2019年2月28日木曜日

コロッケ・カレー.....ありだな。

2月27日。星期三。               149/99。62.9kg。

 早朝キッチンは「ゆで卵」~ソーキの煮汁に漬け込み「味付け卵」に。この日は3時ころ起きたので朝の時間がたっぷりあり、新聞やPCも早い時間で終えた。

 新聞では厚労省の統計不正に関する鑑定からの圧力の有無の記事が連日続いているが、これってつまり「言った、言わない」で終始しているうちに立ち消えになる公算大ではないか?政府は「言ってない」に終始するだけであり、たとえ官僚が口を滑らしても、あとからありえない理由をもってそれを慌てて否定する、って図式は完璧に確立してしまった感があるな。「保身技術」だけは確実に向上している。TVの先を行く政府の9K。Kはもちろん「KEEP」のKである。国民を守るまっとうな政策は「休憩」らしい。

 「東京百話」で広津和郎を読む。広津柳浪の息子である。柳浪は明治の花柳界を描いた小説で有名であるが、「今戸心中」もまだ未読である。荷風先生も影響を受けたというようなことを書いてたっけ。
 で、大正末期の本郷あたりの下宿の様子を描いているが、現在の東京と酷似していることに驚いた。当時、左翼思想取り締まりが徐々に強くなり始めた頃までの東京は多民族を受け入れていた懐の深い都市だったのである。その様子が著名な作家などとともに「トキワ荘」並に面白く描かれる。
 その中で使われていた言葉「こせつく」が非常に懐かしかった。これ、今ではあまり聞かれなくなった言葉だよなあ。これも現在に当てはまる。社会全体がこせついているからなあ。
 当然文中では、当時の世相が「こせついてなかった」として使われている。

 庭では生ごみの埋め込み、サニーレタス・みず菜の収穫、屋内で越冬した植物の鉢を元砂場に移動した。明日が予報によると雨天ということで、水撒きの手抜きでもある。
 コンポスト内で捕獲したコガネムシの幼虫の生き残り(忘れていた分)が20匹くらいいたので、これを殺してから生ごみと一緒に埋め込んだ。

 死骸を放置すると鳥がやってくる。
調べてもよくわからなかった鳥。ムクドリでもヒヨドリでもなさそうだ。最初は虫の死骸を突っついてたが最後は丸呑み。
昼食は「焼きそば」。具材はタマネギ、人参、キャベツ、もやし、ウインナーで目玉焼きをトッピング。

 午後のロードショーは「レベッカ」。1940年アルフレッド・ヒッチコック監督作品。アカデミー賞作品賞受賞作品。どんでん返しが素晴らしいサスペンス映画である。
 設定なども全く違うがウッディ・アレンの「マッチ・ポイント」と同じで、最後に真犯人が罪を逃れてしまうんである。そういえば主演のジョーン・フォンテーンもスカーレット・ヨハンソンを上品にしたような美人である。
 脚本に手を出せなかった事情もあり、演出に専念できたヒチコックの冴えた作品だと思う。で、レベッカ(すでに死んでしまった女性でもう一人の主演、ローレンス・オリビエの元妻)の愛人になる役を演じている俳優が気になったんで調べてみた。ジョージ・サンダース。顔がクエンティン・タランティーノ似であり、この作品でのひょうひょうとした悪役ぶりが印象に残ったんだが、その後安定して役者としてキャリアを積み「イブの総て」でアカデミー賞までとっている。が、生前デヴィッド・ニーヴンに語っていたとおり65歳で自殺している。ニヒルな風貌通りな生き方をした人だったということだ。

 夕食はNADなので「カレーライス」。具材はヘタレ気味のごぼう、合いびき肉、じゃがいも、人参、タマネギ。付け合せにサニーレタス、既成品のコロッケ。

 片付け終えて7時にはベッドイン。天野祐吉のエッセイを読み始めたら、すぐに睡魔がやってきたんで7時半にはダウン。その後、1時間~2時間ごとに目が覚めたのはいつもどおり。やれやれ。

2019年2月27日水曜日

地震の自信

2月26日。星期二。        144/102。63.2kg。

 日曜に買って塩水に漬けといたあさりが水を飛ばすので、周辺が塩を含んだ水のために白くなっていたので、朝のうちに調理することにした。「にんにくあさりスープ」で夕食用である。が、多めに作ったので朝食でも食べた。

 住民投票で70%以上が反対している辺野古基地造成に対し、真摯に受け止める、ってどういうことよ。結局「無視」ということなんじゃあないの。子供に「真摯」の意味を聞かれたら「無視」と同じ意味を教えなけりゃな。

 大型地震の起きる可能性が「30年以内」って、その30年長過ぎるじゃあないの。これって予測でもなんでもない数字だと思う。しかも30年以内って、今日って日も入るんだよな。やはり予測不可能って両手を上げて欲しいものだ。

 今朝はJウェーブを聴く。司会が映画関係者だから「アカデミー賞」のことを多く取り上げそうだからである。白人至上主義だった賞レースがだいぶ変貌を遂げてきたようだ。

 庭で青梗菜を収穫。夕食用。

 10時のおやつは「名古屋トースト」&コーラ。

 午前中に映画1本。「セトウツミ」。2016年大森立嗣監督作品。脱力系関西漫才っといった風味の映画でいかにも原作漫画と言った感じ。池松壮亮、菅田将暉といった売れっ子を配して、75分でうまくまとめたのは監督の手腕によるものと見る。

 昼食は一人で買い物ついでに中華屋で「醤油ラーメンセット」780円税別。この店はとにかく量が多い。ご飯物で何度もギブアップ寸前になった。
 今回のラーメンはもやしがやたらに多いが、その下の麺もしっかり多かった。餃子もでかい。しかしそのもやしを見て気がついた。ひげのついたものが殆どなかったんである。これはしっかり仕事をしているという証である。客も多い。

 午後のロードショーは「海よりも深く」。2016年是枝裕和監督・脚本のホームドラマである。うざい元亭主役に阿部寛、その母が樹木希林、元嫁が真木よう子とそれぞれの組み合わせで見せる演技がよく、脚本もそれに力を入れている。主人公の設定が詰め込み過ぎ感があり、そのやり過ぎが物語の芯をぼかしてしまった。母の「こんなはずじゃなかった」感を全面に出せば、悲壮感漂う傑作になったかもしれない。
 この作品でも中村ゆりがちょい役で出ている。リリー・フランキーや小林聡美もそれぞれの持ち味がうまく出ていたが、圧巻はやはり樹木希林に尽きる。

 夕食は「ゆで豚・コチュジャンたれ」、「小松菜とみず菜のナムル」、「青梗菜のオイスターソース炒め」、「豆腐のソテー・唐辛子じょうゆ」、「あさりの韓国風スープ」。
 食文化だけでも日韓友好といこうじゃあないか。

 発泡酒~焼酎の水割りで早めに切り上げた。8時半にはダウン。

 

 

2019年2月26日火曜日

そして横になる

2月25日。星期一。           128/99。63.3kg。

 朝食は「名古屋トースト」、「ルッコラのカレー風味卵炒め」ほか。この組み合わせはなかなか良い。

 義母の部屋の障子張り替えをする予定だったが、朝が意外に寒かったんで来月に延期した。昼用のサニーレタスの収穫、生ごみの埋め込み、3ヶ月ぶり?のコンポストの撹拌をする頃には気温も上がったんで草むしりを1時間近くおこなった。
コンポストの撹拌時に出てきた虫たち。30匹はいたな。この後極刑。
この日の午後からはケイのにぃにぃが1泊の東京スティで、義母も夕食を済ませて帰ってくるので、夕食は今朝作った「ごま油鍋の残り汁で作った雑炊」で済ますことにし、出来る限りストックしてある映画を観ることにした。

 昼食は「ハンバーガー」。具材はハンバーグ、チーズ、サニーレタス、ピクルス。これにルートビア。

 1本目。「アゲイン」。2015年脚本家としても有名な大森寿美男監督・脚本作品。部員が事件をおこして甲子園の道を閉ざされた部員たちの過去や現在を描いたもので、過去の事故の真相が解き明かされるまでの経過が長く、物語の全体のトーンが中途半端になってしまった。これも2時間は長い。安定した中井貴一の演技をしても払拭できない編集ミス。

 2本目。「エントラップメント」。1999年ジョン・アミエル監督作品。天才泥棒の騙し合いをショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが演ずる娯楽作品であり、最後の「プードゥー」駅の場面でようやく1度観たことがあることを思い出した。どこか見たことがある駅であり、シンガポールでぶらついた時のものかな、とも考えたりしてたんだが.....。これはマレーシアでした。同じ名前のワインの銘柄もあったが、あれはチリかオーストラリアだったような気がする。

 3本目。「ブロードウェイ・メロディ」。1929年第2回アカデミー賞作品賞作品。第1回は「つばさ」という作品だが、2つとも知らないもので、3回になって初めて「西部戦線異常なし」でようやくそのなめを知るものがでてくる。
 で、この作品、ブロードウェイで一旗揚げようとする姉妹と、やはり作曲と歌で成功を収めようする男が絡む、ミュージカル仕立ての愛憎劇であり、今で言うと戦前版「ラ・ラ・ランド」となるか?セリフが大げさで恋の絡みもじれったいものだが、当時としては2時間以上の大作だったに違いない。俳優並びにスタッフで既知な人物は皆無だ。

4本目。「そして父になる」。2015年是枝裕和監督・脚本作品。脚本がよく、演出もそれを上回るくらい良い。中でもリリー・フランキーと真木よう子がいい。演技はともかく福山雅治は適役である。想像していたものを抜け出たものではなく、こういう役にピッタリの風貌だし。
 子育てについてぶつかり合うシーンもいい。親子の血のつながりを疑いもなく暮らしている者にとっては、青天の霹靂の話しであり、実話を取材したものではないだろうか?
 福山演ずる夫が、尾野真千子演ずる妻に対し「自分の子供を見分けられなかったのか!」と攻める場面での冷酷なセリフがすごい。子どもと過ごす時間の大切さを再認識する映画だ。
 ちょっと出の中村ゆり、この年に亡くなった夏八木勲らを観られたのも嬉しい。

