12月14日。星期四。 149/89。62.4kg。
前日のNAD効果?10時まで熟睡して、その後1時間おきに目が覚めた。トイレが近いこともあるが、酒が入っているときでもこれほど頻繁に起きることはない。で、結局2時に起きて、と言うより布団の中で読書。途中で眠くなるとうたた寝するというのを繰り返しながら朝を迎えた。
「その日暮らし」は読了。荷風の日記も半年分読み、読み忘れていた13日とこの日の「一日一言」も読めた。
その日暮らしは長野県出身の浮世絵研究家&小説家が生粋の江戸っ子である杉浦さんに質疑応答しながら自身の持つ知識も披露するという面白い内容だった。杉浦さんが北斎に興味をもった経緯などもわかり、それって「百日紅」の誕生の原点だよな。それにしても江戸っ子の生き方が目に浮かぶような杉浦さんの解説は素晴らしい。
荷風先生の戦前は軍の横暴に対する怒り、若もんの頭の悪さ、情緒を解さない人による東京の変貌に対する憤懣なども後年の杉浦さんに引き継がれていったんだなと、一人頷きながら読んだ。
12月13日はハイネの誕生日だそうだ。歌の中に出てくる恋の詩を読むハイネしか知らず、その詩も読んだことない、と思う。で、そのハイネに対する印象はこの日読んだことでガラリと変わった。結構過激というか力強い発言をした人だったんだ、と。
早朝キッチンは夕食制作。大方作ってしまった。この日も寒く、長時間の庭仕事を休むことにしていたので午後をのんびり過ごそうと考えたからだ。続けて「芋ようかん」も作った。が、いつ食べるんだろう?
水曜日にサボった水回りの掃除を片付けたあと買い物。
帰宅してのこの日唯一の庭作業はブロッコリーを不織布製カバーで覆うことだった。
昼食は「ホットドッグ」、「ホットサンド」。残り物のウインナ、ベーコン、ゆでキャベツにたまごやきを追加して制作した。
午後は宅配されたレンタルDVDの中の一枚を鑑賞。「田園に死す」。寺山修司制作・監督・脚本による第二作。自分史という内容で、先日読んだ「家出のすすめ」の中にも、関連した内容が記されてた。驚きだったのはマイナーな作品にもかかわらず、原田芳雄や八千草薫などが出演していたことである。このころ(1974年)のATG(アート・シアター・ギルド)作品はATGと製作者が500万円づつ出しあって制作していた、と記憶してるんだが、それで間に合ったんだろうか?
美術とか映像などは現在でも十分楽しめるものとして完成度の高い作品になっている。
おやつはずっと冷蔵庫で冬眠してた「チョコレートシロップ」を冬になってから取り出し、入れ物に直接熱湯を入れ「ホットチョコレート」にし、これまた残ってたホイップクリームをトッピングして飲んだ。付け合せは先日作った「甘くないクッキー」。
夕食は「おから入り獅子頭(中華料理、らしい肉団子の煮物)」、「里芋の中華そぼろ煮」、「オクラ入り納豆」、残り物の「おからの煎り煮」、「もやしと卵の中華スープ」。
発泡酒~焼酎のお湯割り・ゆず入りをちびちびやりながら映画鑑賞。「ジャッジ・ドレッド」。B級SF映画臭がぷんぷんする作品だったが、突っ込みを入れながら鑑賞するには十分すぎる。第1に96分という長さがいい。俳優もいいところを揃えている。マックス・フォン・シドーやダイアン・レイン、ちょい役でスコットウイルソンなど。主人公役はあのシルベスター・スタローンであり、どう動いてもロッキーやランボーを想起してしまうのは仕方ないだろう。
映像も「ブレードランナー」その後、ということが即わかる。SF映画はそういった見方をすることが多いよな。8時過ぎにダウン。
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