2015年11月30日月曜日

処刑の庭

11月29日。

 午前中から庭いじり。柚子の根元の整備からはじめた。根に気をつけながら掘り起こし、まきつくようにして生息している雑草の根を除去する作業である。で、ざっとやっておいたブルーベリーと沈丁花もやり直したところ、特にブルーベリーがひどいことになっており、かなりダメージやストレスをこうむっていたんじゃないかと思われる。若干根を傷つけてしまったが、雑草の除去によってかなり若返るんではないだろうか。
 この日はキリギリスと遭遇。こいつは家庭菜園をするものにしては害虫そのものである。よって即処刑した。処刑の方法を考えて、思いついたのが、柚子の木に串刺しなっていたカナヘビと同じ方法である。あれからこれを施した鳥はやってこず、カナヘビもそのままでもはや干物同然と化している。どうしたんだろう、忘れちまったのかな?ついでにキリギリスも食べてくれるといいんだが。
 このキリギリスは散々荒らされた「島大根」の葉に対する加害者に違いない。いまだに庭に生息するバッタは駆逐しなきゃなあ。

 午後も三時ころまで庭いじり。おやつタイムに「大学芋」を食べながら明日返却期限の本を読んだ。杉浦日向子「隠居の日向ぼっこ」。多分ペンネームも日向ぼっこから来てるんだろうな。
 最初読んだときはうんちくばかりが印象強かったが、今回読んで感じたことは現代を粋な語り口で批評しているのが面白いということだった。実は彼女が亡くなったことはかなり後になって知った。同じ年に自分も最愛の人を失っており、しばらく社会の出来事にも関心が持てなかった時期があったことによる。
 流行った歌や映画もほとんど記憶がなくて、この期間空白になっている事象がかなり多い。彼女の著書ではないが、好きな本として江戸のこっけい本が上げられていたんで、すぐ購入して積読しておいたものを最近になって読み出している。
 原作本が映画化されたりしているようで、脚光を浴びていることはうれしくもあり、早世してしまったことをつくづく残念に思うんである。

 夕食は「秋刀魚の塩焼き」。そろそろケイのにぃにぃは飽きてきたようである。以前は毎日でもいいようなことをのたまっていたんだが.....。「エリンギのマヨネーズ炒め」、「ほうれん草の胡麻和え」、「かぶの葉と豆腐の味噌汁」、「れんこんの蒸し照り焼き」。
 食後、焼酎のシークワーサー水割り をちびちびやりながらTV親父。「もやさま」をちら見して「鉄腕ダッシュ」。終了後「市川昆物語」を観た。
 市川監督を崇拝する岩井俊二監督によるドキュメンタリー映画。市川監督というより市川夫妻の物語とも言える。その夫婦のタッグによる作品に対する評価は高く、その歴史と夫婦間の葛藤などを知ることが出来、今後の作品の鑑賞の手引きとなった。
 それにしても脚本家である奥さん(夏十)は40代半ばで癌になり、20年近い闘病生活を送りながらも昆監督の脚本に対してアドバイスを与え続けたという。天才肌の人だったらしい。最後の執筆が「東京オリンピック」というから、やはり残念な気持ちである。

2015年11月29日日曜日

親父も掘れば石に当る...石敢当(ではない)

11月28日。

早速、7時までに洗濯・炊飯・湯沸しを済ませてしまった。なんでもないことなんだが、やはり意識するとしないでは違うんだな。おかげ?で腰の調子が一日悪かった。前日の庭での掘り起こし作業が響いたのかもしれない。が、せっかくいい天気なんで庭いじりをした。
 朝のうちに買い物へ行ったところでまたしてもポット入りのハーブを3つ買ってしまったし。「ワイルドベリー」と「ラベンダー」、「タイム」 の珍種?税込み69円だしなぁ。前回買った「バジル」なんか元以上の収穫だったし、このところ店頭に並ぶことが増えたんで、変わったものがあれば買うことにしている。これらを鉢に移し替える作業から入った。

 オレガノのところに進入したシロツメクサに似たものがオレガノを圧倒していたんでそれらを取り除いてからブロックを設置した。「クローバー」である。囲いになっていたところのブロックがほかのところで使われたりしていて、そこから進入してきたらしい。かよわそうな外見とは正反対の根のはびこり方で深く強い。油断できないな。

 ブルーベリーの根元周りの改善作業。なんとちょっとはなれたところに新しい木芽を発見した。もう少しで抜き取るところだった。親木がかなり老木になって着てるんで挿し木を検討していたところだったんで吉報である。

 蝉の幼虫が出てきた。幼虫の色だが身体はすっかり成虫である。たぶん来年で来るところだったんだろうが、俺に掘り起こされてしまったわけだ。ミミズの赤ちゃんは「ふるい」作業が終わった柔らかい土地にそっと戻してあげる。それ以外の虫と幼虫は残念ながらこの年を越すことは出来ない。合掌。

 建物近くの肉桂近くの掘り起こしをしゃべるを使って行った。やたらに石が多くて、それでなくとも先にかなりダメージを与えちまったスコップにこれ以上壊すと使い物にならなくなっちまうことを警戒してのことである。
 この日もやたら石が出てきた。この場所は20年以上いじってないところである。アジサイがあった場所だが、多分肉桂の根がはびこっている様子を見る限り、肉桂が原因であるらしい。

 ここでの作業中に蜂がすごい羽音で顔近く飛んできたんで、思わず声上げちまったじゃないか。もう冬になったんだからお休みになってもいいんじゃないかと思うんだが、今年満開になったローズマリーには毎日のように何匹かの蜂が飛来しているが、そのうちの一匹が俺をからかったに違いない。
 それにしてもりんごが花をつけたのが今月初めだし、肉桂の根元にゃ朝顔が芽を出していたり、掘り起こした土の中からは新芽を出した植物が際限なく出てくる。それとわかるのは「のびる」だけで、それだけでもかなりに数になるが、それ以外の無名の植物の数はそれを上回る勢いだ。
 条件さえそろえば植物は生き続ける。当たり前のことではあるがあらためてその驚異に感嘆しちまうんである。

 夕食の用意は5時から。電気料金が少し安くなり始める時間である。この日のメニューは「鶏肉の水炊き」、「白菜の漬物」。鍋をIHヒーターで煮たら、卓上コンロに移動して、そこで弱火でじっくり仕上げる。
 問題は昼食時にいかに電気を使わずに済ますかということである。昼食に米を摂取し、夕食に麺類ってことも視野に入れてる。この日の昼食は「いくら丼」だったが、好例といえる。

 食後、ケイのにぃにぃに頼んで買ってきてもらった「一の蔵」の普通酒と純米酒を変わりばんこにぬる燗や常温でちびちびやりながらTV親父した。
 「孤独のグルメ」。続いての知花くららさんとガレッジセールが出る「沖縄の歴史」を学ぶたび番組が面白く勉強になったな。「石敢當」はその由来も知ってたが、あの沖縄独特のお墓については、由来はおろかその名称があることさえ知らなかった。
 「亀甲墓」。「かめこうばか」と読むんだそうで、中国由来であることが福建省への旅で紹介された。海中での食器の残骸などでもいろいろな国との交易が見られたり、首里城の迎賓館の立地の理由などからも、当時の政府の外交が巧みであったことなども興味深い。本島では行ったことがな
い伊計島なども取材されていて、次回離島に行くときには帰りに寄って見たくなった。
 続けて「アド街」。今回は「花園神社」付近。当然ゴールデン街が多く取材されてた。17位のBGMがよかったけれど、先ほど調べてもまだアップされてなかった。まあいいや。
 

