2018年2月28日水曜日

善人の銭

2月27日。星期二。                        136/90。64.0kg。

 午前中、区からの郵便物を待つ間、掃除洗濯。

 余った時間で読書。「新橋夜話・色男」。「色男、金と力はなかりけり」とはよく言ったもので、この小説の主人公がまさにそれである。惚れた女に裏切られた色男の悔しさや意地が面白く描かれる。明治後期の作。

 トルストイの「文読む月日」では、キリスト教がいかに「お金」について重要視しているかが語られている。お金持ちは貧しい物に恵んでやらねば善人にはなれないということが何度も語られている。お金持ちは善人になるために色男が惚れた女を返してくれるだろうか?

 昼食はケイのねぇねぇからプレゼントしてもらった「アジアンフードコレクション」の中から「パッキーマオ・ヌードル」。調べたらキーマオってのは「酔っぱらい」という意味で、パッは炒めもののことだから「酔っぱらい炒め」ということになる。緑のつぶつぶ生胡椒を使うのが本場物らしい。
 で、辛そうなんだが、そのままよりもやしを加えて作ってみた。その他の材料は小ネギとしし唐だ。このもやしがひどかった。近所に最近出来た八百屋で、以前スーパーの中に入ってた八百屋で、安いが品物がよくないことで有名だった店である。そのスーパーも去年閉店している。
 もやしの根が多く、250g入りの最近見ない大袋(最近はほとんど200g)なんだが、芽とちぎれた根だけで50g位あるんじゃないかと思えるくらい、洗い出すときに手こずった。暇だったら根をそれこそ根こそぎとっちまいたいくらいだ。
 加えた材料が多すぎたみたいで、辛さが半減してしまったんで「グリーンカレーペースト」を加えて食べた。美味い。

 午後から実家へ向かった。

 駅の近所のスーパーで買い物。夕食は手を抜く算段である。

 帰宅後、運んだ荷物などを片付け、確定申告に必要な書類などを揃えたりしてから、近所のスーパーへ買い出し。

 夕食は「アジのたたき」、「あんこう鍋」、東京で余った「べったら漬け」。俺以外は「にぎり寿司」、スーパーの特売で10巻550円税別でかなりボリュームのあるもの。
 俺は鍋をつっつきながら、発泡酒~燗酒。7時過ぎに電話があり、今期の班長手当を取りに来いとのこと。25日が支給日だったんだが、東京に行っててすっかり忘れちまっていたんである。しかし、報酬があるとはな。渡されて、班の軒数に比例した金額だということがわかった。 善人になりたいわけじゃあないが、何か班の為になることに使おうとあれこれ考えて、班の人が5.6人集まった時にそれとなく尋ねてみたものの何もいい考えが浮かばなかった。で、今年の畑で作る苗とか種とか買って、余分目に出来上がったものを分けてあげようかな、と、今のところ考えている。が、ヘチマはもう要らないだろうな。
 帰り道、雲の影から月がきれいに出てきた。荷風先生に習って、月の鑑賞をする。十三夜あたりの月だろうか?帰宅して暦を見たら十二夜だった。惜しい。
 少し飲み直して、この夜は強い酒に移行せぬまま、キーマオになる前に寝床につく。9時前。

2018年2月27日火曜日

赤羽の夜は老けて

2月26日。星期一。                    133/79。63.8㎏。

 軽い二日酔い。遅めの起床で朝食はオートミール中心で済ます。

 8時ちょっと前に家を出、ケイのねぇねぇのところへ向かう。この日は9時から4時ころまで留守番役。パイ男が熱出したため学校を休むからである。朝の計測では36度台なんで、布団の中で本読んだりさせておくだけなんで、俺の作業は洗濯物の片づけと台所と部屋の掃除を済ませた後はひたすら読書をして過ごす。

 昼はパイ男に「うどん」。俺は「にゅうめん」。具材は卵・ほうれん草・長ネギ・小ねぎ。
 食後に検温したら38度あったんで、寝るように指示した。

 午後も読書。「すみだ川」。自分の経験をフルに生かし、大衆演芸の舞台と登場人物の人生をダブらせるような形式をとり、感慨深い作品となっている。語り口を複数の人物にしていることも当時としては新しい手法だったんじゃあないだろうか。ロマンスが泣ける。
 「新橋夜話」の中の「掛け取り」。待合の女中が集金に行かされる、その道行を描いた短編。ほとんど外に出ることがない住み込み女中の苦労する様が著者の温かい目線で描かれた好篇。

 4時にケイのねぇねぇのつれあいが帰宅。検温したところ、やはり38度台。まあ、インフルエンザだとしたらこのまま熱が下がるのを待つしかないが、本人がいたって元気で食欲もあるんで薬を服用することもないとは思うんだが、これは親に任せるしかない。

 赤羽で、自分のデスクの片づけを済ませたWと落ちあう。彼は28日に退社となる。駅そばの「かぶらや」で飲む。俺は「煮込み」と「レバーかつ」、はじめ生ビール~後はひたすらチューハイ。
 帰り際立ち食いソバ屋で「天ぷらそば」。こりゃあ太るわ。

 駅で別れ、俺は王子経由で帰宅。BSWOWOWで今年のアカデミー賞のノミネート作品や俳優の紹介をやってたんで、ウイスキーをちびちびやりながら鑑賞。メリル・ストリーブのノミネート回数もすごいが、ダニエル・エル・ルイスのノミネートもすごい。
 9時前にダウン。

 

2018年2月26日月曜日

「歩きスマホをやめよう」をやめよう?

2月25日。星期天。         171/99。64.0㎏。

 遅めの起床。9時から理事会。

 切れ者の理事長の情報収集力には驚かされる。その上計算能力も抜群で、今回理事長から提出された案件は、負担を減らしたうえで効果を上げるというもので、感心すること大である。

 空き駐車場の対策、法人化した理事会の税金対策など。さらに駐車場を使いずらくしている原因となる2店舗に対する問題の明確化。つまりトラブルになっていることに目をつぶることなく解決の方向に向かおうという意思を表明したことになるわけだ。勇気もある。

 12時に終了。3時間缶詰でくたくたである。

 昼食はレタス入り秋刀魚醤炒飯。

 午後はケイのねぇねぇのところへ先日作っておいた「スィートポテト」と「赤カブの甘酢漬け」を届けに行った。ジュージアーロとハツコは元気だったが、パイ男は38度以上出し、風邪?でダウン中だった。インフルエンザでなければいいが.....。

 帰り道、スーパーの地下にある100均で買い物しようと思ったが、目的物はなし。が、その隣にオープンしたドラッグストアでラップやせっけんなど安い消耗品を何品か買った。
 
 道すがら目についたポスター。こんなもん要らないだろう。「歩きスマホやめよう」。やってる奴の目に入るはずもなく、読むやつは歩きスマホしねえし。

 100均で探してるのはキッチンスクレーパーである。ヘラの部分が100度以上に耐えられるものがなかなか見つからず、とうきょうで使うものがないのである。もう2個ダメにしてる。現在実家で使ってるものだけが150度以上耐えられるので、同じものを探しているわけだ。

 赤羽の100均ビルでもなかった。

 で、王子に駅前にある小さな100均に期待もせずに入ったところ、人ひとりがようやく通れる通路のキッチン用品コーナーにあった。実家のものと同じものである。


 帰宅後、プールに行こうと思ったが、寒気がしたんで中止し、読書~PCなどで時間つぶし、夕食の支度をした。
 夕食は「湯豆腐」、「サバの味噌煮(缶)」、「もやしの和え物」、「かまぼこ&奈良漬&べったら漬けの3点盛り」。これにエビスビール~燗酒2合。

 ちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・川崎市篇」。眠くならないんで続けて実家から持参したDVD鑑賞。「ソナチネ」。北野武脚本・編集・監督の傑作である。彼の死生観が強く出ていて、生死を常に意識せざるを得ない世界を題材に選んだことがよく分かる。大杉蓮さんが亡くなったこともあり、その演技にも注視して鑑賞した。最初観た時にも強く感じたが、確かに存在感抜群だった。しかもそのほとんどがアドリブだったというから驚きである。
 今回気が付いたのは水色の車が「トヨタエキシヴ」だったことだ。そういえば短期間ながら乗っていたことがあったっけ。
 10時前ダウン。

2018年2月25日日曜日

荷風風散歩

2月24日。星期六。               計測忘れ。

 6時ころ起床で、軽い二日酔い。朝食は前日から水にお浸して柔らかくした「非常食用乾パン」に豆乳をかけてパン粥風にしたもの。これに昆布水、フルーツヨーグルト、オニオンスライスなど、実家で食べているメニューを踏襲している。

 天気も良く、早めに出ることにした。9時半。都電で新庚申塚、乗り越えて都営三田線で御成門下車。初めての増上寺である。去年の七福神めぐりで、増上寺の裏手に当たるところにある宝珠院へは増上寺の前を通って行ったんだが、増上寺には寄らなかった。もうちょっとぶらぶらしてもよかったんだろうが、その時はその時でぶらついたつもりになっていたんだろう。

 ここへ来るきっかけになったのは荷風先生の「霊廟」という随筆を読んだことにある。

 空襲でほぼ全部焼きだされたものだから、現在建ててあるものは強固堅牢で、立派な本殿とその周りの施設もきれいだ。徳川の力健在也。が、中には自分のものが消失してしまい、当時の都合もあったんだろうが、女房の墓に入った人もいるらしい。
 それに15代全員がここに眠っているわけでなく、半分は寛永寺で、家康さんは知っての通り日光東照宮である。

 時間がだいぶあるんで歩くことに変え、品川まで歩くことにした。次の目的地の泉岳寺。四十七士の墓があることで有名な寺であるが、ここへも初めて来た。隣に無粋なマンションが立てられていて非常に景観が悪く、売り?である墓所もこじんまりとしたものであった。増上寺がお殿様の墓を祀るのに対し、こちらは寝込みを襲ったテロリストたちだから仕方がないといえばいえるかな。

 品川駅手前で「ゆで太郎」というチェーン店に入って昼食。俺が頼んだのはミニかつ丼セット&缶ビール。ボリューム満点で、食い終わってからげっぷは連続して出るわ、この日の夕方までに腹が減ってくれるだろうかつまらぬ心配をする始末だった。高輪口から反対のほうへ行き、広場っぽくなっているところのベンチで一休みしながら、午後からの過ごし方を検討した。

 で、品川から目黒へ移動し、東京都庭園美術館をのぞくことにした。ここは旧朝香宮邸宅がメインとなり、手を加えて美術館にしたもので、この日も「デザイン展」が開催されてた。催事には興味がなく、もっぱら邸宅の建物様式や意匠などを見て回った。和洋折衷のところもあり、それもそれなりに良いものだった。

 庭園も見ごたえがあり、老木の巨大さに驚かされるが、この日は後でもっと驚かされた。離れは純和式で、やはりこちらのほうがいいな。

 その隣にある「国立科学博物館付属自然教育園」も見て回ることにした。かなり広く、老木の大きさも半端ないもので、東京にいることをしばし忘れた。ただ、季節が悪く、やはり新緑の季節などが良いようだ。こういう散歩も悪くない。途中に自販機は1台もない。

