より)

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