2015年11月28日土曜日

世帯エコ会議

11月27日。
 久しぶりの快晴だ。が、風があり、長い時間庭に出てるのはきつそうだった。

午前中に歯医者。またしても血圧が高く、バッシングは延期。先日外れてしまった詰め物をはめなおした後、今後の予定を教えてくれた。それによると左の修理(入れ歯)を優先し、血圧の状況がよければバッシングを行うとのことだった。右側には根が残ってるやつともう一本残ってるんだよな。やれやれ。
 1時間は食事が出来ないとのことだったんで、ちょうど12時だったが、帰り道途中のレンタルビデオ店で1時間過ごした。よーく見ると、案外知らないものがあることが判明した。コーエン兄弟の「ブラッドシンパル」やD・ボイルのデビュー作や岩井俊二のドキュメンタリー風のものなど。そのうちの「市川昆物語」を借りた。

午後は浴室の空調の修理業者が来てたりで、庭作業がほとんど出来なかった。それでも第一の畝の掘り起こしや、庭に出るところに積んであるブロックの割れたやつの交換と積みなおし作業などを済ませた。 畝ごとにインデックスを貼った記録をつけることにした。

 夕食のメニューは「生鮭の照り焼き」、「シジミの赤だし」、「レンコンの蒸し焼き」、「納豆」、「白菜漬け」。
 焼酎のシークワーサー水割り~日本酒をちびちびやりながら、電気代の節約についてケイのにぃにぃと相談。深夜電力契約しているので、熱を利用する家電は23時から7時の間に使用するのが効率がよいことを再認識して、生活様式を変えることになった。
 まずは、ポットの湯沸しや炊飯は朝7時までに1回。浴室の乾燥機はその時間帯に行う。夕飯つくりも次に電気代が安い夕方5時からコンロを使う作業を行うようにする。それよりも前に熱を使わない作業をしておく、など。キャッチフレーズは「イレブン・セブン、いい電気!」。
 
 「ハウス・オブ・カード」第2シーズンを観終えた。悪人大統領の誕生シーンで終わった。第3もあるとのこと。後は破滅しかないだろうなぁ。
 その後「入りにくい居酒屋」のリヨン編。カエルの料理がめちゃくちゃにうまそうだった。上げ底グラスの安ワインやチープな材料で作る料理の数々、フランスもいいとこあんなあ。

2015年11月27日金曜日

わが老年は食ってばかり

11月26日。
 左ひざの調子がだいぶよくなってきたのは、やはり毎日のひざ体操の効果であるようだ。ちょっと痛いくらいでやめると悪化する?かなり悪いときでも無理するとさらに悪化する。このあたりの微妙な線引きを見極められたらいいんだがな。
 今回は、うっすら痛みが残っているうちから再開したのがよかったようである。 で、今まで休んでた、ストレッチや太極拳なども再開してみた。ストレッチは1年ぶり。ジム通いしてたころのクールダウン時に行っていたもので、ジムで流れていた映像を暗記してたものである。が、たった1年なのにもう順序などを思い出せなくなってるのには正直言って震えがきたな。本当に年食ってから覚えたものは身につきにくくなっているということを実感した。
 太極拳はDVDを見ながらなんで、これも覚えるのはまだまだ先になりそうである。

 そのほかゴム弓による弓道の稽古をちょっぴり。これも立射に入るときの順序はテキストを見直しながら行ったが、これもちょっと怪しかったな。やれやれ。

 天気がようやく回復しそうだったが、前日借りたDVDを鑑賞。「素晴らしき日曜日」。植草圭之助脚本、黒澤明監督1947年作品。貧しい恋人たちが、東京をさまよう話でロケが多く、当時の風俗や町並みを観ることができる。最後に観客に向かって叫ぶシーンがあり、これで終わりになったら表現の限界を疑ったが、その後もありちょっぴり希望の灯をともす場面が救いとなった。なかなかいい映画だったな。「酔いどれ天使」と続きいいコンビだったのが喧嘩別れしてしまったそうである。黒澤さんはこのころからすでに「天皇」だったんだろうか?植草さんにもっと書いてもらいたかったものである。
 偶然だが、このDVDを借りるとき同監督の「わが青春に悔いなし」と、どちらにしようか悩んだものだが、この日の朝、ネットニュースで原節子さんがなくなったことを知った。「わが.....」は彼女の代表作のひとつでもある。合掌。

昼食は前日作った「さつもいもカレー」。

夕食は「きのこパエリア」、「ムーミン・スープ」。スープはケイのにぃにぃが作ってくれたもので、フィンランドのソウルフードらしい。先日つくば市で買った「ディル」がここで効果的に使われた。が、量的にそうたくさん使うわけでなく、もう一袋買ったものをどうするか検討せねばならなかった。
 で、この日の残りを俺がベトナム料理に使うことにし、一袋は丸々「ピクルス」を製作することにした。
 食後、焼酎のシークワーサー水割り~ウィスキーの水割りをちびちびやりながらDVD~TV親父。

「ハウス・オブ・カード」のシーズンⅡの5巻。だんだんすごい展開で過激になってきた。ちょっとついてゆけない感じになってきたな。ここからはまれる連中がたくさんいるんで、海外ドラマブームになっているんだろうな。
 口直しに東北の取材だったが、太田さんの旅番組を観た。盛岡もいいところだが、まず行かないな。

2015年11月26日木曜日

NAD再々開

11月25日。
 天気がよくない日が続く。これじゃ庭いじりで時間をつぶすことが出来ないんで、芋でもつぶして「スィートポテト」でも作ろうか?
 で、この日も台所で過ごすことに決め、いつもの水曜日恒例の水廻り掃除に引き続き、レンジとオーブンの内部の掃除も実施した。年末大掃除の前倒しである。
 10時には雨が降っていたが、家からはまったく反対方向にある2軒のスーパーに買い物へ行く。

 この日は前回ケイのにぃにぃが作った「カリー・ガイ(名前は鶏肉カレーなんだけど、さつまいもカレーとなる)」を作ることにした。

 昼は簡単なかけうどんで済ました後、まず夕食用の「ビーフシチュー」製作。今回は初めてのレシピを採用したが、結果的には市販ドミグラソースの代用にインスタントのシチューミックスを使用したのが間違いだった。
 牛すね肉に塩コショウのほかに小麦粉をまぶすようになっていて、その小麦粉とシチューミックスの、いわゆる「ダブル粉もの」のおかげで見事にねっとりしたシチューが出来上がっちまったんである。ジャガイモを加えて煮詰め始めたところ、あっという間に焦げ付いた。またやっちまった。
 うっかり底からかき回すところだったが、前日ケイのにぃにぃが、底についた部分には手をつけず、上の部分をほかのなべに引越しさせるところを見ていたんで同じように対処したところ、被害が少なくて何とか最悪なケースを回避できた。やれやれ。