 さすがに4本立ては疲れた。お供はキムチ1パックと前述の雑炊、発泡酒2缶~菊正宗樽酒2合で9時前にダウン。

2019年2月25日月曜日

「名古屋トースト」を毛嫌いすることはない。

2月24日。星期天。      129/86。63.1kg。

 早朝キッチンは「ソーキ」。今回は量が少なく500g弱である。

 朝食は「名古屋トースト」。何のことはない。厚切り(今回は5枚切り)トーストにマーガリン(バターはNG)を厚めに塗りたくり、さらにあんこ(通常はつぶあんだが今回はこしあん)を厚めに載せ、熱い(厚い)顔しながら食うんである。今回は5枚切りの食パンの処遇に困った上での苦肉の策である。これはコッペパンを使ったものですでにかなりの歴史を持つ食べ方であり、意外性もなくふつうに美味しいことはわかっていたが、実際に作ることになるとは思わなかった。あと残ったあんこの消費のために2回ばかりやってからフレンチトーストにするか。

 PCのあと買い物へ行く前に確定申告書類作成。「個人番号カード」のコピーを同封すれば完成である。現在コピー機が不調なので近所のスーパーでコピー(1枚5円)をとることにした。安くなったもので、これなら修理も買い換えることもないな。プリンター機能だけは正常だし。

 昼食は「ご飯」、「とろろ」、「みょうがと卵のお吸い物」、「大根の入り納豆」、「鯵の干物」。

 午後のロードショーは「はなちゃんのみそ汁」。2015年阿久根知昭監督作品。この人あとで知ったんだけど森崎東監督「ペコロスの母に会いに行く」の脚本も書いている。あの時の主人公は漫画家だったが、監督も漫画で「ちばてつや賞」を受賞している。
 演出については大げさな演技が漫画的で、脚本やセリフが物語の流れを止めたりしてしまうためかも知れないが、やたら長く感じた出来となってしまっている。家族年代記といった風の作りにしたほうが良かったかもしれない。
 森崎東監督は高齢(91歳)で体調もすぐれないということで、この若い監督の次回作に期待したいところである。

 夕食は「ごま油鍋」。電車内の広告で見た、ごま油のメーカーのチラシで知ったものである。何のことはなく、豚しゃぶを煮込んだものに多めのごま油が加わったものである。具材は豚バラ肉、キャベツ、えのき、みず菜(オリジナルは春菊)。が、うまかった。残り汁は明日雑炊にしよう。
 「白菜のもみ漬け」。これも何のことはなくごくふつうの浅漬である。「キムチ」。

 発泡酒~焼酎の水割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・小岩編」。今回飲み食い取材が多いのはやはり土地柄ということか。新小岩まで足を伸ばした取材日は雨天だったので、最初から新小岩にしとけば良かったんじゃあなかっただろうか。
 その後、エイミー・マンの「セイブミー」を何回か聴いてから9時過ぎにダウン。

2019年2月24日日曜日

カメラを止めて、飲む。

2月23日。星期六。        計測忘れ。

 洗濯を済ませ、9時に実家に向け出発。
しばらくぶりに撮った画像。Wが来た時の夕食。
このテーブルに置かれた日本の酒。右はWが持ってきてくれた純米酒「末廣」。スッキリしたのみ口で、この日のうちに全部飲んでしまった。
 左はあまり安いんでつい買ってしまったイオン系のPBウイスキー。確か548円税別。で、ちらっと成分表示を見たら、なんとモルト・グレーンが10%、スピリッツ90%。驚愕の表記である。これって「混ぜ物」じゃん。しかしラベルはちゃんとウイスキーとなっている。後で調べたら各国でウイスキーの定義があり、日本は欧米に比べかなり緩い規制になっていることを知った。これは問題だが、買うときは気をつけよう。これじゃあ「ウイスキー風味の焼酎」じゃん。

 11時に到着。昼食は前日の残りという「豚丼」にキムチをたっぷり載せた「豚キムチ丼」。これにインスタント味噌汁。

 部屋で越冬したツボクサやゼラニウム、レモングラスを表に出す。

 カバーしてある中から「サニーレタス」を二株収穫した。白菜、みず菜、正月菜もだいぶ育ってきたので、その大きさは売り物には到底届かないが、自宅消費には十分である。

 マンションにおいてあったぬか床を持ち帰り、実家のものと合体させる。そろそろ本腰入れてぬか漬けやんなくちゃあな。

 夕食は「サムギョプサル」、「じゃがいもとシーフードのチヂミ」、「もやしとネギの韓国風スープ」、「ルッコラのナムル」、サニーレタスはサムギョプサルをタレに付けたあとくるんでたべた。
 発泡酒~焼酎の水割り。

 ちびちびやりながら「マグノリア」のサントラを聴いたあと、DVD鑑賞。「カメラを止めるな」。略して「カメ止め」。めちゃくちゃ話題の作品である。
 構成も斬新であり、正式な脚本が存在するのか未確認だが、学生の3流の舞台演劇のようなセリフ回しや手持ちカメラの使い方など、およそ通常の撮影方式からは生み出せないパワーのようなものを感じる。
 70年代の大島、寺山などの作品を彷彿させる喜劇である。が、疲れもあり、集中して鑑賞できず、再度観ることになりそうである。10時前にダウン。

2019年2月23日土曜日

荷風風散歩・江東~墨田

2月22日。星期五。           計測不能が、体重増加傾向続く。

 朝食は「ピザトースト」。昨日のミートソースの残りと、炒めタマネギ、ピザ用チーズをトッピングしてトーストしたもの。「ベーコン&ルッコラのクミン風味卵炒め」、「いよかん&りんごのフルーツヨーグルト・キンカンマーマレードのせ」、「牛乳」。かなりの二日酔い。

 食事しながら今日の散歩コースを決めた。

 11時ころ出発。最初は江東区は森下文化センターでの「田川水泡」コーナーの見学。清澄白河から歩いてくると、商店街通り沿いにあるその建物へ行く途中の道は「のらくろ通り」となっていることから、田川水泡はこの町に根付いていたことが分かる。

 展示室は広くはないが、展示品が多く、俺が知っている漫画家の絵も数点あった。大御所の手塚治虫が田川水泡に書き送ったものや、一緒に撮影した写真などもあり、その中でも山根赤鬼・青鬼と交友があったことも初めて知った。
 さらに驚いたのが田川水泡の奥さんが小林秀雄の妹さんだということだ。この辺の絡みが去年から始まった読書で知ることとなった作家と結びつくので面白い。

 図書室が隣にあり、2.3人が利用してた。

 受付をはさんで反対側に鉄道模型がたくさん陳列されてた。地元の同好会が寄贈したものだということで、縮尺率を合わせていて、かなり小さいもので鍋の中に小宇宙を再現したりと、なかなか凝った作りをして楽しみながら作っていることが想像できる。

 そこから歩いて15分くらいのところにある「清澄庭園」を散策する。入場料は65歳以上は半額の50円。この時の客の9割は50円で入場したと思われる。

 一度来園したと思うんだが、さっぱり記憶がない。もしかすると六義園と混同してるかもしれない。

 入ったとたんに赤と白の梅の5分咲きになったものを観た。天気もいいしまさに「幸先(咲)」のいいことである。
 驚いたのは蛙の多さである。交尾してるものや、その上から横取りしようとしてるものや、交尾しながら排卵してるものなど、まさに「蛙の本番ショー」である。この時期が発情期なんだろう。卵の数も半端なく多い。惜しむらくはカメラを持ってこなかったことだ。
 そのほか鯉、亀、鴨など生き物が多い庭園である。雑草が実家の庭にあったものとほぼ同一種であることを発見したこともあり楽しかったな。
 娘を撮る母親が美人だったのが目を引いた。娘のほうはというと、普通ちょっと以下で、「親父を恨むでないぞ」と言ってやりたかった。

 大きな通りに出て昼飯にすることにした。中華屋が多い。そのうちのひとつに入る。先日「アド街」で池袋の大勝軒を取材しているのを観て、食べたくなったつけ麺を食べることにした。三種ある漬け汁の中から「坦々味」を選択し、これに瓶ビール。この時には二日酔いから復活していた。
 うまい。量もちょうどいい。

 押上に移動し、業平あたりをぶらつきながら「たばこと塩の博物館」へ行く。ここも入場料は65歳以上半額の50円。
 特別展は「江戸の園芸」展で、浮世絵や図録によるところの当時の園芸の広まりを展示するものである。その当時から「サボテン」があったことを知り驚いた。
 タバコを吸いながら鉢植えに水を注ぐ女の絵は、まさにこの建物にぴったりの図柄ではないだろうか。花は朝顔が一番多かったような気がする。
 今もある豆腐料理やの「笹の雪」の広告や、小村井にあったという花の公園など、珍しいものがずいぶんあったな。

 2015年に移転したというこの建物、ゆったりしていてソファでうたた寝する老人が多く、わずかな間だったがその仲間に加えてもらった。
 同じ階に「塩」に関する展示場がある。味見するところがあれば酒も欲しいところだ。

 その上の階は「たばこ」の展示場である。江戸時代に広まったという煙草に関する展示が面白く、大きな変化となったきっかけが1853年のペリーがもたらしたたばこ文化だそうだ。

 小さいころにあったようなタバコ屋の原寸の店内の中ではテレビが3本CMをエンドレスで流していた。サントリーは角瓶のもので、三浦友和が出演しているロングバージョンである。
 トヨタは田宮二郎が出演するコロナのもの。日清はピンクレディーのUFO焼きそばのものだ。
 試飲コーナーがあってもよさそうなものだが、残念ながらなかった。

 池袋に就いたのは4時過ぎで、いつも行く酒場は4割程度の客がいた。まずは瓶ビール~ホッピーといつものコースだ。
 この店でのお気に入りは「日替わりメニュー」であり、魚介類が多いのでうれしい。この日は「ほうぼうの刺身」と「イワシの梅煮」。Wが注文したのは「ポテトサラダ」、「げそ天」、「ハムカツ」。この日は二人とも店の売りである「もつ煮」と焼きトンは頼まなかったな。
 途中でボトルを追加して7時ころまで飲んで解散。帰宅後8時過ぎにダウン。

2019年2月22日金曜日

マグノリアのサントラ

2月21日。星期四。           計測不能。

 朝食をちょっといじってみた。オートミールにコチュチャンアチ&鮭フレーク&海苔(しけり気味)をトッピングしたもの。タマネギをくわえたラクサスープにパクチーをトッピングしたもの。伊予柑とバナナのヨーグルト。

 8時にコンビニへ新聞を買いに。

 つくづく思うのは自分の感覚を信じられるように鍛えておくことが肝要だということだ。不正統計なんて無視しても自分の「経済感覚」を磨くということである。何年も前から買い出しに行って「デフレ解消」という言葉がむなしく聞こえていたのにもかかわらず、メディアでは漢字もろくに読めない低能総理が「景気」の上昇を叫んでいたんである。こんな奴を国の首長であることを容認しているこの国に「希望」はない。

 その主張を叡智のこもった言葉でこき下ろす野田秀樹のコラムがいい。芝居でつ買う言葉がいかに多いかということは、多くの芝居に関わる人が知的であるということを証明している。井上ひさし、蜷川某、寺山修二...数え上げればきりがない。

 遺言通りの葬式をやってくれない中国。死んでも人権はなし、ということである。こんな国にも「希望」なんてあるんだろうか?