 目黒駅まで戻り、池袋に移動。ちょっと寄り道で文芸座に寄ってみた。その名は古いもので、リニューアルオープンしてからは新文芸座で、マニアの間でも有名な映画館である。が、利用したことは一度もない。3月からのプログラムは「香川京子特集」。観ていない作品もかなりあり、一度来てみたいものである。トークショーもあるというが現在86歳のご高齢である。「川地民夫特集」も予定されているが、この時初めて彼が亡くなっていることを知った。2月10日、79歳だったそうだ。                                                      そこから歩いて2.3分のところにいつもの飲み屋「加賀や」がある。そこで4時ちょっと過ぎから6時過ぎまでこの日の散歩の反省会。
今月で退社するWの今後の身の振り方や、俺のつまらない話で、二人でキンミヤ1本空けた。腹が減ってなかったんでつまみはしめ鯖のみ。

 池袋で別れ、大塚で下車したらなんと停電で都電が動かない。で、繁華街をぶらついて戻って来たがそれでも動かないんで仕方なく、山手線で田端まで行き徒歩で帰宅。
 
 ウイスキーをちびちびやりながら「寅さん」鑑賞。9時過ぎダウン。

2018年2月24日土曜日

体力増強週間

2月23日。星期五。                計測拒否。

 午前中に川向こうのスーパーで買い出し。買った物を持参した袋に詰めて帰ろうとエスカレーターに乗ろうとしたところで、後ろから声をかけられた。40代の女性がパンを渡してくれた。俺の忘れ物である。
 このパン、常設してるパン売り場でないところで売っていたもので、この周辺ではかなり安い価格だった。で、ほかの食材を買いながらレジへ向かう途中で、さらに特設売り場で同じものが売られていて、その中に1個だけ「5%引き」のシールが貼られていたものである。それを忘れるんだから、この男の高齢化は歯止めが効かなくなっているあかしなのかもしれない。やれやれ。

 昼食は期限切れの「チキンラーメン」の卵入り。


 午後はプールで30分泳いで、30分水中歩行。プリペードカード残1400円。窓口で聞いたら払い戻しはできないそうだ。今回こちらにいる間に使いきるしかないな。

 帰宅後、ひとっぷろ浴びて夕食準備。この日はWが来る日だ。


 夕食は「レンコンのきんぴら」、「チーズ」、「塩もみキュウリのともあえ」、「納豆とキュウリのかくやあえ」、「まぐろの山かけ」、「厚揚げとわかめの煮やっこ風」。

 これにWが買って来てくれた新潟産純米酒~泡盛~テキーラでほぼベロベロ。11時ころダウン。

2018年2月23日金曜日

小間物店を広げる

2月22日。星期四。                  計測忘れ。

 3時過ぎ起床。雪。驚いたなあ。

 早朝キッチンは「スィートポテト」。義母の夕食。「茹で鶏」、「かぼちゃの甘煮」、「レンコンのきんぴら」、「スナップエンドウの卵とじ吸い物」。


 朝食は残り物の「ポテトサラダ」、「さつまいもスープ」。この朝は芋だらけ。

 9時、開店に合わせ近所のスーパーに雪の中買い出し。一度レジを済ませて、もう一度買い物。この手はあまり使わないんだが、今回は限定品以外の買い物があったんであえて実行した。やはり限定品だけ、という買い物は気がひける。そういう世代?なのかもしれない。まあ、なんとも感じない、俺より上の世代が多く見受けられるのも現実なんだが、自分の気持ちに忠実でありたいと思うし、そのほうが生き方が楽な気がする。
 この日の限定品はサラダオイルと卵である。

 帰宅後、読書。荷風先生の随筆、「深川の散歩」、「元はちまん」。難しい言い回し&単語に苦しめられる。この日のぴか一は「小間物店を広げる」。?????????????。
 その意味は「げろをまき散らす」。........だって。

 荷風随筆逍遥、やめられないね。

 「旧時代の審美感を変えざるを得ない」という時代の変遷に対し、あきらめの境地に至る述懐には心動かされる。これが昭和10年ころだ。それから20年以上もそうした諦念感を抱きながら生きたんだから晩年にも傑作が多いと思うが、批評家の多くがそう書いていない。渡航以前や直後のものに傑作が集中して射ると評価している。まあ、批評家のいうことをまともには受け取らないから、気にしてはいないんだが。

 昼食は「焼きそば」。

 27日まで留守するんで、ケイのにぃにぃと冷蔵庫の在庫の消費についての打ち合わせをして、東京で消費するものを荷造りする。大体バックパック満タンになるのが常である。その中には使いかけの豆乳やヨーグルトなどもある。俺しか食べないものが結構あるのだ。

 電車の中で、本当によくしゃべる4人の家族がいた。40代の夫婦と10台の姉と弟。中でも弟がよくしゃべり、次に父親という、ちょっと逆転型の家族だったんで、印象に残ったな。旅慣れてないのか4つあるケースは大きく新しい。その着こなしを見てもどうやら国内のようだ。で、ちょっと気が高ぶってんだろう。

 上野東京ラインで、上野で下り損ねて東京から戻って秋葉原で下車。1年ぶりの献血。かなり寒かったせいもあり、血圧が高すぎて3度計測してようやくOKサインが出た。
 昨年9月の健康診断で済ませた心電図計測済みのことをすっかり忘れてて、この日も心電図計測。お手間とらせました。
 雑誌が多く置いてあり、その中から今月号の「ブルータス」発見。「山下達郎のサンデーソングブック」の特集号である。で、それをめくりながらの献血となった。

 内容の多くは、過去25年間で番組の中での彼のコメントを収録したものであり、実際聴いていてその博識ぶりに驚かされるが、まさにそれを文字化すると改めてその念を強くするものであった。「団塊ザ・ミュージック」のクリス松村さんのコメントも掲載されてた。
 あまりにも情報量が多く、字も細かいんで、こりゃあ買うしかないなと考えている。いや、図書館にもあるだろうから、次回の土浦散歩の時か、今回の予定を延長して地元の図書館で読んでもいいかな。

 夕食はケイのにぃにぃが買ってきた「お持ち帰りピザ&ポテト&チキンナゲット」、実家で製造した「茹で鶏k阿保茶の」、「チーズ」、「西洋風にこごり」。このにこごりは余った鶏肉そぼろをゼラチンとコンソメなどで味付け直して固めたもので、作り方としては邪道になるものらしい。にこごりは材料がもつコラーゲンで固めるものだということだ。
 これに「エビスビール」~成城石井で買ったシラーズ種オーストラリア産ワイン~カナディアンウイスキー。ワインは14.5度もあるのにあっさりしてボディも軽い飲み口ですいすい入る。で、ウイスキーで〆て9時過ぎダウン。飲み過ぎて小間物店を広げないようにしなくちゃな。

2018年2月22日木曜日

安らかに、貧富を気にかけない歩み方

2月21日。星期三。                   142/93。64.4kg。

 早朝キッチンは「トースター」の掃除。昨日、バゲットにチーズをのせて焼いた時にチーズがこぼれたらしい。
 ちょっと早めに起きたのでFMゆうゆうをたっぷり聴くことが出来た。相変わらず選曲が偏ってるよなあ。ボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグス、スティーリーダンが2時間の間に2局づつかかるのって、好みが反映されているとしか考えられない。まあ、俺にとっては都合がいいんだが。
 昨日のチゲ鍋のスープにうどんを入れたもので朝食。美味い!

 ネットもラジオもオリンピックだらけでうんざりだが、ネットのニュースで気になる記事があった。安冨歩(やすとみあゆむ)という人のインタビューかなにかでの発言が引っかかった。これ、俺が目指している「やわらかい生活」とほぼ同じなんである。最近それに「荷風生活」も加えようとしているんだが。某氏の本を読むと癒やされたり、明日からも頑張れるとか言うキャッチフレーズをよく見かけるが、この人のは本当に「頑張る」以前の問題をあっさり解決している。自分が生きている社会を前提にしている限り、そうそう生き方なんて変えられるもんじゃあないってことなんだが、やはり生活に追われていたり、親からの教育?の影響が強すぎたりしているとなおさらなんだよな。
 
 水まわり掃除も早めに終わらせ読書。荷風先生の随筆「葡萄棚」、「礫川逍遙」、「向島」。荷風先生、小説では比較的やさしい言葉を使ってくれるんだが、随筆は漢文や旧字を多用するんで、辞書ひきひきで読むんで時間がかかる。礫川の「礫」は瓦礫で使われる字でここでは「れきせん」と読ませているがその正体は「こいし」であり「小石川」のことなんだ。逍遙はぶらぶら散歩のことなんだが、これも旧字で表記されていて、PCでは変換で出てこないので「逍遙」が同じ意味なんで使った。
 もうすぐ桜の季節になるが、当時(昭和2年)の花見の馬鹿騒ぎを侮蔑の目で見ていることが書かれている。また、明治から建てられ始めた銅像に対する批判もしきりに出てくる。どうしょうもない奴らの銅像なんか建てるんじゃない、と言いたいわけである。それよりも江戸後期の芸術家の墓が亡くなってゆくことを悲しんでいる。いい人だなあ。

 昼食は「つくね丼」。手間がかかる割に美味しく仕上がらない。これに「かけうどん」の「ミニセット」と言いたいところだが、どちらも量が多かった。処分品で買ったうどんが期間限定の増量品だったことにも原因がある。
 ワインに関するムック本の2冊めの「ワインに凝る」を読んでいるが、ケイのにぃにぃが〇〇シャトーのワインセラーを見に行くというのでついてった。 フランスワインが多い。ヴィンテージものもあったが、なぜか俺とケイの誕生年のものだけなかった。その前後のシャトーものは5~10万位のものが多かった。他の棚でも何万もするものが見られたが、千円台のものもかなりあった。もっとも千円以下のものはさすがになかった。せっかくワインを美味しく飲むようになったんだから、月イチ程度で少し贅沢してみる気も起こったな。三千円台が良さそうだったな。

 帰宅して夕食準備。4時からストレッチ。

 夕食は「かしわご飯」、「長芋入り納豆」、「ほうれん草のおひたし」、「さつまいもの胡麻和え」、「しめじのお吸い物」、「塩あじ・おろし添え」。

 この日はNADなんで8時前にベッドに入り荷風先生の小説集をひろげた。「すみだ川」などがあり、東京にいた頃読んだもので再読となる。まあ、「断腸亭日乗」を読みはじめてから継続して読んでいる一環である。が、30分でダウン。
  

2018年2月21日水曜日

初当たり

2月20日。星期二。               131/82。63.6kg。

 早朝キッチンは「杏仁豆腐」制作。もちろんインスタント。牛乳、または低脂肪乳で作った場合、低脂肪乳のほうが市販品に近い仕上がりになり、ケイのにぃにぃはそちらのほうがお好みのようなので、安上がりである。低脂肪乳は税込み99円で常時買える。また、処分品となると49円税別で手に入ることもある。

 朝の買い物を済ませた後、庭でブルーベリーの鳥対策用に支柱を三本建てる。これはキウイ用に使っていたもので、昨年はプチトマトの支柱として利用した。今年は収穫しやすいように作るつもりだが、アイデアがわかないまま作業を始めてしまった。

 相変わらずヒヨドリの片割れがやってきて、スズメと一緒に畝に撒いた米ぬかをついばんでいる。
よっぽど腹を空かしているとしか考えられない。この日エアガンで初めて当てた。多分100発くらい撃って初めて当たったんじゃないかな。この後、来なくなったところを見ると少しは懲りたかな?

