11月23日。 163/80。61.8㎏。
前夜は12時ころダウンしたらしい。これは泊りに来た友人Sの証言である。
で、軽い二日酔いで7時半ころ起床。時間に追われる予定は立てていなかったんで、遅めの朝食を済ませてから外出した。
二の酉。鷲神社に参拝する人たちの行列はこれまでで一番長いかもしれない。俺は毎年熊手を買うためにだけやってきているわけで、入口のところで去年の熊手を納めてから、脇に回ってお寺(長国寺)を目指し、そこから鷲神社に回る道が一番の早道になることは経験上熟知してる。
で、今回二つの熊手を忘れちまったんで、初もうでついでに浅草七福神めぐりをすることにした。この中に鷲神社も入っている。
さっさと用を済ませ、つぎの目的地である千葉県は佐倉に向かった。都営浅草線のホームでちょうど12時になったが、さすがに朝が遅かったんで腹が減らない。
快速でたっぷり50分強。途中から京成線となる。
ここで、Sと昼飯をかけて賭けをした。鉄男ではないが、かなり詳しいSが「小岩」をJRの駅だけと主張する。で、小岩の駅に停車して看板を見たら「京成小岩」だったので俺の勝ちとなった。
小岩と京成小岩の間を俺は3度歩いている。そのうちの二度は酔っ払っていて道の記憶がないが、先日平井探訪の折に歩いて、やっと記憶に残った。
佐倉駅から歩いて15分くらいのところに目的地である「国立民族歴史博物館」がある。建物には「歴博」。「民」をなぜ外したんだろう?
予想とは大きくかけ離れた立派な建造物である。都心から1時間も離れた田舎町にこんな立派な建物があろうとは想像もできなかった。
で、入場料も立派なもので830円。
HPで知っていたんで、建物内にあるレストランで昼食。「おろしとんかつ定食」とビール。とんかつがとても衣が密着していて、肉も柔らかく、ちょっとお得感を味わったな。
企画展示は「身体をめぐる商品史」。現在読みかけの本の中でも取り上げられてた「三越(越後屋)と白木屋」の広告やパンフレットなどが一番最初に展示されていた。
一連の流れは、物にあふれている現在に至るまでのもので、それがいかに資本家によって仕掛けられたものであるかということを語っている。
そうしたものにいかに俺たちは物欲を掘り起こされてきたんだろう?貧乏生活をつづけてゆくには改めて「もの」ということについて考え直す必要性を感じたな。
大戦や朝鮮戦争でもうけた会社は現在もいろんな分野でそれぞれトップメーカーとして存続している。
最後のほうでは花王や資生堂の展示が多くなり、なつかしい商品が多かった。その昔の同居人と付きあいはじめたころ彼女が使っていた資生堂の「サプレック」というヘアケア化粧品が並んでたら涙ぐんじゃうところだったが、見当たらなかった。
缶入りの歯磨き粉(スモカ)なども並んでなかったな。ライオンの子供歯磨き粉は懐かしかったな。
隣の常設展示は戦前から戦後までの軍事的なものと民衆史で、こちらも見ごたえのあるないようだった。江戸東京博物館もかなり詳しい展示だったが、こちらは地元に連隊があったこともあり、それに関する展示を中心にしていることで生々しいし、展示品も各方面からあつめているところから学芸員の力によるものだと感じた。
そういえば展示場の中に館員が多いことも目立ったな。
二つを見おわったら4時になっていた。隣接する植物園へも寄りたかったんだが、外が曇りでしかも暗くなりつつあったんで引き上げることにし、ちょうど駅行きのバスが来たんで帰路につくことにした。
昼飯をおごってもらったんで夕飯をごちそうするため池袋の西武のレストラン街に行った。
5時半ころだと思うが、行列のできる店が何軒かあった。むかったのは「ジャスミン」というタイ料理屋である。これ、チェーン店じゃないかな。
「ソムタム(パパイヤサラダ)」、「豚肉の串焼き」、「パッタイ(焼きそば)」、「揚げえびのココナッツカレーソース」。 これをチャ―ンビール~シンハービールで。
チャーンはすごく水っぽかったな。アルコール5%ってのは信じがたいな。ソムタムは唐辛子も大振りだし、にんにくはほぼかたまりのままで、ピーナッツも砕かれそこないばかりで、がさつな作り方だった。
揚げえびの....がすごくうまかった。ソースはマイルドで残ったものも野菜につけて完食した。
タイ料理、辛いものを頼んだ時はココナッツを使った料理を一緒に頼むのがいいということを学んだな。
池袋でわかれ、帰宅した。
で、腹はいっぱいだが飲みたんなかったんで、前日の飲み残しを整理?した。
もらいもののスペイン産スパークリングワイン~Sからもらったチリ産白ワイン~宮古島産泡盛「多良川」。
スパークリングワインはいつまでも泡が消えず、これを楽しむにはほっそりとしたグラスが欲しいところだな。バブル栄華をしのぶにも最適な飲み物だなあ。で、9時ころダウン。
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