2018年6月17日日曜日

お隣さん二本立て

6月16日。星期六。          130/80。61.0kg。

 早朝キッチンは、パクチーの茎から根にかけての部分を煮出したものにフォースープと沖縄だしを加えた「パクチースープ」を制作。ゆで卵3個はタルタルソース用。

 霧雨?の庭は生ごみの埋め込みと収穫(九条ねぎとサンチュ)。

 午前中はアジア映画二本立て。映画を見ながらザーサイの塩抜きをする。30分毎の水の交換で、計3回で調度良くなった。

 「風の丘を超えて-西便制」。1993年韓国映画。「パンソリ」という伝統芸能を破門された父親が孤児二人に芸を仕込みながらを放浪する。劇中では「演歌」と訳することもあるが、日本だと「浪花節」といった方がわかりやすいと思う。父親が大酒飲みで、芸のことになるとストイックな父という役どころは類型的だが、そこは1960年頃の雰囲気がうまく溶けこんで不自然さがない。
 丘の道の上で三人が歌い踊るシーンが印象的だったな。ブクリョウとかブシとか漢方薬名が劇中出てきた。しかも父親は娘にブシを飲ませて失明させてしまうんである。ブシは劇性が強く、外用としては使わないはずだが、顔に触れると皮膚がただれてひどいことになるという話を聞いたことがある。それで「ブス」の語源になったんだとか?
 まあ、映画に戻ると、父親は娘にパンソリの要である「恨(はん)」を身につけさせるためだとしている。ひどい話である。
 唄をしっかり聞けて113分。農村の四季の風景が美しい。この監督の「祝祭」も面白そうだ。

 「黄色い大地」。1984年中国。チェン・カイコー監督、チャン・イーモウ(監督としてのほうが有名だ)撮影という豪華スタッフだ。共産党員である役人が陜西省へ民謡を記録しにやってきて、ある貧しい家で何日か過ごし、その家族と心通わせるという話だ。時代設定は日中戦争目前。
 人身売買同然の嫁入りという悪習から抜け出し、役人が教えた八路軍へ入隊し、生きる希望をそこにたくそうとする少女の未来は?共産主義は貧しい者の最後の夢、というお話だ。
 それがミュージカル仕立てで綴られるという脚本が斬新であり、当時かなり話題になったらしい。ふたりとも今は俗っぽい作品が多いが、こうした挑戦はやはり若い時だから出来たんだろうなあ。
 雨乞いのシーンと共産党バンザイパレードが迫力ある。

 偶然だが二本とも唄に関係した作品だった。その国の文化をのぞくのにいいかもしれないが、俺にとっちゃあやはり食いもんのほうがいいな。そこで.....。

 昼食は珍しく一人。朝作ったスープで「にゅうめん」。トッピングもパクチーでパクチー臭満点。

 近所のスーパーとドラッグストアで買い物を済ませて、午後は台所作業。

 まずは「味付けザーサイ」制作。

 「タルタルソース」。きゅうりのピクルス、ゆで卵、新玉ねぎ、イタリアンパセリをみじん切りにしてマヨネーズ、塩コショウを加えて出来上がり。量は全て適当で味見しながら作った。

 「もやしのネギ味噌炒め」。これはインスタント調味料レトルト食品で、使うのはもやしと豚ひき肉である。挽肉は豚こま切れをフードプロセッサーにかけたもの。

 「中華豆腐団子」。味付きザーサイ、ネギをみじん切りにし、調味料と水切りした木綿豆腐をくずしながら混ぜて団子にし、片栗粉をまぶしながら整形したものを揚げたもの。これは明後日の主菜用である。この日はメインがケイのにぃにぃが作る「チキン南蛮」なんで、油を無駄なく使うというのが通例となっている。ちなみに明日は油を足して天ぷら、最後はフライものにする予定だ。


 夕食は「チキン南蛮・タルタルソース・サンチュの座布団付き」、「サンチュとトマトの中華スープ」、「オカヒジキの中華サラダ」、「もやしのネギ味噌炒め」。中華サラダのドレッシングは和風胡麻サラダドレッシングにごま油を足したもの。

 アペリティフにジンをエルトン・ジョンとジョン・レノンのライブ音源を聴きながら。曲は「真夜中を突っ走れ」。ホッピー~この日買ってきたポルトガル産?種ワインの小瓶(250ml)14.5度~ハウスワインをちびちび飲みながらメニュー作りして、8時半にはダウン。
 

 

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