 昼食はケイのにぃにぃが作った「ニュー・明洞キムチ鍋」。味付けを変えたり、さば缶(オリジナルはサンマ缶だが手に入らない。蒲焼きではダメなんだな。)を豚肉に変えた。うまし。

 午後は読書。荷風先生の随筆「霊廟」、「銀座」。霊廟の変遷についても薩長同盟で作った政府に対する批判が激しい。また、現代の軽薄さをチクチク愚痴る。その反面銀座など愛着のある街に対して優しい眼差しを投げかけている姿は微笑ましい。

 3時から夕食の準備を始めようとしたら、材料が不足していることに気がついて、近くの酒専門店へ行った。ブラックオリーブを買いに行き、ホッピーも買い、ワインのブースを眺めていたら時間がたつのを忘れちまって、帰宅して慌てて作業に入ることになった。その影響でストレッチの時間が無くなりそうになった。やれやれ。

 夕食は「洋風鶏そぼろ」、「ポテトサラダ」、「さつまいもミルクスープ」、「かぼちゃのソース炒め」。これにバゲット。そぼろをトッピングして食べるようにしたんだが、そぼろがその名のごとくボロボロしていて食べにくいんで、そのままスプーンですくって食べた。ケイのにぃにぃがモッツァレラチーズをトッピングしてトーストし、胡椒をまぶしてくれたものがメチャうまかったな。
 これらをつまみにして、発泡酒~グルナッシュ種フランスワインをちびちびやりながらTV鑑賞。「入りにくい居酒屋・スイスはジュネーブ編&ドイツはベルリン編」。スイスのチーズ料理、ドイツのソーセージ料理を観ながら〆にテキーラ&レモンを何杯?か飲んでダウン。9時ころ?

 

2018年2月20日火曜日

甘えていいんじゃない

2月19日。星期一。               122/80。63.2kg。

 キャベツ畑が荒らされてる。鳥の好物らしい。

被害はブロッコリーに比べれば微々たるものだったが。

 昼食はなぜか鳥にちなんで「鶏そぼろうどん」。

 午後は読書。「甘えの構造」読了。著者がやたらに漢語や古語を多用するんで電子辞書が手放せなかった。で、内容は、というとよくわからなかった。日本人の「甘え体質」が日本人特有の生き方の指針になってるってことを言いたいのかな?で、それが何か?と思ったところで読み終えた。
 が、心理学ってちょっと面白いな。この人相当読書家を自認していて、引用が多くてちょっとうんざりしたが、漱石の分析はちょっと面白かったな。

 続けて「ワインに親しむ」。ムック本みたいなもの。これも「積ん読」本だ。せっかくワインがある生活に慣れたんで、ちょっと常識を知っていてもいいかな、と。

 3時から夕食準備。

 4時からストレッチ後読書。

 夕食は「さつまいも粥」。残り1本となったさつまいも。今回のものは可食部分だけで1600gというビッグサイズ。
 「鶏肉・カシューナッツ炒め」、「もやしのキムチソース和え」、「味付けザーサイ」、「トマト(缶)としめじの卵スープ」。

2018年2月19日月曜日

タッチダウン

2月18日。星期天。             119/75。63.0kg。

 午前中は買い物で時間を費やした。予定通りにいかなかったのも原因だった。

 100均は10時に開店だったのに9時に行ってしまったことで3軒目の酒屋も10時前に行ってしまい、後でまた行かなきゃならなくなった。やれやれである。
 最初の買い物で買って来た鶏肉を小分けした。1200gは4日分の昼食と夕食を賄うことになる。

 近所のスーパーへは二度行った。特売品であるPBのバターは150gで250円税別であり、これでも十分魅力的な価格なんだが、スーパーが手配を間違えたらしく、代替え品として森永乳業のバターを当てたことで魅力度大幅アップである。しかも森永乳業のバターは200gなんである。二度目はPBの純米酒も買った。日曜日は特売価格の上にポイントも割増になるからである。

 昼食はケイのにぃにぃが作ってくれた「スープパスタ」。具材はアスパラ、タマネギ、ベーコン、しめじ。クリーミーでメチャうまかった。

 午後は庭作業。鳥よけネットの設営。
再び地植えになったブロッコリー

キャベツはネットの交換

小松菜

正月菜
  2時前に終了。2時から「サンデーソングブック」を聴きながら読書。

 3時から夕食準備。

 4時からストレッチ~読書。

 5時から夕食作り。

 う~ん、このパターンなかなかいいな。

 夕食は「ソーセージと長芋のグラタン」、「根菜とキャベツのカレー風味ピクルス」、「かぼちゃ&しめじのチーズ入り味噌スープ」。

 セロリの葉とチーズをつまみにし、発泡酒~アメリカ産シラーズ種ワイン(甘口だがしっかり13.5%)をちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・蔵前編」。レトルトカレー専門店が面白そう。全国のご当地レトルトカレーを集め、販売とそこで食べられるというもの。お皿がウエッジウッドという変なこだわりも楽しい。

 録画したボブ・ジェームスのライブを観た。これで5回目?で、思い出した。ボブ・ジェームスを初めて聴いたレコードを買った時のことを。 あれは1979年で、相鉄線三ツ境に住んでいて、希望が丘都のほぼ中間にあったイトーヨーカ堂の中にあったレコード屋で買ったんだった。今日のタイトルはそのアルバムのタイトルだ。
 なんてことを思い出しながら〆にウイスキーを数杯なめてからダウン。9時半ころ。

PPP再体験

2月17日。星期六。               計測忘れ。

 天気は良さそうだが相変わらず寒い。

 先日鉢植えにしたブロッコリーがヒヨドリに食い荒らされた。奴らは家に近いにもかかわらず、我が物顔に狙った獲物を食いに来る。キャベツとブロッコリー・カリフラワーは仲間であり、ヒヨドリの大好物らしい。カリフラワーもかなり食われたが、カリフラワーは可食部分をその葉で包んであったため、被害はその葉だけで済んだが、ブロッコリーはまだ可食部分と区別が付くまで育っていないので今回の被害は致命的になるかもしれない。で、鉢ごと長ネギのカバーしてある畝の中に空いた場所に移動した。5つある株の1つだけ無傷だった。
 この日は何度もやってきて小松菜の畝や家の近くにある金柑の落ちた実をついばんだりしていて、この家は完全にお得意様になった模様である。

 「ひたき」のメスらしいのがミントの葉をついばんでいた。スズメたちは相変わらず畝に撒いた米ぬかを食いに来ている。シジュウカラらしき個体も見た。

 今日は買い物もないのでひたすら読書。荷風先生の小説「勲章」読み、短篇集は読了。随筆集では「夏の町」、「伝通院」を読む。懐かしい景色が失われてゆくことに諸行無常の思いと、ひたすら開発することが良しとする近代社会を恨むのである。その矛先はさかのぼって薩長連合の政府の成り立ちまで及ぶのである。

 昼食は自家製「ハンバーガー」。

 午後は映画鑑賞。1964年、ピエル・パオロ・パゾリーニ(PPP)脚本監督作品。キリストの誕生から復活までを描いたもの。音楽とロケーションがすごい。ゴスペル調が思いがけず、白黒のドキュメンタリー風画像に合っている。有名な言葉の羅列とその中に題名に使われたものも多く含んでいた。「狭き門」とか「野のゆり」とか。聖書って使い勝手がいいんだろうな。
 この監督の作品は40年以上前に「アポロンの地獄」を観ただけで、監督自身の作品も数が少なく53歳で亡くなった。元共産党員で、反ファシストの態度を作品に反映したことからファシストに殺されたそうである。南北イタリアという問題に対する発言(表現)も関連しているらしく、先日観た「シシリーの黒い霧」と同様、イタリアも難しい国なんだなと思った。

 映画を観ている最中に薄暗くなったと思ったらスコールあり。やんですぐに陽が射してきてあたりが急に明るくなった様は、まるで季節違いの光景だった。アジアモンスーンを実感する。

 早めに夕食の準備を済ませ、ストレッチ。なるべくサボらずにやろう。

 余った時間で読書。エッセイスト協会が毎年出している年間ベストエッセイ集の古いやつ。これを知ったのは去年、星野博美の本を読んでいた頃で、彼女のものが掲載されていたからで、そこから清水義範と続いていくきっかけになった本でもある。ちょっと時間が余った時に読み終えられるんでちょうどいい。

 聴いているラジオ番組はほぼ固定しているが、この日の国営放送の6時からの番組のゲストが「せごどん」の原作者だったので放送局を最近良く聴こえるインターFMに変えた。1時間しょうもないドラマの話を聞くのは耐え難かったからである。それにオリンピックで騒いでいる年に「征韓論」を唱えた人物のドラマをやるという国営放送の連中の気が知れぬ。
 が、冒頭でかかった曲はニーナ・シモンだった。朝も違う曲だったがやはり彼女の曲がかかった。朝のはアップテンポで、夜のはブルース調、素晴らしい歌手だな。

 夕食は「白菜と鶏団子の和風煮」、「薄切りごぼうのカレーそぼろ煮」、「厚揚げ焼き」、「大根の味噌汁」。
 ラー油入り柿ピーをつまみに発泡酒&トマトジュース~泡盛のシークワーサー水割り をちびちびやりながら三線のインストロメンタルCDを聴いて、9時ころダウン。

2018年2月17日土曜日

あなどれる・タルコフスキー

2月16日。星期五。                 137/85。63.2kg。

 軽い二日酔い。気分は良い。

 朝の買い物を済ませて、インターFMを流しながら読書。龍様の本を読み終えた。軽めのものだったんでゆっくり、ちょびちょび読んでも良かったんだが、ハードカバーはやはり邪魔だ。


 昼食はケイのにぃにぃによる「ジャンバラヤ」。かなりアレンジしたとのことだが、オリジナルを知らない俺はただ美味しく食べた。ハンクウイリアムス作の同名曲はカーペンターズのカバーも有名だ。アメリカ南部ルイジアナ州の伝統料理であるケイジャン料理の代表的なものだ。ケイジャン料理のスパイスは南アメリカやインド料理などと共通するものが多く 、材料も手に入りやすいものばかりなので、次回は俺が「ガンボ」を作ることにした。庭でオクラを収穫できるのを待ってもいいんだが。

 午後はスナップエンドウの撤収。昨日撤収したグリーンピースの畝とともに掘り起こし作業も行った。掘り起こした土を前にしリベンジを誓う。
3年目になる畑の土はだいぶ良くなってきている。