 ところでオリンピック招致にかかわる異常な「お金」に関する問題はどこに行ったの?

 昼食は「ミートソース・パスタ」。レトルトである。

 国営放送「サラメシ」を見た。左こん平が生前通った蕎麦屋での昼食が取材されていた。俺が好きな「かつ丼セット」だった。ただしそばは「かけ」。俺はほぼ1年中「もり」である。それにしてもうまそうなかつ丼だった。江東区は森下あたりか?

 1時から国営放送で映画鑑賞。「ハッド」。1963年マーティン・リット監督作品。主演のポール・ニューマンと何度か組んでいる監督で、いくつかの作品はいいものばかりだった。
 この作品では3代の家族の愛憎劇が描かれていて、演出・脚本が素晴らしい。で、悪くなっていくアメリカについていけなず、昔のアメリカをなじる次男、あくまでも昔のアメリカのままの生き方を貫こうとする父親、そしてその間で揺れ動く故長男の息子。これにメイドが絡む。舞台劇を見るようだ。時代背景は「ジャイアンツ」と同じで、この後石油ブレークがやってくる。ジャイアンツが表ならこちらは裏といところである。口蹄疫にかかった牛の殺戮場面が強烈。「ワイアットアープ」でのバッファローの大量殺戮も強烈だったが、ちょうどこの作品との時間差は30年だ。

 3時ころW到着。

 調理しながら聴いた映画「マグノリア」のサントラが良かった。これは上野でケイのにぃにぃが見つけたもので100円税別。ウイキーで調べたら監督のPTA(ポール・トーマス・アンダーソン)はエイミー・マンの「セイブ・ミー」に感銘を受け、そのモチーフを映像化したのが「マグノリア」だということだ。出だしの「ワン」のカバーからして良かったもんなあ。なるほど。
 最近では「雪の華」が同じようなプロセスを踏んでいるようだ。

 5時から酒宴開始。
 メニューは「ごぼうのマヨサラ」、「小松菜と鯵の干物の炒め物」、「はんぺんとトマトの卵煮」、「ぬか漬けキュウリ」、「長いもの明太子和え」、「麻婆豆腐」。麻婆豆腐はレトルト。明太子はパスタ用に買ったインスタント。
 ビール(Wは焼酎のガラナ割り)~日本酒(福島産・末廣・純米)~ウイスキーで9時前?ダウン。

 このウイスキーがひどいもので、モルト・グレーンというウイスキー主成分は一割で九割はスピリッツだった。値段(548円税別)につられて買ったもの。まあ酔っ払うと違いもわからなくなるのでどうでもいいことなんだが....。

2019年2月21日木曜日

でっち上げ・トレンド

2月20日。星期三。             計測不能。

 早く寝たのと、アルコールの量が少なかった(ちょうどよかった?)せいもあり、1時過ぎには目が覚め2時ころから布団の中で本を読み始めた。マンションの寝室のベッドの位置が実家とだいぶ違うので、照明の当たり方でそのままの位置だと読みづらいんで、枕の位置を反対にした。
 で、4時過ぎには永井龍男のエッセイを読み終えた。この作家は小説は10代から書き始めており、俳人でもあるが、その両方は俺の興味の対象外なので、現在の「積ん読」本を読み終えたら、再び随筆を探して読むつもりである。

 水道の水がぬるい。気温が上がっているな。指のひび割れもひどくなる季節柄ありがたいことだ。

 朝食は「非常食用乾パン」。これにベトナム製の練乳もどきをかけ、牛乳と一緒に食べた。

 近所のコンビニで新聞とコーヒーを買ってくる。ペットボトルのコーヒーはレンジにかけて飲める容易さがいい。
 1時間以上かけて新聞を読む。

 トランプが言っている「非常事態」は実際の事例の数値を無視した「でっちあげ」である、とされている。同じようなことを安倍が「60%以上の自治体が協力拒否」ってのもまったくの「でっち上げ」も証明されてしまっている。
  トップに立つもののこうした「でっちあげ」とアジテーション、まさにナチズムの台頭時を思わせるものじゃあないだろうか?保守系からも危険視する声出てるもんなあ。

 「飼い犬に嚙まれる」。祖父母の飼う犬に孫が噛まれて死んだ。こういう話を聞くとすぐに立原正秋を思い出す。著名な作家であり、その随筆のなかで娘を噛んだというよその飼い犬を木刀で殺したという話を読んで感銘を受けたことを思い出した。俺が祖父なら間違いなくその犬を殺し、俺は腹を切らねばならないんだろうな。

 訃報欄で「高橋英夫」という文芸評論家が88歳で亡くなったことを知る。なぜ気になったかというと、この人の評論の対象になる作家が、河上徹太郎~小林秀雄など、先ほど読み終えた永井龍男の著書にやたらに出てくるお名前だったからである。交遊録の中に出てくる多くの作家の中でも頻度の多いお二人だ。しかも小林秀雄に至っては、立原正秋が師事した人である。

 昼食は「たぬきそば」。これに現在ブレークしてる「さばの水煮缶」。

 川向こうのスーパーへ買い出し。暖かくて、ダウンジャケットを着ていかなくてよかったが、帰り道は着ていた上着を脱いだくらいであった。「春近し」?

 午後のロードショーは「プロメテウス」。二度目。

 夕食はインスタント「醤油ラーメン」。具材はえのき・しいたけ・キャベツ・長ネギ・さやいんげんとトッピングにパクチー。
 作りながら、昨日途中までしか聴いてなかったジョアン・オズボーンのCDの残りをかけた。「one of us」は聴いたことある曲だ。彼女の最大のヒットであるらしい。

 続けて「エイリアン・コヴェナント」。前作もそうだが、10名以上の出演者が入れ代わり立ち代わり早い場面転換の中で動き回られると、安作り(最近はそうでもないらしい)のTVドラマ風であり、終盤の船に乗り込んだエイリアンを船外から放り出す場面では第1作のセルフオマージュみたいで新鮮さがまるで感じられない。アンドロイドの処遇に至っては作り手も迷いながら仕立てているとしか考えられない。「迷走」気味?
  9時ころダウン。

2019年2月20日水曜日

十五夜、いざ!酔い

2月19日。星期二。           計測忘れ。

 昨日の夜、帰り道きれいな月を見た。ほぼ満月だったが、後でカレンダーを見たが3つもあるカレンダーのどれにも旧暦が記されてない。で、2月5日が旧正月だったことを思い出して、数えてみたら十四夜ということが分かった。ということは今夜が十五夜ということになる。最近は「スーパームーン」とか呼んでいるのを見かけるが、十五夜のことなんだろうか?

 PCに向かった後、近所のコンビニに買い物に行く。買ってきた新聞に一通り目を通した後は、実家から持ってきた文庫本を読む。永井龍男の随筆集。ユーモアもあるが、淡々とした文章でありながら、映し出す情景に共感を呼び起こす名文だと思う。全体的に批判するものはないが、それでも批判すべきところは短文でしっかり書いている。先日読んだ丸谷才一の「まずい」、とか「いけない」という言葉が出る、まことに珍しい美食探訪記と共通するところあり。
 人情の機微に触れる文章のうまさは向田邦子の文章でも感じたことがある。この随筆集には約60編収められており、その半分以上は交遊録であり、特にその晩年が描かれている。その中では文芸春秋の編集長などを歴任してきた人だけに著名な人ばかりである。この日は永井荷風についてのものも読んだ。東京の夏の風物詩を懐かしみながら話は「にごりえ」から荷風の「墨東奇譚」へ及ぶのである。情緒的にはなってはいないものの、そんな書き方をするまでもないことは読めば伝わってくる作者の思い、まさに名文である。

 普段は見ないテレビ番組欄に「向田邦子名作ドラマ」とあったんで、どうせ再放送ものだとは思いながら、暇つぶしに観てみようと思ったが、よく見ると「向田邦子原案」とあるのでやめにした。要するに「向田邦子風」ドラマなのだろう。これじゃあ「和風ラーメン」と同じじゃん。

 かけているラジオからミーシャの声が聞こえる。もともと歌い方に独特のくせ?があり、好みの歌手ではないが、この番組を知ってから、彼女のしゃべり方がとても心地いいので、忘れないように10時には国営放送をかけるようにしている。どうも毎週火曜日ってのが覚えられない。

 10時半に上野へケイのにぃにぃと昼飯を食いに行く。バスに乗ると車窓からスーパーの山積み販売品の中に「ルートビア」があるのをケイのにぃにぃが見つけた。価格も78円だということだ。多分賞味期限が近いのだろう。沖縄では当たり前の価格だが、こちらでは100円以下ではなかなかないどころか、その物自体も手に入りにくい。
 だが、すぐそのあとで「クリームソーダ」だったかもしれないというではないか。確かに同じ会社で販売しているクリームソーダはルートビアに比べて白っぽいデザインでありながら、味は全く別物なのだ。
 どっちにしても、帰宅後買いに行くことにしたから、その時判明するだろう。

 御徒町で降り、昼食前にハードオフ~ブックオフでCD探し。全部で5枚買った。ケイのにぃにぃも何枚か買っていたが、その中でも面白いものは映画「マグノリア」のサントラ盤である。ジャケットの裏の写真では監督と歌手のピンナップや、合成?と思われる歌手と出演者のピンナップもあり、もちろん空から落ちてくるガマガエル?もある。

 昼食は「キリンシティ上野店」。「タパス盛り合わせ」、「台湾混ぜご飯」を三種のビールを飲みながら食う。ケイのにぃにぃは「ナポリタン」。ビールは頼んでから5分以上待つことになることが分かったのは、メニューのところに記されていた。おいしく飲むためにはグラスに注いでから4分放置しておくんだそうだ。ソフトクリームのような泡を盛り付けられたそのビールは確かにうまい。独特の苦みがあり、サッポロにはないうまさである。が、「達人ブレンド」という大げさな名称のハーフ&ハーフはあっさりしすぎて面白みがなかった。食い物は良し。2時間飲み放題4000円はビールの季節(年がら年中ではあるが)にやってみたいものである。