 さつまいも1kg分の皮むきは重労働であった。とにかく虫食いが多く、表面上の小さな跡が内部で広がったり、延々と続いていたり、と可食部分をピーラーのみで残そうとすると、発生するごみ?の量は半端なものではなくなる。3分の1、ひどいものは2分の1は廃棄物が出た。
 で、可食部分1kgを素揚げし、油を切っている間に、鶏肉を炒め、レッドカレーペーストをつかったスープを製作し、最後に合体して完成!
 今回はココナッツミルクと牛乳を半々使うレシピだったのをココナッツミルクのみにして、味の調整もナンプラーを多めにして、よりタイっぽく仕上げた。パクチーをたっぷり載せていただくには翌日のランチでである。

 一日を通して体調がよくない。先週もNADを中止しているし、ここらでちゃんと休ましたほうが良いと痛切に感じた。
 で、この日はNAD。食事中のドリンクは久々のコーラである。

 食後、読書。森まゆみさんの「その日暮らし」。「谷根千」の編集長をやっていた?人としか認識がない人だが、この日記風のエッセイは面白かった。言葉が実直で気持ちがいいし、悩みを克服してゆく様も個性的で多くの人が参考になるんじゃないかな。
 生活を気持ちよく変えてゆこうというスタイルは俺とはまるで違うタイプなのに、関心があることが似ていて驚く。もっとも読書家ではない俺とは広がりがまるで違うんだが...。
 クラッシックをBGMとしての読書も悪くないな。9時半にはダウン。

2015年11月25日水曜日

何とか1勝2敗

11月24日。
 朝から病院。大きく育った右ひざの定期健診である。

 病名は「かつまくほうえん」。で、来週、MRI撮影し、結果を見てから手術の有無を決定するそうだ。まあそれまでひざが育ちすぎて破裂することはないそうである。今回も中に溜まった液を抜いても抜かなくてもよいとのことだったが、せっかくきたんだから抜いてもらうことにした。

 帰りのバスまで15分あったんで家まで歩くことにした。前日も引きこもりだったんでいい運動になった。

 昼間のDVD鑑賞は「酔いどれ天使」。黒澤監督1948年作品。一度観たことがある。改めて観て、そのすばらしさを再認識した。社会風刺もさらっと利かせて、その後の黒澤ドラマの原点が盛り込まれている。終盤のアクションも絶品。幕の〆方も最高である。大傑作!

 午後は収穫したさつまいもを使って「大学芋」、「芋かりんとう」を製作。これは絶対レシピに問題ありである。大学芋のシロップはジェル状にならず芋にからまない。かりんとうにも黒砂糖がからまない。後者はよく考えれば物理的に不可能なレシピだった。結局ふかし芋と甘いフライドポテトみたいなものが出来上がった。このところ失敗続きだ。

 前日作ったミートソースが余っていたんで「ライスラザニア」を作ることにした。ホワイトソース製作は最初から失敗した。これはレシピが悪いんではなく、レシピをちゃんと読まなかった俺が悪いんである。何度も同じレシピで作ってきたはずなのに、である。どうもいかん。作り直して何とか完成。

 夕食は「ライスラザニア」、「ハーブリーズ(ブロッコリーの変種)・レタス・きゅうりのサラダ」。
お供はビール~白ワイン(ドイツ産・ピースポーター)~ウィスキーの水割り。

 食後映画鑑賞。「キャピタリズム~マネーは踊る」。M・ムーア監督作品。資本主義の冷酷さを目の当たりにする。政府と経済界のタッグによる極悪非道な行為を余すことなく描く。子供のうちからこういう映画を見せておいた方がいいんじゃないの?


 

2015年11月24日火曜日

不労感謝!

11月23日。
 
午前中に「ミートソース」、「千枚漬け」製作。これは前日に予定してなかったのに、木曜日までの食事のスケジュールを作ったところから夕食にパスタにすることになり、特売で買ったひき肉が登場となったわけである。
 聖護院大根も葉っぱを切り離したところから一気に千枚漬けへと流れに乗ったものである。

で、昼食は時間をかけられなくなってしまったんで「貧乏丼」の久々の登場となった。

 午後はDVD鑑賞。「ジャガーノート」。R・レスター監督作品。サスペンスものだが、構成がとてもよく出来ていて、なおかつ客船の中の人間像も盛り込んでいる。が、実は肝心のところが疑問として残る。犯人が一人でドラム缶を7つもどうやって客船に持ち込んだかが明らかにされないまま終わっちゃうんである。面白い作品なので惜しい気がする。ちなみにTSUTAYAでの「発掘品」として陳列されてた作品でもある。R・ハリスがいいね。

 夕方近くになってから当初の予定だった「大学芋」、「さつまいもかりんとう」の下ごしらえを始めたが、かりんとうの下ごしらえは水にさらしたあと半日天日干ししなけりゃならないことが判明し、途中で中止にした。事前の学習が足らないことでこういうケースがしばしばあり、どうにも困ったもんである。
 夕食は「ミートソース・パスタ」、「トマト・きゅうり・レタスサラダ」。

食後、日本酒をちびちびやりながらTV親父。旅番組をふたつと「酒場放浪記」の一部や義母が録画した「マザーウォーター」の一部を観てダウン。

2015年11月23日月曜日

サッカーもカーも広島デイ

11月22日。
炊飯器がとんでもないことになっちまった。使用方法を間違えたために沸騰したときにあふれてしまったんである。この炊飯器でおかゆを炊いたことなかったんだっけ?
 分解できるところはすべて取り外してふき取ったところ、何とか機能自体は壊れてはいないようだった。二回目のおかゆは何とか完成した。

 この日は午前中からレンタルしたマツダのデミオでドライブ。つくば市にある複合商業施設「イーOO」。以前友人Tさんに連れて行ってもらったところである。
 その中のラーメン屋で昼食後、店内3階あるフロアを散策した。駄菓子やとトイザラスなどをぶらぶらし、スターウオーズ人気を目の当たりにしたり、クリスマスの訪れを感じたりしたが、こういう感触はいくつになっても楽しいものである。
 サイバーダインのフロアは面白かったな。介護や自立支援などで今後の発展が見込まれるパワースーツなどが展示されているところだ。

 午後もドライブ。この日はつくばマラソンが開催されていて、そのあおりを食った渋滞にちょっぴり巻き込まれたりしたが、全体的にはスムーズに移動できた。これで天気が良けりゃよかったんだがな。
 市内の公園でメタボな鯉にえさをやったり、ホームセンターを冷やかしたりして帰宅。

夕食はケイたちを駅に送りがてら、駅近くの串焼きやにて。

 帰宅してワインをちびちびやりながらTV親父。「ダッシュ」が休みで、「もやさま」のみ観てダウン。

2015年11月22日日曜日

バブルの残り香

11月21日。
 この日は朝からレンタカーを借りた。9月に買ったOレンタカーの格安回数券を利用したものだ。
午前中は車を使って、普段自転車では運べないものの買い物。といっても、大型商品を買うことの多い家具店やホームセンターでは無料で軽トラックを貸してくれるので、あまり経済的とはいえないが、それでもたまにこうしてドライブするのも悪くない。
 まずは「OOOOファーム」。ここでは第3土曜日に肉の特売がある。週末は混雑するが、この日も牛の切り落としのために整理券が発行されるほどである。
 牛のもも肉が安かったら買うつもりでいたが、スーパーで買うのとほとんど差がなかったんであきらめた。この日作る予定のローストビーフ用の肉は確保してあるんで問題なかったが、それにしても特売用のパック肉は、特に牛肉は売れ行きがいいようでほとんど残ってなかった。日本人の牛肉好きはすんごい。
 ここでは豚ひき肉と鶏もも肉と野菜を数点買った。珍しいものも多く、ハブリーナという茎と葉っぱだけのブロッコリーとか聖護院大根は迷わず買った。こうして野菜のローテーションがまた混沌としてくる状況を自分で作ってしまうんであった。

 昼食は自転車だと30分近くかかるラーメン屋でチャーシューメンと餃子。油ぎとぎと塩分しっかりのジャンキーラーメン。だけどたまにはいいね!