捕獲したヨトウムシ。写りは悪いが手前のはヨトウムシの赤ちゃんのようだ。

「引き裂かれ刑」に服したヨトウムシ。
  夕方まで映画鑑賞。「ノスタルジア」。1983年アンドレイ・タルコフスキー監督・共同脚本作品。
心臓病持ちでヘビー・スモーカーの三文作家、妄想じじいやヒステリー女などがわけのわからぬことを口走る映画である。自分の観た夢を映像化しただけのもんじゃあないだろうか?黒澤明もそんなことやってるよね(「夢十夜」)。後で調べたら、お互い交流があったようで、似たようなものを作る素養なようなものが共通していたのかもしれない。演ずる方も大変だったろうな。まあ、とにかく意味不明の無駄な2時間ちょっとを過ごした。

 夕食は「お粥」、「青梗菜のオイスターだれかけ」、「しいたけと春雨の豆乳中華スープ」、「れんこんとこんにゃくの中華きんぴら」、「なます(泡菜)」。
 瓶ビール~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらケイのにぃにぃとメニュー談議。9時ころダウン。

 

2018年2月16日金曜日

かふうは寝て読め

2月15日。星期四。                   129/84。63.2kg。

 0時過ぎに目覚め、寝なおして2時ころから布団の中で読書。途中で眠くなりもいちど寝なおして、5時前に目覚めて読書の続きをし、6時に完全起床、何のことだか。

 荷風先生の小説「寝顔」、「榎物語」、「ひかげの花」。「寝顔」は、17,8歳違いの母親と二人で暮らす娘の母親を優しい視線で見つめる短編。やさしい。
 「榎物語」は亡くなった住職の遺言にあるスキャンダラスな過去。「ひかげの花」はある男の転落してゆく人生とそれに関わる女達を描いたもので、構成がとても斬新。
 共通しているのが「因果応報」で、作者がよく使う言葉でもある。また、花柳界や下町の遊郭街の事情に詳しい作者が作り上げた物語は、人間の本質をつくものとして非常に興味深いものばかりである。

 朝食後、随筆を読む。「日和下駄」の中の「坂」という章では今で言う「バリアフリー」に関して反対の立場でいるのが意外だった。やはり江戸時代からの姿をあるがままに、というのが基本姿勢なんである。またまた自分を評した面白い言葉発見。「無聊に苦しむ閑人」。 これも今で言う「自虐ネタ」ということなんだろうな。

 買い物から戻って、ラジオを聴きながら昼食準備。ニュースでは俺がまるで関心のないものばかり流している。将棋にオリンピック。メダルを取れなかった選手に対するバッシングがネットの流されているらしい。もともとくだらない行事に対する、こうしたことは更にくだらない。

 昼食はインスタント調味料を使った「ガパオ」。挽肉はフードプロセッサーで作った。これに「グリーンカレースープ」。これもグリーンカレーペーストを使ったもの。

 この日は気温が高く、庭作業にはちょうどよかったんで鳥対策などを行なった。
キャベツ。ネットのサイズが足らず、のっけてあるだけ。

京ネギ。サイズもピッタリ。

これもサイズ足らず。小松菜。

向こう側の正月菜も半分ネットで、鳥用ではないネットで仮のもの。手前はやり直したブロッコリー。

鉢植えにしたブロッコリー。

いつまでたっても芽が出ないレンゲ。まくのが遅かったようだ。
  この日、グリーンピースを撤収。スナップエンドウも明日撤収する予定であり、どちらもまくのが遅かったのと、例年にない寒さの影響だろうと思う。

 夕食準備前までに読書。龍様の小説。SEX抜きのものもあり、その中で「トランク」の廃棄を依頼された「私」のエピソードが面白かった。よく出来た短編で印象に残る。

 夕食は「大根とウインナのマスタード蒸し煮」、「豆腐となめたけの卵とじ」、「赤かぶの甘酢漬け」、「豚肉と野菜のラーメンスープ汁」。最後のやつはインスタント調味料(100円)で煮ただけのもの。

 食後、三種類のチーズ(ゴーダ、モッツァレラ、ハバティ)とクラッカーとルッコラをツマミにして昨日ケイにもらった高級ワインを飲む。
メチャ香りがよく、濃い。普段安物を飲んでいるから違いがわかりやすい。だからこそ普段高いものを飲んでちゃあ有り難みが薄れるというものなのだ。
 飲んでゆくほどにうまくなるのがワインの醍醐味でもあり、これは日本酒では味わえないものである。また、ウイスキーでも味わうことができるんだろうが、ウイスキーの場合は、それを味わうようになる前に酔い潰れちまう。
 この日はケイのにぃにぃがラジオのアンテナコードを調節してくれて、インターFMなどが受信できるようになり、国営放送で聴きたい番組がないときに、CMの多いくだらない番組を我慢して聴くこともなくなった。 この日は早速インターFM。本当は「FMこころ」を聴きたいところ。いずれ家にWi-Fiを導入したいものである。で、TVが壊れた時点で、TVを置かないことにしてもいいな。いや、逆だな。TVが壊れたらWi-Fiを導入しよう。
 〆にジンをストレートでちょっとなめてからダウン。
  

2018年2月15日木曜日

チョコあり、猪口なし。

2月14日。星期三。                146/86。63.6kg。

 全国的にバレンタインデー。3時頃、なんと目が覚めた、気がした。で、そのまま起きて、バゲットで「パンプディング」再トライして、見事に失敗。二日酔いの頭でやったもんだから、湯を張るという最後の工程を忘れちまったんである。こうなると出来上がったものはフレンチトーストの出来損ないで、パンプディングとは程遠いものとなった。
 軽い朝食をとってから、5時ころから寝直した。気分はスッキリしたが、やはり寝不足は解消できず、生あくびの連発が午後まで引きずった。

 寝直しの初めに警察から電話があったようで、留守録の内容は落とし物が届いているとの連絡だった。 で、起きてから調べたら財布がなかった。記憶をたどれば、駅の改札を出たところまではあったはずで、バスに乗ってからだろうであることがわかった。カードを使わず回数券で払っており、行きは俺が払い、帰りはケイのにぃにぃが払ってくれているから、やはりのバスの中に違いない。

 警察へ行き、受け取り時に係の説明によると、朝のバスの中で誰かが拾ってくれ届けてくれたらしい。出勤前で急いでいたそうで名前も言わずに立ち去ったそうである。有難うございました。

 昼食は「カレーライス」。

 午前中の行う予定だった毎週水曜日恒例の水回り掃除は午後になった。

 全国的なバレンタインデーは俺にも訪れた。
ケイとケイのねぇねぇからの揃い踏みである。早速コーヒーを入れて食べた。美味い!当分、定番在庫のアーモンドチョコに手を伸ばさなくていいようだ。
 ケイはチョコの他に高級フランスワインを送ってくれた。早速夕食時に飲もうと思ったが、この日は残念ながらNADであり、ケイのにぃにぃと相談したところ、明日、チーズとクラッカーなどを揃えて心していただくことにした。

 夕食準備前までにだらだら読書。村上龍氏の「料理小説集」はいわゆるショート・ショートってな感じのもので、多分、「プレイボーイ」あたりの雑誌に連載されたものなんじゃないだろうか?荷風先生の艶っぽい小説を読んでいるせいか、性に関する言葉が直截過ぎて安ワインの辛さを感じてしまう。出てくる料理は洋食の芳醇なものが多く、酒も美味そうだが、なんというかやはり艶がない。

 夕食は「鶏胸肉のピカタ」、「ジャーマンポテトサラダ」、「ごぼうのポタージュ」。

 早々に片付けて、7時過ぎにベッドに入り村上龍氏の続きを読み、半分くらいでダウン。多分8時ころ。大体1~2時間おきに目が覚めるパターンだ。それでもすっきりするのはアルコールが入らないためだろう。     

2018年2月14日水曜日

恒例土浦遊歩

2月13日。星期二。               145/91。63.2kg。

 早朝ではない朝のキッチンは「カレー」。インスタントものである。

 11時ころ出発。この日は恒例になった土浦散歩。
  
 昼食は東口から10分以上歩いて、たまに行く中古品売り場のそばにあるホテルの1階にあるレストラン。ケイのにぃにぃが気になっていた店である。

 俺の注文は「デミグラとんかつ定食」1180円税別。取り立ててどうということもない普通の家庭料理といった味だったが、練辛子と梅だれを添えるなど細かいところに気を使っている。キッチンからの声も聞こえてくるので、スタッフが全員女性であることがわかる。 顧客平均年齢が高く、多くが固定客って感じだった。

 中古品売り場でCDを見た後、そこでケイのにぃにぃと別れ、俺は西口の古本屋へ行った。今回は入り口の処分品を丹念に見てから店内の散在する文庫本をほぼ全部をチェックした。移動するときはちょっと不便だが、老眼鏡をつけっぱなしで2時間以上費やして杉浦日向子さんの文庫本を2冊、村上龍さんのハードカバーを1冊、計500円税込みを買った。

 で、前もって調べておいた映画の開始時間である3時にあわせてケイのにぃにぃと映画館の前で合流した。が、直前に開始時間が変更になり、5時半になっていた。やれやれ。
 そこで時間つぶしの散歩をすることにした。この日の天気はちょっと風があったがいい天気で散歩にはうってつけだった。まずはコーヒータイム。
蔵を利用した店内。
外観で、二棟になっていて、ひとつは展示館になっていて、この日は土浦に飛来したことがある飛行船に関する展示だった。

これも外観で、奥が喫茶店だ。 
  「栗ぜんざい」とブレンドはどちらも美味しい。久しぶりの「きっちゃてん」だった。

財政豊からしい浄土真宗のお寺。
なんと祠の中に祭りのお神輿が収納されていた神社
全部を撮影したわけではないが意外なほど寺社が多いことがわかった。次回の市内散歩は事前調査もしておこうかな。
 だらだら散歩して、一旦駅まで戻り、駅に隣接するスーパーで買い食い。俺はサンドイッチ。映画が終わるのが7時半だから、事前に詰め込んでおこうとしたわけである。
ビルの中は閑散としていて「ダークシネマ」ッて感じ。スター・ウォーズとかハリー・ポッターもいつのだか?

シネコンは4館になってるんだが、その3と4は閉鎖中、というかいつから閉まってるんだか?