 実家に帰るケイのにぃにぃとは京成上野入口で別れ、帰途につく。自宅と反対の方向にあるスーパーで、先ほど見つけた特売品は果たして「クリームソーダ」であった。がっかりしたことは書くまでもないか。が、もしかすると、と感じ、店内くまなく捜索したところ、ルートビアどころか缶ジュース皆無のスーパーであった。

 夕食はビールのみにしようと思ったが、やはり腹が減ってきてインスタント醤油ラーメンをねぎのみのほぼ具材なしで食べる。

 買ってきたCDを聴いたところ、ジョアン・オズボーンは期待とはだいぶかけ離れたもので、ブライアンアダムスはヒット曲まで行かないうちに飽きてしまった。ケイのにぃにぃの「マグノリア」はエイミー・マンのアルバムと言ってよいもので、ほとんどが彼女の楽曲でなかなかいい。
 オリビア・ニュートンジョンは「そよ風の誘惑」ヒットする前のベストのようで、2.3曲のオリジナルヒットのほかはすべてカバー曲であり、昔よくあったスタイルのレコードが売れてた頃の商法上のもの。まあ、100円なら仕方ないか。
 小野リサ「ボッサ・フラ・ノヴァ」はハワイアンをあの独特の声で歌ったものだが、彼女の英米のヒット曲のカバーより似合ってる。

 7時から「駅前」シリーズの映画を観ようとかけてはみたが、あんまりにもくだらないんでやめて「鉄人28号」の9話から11話まで観た。原作よりずっと面白い。
 ビールだけだったんで酔うまではいかなかったが疲れたらしい。9時過ぎ速攻ダウン。

2019年2月19日火曜日

今月二度目のショートスティ

2月18日。星期一。                計測忘れ。

 昨日の草むしりの時に成長した2株ルッコラを抜いてそのままにしてあったことを思い出し、庭に出たところ多少干からびた状態だったが、水に浸してしばらく放置しといたら何とか蘇生した。
 今日は午後から出かけるんで、草むしりはせずにパクチーの畝の手入れをした。かなり変色又は枯れ死している枝?があり、それを除去するだけのことなんだが、その時に食べられそうなものを収穫したらかなりの量になった。東京に5泊する間の朝食の時に消費する量としてはちょうどいい。

 草むしり、そして今日も、土を掘り起こすと、それほど深くないところから数匹の虫が出てきた。そのほとんどが夜盗虫の類だった。こいつを捕殺するほどうれしいことはない。さんざんこいつの被害にあってるからなあ。今年もやられるだろうが、今のうちに何匹も殺したいものだ。

 買い物もないので、余った時間を利用して「スター誕生」の後半を鑑賞した。後半ではスチール場面がなく、前半のスチール場面の理由をますます知りたくなった。
 主人公の二人が結婚し、悲劇の幕開けとなり、最後は夫の入水自殺と何とか復帰するスターである妻、という場面で終わる。
 アル中、そして仕事がない過去のスター男優が妻の足かせになることを自覚するまでの流れと妻の献身さの中にある複雑な感情がよく描かれていて、まさに名演技である。演出の手腕なんだろうなあ。また、オリジナルをミュージカル仕立てにしたのも成功している。この演技でアカデミー賞を獲得できなかったジュディ・ガーランドは不運としか言いようがない。なんせ相手が「喝采」のその後モナコ王妃となったグレース・ケリーだもんな。
 さて、この夫をブラッドリー・クーパーがどう演じるか、見ものである。なんせあの「ハングオーバー」での酔っぱらいが記憶に新しいからな。
 それにしても、ジュディ・ガーランドの略歴を読むと、「スター誕生」は復帰作とされていて、彼女の「薬中歴」もあり、過剰摂取による死は自殺ともみられている。享年47歳。まるで「スター誕生」の夫役の人生にダブるんだけど。
 しかも遺伝性もあるのか、実の娘のライザ・ミネリもアルコール依存症&薬物中毒になっている。
この人とフランクシナトラ&サミーディヴィス・jrが3人で来日したショーはTVで観たなあ。調べたら1989年。ちなみにシナトラの持ち歌として有名な「ニューヨーク・ニューヨーク」は、元はライザ・ミネリ主演映画の主題歌である。

 昼食は残り物オンパレード。

 片付け終えてから、すぐに東京に向け出発。

 がん検診の受診票などが届いていたので、早速受信日の変更をした。整形外科の定期受診とダブったからである。で、その週にすべて(胃カメラ・献血)を済まそうとしたところ、胃カメラは予約が取れなかった。
 が、7日に知人と会うことになってるんで、その週はほぼ埋まった。往復の移動費を考えると、効率重視になることは年金生活者としては当然といわねばならない。

 夕方、町屋駅まで行って、ケイのにぃにぃと落ちあい焼肉を食う。
ほとんどホルモン、タン、センマイ刺し、豚足、カクテキに生ビール~酎ハイ。1万円でほんのちょっぴりのお釣り。大満足だった。
 そういえば、ちょっと離れたところに4人家族が来ていたが、全員がスマホ片手に焼肉をつっついてる様は異常だった。が、そういった風景は「現代の家族の情景」となってるんだろうか?やだやだ。
 帰宅後、ジンをちょっと飲んでから9時ころダウン。

2019年2月18日月曜日

初「スター誕生」はリメイクだった。

2月17日。星期天。              115/78。63.4kg。

 早朝キッチンは「煮豚」。と、ケイのにぃにぃ用の「杏仁豆腐」。煮豚の仕上がりはかなり油が抜け、味もあっさり気味だった。

 新聞に先月末に南千住駅そばの「千成食堂」が閉店したことが書かれてあった。東京で社交ダンスサークルに参加している時、週1回は南千住に行っていて、時間が合えばそこで「煮込み定食」を食ったもんだった。60年続いた食堂であることを初めて知った。「煮込み定食」のことにも触れていて、歯の悪い老人のために、かなり柔らかくなるまで煮込んでいたということである。
 俺は歯が悪いくせにどちらかと言えば、噛みごたえのあるもののほうが好みだが、この食堂のもつ煮はたしかに味がしっかり染み付いていて、おかずにはぴったりだったな。

 9時からの買物では、陽が出ているにもかかわらず、風があったので気温より寒く感じたが、帰宅すると風もやみ昨日に続いて暖かくなってきたんで、庭に出て草むしりをする。
 午前中に1時間半、午後は2時間。土を大量に抱えちまう雑草が多く、土を払い落とす作業が面倒だったが、これを怠ると庭の土がどんどん減っちまうから手を抜けない。

 昼食は買ってきた野菜かき揚げをトッピングした「かけそば」。他の具材はかまぼこと長ネギ。

 午後は草むしりしていてほんの少しばかり汗をかいた。久しぶりだ。

 上がって2時半。夕食の支度開始まで時間が余ったんで長時間映画の半分を鑑賞。現在大ヒット作品「アリー・スター誕生」の元祖作品の最初のリメイク作品で「スター誕生」。1954年ジョージ・キューカー監督、ジュディ・ガーランド&ジェームズ・メイソン主演。
 ややこしいが、この作品は過去2度リメイクされており、現在公開中のものは3度めとなるわけである。オリジナルは1937年で、今日観たのが1954年版。次が1976年バーブラ・ストライサンド主演のものである。
 4本全部観るのも面白いかもしれない。すべての作品がゴールデングローブ賞やアカデミー賞に絡んでいることでも注目に値する。で、演技者はアカデミー賞を受賞してないんで、今回の発表も楽しみだ。
 まだ半分しか観てないが、当時としてはかなり実験的な作品だったんじゃあないだろうか?スチール写真に台詞を入れるという場面が幾度となく出てくる。監督は演出に定評のある人で、代表的なエピソードとして「風と共に去りぬ」での女優の演技指導であり、彼の経歴から見ると多数の賞を役者に獲得させていることがわかる。今日の作品もかなりノミネートされたらしい。

 夕食は「卵入り巾着の煮物」。煮汁は煮豚のものである。具材に大根、正月菜を加えた。「かまぼことしらたきのきんぴら」、「大根のマヨサラダ」、「長芋入り納豆」。
 発泡酒~燗酒~冷酒をちびちびやりながらTV鑑賞。「アド街・昭和の池袋」。今度加賀屋で飲む前に少しぶらつきたいと思ったな。それにしても美女不在だなあ。コレクションでは無理しても2名だった。
 9時にダウン。

2019年2月17日日曜日

初?庭作業。

2月16日。星期六。            121/83。62.9kg。

 9時から近所のスーパーで買物をしたあと自転車のタイヤ交換をする。9時半から11時半までかかった。
 前回の自転車と違いチェーンカバーがついているというだけで作業が煩雑になる。チェーンカバーの取り付けが最後の作業になったが、2ヶ所のネジがどうしても取り付けられないので、最後はケイのにぃにぃに頼んだ。あとから聞いたところ単純なネジ穴のズレだということだ。俺がよくやる「ポカ」の好例である。高齢だから仕方ないかぁ?

 昼食はインスタント醤油ラーメン。具材は白菜、人参、しいたけ、えのき、もやし、長ネギ。あんかけ風にした。

 午後は3時まで2時間ちょっと草むしり。今日は気温が高く庭作業には持って来いだ。が、右足をつったんでおしまいにした。それがちょうど2時間経った時だった。

 ということで今日は午後のロードショーはお休み。

 夕食は、午後ケイのにぃにぃが買ってきた豚スペアリブの特価品(茨城産ローズポーク)920g(100gあたり約90円)がメインになったんで急遽メニューを変更。
 「アンチョビポテト」、「きゅうりとトマトのサラダ」、「えのきとしいたけの卵スープ」。

 スペアリブはオリジナルのタレに30分漬け込み、フライパンで焼いてからオーブンで200度15分焼いて出来上がり。すべての工程をケイのにぃにぃの一人舞台。

発泡酒~シラーズ種オーストラリア産ワインをちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・池袋北口周辺編」。
 〆にウイスキーをなめてから9時過ぎダウン。

2019年2月16日土曜日

謎のリメイク

2月15日。星期五。          123/89。63.0kg。

 朝食は残ったみず菜とこれまた残り物の卵の白身をカレー風味炒めものに、チゲ鍋の残り物。

 新聞紙とチラシの回収にだすための結束作業。10kgないと交換品がもらえないのでちゃんと計量する。ゴミ出し用ビニール袋8枚、トイレットペーパー4個、ティッシュ1箱 の中から選べる。
 ゴミ出し用ビニール袋を選んだが、毎月1回回収してもらうと、これで新たに買う必要がなくなる。そのことも考慮しての「8枚」なんだろうか?週2枚、で4週で8枚。
 で、現在、回収紙ゴミは2種に分けている。トイレットペーパーの芯、包装紙、パッケージ紙箱等と新聞紙&チラシである。

 10時からの買い出しは自転車利用。 24時間スーパーから始まり、ホームセンター~ドラッグストア~セブン系コンビニ。
 ホームセンターでは鹿沼土、自転車タイヤ2本を買ったんで結構な荷物となった。

 それにしても朝から客が多い。特に24時間スーパーは駐車場満杯、店内も加齢臭充満状態だった。そうである。今日は年金支給日なんである。途中で通った郵便局のATMに行列ができてたっけ。
 日常必要なものを買い込んだあと、パチンコ屋へ行くんだろうか?