 午後はケイとつれあいがやってきた。

てなことで夕食はパーティー形式。
メニューは「ローストビーフ」、「砂肝のアヒージョ」、「ジャーマンポテト」、「レタスとベーコンのスープ」、「野菜スティック・和風バーニャカウダ」、「トマトのブルスケッタ」、3店で買ったバゲット。
 これに「007・スペクターボトルのハイネケン」~1988年ムートン~1982年ラフィット~クワトロ。さらに最後に残ったビンテージ物「1962年・ラフィット」をあけたが、ワインと呼ぶにはほど遠い味と香り(臭み)で誰も飲めなかった。で、捨てるのもどうかということになり、デキャンタに移し翌日まで様子見ということになった。
 それにしても80年代ものの2種はうまかったな。まあ、こうした贅沢もこの日にピリオドを打ったわけだ。バイバイ、バブル。

2015年11月21日土曜日

てなもんや台所

11月20日。
へたれた茄子が3本残った。メニューに組み込むまでにもちそうにもなかったんで結局再度ぬか漬けにした。今回は漬け込み3日にした。

 白菜の重石を取り替えた。この家には6kgしかないので、半分の重石にするには工夫が必要である。重量をパスしても形状で採用されないことが多いからだ。
 で、雨の中24時間スーパーで買ってきた4Lペットボトル焼酎を使うことにした。空の焼酎瓶1本に移した残りをペットボトルごと重石にしてしまうんである。白菜の上はビニールゴミ袋をかぶせ、その上に漬物樽にあわせたものを探した結果、見つかった揚げ物鍋を載せ、そこにペットボトルを設置したんである。さらにその上に漬物樽のふたを載せ雨対策も万全である。なんせ台所にある勝手口の外に出してるんである。

 大量のさつまいもがあるにもかかわらず、義母が友人からもらってきたというさつまいもを調理。やれやれ。
 1本はレンジを使用する「焼き芋」。これがうまくいった。が、芋自体が繊維質が多く、さらに甘くないときてる。やれやれ。
 ケイのリクエストである「スィートポテト」のために蒸し始めてしまっていたんで、途中でやめるわけにもゆかず、裏ごし抜きのレシピを採用するつもりで始めていたが、急遽裏ごしすることに路線変更した。昼食の用意もする時間が迫っていたんで大急ぎで裏ごしした。覚めちまうとえらいことになることは以前に経験していたんで焦るったらなかった。

 午後はいよいよベーコンの燻製作業である。前回苦労したチップへの点火には万全の対策をもって望んだ。結果、カセットコンロにアミを載せ、十分に点火したスモークウッドは煙も温度も良好だった。途中温度が80度を超えたんで、脇についているふたを開けて調整できた。
 が、ここで気がついた。スモークウッドは90分しかもたないということだ。3ピースになってたんで勝手に270分だと思い込んでいたわけである。
 で、前回まったく点火せずに終わった桜チップを何とか点火することを試みた。その結果、ミニフライパン(単身用・100均)で焼くこと何度目かで、炎を上げたときに、その炎を消すようにチップを追加することで煙が出てくることを発見した。その追加量の調整で持続して発煙することも次第にわかってきた。で、スモークウッドが燃え尽きる前に作業を開始し、最悪のケースを回避した。やれやれ。

 燻製時間3時間で完成。が、今回買った特売品のばら肉はほとんどが油で、しかも漬け込み時の塩が多すぎたためか、出来としては見た目もいいんだが、合格品とはいえない代物となってしまった。煮込み料理かスープの具としてしか使えないだろうなあ。次回に期待しよう。

 ところでスィートポテト製作が始まってから気がついたこと2点ばかり。型がない。絞り出しにつかう口金。やれやれ。夕方スーパーに行ったついでにアルミ製おかずいれを買って対処したが、絞り出しはせずにそのままスプーンですくって完成させたが見た目はめちゃ悪いものとなった。もうちょっと硬めにして手で成型するとか、もうちょっと柔らかめにしてアルミの入れ物に入れてからの成型をやりやすくするとか、なんで知恵が働かなかったのかと後悔しても先には何も立たなかった。

 夕食は「おろし乗せ和風にらハンバーグ」、「ほうれん草やらわかめやら豆腐やらいろいろ入った味噌汁(要するにあまった具材)」、「ぬかづけきゅうり」、「ごぼうの黒胡椒煮」、「大根の中華風きんぴら(まともな大根使用は久しぶり)」。
 食後、「ベーコンのオーブン焼き」、チリ産赤ワインをちびちびやりながらDVD鑑賞。「ハウス・オブ・カード」のシーズンⅡの4巻。
 毎週金曜日は1枚ただのサービスを忘れていて、食後それを思い出し、わざわざ借りに行ったものである。やれやれ。

2015年11月20日金曜日

キウイな1日

11月19日。
 前夜の食事中に歯のつめものが取れた。残った歯が少なくなり、一本あたりの稼働率は非常に高くなり酷使ゆえに起こる事象ではないかと思ってる。とりあえず歯医者に電話したら、痛みがなけりゃ次の予約した日までほっとけ、ということだった。

 この日はほとんど台所に引きこもり。

 きんぴらにすることが多かった「大根の皮」を、前夜に作ったように味噌汁にしたりして新しい試みにも挑戦してるが、ここへ来てべったら漬けや秋刀魚の塩焼きのおろしなど、大根の登場回数が増えてるんでなかなか消費が追いつかない。 で、最近食べ終えた「昆布漬け」の漬け汁に再投入で100g、なますにも同じく100g投入した。次回から最初から漬物にしてしまうのは大量消費にいいかもしれない。

 午前中から午後にかけて「キウイジャム」作り。前日作ったものが煮詰め方が足らなかったため、再度煮詰めなおし。砂糖も足らなかったようで追加。結局総重量の40%くらいがちょうどいいようだ。生食するとよくわかるが、今年のキウイは甘~い!
 皮をむいた状態での総重量6kg、砂糖2.4kgで大瓶6本分のキウイジャム完成。やれやれ。
 
 夕食は「麻婆豆腐」。東京からわざわざ豆鼓を持ってきて作った本格派である。「レタスとトマトの中華スープ」、「きゅうりの中華和え(くらげ抜き)」、「ぬかづけ茄子」。へたれ茄子だったんであまりうまくなかった。それとも漬け時間がたんなかったかな?