上映開始前。が、始まるとフットライトどころか非常口灯も消えちゃうんである。真っ暗。

  入り口で、ひざ掛けの用意があると告げられた。嫌な予感は的中して暖房はついてなかった。開始まではそれほど寒くなかったが、2時間の映画の半分くらいでじわじわ寒くなってきた。
 ちょうど40年前、東上線大山駅近くにあった大山東映という映画館で「柳生一族の陰謀」を観た時のことを思い出した。やはり2月ころだったんじゃあないだろうか。閑散とした館内は暖房がなくて、震えながら観たっけ。その映画館もその後すぐに閉館しているんで、ここも近いうちそうなる運命だろうな。この日の最終上映で、客は我ら二人のみである。 初めての体験だった。

 最終上映1回のみの上映となった作品は「キングスメン・ゴールデン・サークル」。前作のパワーはないが、ドタバタ度は増している。エルトン・ジョンを使いまわしていて大いに笑った。ジュリアン・ムーアとジェフ・ブリッジスもゲスト出演って感じで楽しそうに演じているのがわかる。

 8時前にいつも行く中華屋で夕飯。ビール~ホッピーをちびちびやりながら「水餃子」、「レバニラ炒め」、「レバーの醤油漬け」をつまむ。
 帰りはワンパターンの缶入り水割りウイスキー付き電車。タイミングよくバスが来ていてすんなり帰宅。帰宅後バーボンをちょっとなめてからダウン。11時ころ?不明。


 

2018年2月13日火曜日

マンデーナイトフィーバー

2月12日。星期一。                 131/85。62.8kg。

 この日買い物なし。早朝キッチンもサフランを湯につけて戻すだけ。

 午前中はしっかり読書。東京案内風と思った「日和下駄」が読み進むにつれ、痛烈な現代文明批判の書となりにける。分野別に分けた本文は「寺社」の章では連綿とそれが綴られていた。あまりの愚痴に本人が自嘲するところもあり、荷風ファンが多い理由もこんなところにあるのだろう。
 目に映る構図の妙を記すところなどは、自身で絵も描くが、カメラも自身で現像するくらいであるから、読者にも十分伝わってくる。もっとも選り好みが強く、古ければいいというものではなく、明治以降の新しいもの?にも褒めるものが少なくない。この審美感に共鳴する人も多いんだろうな。
 この日、自身を表現する言葉で印象に残ったもの、ふたつ。
 「閑散たる遊歩者」、「偏狭なる退歩趣味」。言い得て妙とはこの事なり。

 昼食はケイのにぃにぃの制作による「パエリア」。水加減も感でやったという。炊飯器で作った炊き込みご飯なのに米の歯ごたえがしっかりあり、それが芯が残ってないという仕上がりが良い。

 午後はイングリット・バーグマンのドキュメンタリー映画の後半を鑑賞。メル・ファーラーと共演していたことも初めて知った。「恋多き女」ジャン・ルノワール監督作品である。この作品の3年後にメル・ファーラーは当時の妻であるオードリー・ヘップバーンを主演にした「緑の館」という、オードリー・ヘップバーン出演作品の中で数少ない失敗作を監督している。
 イングリット・バーグマンは恋多き女そのものの人生を歩み、数多くの素晴らしい作品と優秀なこどもを残して67歳の人生を閉じた。

 続けて日本映画鑑賞。「好きだ」。宮崎あおい、瑛太、西島秀俊、永作博美とくれば、そうそうの作品かとおもいきや、かなりひどい映画、というか映画になってないんじゃないかな。まず、脚本がその体をなしてない。撮影もやたらに不自然な長回しとアップの多用で、編集の段階で何とかならなかったものかと思った。が、その要因が判明した。CM上がりの監督が脚本・撮影・編集を兼ねたワンマン作だったんである。分析すれば、同じくCM上がりの市川準さんの信奉者じゃあないだろうか。ところどころにそれを感じた。4人の売れっ子をすべて素人に変えても作品の出来は変わらなかったろうな。こんなの観るくらいだったら、この日の国営ラジオの特番(アナログ特集10時間)を続けて聴いてればよかった。

 夕食は「ごぼうと豚肉の味噌炒め」、「長芋&大葉入り納豆」、「ゆでたまごのツナマヨサラダ」、「ほうれん草の胡麻和え」、昨日の残りの「豚汁」。
 ルッコラをつまみに、いきなりホッピー~そば焼酎のお湯割り~テキーラをちびちびやりながら映画鑑賞。「サタデー・ナイト・フィーバー」。40年ぶりに観る。まさにビージーズの映画でもある。酒飲みながら、だべりながら観るのにピッタリの作品である。今はなきテアトル東京の地下にあったテアトル銀座でケイの母親と観に行ったっけ。9時半ころダウン。

2018年2月12日月曜日

サンデー・ソングブック デヴュー

2月11日。星期天。             129/82。63.2kg。

 早朝キッチンはゆで卵。沸騰したら火を止めて卵を投入して、15分で温泉卵ができることは先日証明されていたので、今回は更に長い時間放置すれば固茹で卵ができると考えて、忘れっぽい自分にとって一番良さそうな方法とも考えて実行してみた。
 で、結果から言うと50%の成功だった。黄身は白っぽくはならずに固まっていて、白身は半熟をちょっと固めにしたような仕上がりだったんで殻をむきにくいったらなかった。が、タルタルソースにするにはちょっとゆるめの仕上がりになったがまず問題がなさそうだった。昼食のサンドイッチ用である。

 9時近く、表へでてお掃除集会に参加。班長として何かしらのトラブルの発生の聴きこみを行なう。道路を挟んで対面の新築の工事関係者の車の駐車に問題があるお宅があり、あまりひどい時は市か警察へ通報するように言ったが、自分が代行してもいいということを伝えた。

 解散後、自転車と徒歩で、2方向へ買い物。少しでも運動不足解消するには両方共徒歩がいいんだが、なんせ荷物が多いのには徒歩はキツイ。鶏胸肉2kgを含む買い物にはやはり自転車だな。

 帰宅後、「チキンナゲット」制作。の前に約2kgの鶏胸肉の小分け作業。チキンナゲット用の600g、300g(殆どの料理の約3.4人前分)が3つ、200gがひとつで1.7kg。200g以上が皮と油である。
 600gを半分づつフードプロセッサーにかける。このところフードプロセッサーは大活躍である。豚肉と違い鶏肉は特に胸肉の場合、正肉と挽肉との間にだいぶ価格差があるので、最近はフードプロセッサー頼みである。
 昼食用に約半分使い、残りは冷凍して金欠時食べることにした。

 とうことで、昼食は「チキンナゲット」と「サンドイッチ」。サンドイッチの中身はハム・チーズ・サラダ菜・粒入りマスタード・フムス(ひよこ豆のペースト)・タルタル。パンは格安(69円税込み)の8枚切り使用。

 午後はラジオをかけながら「ガンダム」を23巻まで読む。で、いつもはタイムフリーで聴くところの「山下達郎のサンデーソングブック」をライブで聴いていたら、なんと先月「ボツ」覚悟で出したリクエストが読まれたんである。この日は「棚からひとつまみ」という恒例の回で、自身のお宅の棚から自分の好みの曲を持参してオンエアするという内容なので、まさかリクエストがかかるとは思ってもなかったんでびっくりした。
 はがきに書いたコメントは半分くらいしか読まれなかったが、時間的には仕方ないだろうな。それにオンエアよりも彼に読んでもらいたいと書いたものだから目的は果たしたようだ。
 
 読書は荷風先生の「随筆集」。「日和下駄」は30代書かれたもので、内容は「東京かふー散歩」ってなところだろうか。自分の記憶に固定された風景はある年代のものが原風景となるのは誰でも同じなんだろうか?で、目の前でそれが破壊されたり現代的なものに作り替えられるさまを傍観する心境を綴る姿は、現在の自分にも通じるものがあり、いちいち共感しながら読んでいる。
 二度の大戦と二度のオリンピックによって先生の東京原風景は完全に消滅しちまうんじゃあないだろうか?江戸末期の地図を頼りに歩く先生の姿を追って、真似してみようかなとも考える。その時はやはり昭和30年代の地図を使ってみたいものだ。
 
 夕食は「さつまいも入りお粥」、「コロッケ(既製品)」、「赤かぶの甘酢漬け」、ケイのにぃにぃの手になる「鶏胸肉の柚子胡椒揚げ」と「豚汁」。
 またしても大量のルッコラをツマミにして発泡酒~チリ産シラーズ種ワインをちびちびやりながらTV鑑賞。「鉄腕ダッシュ・ダッシュ島のところのみ」~「モヤさま・亀戸編」。亀戸かあ。暖かくなったら総武線沿線の徹底的かふー風散歩でもやってみるかなあ。

   

2018年2月11日日曜日

ちょっとピンぼけ

2月10日。星期六。                130/85。63.6kg。

 早朝キッチンは「杏仁豆腐」で、朝食はルッコラ満載の「ピザトースト」など。

 午前中の買い物は徒歩で近くのスーパー、自転車で駅につながってるスーパーの2本立て。駅に行く途中のスーパーでも処分品のほうれん草などを買った。

 昼食は「富津市竹岡式ラーメン」。袋麺であり、ちば醤油㈱の醤油を使った「町おこし」っぽい性格の商品らしい。近所のドラッグストアで処分品のコーナーで見つけたものである。具材はメンマ・チャーシューと既成品を使い、海苔とタマネギをトッピングした。スープの見た目が黒くて、その昔天津で食べたラーメンを思い出した。が、味はスープも麺もまあまあ。

 午後は「ガンダム」を18巻まで読み進めた。

 夕食は手抜きのつもりで始めたところ、結局方針を変えたりしたんで結構時間がかかってしまった。というのもメニューを変えた段階で豚肉が余り、肉なしの予定だったワンタンに使うことになったりしたからである。豚肉はフードプロセッサーでミンチにし、水分をかなり飛ばした白菜とともにワンタンの具材にした。
 「中華粥」は具材に小さく刻んださつまいも&クコの実にし、トッピングはピータン・白髪葱・きざみしょうが・ザーサイ。
 「ワンタン」には白菜、長ネギを加えた具だくさんタイプに。「ほうれん草炒め」と「茹でもやし」の味付けはS&B社のなんとかシリーズの、混ぜるだけという代物。いずれも処分品。
 大量のルッコラをおつまみとして、発泡酒~焼酎の水割りをちびちびやりながら最初はラジオでクラッシクを聴いていたが途中から録画してあった「イングリット・バーグマンのドキュメンタリー映画」を途中まで観た。この女優のことはよく知らなかったんで、ロバーキャパと恋愛関係にあったという内容には驚かされた。お相手の写真家は世界的にも有名な人で、その著書(この日のブログのタイトル)を若い頃読んだこともある。特にスペイン戦争の写真は有名で、若い頃には正義心熱にかかって一度は見るんじゃないだろうか?
 そういえば彼女の代表作に「誰がために鐘は鳴る」があるが、これも有名なヘミングウェイの原作でスペイン戦争を舞台にしたものだ。これも中学2年の夏休みに読んだことがあり、もちろん映画も観ている。
 気になるのはロバート・キャパとの関係と「誰がために鐘は鳴る」への出演はどちらが先立ったんだろう?なんて考えたら眠くなっちまったんで、途中でやめてダウン。9時過ぎてただろうか?