 ケイのにぃにぃに教わってセブン系のコンビニでレモンを買った。4個で97円税込みはちょっと傷んでるがかなり安い。他に処分品がなかったんでこれだけ買う。

 昼食は二人で残り物整理。

 午後のロードショーは「ワイアット・アープ」。1994年ローレンス・カスダン監督・脚本・制作作品。ケビン・コスナーと組んだ三作目の作品は大きくコケた。撮影は素晴らしいんだが、シルバラードのような爽快さがまるでない。主人公がウケ狙いをわざと外すような脚本もよくない。魅力がまるでないのである。歴代のワイアット・アープの中で一番良くないんじゃあないだろうか?
 音楽も大げさで邪魔。第一3時間強は長すぎる。
 同じ年に公開されたワイアット・アープものの「トゥームストーン」は劇場で観たが、こちらは面白かったし、撮影もよく、興行的にも成功した。ドク役のヴァル・キルマーが健康過ぎて気になった以外は問題なかった。
 「墓石と決闘」といい、ワイアット・アープものの史実に沿ったもので秀作があるのにもかかわらず、リメイクに挑戦したのはなぜだろう?カスダンはこの後ヒット作が1本もない。最新作の「ハン・ソロ」が大コケしたのは有名である。

 新聞、読書。新聞では「同性婚」を認めない現行法は違法であるとしての訴訟が起きていることに関連して、性差別の問題が多く取り上げられている。いままでタブーとした歴史が本国では長すぎた感が否めないな。今日の取材では「キッズ・オールライト」を地でゆくようなカップルを取り上げてた。
 いじめ、虐待といい「虐げられた人々」の声をもっと新聞は報道し、女の裸の宣伝する週刊誌の広告なんか載せないでほしいと思ってたら、投書の中にそういった発言があった。

 夕食は「唐揚げ」。既成品の粉を使う。鶏もも肉500g、鶏胸肉300g(当初昼食用の予定だったもの)。「ロミロミ・サーモン」、「メキシカンサルサ」。この2品もインスタントパウダーを使用したもの。前者にはイタリアンパセリ、後者にはルッコラを加えた。「ラクサスープ」。こちらもインスタント。具材はキャベツとしいたけ。
 揚げ物に付き合う以外は楽な夕食作りだった。もも肉の下ごしらえは大変だが、これも100gあたり50円位のブラもも(ブラジル産)ならば致し方ない。

 発泡酒~シラーズ種オーストラリア産ワイン~ウイスキーをちびちびやりながらTV鑑賞。「二度目のシリーズ・フランスはプロヴァンス」。めちゃいいところだなあ。日本だと郡上八幡あたりが相当するのだろうか。フランスは無理だが、郡上八幡ならもう一度いいてみたいものだ。
 続けて土井さんの番組を観てたが、酔っ払ってきたんで半分くらいでやめて9時過ぎダウン。

2019年2月15日金曜日

マイ・ファニー....

2月14日。星期四。               102/70。63.1kg。

 バレンタインデーである。で、チェット・ベイカーを引っ張りだして朝からかける。トップが「マイ・ファニー・バレンタイン」。ヤク中で人生を棒に振ったミュージシャンで、そのか細い歌はなんとも心震わせる。その歌い方はウイキーによると、ジョアン・ジルベルトに影響を与えたと言われるくらいだから、ボサノヴァの祖といえるかもしれない。
 
 朝食はみず菜のカレー風味卵炒め。いつもルッコラでやってたやつで、どんな葉っぱでも行けそうである。これにサムギョプサルのたれをかけた粥。

 10時から買物。

 昼食は「メンチカツ」。自作である。これに「明洞キムチ鍋」。ケイのにぃにぃがよそってくれたご飯が多かった。明らかに食べ過ぎである。
 が、コロッケ類が意外と簡単にできることがわかった。油も少なめでオッケーだ。

 午後のロードショーは「デビルスバックボーン」。2001年、スペイン、ギレルモ・デル・トロ監督作品。「パンズ・ラビリンス」同様スペイン内戦が背景になっている。
 共和党の子供の孤児院で起こる惨劇は、もともとこの孤児院で育ち、職員として働く男が引き起こすものである。主な登場人物の設定や末路が丁寧に描かれる。
 主人公は孤児院に送られてくる新入りの子どもと語り部となる「胎児漬けラム酒」を飲む医師である。その設定もさることながら、やはり脚本を兼ねる監督のイメージの具象化の手腕による出来の良さに感心する。

 時間が余ったんで明日観る予定の映画のさわりを観た。3時間強の作品で「ワイアット・アープ」。何度も映画化されたもので、この時間に長さだと冗長さが予測できるが、監督がローレンス・カスダンなので期待するところもある。とりあえず45分鑑賞したところ、やはり駄作臭がする。

 夕食は「土手鍋風」。ケイのにぃにぃのプロデュースによるもので調理も本人が受け持った。具材は鶏もも肉、ごぼう、こんにゃく、ゆで卵。
 「長芋の明太子和え」、「大根・ごぼう・れんこんの煮物」、「えのき&大葉入り納豆」。

 発泡酒~燗酒2合~テキーラ。二人でテキーラ半分空けた。この時もチェット・ベイカーをかけ~テキーラに合わせ「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」もかける。
 
 テキーラ飲みながらケイとケイのねぇねぇから送られたチョコをつまむ。うまい。明らかに飲み過ぎた。
 9時ころダウン。

2019年2月14日木曜日

劇場型詐欺

2月13日。星期三。        147/102。62.8kg。

 遅めの起床からでも立ち直り早く、水回りの掃除を済ます。

 9時からはFMを聴きながら読書&新聞。土壌問題の単行本を読み始めたが、今まで作家の本を読んできたせいか、文章が非常に読みづらい。これは手こずりそうだ。
 最近読み始めた「ちょっといい話」は一人1ページちょっとのジョークを集めたもので、この日の中に市川準(1986年発行当時の肩書はCFディレクターになってた)が書いたものがあり、今井美樹(文中にはイマイミキ)を使ったジョークは面白かった。

 24時間スーパーへは徒歩で買物。

 昼食は「明太子パスタ」。トッピングに大葉と海苔。

 午後のロードショーは「マッチスティック・メン」。2003年、リドリー・スコット監督作品。監督がヒット作を多く持つ人だけに、ちょっぴり期待していたが、外れはなかった。展開もテンポが良く、なんといっても主演のニコラス・ケイジのストイックさがうける。それほどでもないがサム・ロックウェルもいい。
 どんでん返しのラスト(劇場型詐欺)もよく出来てるが、さらなる最後でハッピーエンドにしているところがうまい。

 夕食はNADなので「カレーライス・キャベツ千切り添え」。具材はじゃがいも、人参、タマネギ、コーン(缶)、豚ひき肉。

 夕食作りで平行してソーキの煮汁を使って煮物を作った。具材は大根、れんこん、ごぼう。筑前煮に近いようなもの。
 7時過ぎにベッドインして永井龍男のエッセイを読む。この日は久保田万太郎との交流を通して彼について語ったもの。暴露的要素があり面白かった。8時にダウン。その後1時間半ごとにトイレにいく。困ったものだ。明日までに身体中の水分が放出されちまうんではないか?
 

2019年2月13日水曜日

喧嘩より飯

2月12日。星期二。        132/90。体重計不調。

 二日酔い。6時近く起床。

 庭で青菜を収穫したが、指先の感覚がなくなるほど冷たかった。次の冬にはもっとちゃんとした防寒対策をしなけりゃあいけないと思った。みず菜、青梗菜、正月菜。

 10時近くに徒歩で買物。帰宅後読書。今日は新聞が休みなので、その1時間は読書に費やす。 「東京百話」の章は阿部定の調書の抜粋であり、この本の中でも異色のものだ。20ページ以上あり、性器や性行為の名詞が削られているが、赤裸々な内容で、事件に至るまでがしっかり語られている。「尾久」という地名も何度も出てくる。
 定の異常な男の妻に対する嫉妬も度を越しているとしか思えないが、それ以上に男の精力(40代)絶倫さには驚かされる。同世代の頃だったら羨むだろうなあ。苗字は「石田」、この苗字の人には精力絶倫の人が多いんだろうか?

 昼食は「シーフード塩焼きそば」&「中華がゆ」。

 午後のロードショーは「戦場のアリア」。2005年、フランス・ドイツ・イギリス映画。第1次世界大戦でのフランス・スコットランド・ドイツの前線でのドラマで実話に基づいているらしい。
 クリスマス停戦をし、僅かな交流で戦争についての考えを変えてゆく兵士たちとその結果がもたらすその先の不幸を丁寧すぎるほど描く。紅一点のダイアン・クルーガーが美しい。
 終盤、兵士を戦場に赴かせるための戦意高揚感を煽る司教の行為に怒りを抑えられずに十字架を捨てた神父の姿に感動する。キリスト教も殺人集団なのである。

 夕食は「サムギョプサル」。初めてのメニューである。何の事はない、豚バラの焼き肉である。ジンギスカン鍋を使用したところ、これが一番サムギョプサルに向いていると思った。初めて食べた時はまな板を傾けたような鉄板だった。要するに油を落とすことが肝要となっているわけである。
 ネットで調べたたれが想像以上にうまかった。今年は「豚年」だし、近所のスーパーも定期的にカナダ産の豚バラブロックを特売するので、これから定番化したいものである。添えた焼き野菜は茄子・しいたけ・れんこん。
 「ほうれん草のナムル」、「じゃがいものスティック状炒め」、「わかめスープ」、「エゴマの醤油漬け(ケンニプチャンアチ)」、「茹で青菜の醤油だれ(これもチャンアチのつけ汁)」、「キムチ」。
 かなり韓国料理屋に近い展開となった。これでマッコリや真露がありゃあ完璧かな?

