今回の実家での予定はふたつ、うちひとつは地元のジムに3回行くことである。共済から3ヶ月に一度送られてくる全国ジム利用券(105円が必要)には期限があり、今月末で切れてしまうんである。
自宅の近所では自転車で30分以上かかるところしかなく、実家の近くのほうが使い勝手がいいんである。目標は達成した。火、木、土と通い、最終日では知り合いに会った。保険のおばさんである。おばさんとはちょっとどころか大分失礼である。彼女とはそんなに差はないんだから。
どうも「保険の...」とくると「おばさん」になっちまう。体系もほとんど変わらず、トレッドミルでは隣で走ったが、速度は速くはないがしっかりした歩き方である。これで45分やるというんだから大したもんである。
俺はやはり鏡に映る自分の格好を見るのがいやで20分でやめとこうと思っていたが、彼女としゃべってるうちに30分走ってしまった。単純運動は一人より複数のほうがいいのかもしれない。
さて、もうひとつは気なっていた映画を観ることである。
1.「ラブレター」。岩井俊二の作品。北海道旅行の前に読んだシナリオが良かったので、これを推す同居人の兄と一緒に観た。とってもすがすがしい作品に仕上がっていた。
2.「イングロリアスバスターズ」。クエンティンタランティーノ作品。何年か前、飲み友達だったT君が映画館でこれを観ていて、あまりのくだらなさに30分だかそこらで出てしまった、ということを聞かされていたんでいつか観てやろうと思ってた作品である。
多分彼は「レザボアドッグス」や「パルプフィクション」は未見だったんだろう。この監督の演出は非常に個性的であり、長まわしのスタイルも独特である。たとえば「ディアハンター」の披露宴パーティーシーンや、ロバートアルトマンのモブシーンなどが後半部につなげる重要なシーンであることが分かればこの監督の作法も理解できるんである。ただグロさは評価が分かれるところだろうが、現実の世界がまみれているグロさに比べりゃどうということもないではないか?
3.「12モンキーズ」。テリーギリアム作品。複線がたくさん用意されたタイムトラベル物である。頭が良くない俺はタイムトラベル物に弱い。が、この作品の基調はロマンスである。この監督は非常にロマンチストであると見た。それを確認するためにもうちょっと他の作品を観るつもりだ。とりあえず近日BSで「ブラザーグリム」が放映されるらしいのでそこから始めよう。
4.「トゥルーグリット」。コーエン作品。「勇気ある追跡」のリメイク。結論から言えば良く出来た作品であり、後日談や登場人物の深みのある描き方も、あえて王道の作り方だと思う。主題歌をマットディモンに歌わせたかったな。
5.「アルゴ」。えっ、と思ったってのが正直な感想。それは「これだけの内容のもの」って意味である。
なぜアメリカで、というよりアカデミーであれだけの過大な評価を受けたのが不思議でならない。
「ハートロッカー」のような緊迫感のある作品を期待した俺がいけなかったのかな?
実家にいるときは4人前の料理を作るんだが、2人前のレシピに慣れきってるので当然考えられる失敗が多々ある。調味料の量がその最たるものだが、食材も単純な計算ミスで足りなくなってしまったりする。さらに引継ぎを容易にするため食材を余すことなく消費する企画を練らなければならない。来週実家では夕食に弁当をとる事になっていて、食材の残はゼロに近ければ近いほど都合が良いことになる。
今回はゆとりを持ってプランを立て、最終日(つまり土曜日)は外食にしても大丈夫であるような計画を立てた。
14日。昼は「ラーメン」。ここで関西で買ったラーメンスープの素を使用した。ちょっとしょっぱかった。 夜は「麻婆茄子」、「アスパラと卵の炒め煮」、「ふかひれスープ(既製品)」、「豆苗、もやし、にらのナムル」。
15日。昼は「フォー」。業務スーパーで買ったインスタント物である。俺は気に入ったが、大方不評であった。
夜は「ごぼうと鶏肉の味噌炒め」、「セロリのきんぴら」、「茄子の味噌汁」。この夜に「しめ鯖」をつまみに「1999年もののスペイン産赤ワイン」を飲んだ。我が家が経済的に豊だったときの遺産である。血のような味がした。は、オーバーだがうまかった。
16日。昼は「アジの干物」、「大根の味噌汁」、「茹で青梗菜のポン酢」、「キャベツの浅漬け」。
つまり「焼き魚定食」である。在庫調整の結果で生まれた異色プログラムである。
夜は歩いて20分ほどの中華屋での夕食。
「小龍包」、「焼き餃子」、「レバニラ炒め」、「えびチリ」、「えびマヨ」、「ねぎチャーシュー」、「油淋鶏」、「えび黒こしょう炒め」、「皮蛋などの前菜」。ぷりぷりのえびを久しぶりに堪能した。ここではビールだけにして帰宅してからウイスキーを。
17日。最終日の昼は「深川丼」、「とろろのお吸い物」、「レンコンのきんぴら」、「サツマイモの甘煮」、「ベッタラ漬け(もちろん既製品)」。
さらに「筑前煮」と最後まで行き先の決まらなかった大根で「味噌汁」を作って、「筑前煮」は二軒分の夕食用にした。
去年からの習慣である午後の麻雀は今回4回実施された。高齢者の脳みその活性化に役立つことは実証済みである。俺の脳みそも来月から毎週金曜日に活性化されることとなる。次回の家族麻雀大会の計算係の精密度は確実にアップされていることだろう?
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