2018年2月10日土曜日

庭作業日和

2月9日。星期五。        130/87。64.0kg。

 庭を観ようと窓に立ったら、ヒヨドリが来て2mくらい先のバケツの中に入ってミントをついばんだ。これは刈ったミントを水に漬け匂いがついた水を猫の侵入口と思われるところへまくためのものである。が、何よりも驚いたのはしっかり体全体をバケツに入れてしまうという勇気あるいは無防備と思われるヒヨドリの行動である。
 ケイのにぃにぃは以前、かごをひもを結んだ棒で支えた最も原始的な方法で、餌を取りに来たヒヨドリを捕まえたことがあるそうで、やはり無防備な鳥なのかもしれない。
 写真を撮るのに絶好の距離だったんで、カメラを取りに行ったすきに小松菜のところへ移動しついばみ始めたのでエアガンで追っ払った。
 ミントが入ったバケツを小松菜のところに移動したが、次に来た時はミントは無視して小松菜ばかり狙っている様子で、やはり小松菜のほうが美味いようだ。

 庭作業はセボリーとマジョラムを霜の当たらぬところへ移動し、硬くなった土の表面をほぐし、固形肥料を与えてから、ピートモスでマルチングを施した。同じように昨日移動したゼラニウムにもマルチングを施した。今年の寒さはハーブたちにもきつい様子だ。

 表に出してある鉢物を移動すると決まってナメクジが生息している。で、今回驚いたのは何かの拍子に鉢の裏を観たら、鉢の穴の部分にしっかりこびりついているナメクジの赤ちゃん?が生息してたんである。その数、全部で10匹。凝視しないと発見できないほど小さい個体もあったが、繁殖能力は強い生き物なんだ。やれやれである。

 買い物済ませた後は読書。「平民新聞」の存在を初めて知った。1904年から1905年までの活動だったらしく、軍事行動(対ロシア)を起こそうとする政府に対して断固反対の態度をとった唯一の新聞だったのだ。今一度復興して欲しいものだ。

 昼食は残りの「カレーライス」、「秋刀魚醤炒飯」。今回の秋刀魚醤はいつものものより塩分をキツメにしてあり炒飯にはぴったんこである。

 午後は「ガンダム」10巻から12巻まで読む。TVシリーズでは描かれなかった戦前の話であり、つじつま合わせが多少無理が目立つものの上手に作られている。

 夕飯は「肉じゃが」。ケイのにぃにぃのリクエストで塩味で牛肉の肉じゃがである。豚肉と醤油味が多いのだが、考えてみれば4種類の肉じゃがが作れることになる。
 「れんこんゆかり和え」、「人参ときゅうりのもずく酢和え」、「キムチ入り納豆」、「長芋と油揚げの味噌汁・海苔のせ」。
 バッチリ日本酒パターンである。発泡酒を早めに飲み干して、燗酒をちびちびやりながらゆっくりつまみ、クラッシクを聴きながらケイのにぃにぃと食談議。ケイのにぃにぃは腹の具合が万全ではなくこの日はNAD。
 俺の方はといえば最近便秘気味で困っている。で、調べたところこれも老化現象なのだそうだ。善玉菌と悪玉菌も中間に「日和見菌」ってのがおって、老化するとそいつが悪玉菌と手を組むらしい。善玉菌を増やすことが必要で食い物だと「ミドリムシ」が最も優れているらしい。という「ミドリムシ健康食品」のCMだった。
 「日和見」といえば、次に読む予定である荷風先生の随筆集のトップのタイトルが「日和下駄」。これも今日はじめて知ったことだが、板に歯を差し込んだ下駄であり、板と歯が一緒のものである駒下駄と分かれている。日和は「いい天気」みたいなことであり、歯が低いので雨の日には向いていないので雨用には歯が高くなっている「高下駄」というものと使いわけるわけである。
 日和下駄と傘とかばんが荷風先生の散歩スタイルである。

 肉の特売に合わせた献立予定表の更新を終えてから9時ころダウン。4合、ちょっと飲み過ぎた。


 

2018年2月9日金曜日

バークにまかせない

2月8日。星期四。           130/78。63.0kg。

 ラジオのCMにうんざりする。自作自演のインチキ丸出しで長々やられているのは苦痛以外の何物でもない。ビッグモーター....他社より20万円以上の買い取り事例....って何回あったんだよ、って聞きたいね。たった1回あったことぐらいで大げさに叫ぶな。新宿事務所....低俗ドラマづくりはやめたら.....誰も信じないよ。それと叫ぶな!!。スピードラーニング....もっと短くしてくんない。赤ちゃんを引き合いに出すな!!。荷風先生だったらもっと激して言うんだろうな。

 2時に起床。と言ってもベッドの中で4時近くまで読書して過ごす。荷風先生の「雪解」。自身を商売に失敗して無一文になって家族も失ってその日暮らしになった主人公にしている。一人暮らしの主人公が成長した娘と再会したことで自らを見つめなおす心情の動きを綴った短編である。もちろん荷風自身は生涯独身だったので、この娘っていうのはその昔かこったことのある若い娼婦なのかもしれない。実に艶があり、寂寥感もたっぷり漂った1編だった。季節的にもピッタリの作品。おお寒。

 早朝キッチンは「カレー(ハウスバーモント・中辛)」、塩鮭を使った「ガーリックフレーク」、「秋刀魚醤」。朝食を挟んでたっぷり2時間の作業だった。
 
 買い物の後、倉庫に置いてあったゼラニウムを出し、硬くなった土の表面をほぐして、追肥をしてからピートモスでマルチングを施した。今回マルチングの方法も色いろあることを学んだ。すぐ浮かぶのは黒ビニールやバークだったが、黒ビニールはともかくバークは手に入りやすいので買いに行くことも考えていたが、調べたら手持ちにあるピートモスでの対応もよしということがわかった。 弱ってたゼラニウムにまた元気になってほしいものだ。

 読書は「断腸亭日乗」。昭和20年、敗戦の年である。日本の海外に対して犯した罪と戦後の困窮と混乱を「因果応報」と断言する姿勢はさすがである。ここまで読んできて気がついたのは「月」に関する記述が多いことと、同じく草木や庭に来る鳥などの観察も多いことである。まさに「花鳥風月」の作家だったのだ。ここで言う「風」は天候であり、晩年は記述が少なくなるが、天候は欠かさない。

 昼食はわかめそば」。食後ケイのにぃにぃがレモンスカッシュ(昭和人は「レスカ」と呼ぶ)を作ってくれた。

 午後、弓道場へ行き、退会届を出す。これですべての習い事と決別したことになった。金のかかることをなるべくしないように心がけなければならぬ高齢者年金生活のスタートでもある。

 帰宅後、読書。荷風先生は当時の売春事情の調査も怠らない。自身が素人さんを相手にしないという信条を終生守りぬいたことは有名であり、当然その辺りの事情とか金額なども克明に書いている。昭和18年ころから22年あたりまでの日記は記述が多く、その後徐々に少なくなってきている。東京脱出(疎開)や帰京などの記述は緊迫感があり、まるでドキュメンタリー映画を観ているようだ。23年までの東京の復興に関するものも非常に興味深いものだった。
 終盤は小学生低学年の夏休み日記の様相を呈する。その間際の浅草は吾妻橋でのエピソードが良い。橋の手前でタバコの火をくれた立ちんぼとのやりとりが実に艶っぽく描かれていてあり、自身もその女といろいろ話して小説のネタにしてしまおうとしている自分を笑う自虐的な記述は実に印象的な光景が浮かんでくる。                                           昭和34年3月1日に、浅草で具合が悪くなり、歩行もままならなくなり車で帰途について以来、浅草には二度と出向くこともなく4月30日に亡くなった。誰にも迷惑をかけず、死の寸前まで独居生活を全うしたという理想の生き方を見せてくれた。
 で、俺が昭和32、3年頃から36年まで住んでいた平井&新小岩に、荷風先生は32年ころまで度々訪れていることが日記に載っており、平井の遊郭街(まさに俺がそこに住んでいた)の散歩や小岩や新小岩の商店街での買い物などをしていたのである。もしかすると、通りにろう石で絵を書いている俺の脇を先生が通り過ぎていたかもしれない。
 俺が住みたい場所No.1の越中島周辺は先生も愛した場所であり、散歩も多いし、舞台にした小説も多い。それでも終焉の場所(本八幡)がクローズアップされすぎている感があるが、越中島周辺も含め、向島(「濹東綺譚」)や浅草にしても先生は何処に在りても、そこに慣れ親しみ花鳥風月を吟ずるスタイルを貫き通しただろうと思う。まさに自立文化人。

 夕食は「カレー」、「コールスロー風サラダ」。サラダにはキャベツ・ルッコラ・ガーリックフレーク使用。
 発泡酒~チリ産ソーヴィニヨンブラン種ワイン~ウイスキーをちびちびやりながらTV鑑賞。「入りにくい居酒屋・スイスはベルン編~オーストラリア・メルボルン編」。スイスの「チキンカツ」、オーストラリアの「フイッシュフライ」が美味そうだった。共通してたのはスイスのはイタリア料理のナスを使ったカツのレシピの応用であり、オーストラリアのフライはイギリスの「フイッシュ&チップス」の応用で使っているのはサメであることだ。これは自宅でも作れそうだ。
 ダウン時刻不明。かなり酔った。

 

2018年2月8日木曜日

銭湯以外のコーヒー牛乳

2月7日。星期三。                  150/92。64.6kg。

 恵方巻きに関するニュースが目についた。売れ残りの食品ロスを減らすためにチラシで「品切れ覚悟の数量削減」を訴えたスーパーに対する論議のことである。物売りやってた俺に言わせてもらえば、そんな前年実績に基づく精算や仕入れなどという商行為は当たり前のことであり、廃棄以前の話なんである美談でも何でもなく、利益追求の商行為の基本じゃあないか。右肩上がりが期待できない現状を見るにつけそれを指導してこなかった上層部のアホさ加減を露呈したということである。第一こんなことを大げさに論議する連中も含めて、ひとまとめに丸めて「阿呆巻き」と呼んであげよう。

 早朝キッチンは「コーヒー牛乳フレンチトースト」。以前から作ってみたかったレシピで、今回バゲット&コーヒー牛乳が同時に処分品となっていたものを買うことが出来たので作ることにした。

 毎日読んでいる二冊の一日名言集の今日の分のなかの人名に「ラムネ」とあったんで調べてみたら1854年に亡くなったフランスの思想家だった。亡くなった日が俺の誕生日と同じなんで、多分この名は忘れないだろうな。かなり革新的思想を持ったキリスト教社会主義者だったらしい。が、その「お言葉」は覚えてない。

 朝の買い物を済ませてから水回りの掃除。

 昨年の医療費の合計金額を出してみた。60770円。5月に入院した時の費用は高額医療費になり、半分近く戻ってきたが、それでもこの合計金額の半分を占めている。が、昨年までと比較すると医療費はだいぶ減ってきている。実家に戻ってきた時は膝の具合が最悪の状態だっただけに翌年までその費用がだいぶかさんでいたからである。まあ、だいぶ健康的になったということなんだろう、ということにしておこう。
 昼食は「ルッコラ&ハムのピザトースト」、残りの「ビーフシチュー」、兼デザートの「コーヒー牛乳フレンチトースト」。フレンチトーストはケイのにぃにぃの大絶賛を受けた。簡単で定番にしてもいいかな。

 午後は二階のトイレの小掃除。天井のすす払いとか窓ふき(表の汚れと思ってたら、内側の結露によるカビだった)や、食器入り箱などの押し入れへの移動などを行ない、掃除機大活躍である。