 発泡酒~芋焼酎のお湯割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「セントラル・インテリジェンス」 。2016年アメリカ映画。ドゥエイン・ジョンソンとケヴィン・ハート主演のしょうもない内容のコメディで、そのしょうもなさがめちゃ面白い。笑いたければドゥエイン・ジョンソンかウイル・フェレルを選べばほぼ外れなし。おまけの定番のNGシーンもいい。笑い疲れて10時にダウン。

2019年2月12日火曜日

赤いスイートピーの秘密

2月11日。星期一。              106/77。62.4kg。

 3時ころ起きてしまい、早朝キッチンは「マグロの漬け」、「ヌクチャム」、「唐辛子」などの制作。

 10時前に買物。雪がぱらついていたが、道は昨日よりマシ。

 午前中は新聞と毎日読書。4時過ぎに新聞を取りに出たら、配達のおばちゃんと鉢合わせになり、遅れを詫てスポーツ新聞を一部くれた。が、もともと一般紙でもスポーツ欄とテレビ欄は観ないのでそのまんまくずかごに入れることになった。
 
 昼食は「マグロの漬け丼」、ケイのにぃにぃのプロデュースによる「うどん」。釜あげうどんに生卵を混ぜ、ソーキの煮詰まった汁を加え、ネギ・かつお節をトッピングしたもの。これがめちゃうまかったな。煮汁はめんつゆに代えてもいいそうだ。
 漬け丼にもきちんと海苔・大葉・わさび汁をトッピングした。充実のランチだったな。

 午後のロードショーは「ハードウェイ」。1991年、ジョン・バダム監督作品。 ドタバタコメディ。笑わせどころもありふれたもので、シリアス場面が生きてこない凡庸な仕上がり。マイケル・J・フォックスの軽妙さとジェームズ・ウッズの切れた演技を楽しむだけでいいかな。

 午後の国営FM放送が面白かった。「松本隆」特集。中でも細野晴臣とのエピソードが面白かった。
 「赤いスイートピー」の、当時存在がなかったものを大ヒットさせ、花業界が「赤い....」を作ってしまい、現在なお売れているという社会現象まで引き起こしたのは、エピソードの中のピークだったな。
 そういえば小椋佳の「シクラメンのかほり」の中でも、存在しない色のシクラメンを歌詞に入れてしまったというエピソードを思い出した。シクラメンはその後、その色のものを作ったんだろうか?

 昭和56年発行の料理事典を最近よく使っている。当時の世相なんだろうか?豚ひき肉と茄子を使ったレシピが他のものに比べ多い。そういえば、バブルのまっただ中のレシピ本にはもやしがほとんど出てこない、ってことは以前に書いたような気がする。
 ラジオを聴きながら、この事典の中からこれから先のメニューを作る。

 夕食は「塩さば・おろし付き」、「なめこの味噌汁」、「キャベツの甘酢漬け」、「里芋の味噌煮」、「白菜の早漬け」。早づけは「昆布茶」と「白だし」の2種。
 発泡酒~この日ケイのにぃにぃが買ってきた宮崎県産の芋焼酎の処分品のお湯割りをちびちびやりながら国営FM放送を聴く。9時ころダウン。

2019年2月11日月曜日

不快な道~映画

2月10日。星期天。           132/97。63.2kg。

 早朝キッチンは「グリューワイン」制作。完成後、果物は取り出して皮をむき砂糖を加えて煮込む。冷ましてからフードプロセッサーにかけてジャムも完成。

 9時前に徒歩で近所のスーパーへ買物。滑らないよう気をつけながら歩いていたが、帰りのゆるい下り坂で滑った。膝がつきそうになったが、この原因はもちろん俺の不注意である。それまで自分の足の下ろす場所を確認しつつ歩いていたのが、ちょっと考え事をして確認を怠ったためである。一瞬冷やっとしたことは言うまでもない。

 日が当たらない道は当分の間は避けるようにルートも考えながら歩くしかないなあ。

 昼食は「たぬきそば・わかめ入り」、「とろろ」。

 午後のロードショーは「白いリボン」。2009年、ミヒャエル・ハネケ脚本・監督作品。第一次世界大戦勃発当時のオーストリアかドイツあたりの田舎村で起こった出来事が2時間半かけて描かれる。う~ん、ヨーロッパ版モノクロ仕様「ツイン・ピークス」みたいなもの。
 まともなのは語り部となる教師のロマンスくらいなもので、その他のエピソードは現在で言うパワハラとセクハラとヘイトスピーチ満載の群像劇でありながら何一つ完結することなく進み、そして終わる。 一連の事件の犯人は子どもたちであることは想像つくけれど、この全体を覆う「嫌な感じ」の雰囲気は独特で、これにハマる人もいるんじゃあないだろうか?どこかの映画祭で絶賛されたらしい。

 ぬか床を撹拌する。で、わかったこと。やはり毎日撹拌しなければならないということだ。昨日漬け込んだ時にうまく糠で覆いきれなかったきゅうりは1日で柔らかくなり曲げて漬けることができるようになった。気温が低いので多分まだ漬け込み不足だろうから、あと2日は漬け込んでみることにした。
 粥を炊くと吹きこぼれが多いので、点検に出しておいた炊飯器が戻ってきたので、半合を全粥モードで炊いて見たところやはり吹きこぼれた。あと2モードあるのでそれを試してから、今回のように吹きこぼれの状態を写真にとっておくことにした。

 唐辛子の種ぬき。一味唐辛子の下処理である。種は今年まくことになる。

 夕食は「餃子」。先日にらまんを作った時に残っていた餃子の皮が16枚あったので、苦手意識払拭のためにも作ってみた。「茹でもやし中華味」、「かに玉」、「人参・青ネギ・えのきの中華スープ」。

 発泡酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・北千住編」。8時半ダウン。

2019年2月10日日曜日

雪見酒は次回に

2月9日。星期六。       124/91。62.9kg。

 東京にいる間、血圧計が不良なので計測を休んでいたのが癖になっちまい、どうも朝起きてすぐの計測を忘れちまう。2日連続の計測はいずれも朝食のあとであり、普段の数値との差が歴然としている。

 早朝キッチンは「ソーキ」制作。朝食は「グリーンカレー」他。

 ぬか床を倉庫より出してきて、久しぶりに撹拌した。きゅうりを2本漬けたが、糠の一部を東京に忘れてきたので量が足りず、きゅうりを全部覆うのに苦労した。やれやれ。

 昨夜辺りから降っていたんだろうか?小雪がぱらついているがあまり積もっていない。これなら買物にも行けそうだった。恐怖の雪かきもしないで済みそうだ。

 近所のスーパーへ「豚バラブロック」の特売品他を買いに行く。

 昼食は「芋粥」、「白菜と油揚げの卵とじ」、「赤かぶの甘酢漬け」。おかゆには秋刀魚醤が合うなあ。塩分摂りすぎかも。

 午後のロードショーは「ザ・ゲスト」。中東から戻った1兵士は実は特殊手術を受けている最中に逃亡した「スーパー戦士」のようだ。「のようだ」というのはその点についての解説があんまりないんである。ただ、野放しにすると危険であり、その特殊手術が公にできないということから、殺し合いが始めるんである。終盤がどうにもしまらない。主人公演ずる俳優がブラッドレイ・クーパー似である。

 夕食は「鍋」。ケイのにぃにぃの作った「鴨鍋」のレシピによる汁を使う。具材はれんこんをすりおろしたものを加えた鶏団子で、肉は胸肉をフードプロセッサーにかけたもの。 白菜、しめじ、豆腐、九条ねぎ。〆はラーメン。

 アペリティフにシュナップス~ホッピー~燗酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「土井善晴の美食探訪・青山編」~「二度目のミルウォーキー編」。

 燗酒の時に障子を開ければ「雪見酒」ができたのになあ。忘れてた。

 9時ころダウン。また血圧計測忘れ。「忘れ」が多くなっている

2019年2月9日土曜日

雪籠前に

2月8日。星期五。            120/80。62.9kg。

 朝食は「バゲット・トースト・くるみバター」、「大根の葉いりトムヤムスープ」。

 ケイのにぃにぃがセブン系のコンビニへ買い物に行くというので新聞を頼んだらY新聞を買ってきた。実家に戻ればT新聞があるから違うほうがいいだろうということだった。
 たしかにケイのにぃにぃがおっしやる通り、Y新聞は文字が読みやすい。が、所詮右翼系であり、政府にどっしり寄りかかった新聞であり、内容も政府を突っつく記事なんかこれっぽちもありゃしない。が、AとかM新聞社の関係者が起こしたゴタゴタはどんなケチな記事でも必ず掲載するという陰湿な潔癖さだけは備えている。
 スポーツ欄は観ないから関係ないが、通り過ぎた時に目に入ったのはやはりYの名前の入った野球チームのちょっとした出来事がかなりの場所を占めてクローズアップされている。

 丸谷才一のエッセイを読了。あとがきと編集者との対談での記述についての裏話も面白かった。読みながらよだれがたれたのも一度や二度じゃあ済まなかった。帰宅したら早速熱燗で一杯やりたい。

 昼食は「かけそば」。そばがどうにもまずい。同じような価格帯の安物でも実家にあるものとはだいぶ差がある。

 食後、ケイのにぃにぃより先に実家に戻る。明日予想される降雪のために買い出しを済まそうと思ったからである。
 一旦帰宅して24時間スーパーへは自転車で、近所のスーパーには徒歩で。駅からも歩いたんでこの日は久しぶりに結構歩いたことになる。明日は引きこもりだしちょうどいいかもしれない。

 夕食は「芋粥」、「子持ちししゃも・おろし付き」、「おでん」の残りにはんぺんとちくわを足したもの。
発泡酒~熱燗2合~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながら、ケイのにぃにぃと「居間改造計画」についてしゃべる。

 買ってきた骨付き豚バラ肉を水につける。オレンジも買ってきてあるし、冷蔵庫にあるレモンとで明日は「グリューワイン」&「ソーキ」制作だ。9時ころ?ダウン。

2019年2月8日金曜日

最終兵器「卵焼き」

2月7日。星期四。             計測忘れ。

 朝食はソーキの煮汁に冷凍菜っ葉飯、冷凍大根の葉、とき卵を加えた雑炊、など。

 近所のコンビニでコーヒーと新聞を買って来て、持参した丸谷才一の本とで午前中を過ごす。

 パスタを水に漬ける。2時間がちょうど良いらしく、それ以上やっても変わらないそうだ。

 で、12時からセロリのナムルを作り、12時半からパスタを茹でる。

 昼食は「ナポリタン」、「バゲット」。ナポリタンソースはもちろんレトルトで、2人前98円税別。

 午後は国営放送で映画鑑賞。画面の左下に国営放送局からのお知らせみたいなものが表示されて字幕が一部観にくくなってたが、それが気にならないくらいいい映画だった。
 二度目となる「恋に落ちて」。1984年アメリカ映画。「純粋な」不倫映画とウイキーにあるが、まさにその通りの作品で、演出のほとんどは二人のやり取りと、特に表情で構成されている。
 名わき役でもあるハーヴェイ・カイテル(出演してることを初めて知った)とダイアン・ウィーストも大きな役割を果たしてない。
 ロバート・デ・ニーロが語るウォール街の名前の由来が面白かった。現在、トランプが違う意味での「ウォール」を作ろうとしている。
 携帯電話のない、こうしたドラマは今はなき「切ないもの」の代表となってしまった。すれ違うことがなくなったものなあ。