 食後、焼酎のシークワーサー水割りをちびちびやりながらDVD鑑賞。「ハウス・オブ・カード、シーズンⅡの3巻」。続けて「太田和彦さんの旅番組」。取材先が東北だったんで早送りで居酒屋の所だけちら見。
 さらに「マザーウォーター」を見始めたとたんに睡魔に襲われダウン。

2015年11月19日木曜日

羊桃

11月18日。
前日、茄子の処分品があったんで早速ぬか漬けにしたところに、さらにきゅうりをつけたした。
茄子は漬け込み時間がどうもうまくゆかない。今回は2日間とした。

 ベーコンは前日2回目のピチットシートでの水抜き。決して安いものではないので使いたくなかったが、いかんせん天気もよくない上に、前日は留守をしたので仕方なかった。この日は天日干し。

 昼食は「醤油ラーメン」。

午後はキウイジャム製作。タイトルの漢字は中国語で「キウイ」のこと。ひとつ食べてみて、形のいいものは生食することにした。収穫を早めにしたことで落果はほとんどなく、もしかすると可食量は昨年より多いかもしれない。
 ジャムつくりを始めてから、大体の収穫量を計算してみたら、皮をむいた状態でおよそ10kgになった。そのうち6割がジャム、残りが生食となる。
 昨年生食できたのは10個くらいのものだった。収穫期がばっちり正解だったようである。外見で判断できないので結構玄人でも難しいところらしい。追熟は10日間。これには今後少しの工夫が必要なようだ。一気に追熟をかけると作業が忙しいことになるんで、今回の量ならば3段階くらいに時期をずらしたほうがよさそうである。
 この日は2kg、つまり3分の一で終了。飽きた。

夕食は「塩鮭とキャベツの蒸し煮」、「大根の皮とくず(面取り時に発生したもの)の味噌汁」、「ぬかづけきゅうり」、「赤カブの千枚漬け風」、「にらと春雨とえのきのチャプチェ」。
 食後、赤ワイン~日本酒をちびちびやりながらTV親父。「プール」。出演者がほとんど?同じなんで一連の作品の製作スタッフも同じだと思い込んでいたら、違うのを今回初めて知った。
 「かもめ食堂」、「めがね」、「マザーウォーター」などでTVドラマの「すいか」なんてのもあるらしい。スローライフが下敷きになっている点が共通しており、まぁ現代のおとぎ話といったところか?
 間の取り方も良く似ている。

 そういえばこの日はNAD(ノンアルコールディ)だったんじゃないか!すっかり忘れちまっていた。
まあいいか。フランスのように即憲法を改正したほうがよさそうである。

 

2015年11月18日水曜日

バカデミー賞発表

11月17日。
「バカデミー賞」ってアメリカで言う「ラジー賞」に対して日本で作ったおばか映画に与えられる賞で、公式なものかどうか定かではない。ちょっとラジオで耳に入ってきた情報である。
 何篇かの映画の内容が披露されたが、およそ借りてまで観たいと思えるようなものはなかった。時間も金も無駄だ。残り人生たっぷりある人にはお勧めかも?

 今月二度目の上京。ケイを誘ってケイのにぃにぃと三人で神楽坂にある寿司職人養成学校の経営するすし屋でランチをした。
 寿司を握るのは生徒とのこと。実習ということになる。90分食べ放題で3人で70巻くらい食べただろうか?最初の注文が出てくるまで30分もかかったんで腹が膨れるまで食べられるだろうかと気をもんだりしたが、それは食べ始めたころのことで、次第に腹が苦しくなってきた。20巻以上は食べてるな。運ばれてくるタイミングの関係もあり、結局時間いっぱいまで粘ることになってしまった。
 いか、赤貝、最初のかんぱち、塩辛はうまかったが、あとはネタ自体の問題もあり、1人前3千円がお得かどうかは微妙である。店(学校)側としては良い儲けだろうな。人件費はただろうし....いや、もしかしたら実習費とかいって授業料を徴収してるかもしれない?
 とにかく当分の間、寿司はいいやってくらい食べたなぁ。そういえば「アカデミー」がらみで書けば、この学校の名前が「00アカデミー」であった。

 そのあと浅草に移動し、二の酉に行った。商売をやっているころから、店をつぶしたあとも毎年恒例(惰性)で行ってるお酉様である。そういえば先日読んだ別役実さんも毎年来ていると書いていたっけ。ここで毎年古い熊手を納め、新しいのを買うことにしてる。残念ながら長蛇の列を並んでお参りすることはしない。

 ここでケイと別れ、残った二人で合羽橋まで歩き、箸を買った。5膳組の安物で、二度買ったことがある店を目指したが、リニューアルしたその店は高級品志向に転向したらしく、目指した品物は置いておらず、そのちょっと先の店で同じようなものを買った。
 だらだら歩いて見つけたナスの形をした糠床の水取りを買った。鉄製でなかなか良い。 これが100円税込み。店の人が今日は良く売れると言ってた。

 上野まで歩き、この時点でかなり疲労の色が濃くなった二人は駅近辺で喉を湿らせてから帰る事にした。エビスビールを飲ます店で、ビールとポテトサラダ1人前。腹が空かない。

 上野駅構内の「紀伊国屋」で缶入りワインを買い、車中でちびちびやりながら帰途に着く。今回はケイのにぃにぃのグリーン車初体験日となった。

 帰宅後ワインの続きをちょっぴりしてからダウン!

2015年11月17日火曜日

年内半ズボンでOK?

11月16日。
 晴天なんで予定通り白菜漬けの準備。八つ割りにして水洗いのあと天日干し。
しかし、やたらに暖かくね?

 次は冷蔵庫で一日「ピチットシート」で水分を吸い取った豚バラ肉4本(計2kg)も天日干しにした。かなり水分が抜けていた。評判どおりの優れものだ。

 昼食はケイのにぃにぃと行きつけ?のとんかつやで「海老フライ・ひれかつランチ」。ご飯を2分の一おかわりして満腹~。

 午後は買い物と図書館へ。てっきり月曜日休みと思っていて返却だけで済まそうと思ってたら、開いてたんでまた借りてきた。白洲正子、杉浦日向子、森まゆみと今回は女流でまとめてみました。共通点は「東京(江戸)」。

 午後は最後のさつまいもの収穫。今年は確か24株くらい植えたと記憶するが、一株あたりの平均が2本として50本近くの収穫があった。元は楽に回収したが、もうちょっと形良く大きいものを育てるには土の改良が必要だな。ふかふかの土、これが目標だな。

 ミントにカメムシがついていて葉を食っていやがった。最近晴天になると必ずといっていいほど飛び回っている。網戸にくっついていたやつらを「キッチンハイター」を「カビキラースプレー」の容器に移し替えたもので、吹きかけて撃退した。カメムシの臭さにはかなわないが、この塩素の臭さもいやなものだ。毒には毒を、か。

 夕方歯医者。血圧計測したら最初はまあまあだったが、下が高かったんで再度計測したら、今度は上が上がったところでこの日の抜歯は延期。二度目で下がらぬ場合はこうなることを直接説明された。やれやれ。

 夕食は「白菜の味噌汁」、「かぶのぬかづけ」のほか残り物。俺は「ぶり大根」でひたすら日本酒。
歯医者の帰り道途中にある酒屋で買ってきた純米酒で2Lで税込み800円。味はまあまあ。その酒屋の中では酒宴が催されてた。4人くらいいたな。最初だれが店主だかわからなかったから、店主も一緒に飲んでたんだろうか?どちらにしても、自転車じゃなかったら俺も加わったかも知れぬ。こんな田舎でもこういう店があるんだ、ということを初めて知った。夕方の立ち飲みほどいいものはないが、家が遠いとこういうことは出来ない。東京では近所にないのが残念である。
 あと夕方の酒といったら、やっぱり沖縄、それも島だな。