 庭は第4の畝のふるい作業。

 余った時間で読書。「断腸亭日乗」はいよいよ昭和20年。その年の8月に敗戦となるわけだが、1月には、8月に降参するという噂が流れていたようである。半年前からわかっていたんだったら、少しでも早くやめていれば多くの命を救えたのに、と軍政に対する怒りを抑えられないな。
 食料不足などで惨めな生活を強いられながら、荷風先生はいろいろな意味で豊かだった若いころを懐かしみ、時に涙するのである。が、若い内にそうしたことを経験しておいたことについては非常に良かったとも書いている。これは感性豊かな内に体験しておくことで記憶が鮮明になり続けることに対し、老いてから豊かになってもそれは全く別の感銘しか受けることが出来ないだろうということだ。旅したり、いろいろなものを経験できる豊かさを享受出来る幸せはやはり若いうちならでである。

 このところ毎日忘れそうになりながらも実施しているストレッチは少しづつ伸びてきていることを実感できるまでになってきた。

 夕食は「大根と油揚げの炊き込みご飯」、「大根の葉となめたけの和え物」、「塩やき秋刀魚のおろし添え」、「しいたけの軸と大根の葉のお吸い物」、「大根の皮のきんぴら」。まさに大根オンパレードである。葉は収穫したもの。
 この日はNADなので、片付けを終えて8時にはベッドに入り読書を始めて、いつもの様に30分以内にダウン。

2018年2月7日水曜日

イタリア特集

2月6日。星期二。              119/72。63.6kg。

 放送中のテレビを試聴する機会はほとんどなくなったが、ネットで放送業界の情報は見ることが多い。カテゴリーとして大きな位置を占めてるんだろうということがよく分かる。
 例えば、ポール・サイモンやエルトンジョンの引退などは自分が興味あるものだからすぐ目に入ってくる。その他、最近のニュースではさま~ずの三村がコメントしてたんで気になったのが有賀さつきというアナウンサーの訃報である。52歳だとがんの進行は相当早かっただろうな。15歳の娘を残しての旅立ちはさぞ無念だったろうな。お父さんのコメントが痛い。

 早朝キッチンは人参ともやしのナムル制作。昼食用である。

 朝一番の買い物ついでに併設された精米所で米ぬかをいただいてくる。

 帰宅後、第3の畝のふるい作業で、残った根を除去した。カリフラワーを収穫した畝だが、根のあまりの多さに驚いた。
今年初のお目見え
  昼食は「ビビンバ」、「わかめスープ」。

 食後、歯医者に行くんで夕飯(ビーフシチュー)準備をしとく。昼飯用に米を炊いた時にじゃがいもと人参を一緒にしたんで、肉と玉ねぎを炒めるだけなんで簡単に済んだ。
 2時間以上時間が余ったんで映画鑑賞。1962年、フランチェスコ・ロージ監督作品「シシリーの黒い霧」。シシリー(シチリア)が大戦後独立運動をおこし、自治州となったその運動の中核にいた人物が殺されたところから、そこまでの成り行きを警察と軍部とマフィア、さらに解放運動との癒着と裏切りをサスペンスたっぷりと描いたもので、残虐なシーンは少ないもののかなり緊張しながら鑑賞した。シシリアンマフィアの由来などイタリアの裏の複雑な歴史を勉強したようだ。「モヤさまのミラノ」で見るイタリアとの落差を感じたな。素晴らしい作品だと思う。

 歯医者の1時間前に外出。歯医者の先に精米所があり、そこで米ぬかを大きめのビニール袋にいっぱい詰め込んだ。あれば二袋ぐらい持ち帰るつもりだったが、やはりタイミング次第なようだ。
 さらに先を行くと農産物販売所があり、一度来たことがあるが時間つぶしでひやかしてみる。ここでも高値安定気味のようである。れんこん・赤かぶ・生落花生などを買う。
 更に時間が余ったんで、歯医者の対面にあるセブンを冷やかす。サラダほうれん草128円税別を買う。野菜の価格は安めに設定されて入るが、欲しいものはなかった。地方のセブンの迷走状態を確認してきた。

 義歯の修理を終えて帰宅。

 帰宅後読書。荷風先生の軍部政府非難は痛烈である。政府とつるむ財界に対しても同様で
「狡猾・強欲・傲慢」と最大の賛辞を送ってる。また、浅草の遊興街の灯火が規制により消えてゆくに当たってはひどく感傷的になる面も見せる。つくづくいい人だと思う。
 食料不足による人間以外の生き物の有り様を、ダジャレで綴っていたりいろいろな面を見せてくれる。題して「鳥獣飢餓」。

 夕飯は「ビーフシチュー」、「大根とベーコンのバター醤油炒め」。大根は収穫したもので、皮をピーラーでむくと、したの方はなくなるか、ひげ根状態になっちまって、合計ギリギリ300gにしかならなかった。
 発泡酒~ハウスワイン~ウイスキーを茹で落花生をつまみにして、ちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・イタリアはミラノ編の後編~柏・流山編」。
 イタリアって日本と同様敗戦国なのに、現代人には卑屈さの微塵も見られないね。ミラノなのに「シチリアンパスタ」をイチオシ!するシェフがいたな。現代のイタリアはどこへ行っても明るそうだなあ。今回取材された街はどこへ行っても「広い」原宿みたいだった。「コモ湖」もさま~ずが言うように河口湖そっくりだった。
 ペタンクやってた高齢者のオープンな女好きも好ましい。     9時半ころダウン。                                                                                    
 

        

2018年2月6日火曜日

久しぶりの懸賞ゲット

2月5日。星期一。               130/76。63.2kg。

 義歯が外れやすくなったんで歯医者に電話して予約をしたところ、今夕空いているということだった。
 次に弓道会の会長宅に電話して退会の旨を伝えたところ、会長は昨年末から道場に行ってないとのこと。声の調子では変わったところが無いようだったが、体調を崩されたとの事だった。後期高齢者はいつ調子が悪くなっても仕方ないんだろうが、それにしても高齢者の定義を75歳に引き上げるって噂になっているが、どうなんだろう?調べてみたら、65歳以上を高齢者と定義付けしたのは国連であり、日本はそれにならったということだが、それも1956年の話だから先進国では世界的に高齢化してるんだからそろそろ改定してもいい頃かもしれない。となると、今年から65歳になって年金を満額受け取り始めるんだが、それはどうなるんだろう?

 午前中にケイのところへ荷物発送。これも大手の宅配業者の人手不足の対策で 配達時間を繰り上げているところ、ゆうパックは今まで通りで受け付けてくれたものの、いずれは改定されるかもしれないな。なんせ人手不足って思っているより深刻なようであることを昨今話題になっているからな。

 ケイのにぃにぃに教わって、県南情報誌「いーじーぷれす」をネットでも見るようになって、すぐに映画鑑賞券などが当たるアンケートを出したら、今日鑑賞券(2名分)が送られてきた。以前はAOLや読売新聞などに応募してかなり高確率で当たっていたことがあるが、本当に久しぶりである。先月の土浦行きで、時間があれば入るはずだった映画館専用の切符なんで、作品を選ぶことができるのがいいね。今月のスケジュールを見て作品を選ぶことにした。 まだやってればやっぱり「キングスメン2」か?

 昼食は期限切れキムチ(149円税別)を使った「明洞チゲ鍋」。29円税込みの豆腐と99円税込みのさば缶とネギの青い部分を使用する「お得な昼定食」である。

 歯医者が中途半端な時間だったんで、午後は夕食の準備を終えてから映画鑑賞。「幕末太陽傳」。1957年・監督・共同脚本・川島雄三監督の傑作である。共同脚本・助監督が今村昌平と日活オールスターという大作でもある。二度目の鑑賞であるが、全編無駄のない演出はテンポもよく役者の躍動感が伝わって来て紛れもない傑作であることをあらためて確信させた。ほとんどの出演者はなくなっているのが寂しいな。主な出演者の中で芦川いづみさんのみ元気だということは、先日ラジオに出演していたご主人である藤竜也さんのコメントで知った。現在82歳(驚き!)だそうだ。6歳年上女房だったんだ。結婚・引退後マスコミにはほとんど顔を出さない潔い性格だが、実に可愛い人だったなあ。この作品でも初々しくもありしっかりものの娘を好演していた。

 夕方歯医者。緩みとひび割れを1日預かって修理するということで、人前で口を開けられない状態で帰宅した。

 歯医者では時間がかからなかったんで、帰宅して余った時間で読書。 荷風先生の森鴎外に対する尊敬の念はかなり強く、戦争のために三鷹へ移動された墓を訪ねる様をたっぷり書いている。昔囲ったことのある遊女が訪ねて来たのをものすごく感激しているさまも克明に綴っている。人間味あふれる昭和18年の日記だった。この時荷風先生65歳。昨日のラジオで山下達郎さんも2月4日で65歳になったということだ。
 その遊女の話の中に「阿部サダという女と知り合いになった」とあった。

 夕飯は「豆腐ハンバーグ・梅だれ」、「キャベツとさつま揚げのにんにく炒め」、「葉タマネギのぬた」、「こんにゃくの味噌だれ」、「大根と豆腐の味噌汁」。
 発泡酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。昨日に続いて「モヤさま」消化。
「イタリアはミラノ編~日本橋編」。9時半ダウン。

 

2018年2月5日月曜日

メジロアタック

2月4日。星期天。               143/89。63.4kg。

 反対方向のスーパーの買い物をひとまとめに終わらそうとしたが、最初のスーパーでの買い物がじゃがいもとたまねぎ各10個づつ、人参6本りんご5個など買ったら結構買い物袋がいっぱいになっちまったんで一旦帰宅して出直すことにした。
 じゃがいもとたまねぎの売り場は、1個19円税別で更に総買い上げ額の1割引きということで、年末の混雑を彷彿させてたな。
 後から買い物に行ったスーパーでも総買い上げ額の5%引きセールを実施してた。どこでも見られるスーパーの客取り合戦なんだろうな。 ポイント10倍なんてのも定期的にやるところもあり、利益の削り合いとしか思えないんだが、これが消耗戦にならなければいいと思う。これで撤退なんてことになると住民は買い物難民と化する事もありえるからで、例外なく住民の高齢化は着々と進んでいるからでもある。

 庭での出来事で書き込み忘れがあった。つがいでやってきて山茶花のみつを吸ったり、灰皿の金柑をついばんでいたメジロの1羽がまたガラス窓に体当りしたんである。たまたま近くにいたんで、ぶつかった後飛んでゆく姿を見た気がしたんで、すぐさま外を確認したところ、多分飛び去ったんだろうと思う。外から見ると家の窓ガラスが確認できないんだろうか?掃除しないで汚れたままにしておいたほうが良かったんだろうか?
 ムクドリは相変わらず大根などを撤収した後も、母屋に近くになるが、そんなことはお構いなしに小松菜や正月菜をついばみに来る。エアガンで脅しても一向に止む気配がない。ネットをかぶせてみたが効果の程はどうだろうか?