 デートに着てゆくドレス選びの場面もいい。ダイアン・レインのようにメリル・ストリーブはブラを外したりしない。だからベッドシーンもない。同じ空間にいることだけで幸福感に包まれる二人を名優が演じていて、思わず感情移入してしまった人も多いんじゃあないだろうか。
 デーブ・グルーシンのメインテーマに使われている曲はもちろん知っていたが、この映画で使われていたものだということも今回初めて知った。

 3時からケイのねぇねぇのところへ向かう。

 9時半まで3匹のちびっこギャングと過ごす。この日の夕食ではジュウジああーろがTVを観終えて、一人遅れて食事に参加し、6時半から7時までに用意した食事をすべて平らげた。これは7時までに食べ終えなければ全員の食事を下げてしまうということを宣言したためでもあるが、少しづつ俺の怒声と体罰の効果の表れとみている。ちょっとしたことで小突かれたりすることもなくなるということがやっとわかりつつあるということだ。
 先日作った「おからの煮もの」が残っていたので、それをテーブルに出したら、ジュウジああーろが「食べない」と言ったので、下げてから生卵を加えて「卵焼き」にして出したら完食した。種明かししたら驚いていたが、自分でもこれは「使える手」と感心した。

 10時半に帰宅。11までウイスキーを飲んで、速攻ダウン。

2019年2月7日木曜日

アイスとホット

2月6日。星期三。                計測忘れ。

 朝一番で近所のコンビニへ買い物。新聞とペットボトル入りコーヒー。表示をよく見るとペットボトルコーヒーと紙パック入りコーヒーの違いがあることを知った。紙パック入りには「アイスコーヒー用」とあり、その表示はペットボトルにはない。ってことは、ペットボトルのコーヒーはホットとしても飲めるということだろう。
 で、帰宅後早速レンジにかけホットで飲んだところ問題なしということで、今後マンションで飲むコーヒーはこの形にしようと思う。
 新聞も図書館の加齢臭漂う中で読むより、110円の出費でこうしてコーヒーを飲みながら自宅で読むほうがいい。

 この日は寒いうえに雨も降るということで外出しないことを決め込んで、一日テレビとインターネットで過ごすことにした。

 午前中の映画鑑賞は二度目の「ヤングゼネレーション」。1979年ピーター・イエーツ監督作品。4人組の青春映画。とくると「スタンド・バイ・ミー」だが、それ先駆けるほど10年前の作品だ。
 主人公の親子関係も丁寧に描かれていて、好感度が高い作品で、当時本国ではアカデミー賞ノミネートされていたくらいであるが、日本では俳優も無名だということもあり受けなかったようだ。
 中のエピソードが面白く、よくできた脚本である。主人公がイタリアマニアだったのが自転車レースでイタリアチーム(名がチンザノ)にひどい仕打ちを受けたことで、次にフランスにはまる。
 監督は職人肌が強いようでそのジャンルも広く、追いかけたら面白いかもしれない。全作品16本のうち半分近く観ている。その中でも日本でマイナーとされるのが本作で、「エディコイルの友人たち」は未公開でDVDで観た。

 昼食は昨日の「アラビアータ」の残り半分と、バゲットのソフトなもの。カットしてなければ「バインミー」に使いたいんだがな。

 午後はネットで映画関係の調べもの。

 映画鑑賞はこれも二度目となる「インターステラー」。クリストファー・ノーランの作品はよく理解できないものが多い。「プレステージ」、時間ものの「メメント」、「インセプション」そしてこれである。
 単純に面白いと感じたものは「インソムニア」(制作にジョージ・クルーニーや、スティーブン・ソダーバーグが
関わっていたことを今回初めて知った)、「ダークナイト」かな。バットマン最終作は最後の殴り合いでしらけ切った。

 で、「インターステラー」。2014年作品。二組の父娘の愛が中心のSF映画で、地球に未来がないことを描き、その中にあって娘を救おうと命をかける父親をマシュー・マコノヒーが好演している。
 が、終盤、いきなりコロニーが出てきちゃうのがいかにも漫画的になっちまって締まりのない作品になったと思う。視覚が楽しめる。ドラマは「コンタクト」に及ばない。

 夕食は冷凍してあった「ソーキ」。今年は猪年。中国では「豚年」で昨日が元旦だ。大いに豚を食おう。9時前にダウン。

2019年2月6日水曜日

初アラビアータ

2月5日。星期二。                 計測忘れ。

 朝食は「ルッコラのクミン風味卵炒め」、「大根の葉入りおでん汁」、「バナナりんごヨーグルト」、「牛乳」。

 9時半に開くのを待って図書館へ行き、新聞に目を通す。思ってたよりも老人が少ないんでよかった、と思ってたら、斜め前に座った老人が変な咳をするんで、まだ半分残ってたが退散することにした。どうせ、10時に開く川向こうのスーパーへ行くまでの時間つぶしなんだから。

 気になった記事は野田市の虐待殺人に母親も加担していたことを報じたものだ。自分が夫からの暴力を受けぬようにするためだ、と。とにかくこいつらには「愛」というもののかけらひとつも持ち合わせてなかったことが明らかである。こいつらこそ「鬼畜」と呼ぶべきだろう。

 もう一つは新井浩文の強姦。最近観た「葛城事件」でも存在感ない人物を演じ、その存在感からしても中堅俳優としても、在日としても活躍して欲しいものだと思ってたところなんだが。あの作品では「動」の三浦友和に対し「静」の息子役としていい演技してたな。もう当分お目にかかることもなくなりそうだ。

 ネットではアルフレッド・ヒチコックの「セクハラ」記事。相当あくどかったらしいことが、彼の作品の主演女優が語っている。彼の作品では指折りの美女優が出ているだけに、その他の女優のインタビューも読みたいものである。一番はグレース・ケリーだが、この方もとうにお亡くなりになっている。

 昼食はパスタを茹で、レトルト食品「アラビアータ」ソースを絡めて食べた。2食分だったんでパスタも200g茹でて、半分はケイのねぇねぇのところへ持って行こうと考えていたんだが、「アラビアータ」って辛いことを知らなかった。子供たちは食べられないので、明日の昼食にすることにした。
 実家から持ってきたおからに大根の葉や油揚げを加えた「煮もの」制作。これをケイのねぇねぇのところへ持ってゆく。

 1時には出発し、新庚申塚で都営三田線に乗り換え、板橋区役所の近くで下車し、仲宿商店街を歩く。
 先日黒酢を買った中国食材店で紹興酒と八宝粥(中国ぜんざい)を買う。対面にあるスーパーの2階にある100均では「徳利」を。マンションの徳利は口に段差があり、ついだ後必ずその段差にたまった1滴が、垂れるという欠陥商品だったのだ。

 さらにその先のスーパーでは油揚げとしょうゆ。さらに先の輸入食材店ではパルメザンチーズや乾燥パセリなど。この通りで輸入食材のほとんどが手に入ることが分かった。貧乏人が多いこの周辺の事情に合わせて売価も高い設定になっていないのもうれしい。

 4時ころから9時まで3匹の子供と過ごす。

 夕食は「おからの煮もの」、「プチトマトとキュウリのサラダ」、「ごぼうとセロリと蒸し鶏の和え物」、のこりものの「?炒め」、「タマネギの味噌汁」。

 帰宅後サッポロラガービール~ウイスキーをちびちびやりながらDVD鑑賞。二度目になる「アバウト・タイム~愛おしい時間について」。この作品は「愛」に満ち溢れてる。その度合いは「ラブアクチュアリー」を大きく上回るものである。やたらにきな臭い、うんざりする嫌なニュースまみれになっているときに、せめて家族だけでも何とか幸せにしたいという思いが広がれば世界も静かになると思うんだが、その思いのない人たちに是非観てもらいたいものだ。

 父親に連れて来た彼女に対する評を尋ねると、その息子に向かって「お前より好きだ」。

 0時過ぎてダウン。明日は予定なし。

2019年2月5日火曜日

刺身~天ぷら~おでん 王道を行く

2月4日。星期一。                  計測忘れ。

 立春である。まさにその名にふさわしい陽気となった。

 ちょい二日酔いでの朝食は「グリーンカレー」。あっさり過ぎてうまくない。ナンプラーをもっと加えればよかった。
 6時半に出発。病院へ行く前にケイのところへ寄り荷物をすべて預けてから病院へ行く。

 レントゲンの結果はまあまあ。血圧は高値が続いているんで、投薬は同じ薬の倍量となった。塩分を控えるようケイにも言われた。ナンプラーの量を増やさなくてよかった。

 北千住でケイと昼食。天ぷらチェーン店。ランチには刺身もついた。スズキがうまい。これにキリンビール。このほかに春野菜の天ぷら盛り合わせとデザートは中村屋との提携の「揚げ饅頭」と揚げ物尽くしだがちっとももたれないのはさすがである。しかも膳に運ばれる速度が速い。

 ケイと別れてから帰宅し、午後はだらだらし、早めの夕食は持参した「おでん」。これと鯖の味噌煮(缶)。ローソンで買ったものでありタイ産である。中国産のほうが量が多い。
 2,3年前までは国産でも100円を超えることはなかったが、不漁と健康志向ブームで相場は一変してしまった。顕著なのが「さんま」だ。倍以上となっている。さんまも中国が取りまくっていて、そのうち缶詰は中国産だらけになるかもな。

 サッポロラガービール~燗酒~ウイスキーをちびちびやりながらYouTubeでフリートウッド・マックやジョン・オズボーンなどを聴く。
 10時過ぎダウン。

2019年2月4日月曜日

鬼やらい

2月3日。星期天。               計測忘れ。

 この言葉も知らなかった。で、「やらい」を調べたら追っ払うというような意味だそうで、昔から使われていたらしい。関東ではもちろん「あほう巻き」ならぬ「恵方巻」よりは歴史があるようですよ。

