6月15日。星期五。 計測忘れ。
早朝キッチンは収穫したオカヒジキを茹でた。とうだちしてきており、蕾らしいものが沢山発生しており、3回めの収穫にしてあまり食感のよくない蕾が大量に含まれることになる。
小降りのうちに朝の買い物は24時間スーパーへ。スタンプ3倍デーだけあり、結構混んでた。
雨の中での収穫はサンチュ、小ネギ、ニラ。午後にもパクチーを選定しながら収穫したが、片方の場所では育ち方が非常に悪く、次回に収穫するときは撤収するつもりだ。日当たりが良くないとダメらしい。
梅干し用の梅塩漬けは順調に梅酢を出している。「赤紫蘇酢」には酢を追加投入し自家用にした。梅シロップはもう少しで氷砂糖が溶け終わりそうだ。完成間近。
今日の「百話」は、高見順のエッセイ。タッチがいいね。現在の「積んどく書」が消化したらなんか読もう。「如何なる....」は読んだことがあるが殆ど覚えてない。やはりエッセイにしよう。
かなり時間があったのでDVD鑑賞。1979年作品「ブリキの太鼓」。ナチスの台頭が始まった頃、自分の成長を三歳で止めてしまうというファンタジー要素がある作品で、強烈なナチ批判の作品。ギュンター・グラスという有名な作家のデビュー作らしい。
コメディチックな要素もあり、「アンダーグラウンド」にも通じている気がする。性的描写も強烈で、この辺りは原作通りらしい。140分の中で特に印象的だったのはナチの集会で、主人公が隠れて太鼓を打つ、そのリズムで音楽隊の銚子が狂い始め、最後はワルツになってしまう。そして「ハイルヒットラー!」的な群衆が、その音楽に合わせて踊り始めてしまう群衆シーンである。雨も降り始め、自然と解散してしまい、司会?が自棄を起こすところが笑えた。
この作品では民族問題(ドイツ、ポーランド、カシュバイ)も絡んでおり、地つなぎのヨーロッパの抱える問題はまだ当分解決しないんだろうなあ。
シャルル・アズナブールが出演していたのにも驚かされた。現在95歳だって。
昼食はフォースープを使った「にゅうめん」。具材は煮玉子、サンチュ、小ネギ、ニラ、もやし。
午後もDVD鑑賞。2017年「インヒアレントヴァイス」。気にしてる監督、ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)脚本作品である。登場人物が多く、探偵物の多くにあるように複雑でわかりにくそうな印象を受けたが、そこは監督が好きそうな役者にスポットが当てられることになると踏んでた、その見方は正しかった。
マリワナ中毒のヒッピー(懐かしい呼称)私立探偵が主人公で舞台となる70年代の世相を描写させ、過去を引きずる刑事(演じるジョシュ・ブローリンが魅力的)は、警察内の腐敗を描き、主人公との絆をひねくれた形で表現させる。第三の男は、巨悪な組織から抜け出られない元ミュージシャンは主人公に助けられ、喧騒の70年に別れを告げて家庭に収まる。
エンドロールに流れるバート・バカラックとハルデーヴィットの「Anyday Now」がいいね。これは主人公と元恋人との切れそうで切れない仲を歌ったものとして採用したんだろうなあ。
夕食はケイのにぃにぃが東京に行ってるんで徹底した手抜き。「お粥」、「キャベツとニラのチャンプルー」、「ぬか漬け数種」。チャンプルーは味噌汁で使った残り半分の豆腐と、ぶっかけ蕎麦で使って残った卵の白身3個分を使った。
ホッピー~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながら3枚目のDVD鑑賞。
「ハードエイト」。PTA監督脚本デビュー作。老ギャンブラーが罪滅ぼしにカジノで文無しになった若者(この父親を殺している)を助けることから、二人の間には親子に似た関係ができてくるが、それを壊そうとする老ギャンブラーの過去を知る男が現れる。
過去を知る男は最後はあっけなく老ギャンブラーに殺されるんだが、その同じような殺され方を演じるのが「ジャッキー・ブラウン」のサミュエル・ジャクソンなんである。
この作品を初めとして3人の俳優を複数回起用している。顔は覚えてるんだが名前が覚えられない。なくなったフィリップ・シーモア・ホフマンくらいかな。この作品、日本では公開されてないようだ。
2時間弱と、どう監督作品の中では短かったのも良かった。9時前にダウンできた。
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