 昼食は「豚肉生姜焼き」、「大根の葉の味噌汁」。

 午後のロードショーは東映時代劇「この首一万石」。1963年、伊藤大輔・原作・脚本・監督作品。 終盤の立ち回りの不自然さ(一番の見せ場になってはいるが)を除けばとても良く出来た作品だ。
 冒頭、ある小藩の胞衣(えな)道中にかかる経費の不正経理や、道中の宿の確保など、珍しい場面がいくつも見られる。雇われ人足などの実態も丁寧に描かれていて、現代社会にも通じることも多く、この作品を多角評価する人が多いこともうなずける。
 苦し紛れについた嘘がどんどん立場を悪くしてゆくという「不幸の連鎖」の脚本が実に美味い。「ファーゴ」といい勝負だな。
 悲壮な結末を控えていただけに、道中の途中までの人足と武士のちょっとしたふれあいの場面が印象深い。
 槍持ちが主人公の作品には去年見た「血槍富士」という傑作があるが、この作品もそれに並べたいね。

 「断腸亭日乗」あまり進まず。荷風先生、独伊の不利という噂に喜ぶ。この時期(昭和17年~18年)で、物資は不足しており、お金持ちの荷風先生でも困ってる。ワイン・紅茶(リプトン)なども残り僅かと嘆いている。上野のうさぎ屋(現在も盛業中のどら焼きや)の当時のご主人から炭をいただくという記述あり。
 国政に対する批判の記述が多くなる。愚民のナショナリズムに関しても同様である。ご存命ならば現在のオリンピックに大騒ぎする連中を見てなんて書くんだろうか?

 夕食は「鶏挽き肉とじゃがいものグラタン風」、「れんこんのチーズガレット」、「切り干し大根と魚肉ソーセージのトマト煮」、「えのきとベーコンのスープ」。
 発泡酒~グリューワイン~テキーラをちびちびやりながら「モヤさま・麻布十番編~船橋編」鑑賞。

2018年2月4日日曜日

細めの大根足

2月3日。星期六。             149/101。63.8kg。

 節分。豆まきは中国から伝わったおまじないみたいなもので、昔は大晦日にやってたそうである。歳の数だけ食うと病気にならないというような言い伝えもあとから取ってつけたようなもので根拠なきことである。こういったある意味でゆとりある行事は江戸時代で完成されていて、少しづつ変容してきたわけだが「恵方巻き」なんてのはつい最近の流行りもので、俺は大口開けてデカ海苔巻きをぱくつくその姿を評し「阿呆巻き」と呼んでいる。
 その阿呆巻きも食わないが、歳の数だけの豆も食いたくないんで、ピーナッツを代用にした。

 朝の買い物を済ませたあと、庭作業は第1の畝のキャベツと大根、第3の畝の葉大根を撤収した。散々鳥の攻撃を受け、日当たりが悪いこともあり発育も遅く、これ以上放置するのはよくないと判断したからである。

 
右がほぼ食いつくされたキャベツ。

撤収後に残る鳥の糞。消化できないのが難点な「南天」。なら食うなよ。これがすぐ根付いちまうから他所の家でも大抵生えているのはこうした野鳥が原因になっている。
   
太いのが葉大根、ひげ根みたいのが大根。可食部分逆転劇だ。

 昼食は「お雑煮」。収穫した大根の葉をたっぷり入れたもの。下茹でして、アクを抜いたつもりが、多少残ったようだ。まあ、そこは「春の苦味」ということで。明日は「立春」だし。

 午後は映画鑑賞。「31年目の夫婦げんか」。倦怠期の夫婦の再生ドラマ、といえばおおよそ読めちゃう、その通りのお話。そこにコンサルタントが加わることで、更に読めちゃう。まあ、主役を演ずる二人が芸達者なんで安心して観ていられる。メリル・ストリープと「ボス」のトミー・リー・ジョーンズ。演出家も楽だったろうな。

 「断腸亭日乗」は昭和17年。4月には大井町が爆撃を受けていることが記されている。前年の12月が開戦だから、半年もたたぬ内に制空権を奪われていたことになる。俺の覚えているおやじの話では大森の町工場で戦闘機乗りのメガネを作っていて、空襲にあったということだから、この時の話かもしれない。
 3年以上も制空権を奪われていてそれでも降参しなかったことは恐ろしく馬鹿げた行為じゃあないか。国民のことを思えばとうに降参していたはずだ。取り返しがつかないが、広島も長崎もなかったはずだ。
 新聞も沈黙し、情報源は荷風先生も風評によるところが全てである。「街の噂」というタイトルで記載されていて興味深い内容である。

 夕飯は「挽肉と白菜のトマト重ね蒸し」、「切り干し大根ときゅうりの酢の物」、「キャベツ(収穫したもの)とツナの辛子味噌和え」、「インペリアル納豆」、「えのきと豆腐の味噌汁」。

 発泡酒~ホッピー~バーボンウイスキーをちびちびやりながらケイのにぃにぃと献立談議など。
 9時ころダウン。

2018年2月3日土曜日

白い皿にのった毒薬

2月2日。星期五。               139/87。62.8kg。

 18年前に放置されていたマックのハンバーガーの原型をとどめた映像を見て愕然とした。「かびない」山崎パンもそうだが、これって、食品何とか法で規制すること出来ないんだろうか?こんなもん体にいいわけないじゃん。それが堂々と売られてるんだから呆れちゃうよな。
 つまり、大手のこうした犯罪については国は規制しないんである。国と言うより、権力者といったほうが適切かな。権力者はその既得権益を維持するために「大手」というバックボーンが必要なわけでお互いの利害が合致し続けているわけである。これは明治時代から続いている。
 納税者である国民でさえ守ろうとしない「国」ってなんなんだろう?

 前夜の飲過ぎがたたって起床は6時過ぎ。

 朝の買い物で「播州名物」という「訳ありかりんとう」ってのを買った。4種類のかりんとうの九助って感じのもので、かなり堅めのお菓子で歯ごたえしっかり者で美味い。POPで「訳あり」はよく見かけるが商品名がそれになっているのが珍しい。

 昼食は「味噌ラーメン」。

 お昼すぎにケイが帰った。

 午後は映画鑑賞。「24時間の情事」。原題は「広島・わが愛」ってところか?1959年、マルグリット・デュラス脚本アラン・レネ監督作品。舞台は当時(60年前)の広島で、女主人公の回想場面はフランスという構成になっており、広島で知り合った二人がお互いの悲惨な戦争体験を共有するところまでが描かれるが、それが24時間という時間の制限の中なのでこんな邦題がついたんだろう。 敵国の男と通じた女がリンチを受けるという話はデビット・リーンの「ライアンの娘」にもあったな。解き明かすと単純な反戦映画である。カメラも長さ(90分)も良い。

 現在読んでる「断腸亭日乗」が昭和16年であり、真珠湾攻撃をした年である。食品が欠乏し、荷風先生も苦労されている記述が増えている。つまりアメリカに宣戦を布告する以前から物資は不足しており、その時点から戦争に勝てるはずはないと考えた先生は本当にまともだったわけだ。が、特権階級は美味いもん食って私腹を肥やしているのは世界共通だったわけだ。まあ、現在メディアは北朝鮮を避難してるわけだけど、ちょっと前の日本とおんなじだということを現在の子どもたちに学校の歴史の時間で教えて欲しいものだ。

 庭ではムクドリがやたらに食い漁りに来ている。エアガンで追い払うんだが、この日は執拗にやってくる。で、明日、すべて撤収することにした。
 メジロがまた窓に突っ込みそうになりながら去っていった。本当に馬鹿な奴らだ。

 まだ続いている「ストレッチ」。少し楽になってきたかな?

 夕食は「チキンソテー」、「ミネストローネ」。前者がケイのにぃにぃ、後者が俺の制作分担。これに山崎の「バゲット」。さすがに食う気が起きなかった。マックも死ぬまで食わなくてもいいな。

 発泡酒~イタリア産なんとか種オーガニックワインをちびちびやりながら献立談議。このワインが美味い。あっという間に飲み干してしまい、続けてハウスワインにして、〆はテキーラ&レモン。
 で、9時ころダウン。

 

2018年2月2日金曜日

雪でも雨でもハレの日

2月1日。星期四。            134/92。62.4kg。

 2時起床。3時半まで読書。永井荷風作「雨瀟瀟(しょうしょう)」。実に味わい深い作品で、江戸文化の衰退に対する嘆き、現代風俗に対する痛烈な批判などを正々堂々と訴えたものである。
 こうした発言は現在平行して読んでいる「断腸亭日乗」の昭和16年(1941年)でも書かれている。特に6月15日には、それまで特高の調査の手が及ぶのを危惧して、対象になりそうな部分を自ら削除していたのをやめて、今までよりも更に過激な軍部・政府批判を書くことになる日であり、ちょうど今日読んだ。
 4時から早朝キッチン。「グリューワイン」の火入れ。「もつ煮」制作。「カルピスゼリー(イチゴ)」。他のブランド同様、最近のカルピスは種類が増えた。

 近所のスーパーへ買物。今日は休みを利用してケイが来た。

 昼食は「ポケ」。先日観たハワイを取材した番組で知ったハワイのソウル・フード?赤身の刺し身とアボガドに味付けしてご飯の上にのせただけの簡単なものだが、とても美味しい。

 午後はケイとケイのにぃにぃの三人で買い物。夕食の食材など。

 帰宅後読書とストレッチ(3日目)。

 夕食は「とんかつ」。ヒレとランプ(お尻の肉)。「マッシュポテト」、「キャベツ・カリフラワー(茎&葉も)・人参のホットサラダとトマト」、「生ハム」、「スモークチーズ」。
 ケイのにぃにぃの主導で二人の手になる揚げたてのとんかつはメチャうまい。これに瓶ビール~スペイン産フルボディワイン~テキーラ&レモンをあてる。途中で記憶を失う。

2018年2月1日木曜日

十五夜だったんだ

1月31日。星期三。                 147/90。63.6kg。

 寝坊。6時をまわってた。早朝キッチンは昨日塩抜きを済ませておいた「ザーサイ」の味付けと「ゆでたまご」は夕食用。

 遅くなったが面倒臭がらずに水回りの掃除を済まし、午後には毎月1日にやるエアコンのフィルター掃除も済ませた。庭がある程度片付いたので、春まで暇なのを利用して家の中の掃除をしていこうと思う。アレルギーはないんだが、壁や天井についたすすやホコリが気になる。

 近所のスーパーで買物をしたが、食材が揃わないので午後も買い物をすることになった。

 昼食は「ちゃんぽん」。チルドで、作り方も簡単で、野菜も豊富に摂取できるので今後も取り入れたいメニューである。「リンガーハット」遠くになりにけり。

 掃除や買い物で午後は時間をとれず読書は「ガンダム・第2巻」のみ。それでも昨日から始めたストレッチ二日目。冬の間しっかり硬くなった筋肉をほぐしておこう。今年はスキーの予定がないのが残念だが。

 夕食は「卵と肉団子のこっくり煮」、「煮昆布」、「ザーサイとわんたんの皮入り中華スープ」、「なます」。肉団子に「自家加工八角パウダー」を加えたところ、最近「八角」に凝っているケイのにぃにぃに大受けだった。八角のクズを集めてミルでパウダー状にしたものである。そのままよりも熱を加えたほうがその香りが強烈になる。
 この日は明日火入れする「グリューワイン」にも八角が活躍する。
 この日はNADなんで、早々にベッドに入り8時にはダウン。窓を通して満月が見えた。この日は旧12月15日だ。皆既月食が騒がれているが、晴れてよく見えるだろうな、なんて考える間もなく眠りについた。