 以下の品目を作る。朝は7時まで、夕方は5時からの作業で、その間は下ごしらえや電気を使わぬ作業となる。完成したものの一部はケイのところへ運ぶ。

 「おでん」、「筑前煮」、「グリーンカレー」、「ごぼうと鶏肉のサラダ」、「ラザニア」、「すき焼き」。

 夕食のすき焼きの場合は「作る」とは言わないか。しかもカセットコンロだから、いつでもOKなわけだ。グリーンカレーはうまみがまったくといっていいほどなかったんで、成分欄を読んだらナンプラーを使っていないことが分かった。

 「おでん」は前回もち巾着がひどいことになっちまったんで、今回からはかんぴょうでしっかりしばることにした。

 昼食は「しょうが焼き」、「余り野菜のしょうゆスープ」。スープは煮豚の煮汁を薄めたもの。

 午後のロードショーは「マリー・アントワネット」。2006年、ソフィア・コッポラ脚本・監督・制作作品。
 ヴェルサイユ宮殿で繰り広げられるどんちゃん騒ぎが描かれ、その中でお菓子、酒、ギャンブル、衣装(オスカーをとったそうである)が矢継ぎ早に登場する。
 音楽も意表をついたものが多く、それが妙に合うから不思議。撮影もよく遠くから人物を追う場面が印象的だ。
 歴史を忠実に描くものではないしているようで、最後のギロチンシーンまでは描かれてない。かなり奔放な女性に描かれており、本国フランスでは不評だったようだが、生き生きとした一人の女性の人生をテンポよく描き、実によくできていると思う。

 夕食は「すき焼き」。割り下もケイのにぃにぃが作ったレシピによるもの。

 発泡酒~秋田の純米酒「北鹿」~菊正宗・樽酒。「北鹿」はうまみをうたってるが、どちらかといえば雑味のほうが勝っちまってると思う。これらをちびちびやりながらケイのにぃにぃがまた買ってきた今井美樹のCDを聴く。やはり若い時の声がいい。
 竹内まりやなども最近のライヴを聞くと、声が低くなっていることがよく分かる。その反面若手の声のきれいな歌を聴くと、やはり声の質が違うことがよく分かる。
 最近では家入レオの声がいい。最後は今井美樹の「幸せになりたい」を〆のウイスキーを飲みながら聴く。9時過ぎダウン。

 

 









2019年2月3日日曜日

「ベティ・デイヴィスの瞳」は迫力満点

2月2日。星期六。          143/93。62.4kg。

 昨夜の飲みが足らなかったらしく0時に目覚め、いい加減にごろごろが飽きて読書開始。
それにも飽きて3時に起床。

 干ししいたけを戻そうと容器を開けたらカビが生えてた。で、全部アルコールかけてから水洗いし、日干しにする。多分自作の干ししいたけが完全に乾燥していなかったんだろう。乾燥というのは大事だ。3年くらい前、たくわんを作ろうとして大根を干したところ、乾燥が足りず腐ってしまった。
 同じ頃、義母が知人からもらってきたたくわんもほぼ腐ってたっけ。 素人の失敗の原因のトップになってるじゃあないかな。

 新聞~毎日読書しても余裕の午前だった。

 自転車のパンク未だ治らず。原因が分からない。

 地銀からはがきが届いた。会社名義の当座口座の動きが10年ないので近日消滅するとの通知だった。昨年の10月で、無職になってから10年経っていたんだ。

 昼食はインスタント「味噌ラーメン」。具材はキャベツ、もやし、味付き卵(煮豚の煮汁に漬けてあったもの)、ネギ、煮豚。「炒飯」。具材は高菜漬け、ザーサイ、卵、ハム。

 午後のロードショーは「何がジェーンに起こったか」。1962年、ロバート・アルドリッチ監督・制作作品。主演はベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォード。1968年に日曜洋画劇場で放映された時に観ているはずだが、さすがに記憶が無い。
 憎みあう姉妹のサスペンスドラマ。娯楽映画も得意な監督が、2大女優を配して作り上げた素晴らしい愛憎劇である。最後のどんでん返しも、効きすぎている。

 ラジオを聴きながら台所作業。細川俊之の歌を昨日に引き続き聴く。素晴らしい声の持ち主で、ラジオ番組(調べたら1976年から1993年まで続いていたそうだ)のDJを務めたこともあり、その番組に生まれて初めてリクエストをしてオンエアされたこともある。懐かしい。

 夕食は「にらまん(五香粉入り)」、「もつ煮のもつ以外のもの」、「ピータン・豆腐」、「セロリのナムル」、「わかめの中華スープ」。

 アペリティフにジン~発泡酒~黒霧島2種のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「土井善晴の美食探訪・上野編」。ちょっといけないような高級店の取材番組。今回の中では行ったこともある「甘味処みはし」くらいか。
 〆にジンをちょっとなめてから9時にダウン。

2019年2月2日土曜日

しかも茨城は寒い

2月1日。星期五。                159/114。62.7kg。

寒いわけだ。遅めの起床で、8時に24時間スーパーへ、10時には近所のスーパーやドラッグストアへ買物。その合間を縫って「にらまん」制作。
 ドラッグストアの処分品コーナーにはケイのにぃにぃが昨日買ってきた「菊正宗・樽酒4合瓶」が1本残ってた。374円税別は安い。その他、みりん、グリーンカレーペースト、インスタントポタージュスープなどを買った。特にスープはスーパーの特売で買う予定になってたものだ。もちろんそれより安い。

 昼食は「もつ煮定食」。もつ煮に豆腐、がんもどきを加えた。これに「キムチ」。米よりビールだな、外だったら。

 午後はまずエアコンフィルターの掃除。久しぶりに自分で決めた1日に実施できた。

 午後のロードショーは「パンズ・ラビリンス」。2006年、ギレルモ・デル・トロ監督作品。スペイン内戦が舞台のファンタジーと現実の入り混じったストーリーは大人向けで、ダークファンタジーを得意とするティム・バートンと比較するとかなりグロテスクなものとなっている。 R指定12。
 「どこでもドア」風なものや、迷路を追い掛け回される「シャイニング」風とか、最後のどんでん返しまで一気に観させる。主人公が能年玲奈(のん)似。制作にアルフォンソ・キュアロンが加わってる。

 夕食は「塩さば」、「えのきと豆腐&大根おろしの味噌汁」、「白菜の煮物(煮豚の煮汁で)」、「赤かぶの甘酢漬け」、「長芋入り納豆」。

 発泡酒~レモンの葉漬け焼酎のお湯割りをちびちびやりながら新聞に目を通す。
気になった記事。「レット・イット・ビー」制作ドキュメンタリーが制作されるらしい。「ボヘミアン・ラプソディ」のあまりのヒットに柳の下を狙うんだろうな。監督はピーター・ジャクソン。

 転出転入差の県別表。関東内では茨城県だけがマイナス。つまり転出が多いということだ。この他大阪と福岡などの大都市は皆プラス。茨城県は数字の上でも県別ランキングは悪い位置に居続けているようだ。

 板井れんたろうさんの訃報。少年時代(50年以上前)どの漫画雑誌にも連載を持っていた人気漫画家で、ほのぼのタッチが持ち味で、「ポテト大将」の愛犬とのエピソードは今でも記憶している。
 
 野田市教育委員会の秘密を守らない「とんでもない行為」。これって罪にならないから何の責任にも問われないんだろうな。こいつら何のために存在してるんだろう。PTAとともに日本の教育をダメにしている根源としか思えない。虐待野郎に「あんたの子供が、あんたにいじめられてると、あんたに隠れて言いふらしてますよ」とお伝えしたら、その先どうなるかぐらい分かりそうなもんだが....。

 トルコがひどいことになってる。今年の夏こそはトルコ名物料理に挑戦しようと思ってが、やめた。サウジ料理について、ほとんど知識がなくて良かった。

 8時半にはダウン。

2019年2月1日金曜日

棚から「ジョニ・ミッチェル」。

1月31日。星期四。           124/90。62.7kg。

 早寝のおかげで早起き。0時に目覚め蒲団の中で読書。永井龍男のエッセイ集。

 この人の文章は本当に読みやすく、わかりやすい。冒頭で文章の書き方に言及しているのを読んでその理由がわかった。「うまく書こうとせず、正確に書くことに徹して」いるからである。それでいてかたくならないのは、やはり才能というものだろう。
 義母のエピソードは読んだことがある。「東京百話」に掲載されてたものに違いなく、それを読んで更に彼の書いたものを読みたくなり古本屋で探して見つけたことを思い出した。つい去年のことである。
 素晴らしい文章につられて2時過ぎまで読んでしまった。

 3時に起きて、早朝キッチンは「ゆで卵」。1パック茹でた。うち3個は煮豚の煮汁に漬けた。

 新聞~毎日の読書。今日から丸谷才一のエッセイが加わる。バッサリ、斬り捨て御免の文章が良い。グルメ旅行なのだが、まずいものもしっかり書いてある。
 BGMはジョニ・ミッチェルの「コースト&パーク」。多分一番売れたアルバムだと思う。最近観た映画で偶然2本の中で彼女のアルバムについて登場人物が語るシーンが有り、持っていることを思い出して引っ張り出してきたというわけである。「ヘルプミー」が一番好きだ。
 「キッズ・オールライト」では「ブルー」が、「ラブ・アクチュアリー」では「青春の光と影」のセルフカバーが入ったアルバムが語られてた。

 昼食は「インスタントラーメン」の麺を使った「塩ラーメン」。具材は合い挽き肉、ザーサイ、ネギ、ゆで卵。

 午後のロードショーは「花とアリス」。2004年、岩井俊二脚本・監督作品。いろいろなものから影響を受けたことを公言する彼ならではの作品だと思う。女の子の微妙な心情を描き、時に突発的に、時に情緒たっぷりに描き、観るものを飽きさせない手腕はすごい。135分長くない。
 現在売れっ子女優の位置を占めている蒼井優の原点はここにあったか。

 夕食はケイのにぃにぃが俺の留守中に作ったクリームシチューの残りを使った「チキングラタン」。低温ソテーした鶏胸肉と食パンを敷いて、その上にクリームシチューとピザチーズとパン粉とルッコラをトッピングしオーブンで焼くだけで完成。
 これに「アンチョビポテト」、「キャベツとウインナ・ベーコンのトマトスープ」。

 アペリティフはレモンの葉を刻んだものを焼酎に数時間漬け込んだものを2,3口。発泡酒~菊正宗の樽酒(4合瓶)はちびちびやって飲みきってからダウン。多分9時ころ。長い一日だった。1月も長かった。
 「1月はなんとながいのであろうか」(永井龍男「翁」より)