 ケイのにぃにぃと酒飲みながら沖縄移住計画を語る。実施には資金は間違いなく必要だが、現在の俺にはとりあえず健全な身体に戻ることが最優先である。
 ということでしっかりアルコール消毒をしてダウン。

2015年11月16日月曜日

早朝公演

11月15日。
 悪天候が予報されてたんで引きこもりを決め込む。

早朝、体操を済ましたあと、朝食をとりながら映画鑑賞。「インサイド・レーウィン・デイヴィス」 。コーエン兄弟作品。まず、映像が良い。特に冒頭と終盤でのライヴ店の裏の場面(同じもの)は秀逸。いたるところに「バートンフィンク」や「ファーゴ」を想起させる場面があり、どうあがいてもどうにもならない人生を描かしたら、彼らに勝る者はいないんじゃないかと思わせちゃう。しかし、今回は音楽映画でもあり、実際の歌手を思わせる登場人物に思わずニヤついちゃう人も多いんじゃないだろうか?常連のJ・グッドマンの怪演もうれしい。救いのない話だが、ナンだろうなこの不思議な感覚は?久しぶりにコーエン病にかかったようである。

 まず、塩漬けしておいたベーコンになる予定の豚バラ肉の塩抜き作業。添加されたたまねぎやハーブ、香辛料を洗い流したあと、今回は流水で3時間塩抜きという新しいレシピどおりにした。
 これをDVDを鑑賞しながらと思ったのはミステイクだった。台所で流しっぱなしの水の音が邪魔して、それでなくとも時代劇の台詞が聞き取りにくいときているから、話の半分はあらかじめ知識としてあったもので対処し、残り半分はよくわからなかったり、想像したりして鑑賞した。
 「蜘蛛巣城」。1957年黒澤監督作品。シェークスピアと能を合体させ、非常に大掛かりなセットを組んだ大作である。が、主演の三船さんの演技(演出?)がいただけない。大げさなところは演劇風であり、山田五十鈴のは能風であり、三船の動きがこまかく動きすぎていて、まるでちぐはぐな映像になっちまってるんである。大いなる意欲的実験映画といえよう。
 
 「たくわん」の本漬け。容器の適当なものがなく、最終的に「台湾塩卵」を製作中の容器(簡易型圧縮式漬物器)を使用し、「台湾....」は普通のプラスチック容器に引っ越した。

 昼前に近所のスーパーに砂糖(99円税別)などを買いにいった。このとき買った「赤かぶ」を午後一番、千枚漬け風に漬け込んだ。

 昼食は「ぶり大根」定食。

 ここんとこ大根をよく使うんで、当然皮が余ってしょうがない。今回も700g近くたまっており、撃ち300gをきんぴらにしたが 、そろそろ違うメニューを採用しなきゃな。

 夕方、月曜日に返却予定の本を読む。今回借りたものの中では別役実さんのエッセイが面白かったな。俺にゃちょっとむかない方面の演劇作家で、これがはじめての出会いなんだが、文章が普通なんで楽しく読めました。都内を移り住むなんとも心を豊かにさせる「よそ者」東京放浪記。
 谷川俊太郎さんのエッセイも面白かった。ぱらぱらめくってたら「勝新太郎」とか「寺山修司」などの名前がちらっと見えたんで借りた本なんだが、詩人の文章は平明ですらすらっと本心を書いてあり、どぎつい内容でも書き方によってずいぶんと変わるもんだなぁと思った。インドや中国の体験談も楽しい。
 夕食のメニューは「秋刀魚の塩焼き」、「なすの味噌汁」、「ぬか漬けのかぶ」、「大根の皮のきんぴら」。
 食後、日本酒を常温とぬる燗をちびちびやりながらTV親父。「もやサマ」、「ダッシュ」ついでに「高田純次のブラリ旅」まで観ちまった。で、ダウン。

 

2015年11月15日日曜日

久しぶり大根

11月14日。
 毎週土曜日の恒例となってしまった近所スーパーへの開店同時と午後三時の二回の行脚。お一人様一点限定の99円税別の卵を買いに行くためである。
 その合間に行くもう一軒のスーパーでは定番の買い物ついでに処分品コーナーなんかをあさっている。ここで大根の半分に切ってあるものが並べてあった。44円税込み。で、その隣が魚介類売り場で、すぐそばでぶりのあらがてんこ盛りパックで200円税込みで売られていて、こりゃあもう「ぶり大根」作ってくれといわんばかりの状況になってたんである。もちろん買った。大根は葉が少しだけ残ったものを二本求めた。どの店では秋刀魚も買ったので根の部分でも良かったが、今回は在庫があったので。この日は白菜も二株が束になって特売だったんで、本腰入れて漬けてみようと思い買ってきた。
 
 この日、頂き物があり、鮭の大きな切り身が5枚とマグロの中オチ200gだったんで、前述の買ったものを含めて食事のスケジュールを大幅に見直すこととなった。

 午後は「ぶり大根」製作。じっくり煮て味をしみこませ、登場は2日後になる。

 夕方からケイのにぃにぃと「水餃子」製作。約70個完成。この日の特売品のひき肉1kのうちの400gを使用して、残ってた皮とこの日買い足した皮でピッタンコ、残り物がなかったことから、これは記録しておくことにした。

 夕食は「中オチ丼」。ご飯を軽く酢飯にした。「水餃子」。さらに「スープ餃子」もケイのにぃにぃが作った。俺が作った「かぶの葉と人参の中華スープ」が汁が少なく、煮物みたいになってたからである。
 食後、焼酎のシークワーサー水割りをちびちびやりながらDVD鑑賞。おっとその前に「孤独のグルメ」。「ラムチョップ」うまそう~!家で試す価値あり、と見た。
 「醜聞(スキャンダル)」。三船敏郎主演となってるが、見せ所は志村喬と小沢栄太郎の二人の場面だろう。冒頭のところでの志村さんの口上は「寅さん」そのものだ。あまり話題に上がらない1950年の作品だが、単なる正義心を看板としているんじゃなくて、この二人の生き様を通してその当時の社会が見えてくるようで、娯楽作品としても上出来だと思う。飲み屋でシーンは 印象的で、「生きる」の志村さんともダブるなあ。
 ちょうどいい具合の酔い方だったんで、強い酒には手を出さずにダウン。

 

2015年11月14日土曜日

不屈のだんご虫

11月13日。
ちょっと二日酔い。
夕食はおでんにするつもりで大根だけ煮ておこうと思ってたんだが、昼食用に米を炊くことにしたところ、ちょうどとぎ汁が出て調理の流れができたところで、ついでにおでんを完成させることにした。
 といっても「おでんセット」なるものを特売のときに買っておいたんで、「餅きんちゃく」、「結び昆布」、「こんにゃく」をくわえるだけなんだが。
 ちょっと涼しかったんで酒かすで甘酒製作。ついでに先日のさつまいもカレーで使いかけがあったココナッツミルク4分の3とゆで小豆缶といかれバナナで「バナナのチェー」も作った。
 酒かすが無名メーカーの特価品だったんだが、やはり安かろう悪かろうだったようでまずい。で、豆乳とブレンドして飲むことにした。これは高血圧対策にもなることを思い出した。

