昨日も午前中にテキストに目を通し、午後から映画鑑賞。
「牝猫と現金」。1967年、ジョルジュロートネル監督。とにかく食べるシーンが多いことに気がついた。殺しの場面も多いんだが、とぼけた作品に仕上がってるのも「食う、寝る、遊ぶ」のシーンが散りばめられているからだろう。その良さは作品を見た当時は分からなかった。
なんとなく記憶に残ってる作品を再度見てみると新たな発見があって面白いもんだ。
と、考えてたらちょうどオンエァされていた作品が「ソイレントグリーン」1973年、リチャードフライッシャー監督。当時結末を知りながら名画座かなんかで見て、さほど感じたものもなかったんだが...。大体においてSFものを好んで見ないんで。
いやぁー面白かった。食糧難の未来都市、配給される食料(「ソイレントグリーン」と呼ばれたおせんべい)、安楽死場所(「ホーム」と呼ばれていた)、貧富の差の激しさなど、実に身につまされる内容であった。
チャールトンヘストンとチャックコナーズが共演してたのも覚えてなかった。「大いなる西部」でも共演して、やはり敵対していてが殴りあうことがなかった分かどうか分からないが、この作品では相当激しい格闘場面があって、一人歯を食いしばりながら納得していた。E.G.ロビンソンも懐かしかった。これも40年経ったから面白いんだろうなぁ。「食う、寝る」の次があまりない分、当時感じなかった深刻さが現実に訴えかける部分が鮮明である。主演の2人が飲む「久しぶりの」バーボンは本当にうまそうだったな。
歯を食いしばって、夕方歯医者へ。いよいよ奥歯が寿命か?こればっかりは先生にお任せ。
夕飯のメニューは「鶏肉ときのこのソテー」、「キャベツの味噌汁」、「ジャガイモのきんぴら」、おまけに「さんまの蒲焼」。さんまはお隣さんからいただいた北海道直送品。蒲焼の出来もよく、これならうなぎも要らないかな、と思えたほどである。これで日本酒を。
料理用に買った日本酒はいつも純米酒と決めてるが、今回のは特に飲みやすいものだった。2Lで798円というのも魅力である。
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