2016年2月14日日曜日

土浦ぶらり

2月13日。
 7時までにカレーとおいなりさん制作。カレーは夕食用で、この日は外食する予定なので一人になる義母のためのものである。カレー大好きばあさんなんで、こういう時あれこれメニューを考えずに済むんで楽である。

 とりあえず9時からの開店時に卵を買いに近所のスーパーへゆく。

 午前中は庭いじり。やたらにミミズ(赤ちゃんも)が出てきて作業中断が多くなり、思ったほど掘り起こせなかったが、あと1日くらいで完了しそうだ。この日捕獲したもの中にコガネムシの成虫 が2匹いた。こいつら土の中ですっかり大きくなって出てくる寸前だったに違いない。もちろん、つぶしてジョウビタキの餌にしてやった。
 カエルの冬眠を邪魔しちゃったようだ。多分、去年駐車場で見かけた「ケロッグ博士」かも知れない。で、捕まえて、春まで掘り返すことがない畝に埋めてあげた。
 島大根は収穫を考えてないので、花を咲かせたままにしてあるが、そこにミツバチがやってきていた。こいつら冬の間も働いてるんだ。この日のように暖かい日だからなんだろうか?

昼食をおいなりさんで済ませ、土浦散歩に出かけた。3月の初めまで開催されている「ひな祭り」がお目当てである。
 駅から土浦城址公園まで歩いて15分位だが、そのちょっと手前にある中城通りの蔵が並ぶところが会場になっている。
 もと呉服屋さんだった家を「まちかど蔵」として資料館のような形で開放されていて、普段でも街の歴史を垣間見ることができ、今回のようなお雛様を飾って特別展としても楽しめるようにしているところらしい。
 で、今回やたらにあちこちで見られたものが「さるぼぼ」だ。確か、ケイとどこかの郷土資料館でも見たような記憶があるんだが、流行ってるんだろうか?とにかくやたらにあった。年寄りの暇つぶしにちょうどいいんだろうって感じだな。
 特に多いのが「ふくろう」。不苦労とかけて縁起物であるらしいッス。ケイのねぇねぇの娘にプレゼントするものを探したが、やる気のない売店には適当なものがまるでなかった。よそのひな祭りではこうしたことはないだろうなぁ。いくら土浦の名産がれんこんだからって「れんこん雛」はないよなあ。

まさに雛?びた感じの街をぶらぶら歩いた。異常に立派な幼稚園併設の公立小学校や、倒壊寸前の民家や、やる気のない商店街を歩くのはやわらかい。
 土浦城址公園が一望できるビルにある喫茶店でおつやタイム。「ミックスサンド」にビール。気候もよく散歩日和を満喫したな。

 弓具店に寄って「握り皮(弓の握るところに貼る布)」を買った。感じのよい店主だった。次回は弓を買うつもりだったんでよかった。

更にぶらぶらし、その昔スーパーの建物があったところが現在駐車場になっており、そのちかくのビルの1階の古書店をのぞいた。店内は広く、置いてある書籍は専門書から漫画まであり、そのジャンルは神田にある古書店を3店舗くらい合併させたもののようである。ここなら3時間位時間を潰せるなあ。BOOKOFFなんかにない古書店の面白さを満喫させくれる、こんな店が土浦にあったとは驚きである。 「COM」。懐かしいな。手塚治虫、永島慎二などの名前も懐かしい。「漫画少年」などの値打ちものもある。ハードカバー「忍者武芸帳」全巻には圧倒させられたな。

 実家のある駅に戻り、気になっていた店で飲む。1軒目は「もつ焼きや」。「もつ煮」、「シロ」、「バラ」、「コブクロ」、「酢もつ」などとビール。七輪が出て、自分で焼くんで「焼肉屋」だったんだ。
 シロは油を取り過ぎてしまって「皮」ッて感じだし、コブクロもジャンキーな感じがまるで無く、健康的なもつ屋?物足りなさは否めない。

二軒目は最近開店したばかりの店で、表にあった花輪に馴染みの店の名があったんで興味あった店である。確かかなり長い間借り手がつかなかった空き店舗だったところである。駅から近いが決して恵まれた場所ではない。
 「八角の刺し身」、「しらこの天ぷら」、「揚げ出し豆腐」、「だし巻き卵」に日本酒。新潟の「緑川」がさっぱりして美味しい。その後飲んだ「前」は佐賀の酒で、重くちでしっかりしたものだが、この日の料理には合わなかった。で、「緑川」をもう一杯。
 店の空間は外からは想像がつかないほど広くて全部椅子席ってのもいい。この日はカウンターだったが、これも広くてのんびりするにはちょうどいい。居心地のいい店だ。「ざんぎ」なんてメニューのあるところを見ると店主は道産子?聞きそびれた。

 帰宅して「アド街」を観ながら記憶を失った。

 

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