2月3日。星期一。 64.9kg。140/97。
朝食は塩麹鍋の残りで作った雑炊の後編。その他。
坂がやたらに多い横浜ではIRに夢中になりすぎて、早くも依存症になったお役所が、その金をひねり出すために高齢者用の格安交通機関乗車券の取得金額を値上げするんだと。
これは外出して新型コロナウィルスに感染しないように、という高齢者を思う役所、というイメージアップ戦略というキャンペーンにすり替えられるらしい(と、考えたのは俺だ)。
杉浦日向子さんの「ごくらくちんみ」が面白い。ちょうど、「孤独のグルメ」、「今夜はコの字」といった、ものの原型ともいうべきものだが、ウイットの効き具合が抜群であり、TV番組では追いつきそうにもない。
義母の部屋の雨漏りは、この日も業者に来てもらい、雨を想定してホースで水をかけ、原因箇所を探ったが効果なく、次の機会を待つこととなった。
地元の商工会議所がいくつかの外食店を集め、売上増効果を狙ったクーポンを発行した。で、今日は早速いつものそば屋へ行った。
いつもの「カツ丼セット」である。クーポンのおかげで100円引きで、お店でスタンプを貰い、他の店でもう一つスタンプを貰えば、くじに参加でき、商品券などが当たるかもしれないというわけである。
食後、レンタルビデオ屋に寄って、1泊のDVDを返却した後棚をのぞく。相変わらずジャンル分けがひどく、「イージーライダー」が「ラブロマンス」コーナーに並んでた。やはりネットのほうが探しやすい。
ディスカウントスーパーと24時間スーパーで買い物して帰る。24時間スーパーはリニューアル時に定番の入れ替えや削除をしたようで、メモしたもの3品は棚から外されてしまった。
午後のロードショーは「バイス」。2019年アダム・マッケイ制作・脚本・監督作品。
コメディが得意な監督だが、「マネーショート」が転機になって、それまでコメディ映画を一緒に作ってきたウィル・フェレルとコンビ解消などというニュースが流れてたが、ウィル・フェレルはしっかり製作陣に名を連ねていた。しかもブラピまで参加している。
クリスチャン・ベールのメイクと肉体改造が話題になった作品であり、チェイニー元副大統領を描いた実話を元にし、無能なブッシュ(息子)が大統領となり、その影となり共和党政権を牛耳り、独裁政権を成したあと、失墜すまでを描く。
ここでも聞けた「アメリカンファースト」。右翼が口にする決まり文句だ。「強いアメリカ」。
この作品ではそっくりさんも多いが、やはりブッシュ(息子)演じたサム・ロックウェルがピカ一だな。その他に知っている顔ではパウエルを演じたタイラー・ベリーって役者(かなり多芸な人らしい)。この二人はテレビでもよく観た顔だし、よく覚えてるが、そっくりである。
特にサム・ロックウェルは芸達者で笑わせてくれる。エイミー・アダムスも体重増やしての参加のようである。監督と同じようにコメディ映画から転向したかと思わせるスティーブ・カレルもかなりのメイクで臨んでいる。が、やはりクリスチャン・ベールが白眉である。
レンタルビデオ屋の棚で見つけた作品の中に「記者たち」というのがあり、ロブ・ライナー監督作品で、イラク侵攻の大義名分を作った政府を追い詰める話で、この「バイス」の重要なエピソード部分でもあり、後で観ることにした。
夕食は昨日作っておいた「ごぼうとハスの天ぷら」、「厚揚げとセロリの味噌炒め」、「さつまいものごま煮」、「白菜の味噌汁」。
バドワイザー~焼酎の水割り~スコッチをちびちびやりながらイギリス映画を観る。おつまみは「豆腐の味噌漬け」。
映画は「ロケットマン」。2019年デクスター・フレッチャー監督(ブライアン・シンガーが途中で放り投げた「ボヘミアン・ラプソディ」をまとめた)作品。
ミュージカル仕立てでシリアスなエピソードを「飛んだ」状態にしてしまった、かなり斬新な作品となっている。
流れるナンバーはまさにリアルタイムで聴いててもので、懐かしさで胸いっぱいになる。歌も自声のタロン・エジャトンがうまい。結局歌でエルトン・ジョン自身が参加したのはエンディング1曲のみで、それさえもタロン・エジャトンとの共演である。
オープニング、「あばずれさんのお帰り(邦題)」から始まったのには驚いたな。これは随分前のベスト盤のオープニングに収められている曲である。
それにしてもゲイとヤクにまつわるエピソードが多い。ジョージ・マイケルといい、フレディ・マーキュリーといい、優れたアーティストが病むことなく作品を発表し続けられることを願うのみである。
あああ、面白かった。メイキングもしっかり観て9時半にダウン。
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