2011年3月14日月曜日

伸び悩みと飲み悩み

自信満々の上でのことだったろう。ある果汁メーカーが商品のデザインを刷新したところ売り上げが激減したそうである。

その商品はロングセラー商品で買ったことはないがデザインだけはよく憶えている。なるほど新製品のデザインと比べると従来品の方がインパクトが強く個性的だったのにリニューアル品はどちらかといえば個性がないものであった。そこでもとのデザインに戻すらしい。
 
 これを分析するとこういうことになる。メーカーは売り上げの伸びの止まった商品をデザインを変えることにより改善しようとしたのに違いないが、旧デザインに慣れ親しんで購入していた人たちがリニューアル品が見分けられなくなるとは考えも及ばなかった。

 前のデザインは購入意欲をそそるものであるにしろ限界まで稼いでいたことになる。マーケットの限界に自らの力で到達してしまったんである。

 これは多分色々な商品についてもいえることである。つまり既存のカテゴリー内の商品は余り始めたんである。その範囲で新製品が出れば既存の商品の売り上げが落ちる。トータルでの成長は止まってるということだ。更に成長を望むなら人口の増加を期待するしかないんじゃないだろうか?

 現在の市場を考えるならお隣の国の消費拡大ってところか?

人口が伸び悩みならマーケットもオーバーストアになるのは当たり前で、それでも拡大路線を貫こうとするアホ企業がいまだに多いことに国内産業の暗い将来を見るのである。

そこに来てこの震災である。計画停電などで国民が「なくても困らない生活」に気がついたら経済の復興なんて何年かかってもできないだろうなぁ。今回の事象により原発の安全性より電力を使わない生活に戻すことがどれだけ地球のために良いか、気づく人が増えることを祈りたい。

今夜のメニューは「海老と豆腐のサラダ」、「南瓜と豚肉の辛味炒め」、「小松菜の味噌汁」、「あおやぎ(本当にスーパーで並んでるのを見つけたときは驚いた)のぬた」、「白子ポン酢」。
 誕生日に長男からプレゼントされた日本酒でつまみたいおかずになってしまった。家のみはなるべくしないようにしてきたんだが.............。


 

 

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