昼食は「目玉焼き定食」。ハムエッグに生野菜サラダ、えのきの味噌汁、しその実納豆、残り物の大根の皮のきんぴら、さつまいものソース煮。残り物整理で帳尻あわせだ。

午後はちょっぴり庭いじり。

だんご虫研究家のケイのにぃにぃから新種?のだんご虫を見せてもらった。恐ろしく動き回るメス?なんだそうだ。とにかくよく動き、高いところにもずんずん登ってゆき、落下してひっくり返っても懲りずに繰り返すんである。いままで見たことのない動きをしているんだそうである。その姿が容器から外に出ようとしているように見え、太陽を目指しているようにも見えることから「陽向子(ひなこ)」と名づけた。
 またバケツで飼っていただんご虫は土がなかったのが原因らしく全員お亡くなりになったとのことである。合掌。

夕食は「おでん」、自家製の「べったら漬け」。まずまずの出来である。自画自賛。
食後、「越の寒中梅」の特別純米をぬる燗でちびちびやりながらTV親父。「世界の入りにくい居酒屋・アメリカはマンハッタン編」。続けて「ハウス・オブ・カード」のシーズン2の第2巻。さらに「うまい寿司」とか何とかいう番組を観てから丁度いい酔い方でダウン。

2015年11月13日金曜日

根掘り葉掘り

11月12日。
 午前中に庭いじり。この日は剪定と伐採を行った。まずは肉桂の根を切った。5メートル近くあった木を伐採してもらったが、木そのものは残っていていい具合にまた枝を出してきたもので、根はかなり広範囲に広がっていた。これがフェンス沿いにハーブを植えようという計画の障害になってしまった。
 次も根だけ残っていた株を掘り起こし抜き取る作業だが、これが手間も時間もかかり、結局午後にまたがった大事となってしまった。掘り起こしているうちにちょうど「ひるぎ」状(マングローブといったほうがわかりやすいか)に生えているのではないかと思えるような全容が見え始めてきたので、放射状に伸びている根を1本ずつ切った。
 粘土質のところに根付いて、その粘土を落とすのにえらく手間取ったが合計2時間くらいの作業でようやく抜いた。さらに断ち切った根のうち1本だけ次に開墾する場所まで伸びていたので、それも根に沿って掘り起こし抜いた。
 剪定はブルーベリー、金柑、柚子など。かなり大胆に剪定した。柚子の剪定をしていたときである。カナヘビ(とかげ)の子供が枝に張り付いていて、よく見ると頭が柚子のとげに刺さっていて死んでいるんである。鳥類研究家であるケイのにぃにぃの解説によると、もず(劇場版?)などの鳥類が獲物をこうしてとられることがないような場所に隠す習性があるそうである。まさか庭でこんなものが見られるとは思わなんだ。

 ケイのにぃにぃに声をかけられるまで時間を忘れていた。で、昼食は彼に頼んで作ってもらった。

 午後も庭いじり。さつまいも畑の整備である。この日は第2の畝のさつまいもの根を抜き取り、息の良い葉柄の最後の収穫である。
 そのあと掘り起こしも行ったが、小さめであるが3本の芋が出てきた。

 夕食のメニューは週1回のお許しが出たアジア料理。「カオマンガイ」、「ケーン・チュー・ガランピー」、「きゅうりのにんにくオイルかけ」、「さつまいもの葉のヌクチャムかけ」、「さつまいもの葉柄の炒め物」。
 カオマンガイは家印のメーカーのインスタント調味料を使用したもの。次は一人でよく作ったキャベツのスープ。にんにくオイルかけでは醤油の代用にナンプラー使用。葉柄の炒め物はケイのにぃにぃの手によるものだが、調味料は甜面醤、豆板醤、オイスターソースであり、立派な中華料理である。
 食後、ローソンお勧めの赤ワインを飲む。店では「フルボディ」とされてるらしいが、俺にはミディアム~ライト感覚なんだが、味もいいし500円台としては合格!これからのハウスワインと認定された。セブンの「プードゥ」に次ぐ2本目である。
 足りなかったんで冷蔵庫に入りっぱなしだった超まずいスペイン産の赤ワインも飲んじゃった。時間が経って、ちょっとは飲めるようになってたって感じんのは手前が酔っ払ってるせいかもしれないな。
 それらをちびちびやりながらTV親父。久しぶりに太田和彦さんの旅番組を観た。続けて邦画「リターナー」というターミネーターパクリものを観たが、そのときすでに酔っ払ってたんでまるで記憶がない。もっとも観返すつもりもないが。

2015年11月12日木曜日

0円食堂、体現。

11月11日。
毎週水曜日は水周り掃除と床水拭き掃除。
お昼近くから出かけて、買い物などで遅くなるかもしれないと思い、早めの夕飯の支度を行う。
魚の煮付けは下ごしらえから完成品まで終了。
 冷凍品なので、室温で解凍し、塩ふってしばらくしてから熱湯をぶっかける。これは金目の煮つけで覚えた臭み取りであり味もしみやすくなる。味付けは醤油の代わりに「白だし」を使用。早く使い切りたいというケイのにぃにぃの意向を汲んだものである。
 味噌汁、小さなおかずの下ごしらえも済ます。前日の「さつまいもカレー」のために早めに掘り出したさつまいもの残りの、まあ売り物どころかほとんど捨ててしまうようなものを使って一品作ることにした。とりあえず食える部分がどれくらいあるか、洗って皮をむき水にさらした。虫食いもひどく、皮をむくと楊枝になってしまうものもあり、半分近くが生ごみになった。
 が、それでも水を切って計量したところ380gあった。そこで、一度作ったことのある「ソースきんぴら」を製作した。もともといも自体が甘いので、仕上がりも甘めでうまくできたと思う。
 これはまさしく「0円食堂」。

 昼食は駅近くの洋食堂。10くらいのテーブルがある二階にある店。結構営業年数が長そうな店である。ここで日替わりランチはケイのにぃにぃで、俺はメインが同じでスープとデザートがついたもの。メインは秀麗豚を使った、洋風煮豚のようなもので部位はばら肉。この肉愛知県産のようだ。階下の肉屋がローズポーク(茨城県産)を看板にしてたんで勝手にその肉を使っているだろうと思い込んできたんだが、それが出ないのは水曜日が定休の肉屋のせいだろうか?まあいいや。
 スープの味が濃いんで、メインの味のおとなしさが際立ちバランスの悪いものになってしまった。

店をあとにして、近くの元ワイナリーのレストランの予約と売店でお気に入りの赤ワインを買った。予約は当日貸切で没。
 さらにスーパーやホームセンターや酒屋をめぐり、発泡酒やジンやドイツ産白ワインなども買ったが、この日はNADなんである。まあ、どうしても飲みたくなったら法改正すればいいだけの話である。

 夕食のメニューは「カレイの煮付け」、「しし唐の焼き浸し」、「ほうれん草の味噌汁」、「ぬかづけきゅうり」、「さつまいものソースきんぴら」、「エリンギのさっと煮」。
 食後、ベッドの入りがんばって読書したが八時ちょっとすぎにダウン。


2015年11月11日水曜日

何度目かの3日坊主

11月10日。
再開である。
起床後、ベッドの上で、そして椅子に座って、さらに床の上で「四つんばいはいはい」と「いぬのしょんべんスタイル」などの腰痛・ひざ痛対策体操の復活である。
 痛みのピークは過ぎたようで、シップとサポーターでの保護のみで、内服薬を必要とするまでには至ってない。
 合間に掃除を済ませ、体操後に朝食。いかにも健康的な生活っぽい。ブログ付け~ラジオ講座を済ませた後、小雨がぱらついてたが近所のスーパーへ買い物に行った。
 この日、思い切ってキッチンスケールを購入した。微量のものの計量にはアナログは使いづらく、東京で暮らしていたときにもデジタルを使っていたので、千円近くするが年末にかけての台所には必要なものと判断した。

 昼食は「醤油ラーメン」。自家製チャーシューをたっぷり載せた。うまい!

午後はDVD鑑賞。「生きものの記録」。1955年黒澤監督作品。いつごろか覚えてないが一度TVでオンエアされたものを観たことがあり、有名な「地球が燃えてる」と言う三船敏郎扮する主人公のシーンが衝撃的だったことを覚えてる。原水爆に対し以上とも思えるほどの恐怖心を持って、そこから何とか抜け出ようとする主人公の異常とも思える行動、という内容だが、現在これを観た感想はそれほど異常なものとは思えないのである。福島や北朝鮮以来、変わってしまったのである。危険な状態と共存しながら生活している現在、だれでも心の中にはこの主人公に似た感情を抱いているんじゃないだろうか?
 60年前といえないほど現在的な作品である。世界の三船の演技も最高。すばらしい!

夕食は「カリー・ガイ」。正式な名前かどうかわからないがプリントアウトしたものにはそうある。タイ料理のさつまいも&鶏肉カレーである。ペーストはレッドを使用。さつまいもはもちろん自家製である。これはうまい!しかも辛くないので万人向けに仕上がった。 これ、定番になりそ。

 食後、焼酎のシークワーサー水割り~赤霧島水割りをちびちびやりながらTV親父。国営放送の旅番組(マレーシア)を観てからダウン。


2015年11月10日火曜日

ひざ、まずくね?

11月9日。
 午前中は病院。8時20分に家を出て、帰宅は11時20分。やれやれ。

右ひざのふくらみは今回も「滑膜液」の出すぎによるものとして、注射器?で吸い取って今後の様子見ということになった。良性であるとのことだが出すぎを制御するためには手術の可能性もあるとのこと。
左ひざは老化によるもので、軟骨が削られてしまって起こる痛みと診断された。修復は不可能なんで、進行を遅らせるために運動などで対処するほかないこと。手術の可能性は現在のところないとのこと。
とりあえず現在のところ痛みのピークも過ぎたようだし、中断していたひざ体操などを復活することにした。やれやれ。

帰宅してすぐに前日仕込んでおいた「広東風チャーシュー」の「焼き」に。24時間以上漬けてはだめだということである。ちょうど24時間。蜂蜜を塗りながら約20分で完成。二度目も失敗なく終了!

続けて「べったら漬け」の「本漬け」。これも24時間塩漬けで、完成は3日後。

昼食は前日の「唐揚げ」に使った油でごぼう天ぷらを作り、「博多うどん」。うまい!

午後は「アラビアのロレンス」後編。最後のアラブを去るロレンスの車を砂塵を上げて抜き去るオートバイに空虚な視線を向けるロレンスのシーンが、冒頭のオートバイに乗ろうとしている退役後のロレンスに繋がるというわけだが、ウイキーでも作者の意図が解説されていて、これは初めて観たときに感じていたことでもある。狡猾なファイサル王子、イギリスの大将そしてその顧問が実にうまく描かれていて、ロレンスを哀れに感じた観客が多かったと思う。
 スペクタルの中に複雑な心情をも描き切った傑作である。 ただ、娯楽としてのカタルシスは得られないんじゃないかな?かなり集中して観たんで疲れた。やれやれ。

夕食のメニューは「塩さばフィレー」、「ごぼうの中華煮」、「豆腐の味噌汁」、「ぬかづけ大根」、出来立ての「広東風チャーシュー」。
 焼酎のシークワーサー水割りをちびちびやりながらTV親父。Dlifeで秋元なほみさんの料理番組を観る。「大根のおかゆ」がうまそうだった。主な材料は手羽元と大根で、安上がりなところもいい!
 続けて酒場放浪記を観てダウン。もつ焼きやで刺身は」ないな、なんて考えながら。

2015年11月9日月曜日

台所の騒乱、砂漠じゃ反乱

11月8日。
 久しぶりに多忙な午前中だったな。
朝食後、べったら漬けの下ごしらえである塩漬け。これは丸一日漬けて本漬けとなる。柚子茶の下ごしらえ。果汁を絞って皮の内側をそぎ落とす。大根の皮と葉を「昆布漬け」といつもの「きんぴら」。9時からはのスーパーへ買出し。この日の特売品である豚肉、鶏肉、卵などを買うためである。肉だけで合計4.5kg買ってきた。
 帰宅して早速卵1パック分を漬け汁を作って「塩卵」。これで1ヶ月待つことになる。

手間のかかる「広東風チャーシュー」の漬け汁製作。「腐乳」、「甜面醤」などを混ぜる本格派は2度目になる。前回かなりうまく出来たので今回も大いに楽しみな1品である。ラーメンにトッピングとして、そして酒の肴として。これは丸一日漬けたあとオーブンで焼く。今回は肩ロース1kg分。
 次に手間のかかる「燻製ベーコン」の下ごしらえである。1kg(今回は2kg)につきブラックペッパー10gが結構しんどい。ミルが小さいんである。次回はひいてあるものを使おう。庭のローズマリーも加えた。自家製の香りである。アルコールも1kgあたり50mlだが、今回はスコッチとバーボンにして仕上がりを比べることにした。今回の塩漬けは7日間にし、乾燥方法も天日干しにする予定である。前回の塩抜きがちょっとあまかった反省からストイックに乾燥させる。

 最後は柚子茶の煮込み。三回茹でこぼしをおこなったんで、あっさりして苦味がまるでない茶に仕上がった。ラムかなんか加えたらいいかもしれない。そういえば追熟を仕掛けた「キウイ」を点検しなくちゃならないことを今思い出した。

昼食はケイのにぃにぃの製作した「タイ風炒飯」。

雨の日は引きこもりを決めてDVD鑑賞。「アラビアのロレンス・完全版」。ちゃんと観るのは3度目。しかしS・スピルバーグやJ・ルーカスの手になるデジタルリマスター版は初めてである。
 最初はリバイバル上映のときで、今はなき「テアトル東京」のシネラマ大画面で観た。この不可解な性格の主人公の半生を4時間近くの時間とありえないほどの制作費と年月をかけて作ったことに感動したものだ。
 二度目は購入したVHSテープ。今回前後編に分けて観ることにした。2枚組みのDVD になっており、映画館で観たように休憩時間になるところで一枚目が終了した。この作品については今回忘れている場面がほとんどないことを確認した。そして改めて傑作であることも確認した。

夕食のメニューは「 鶏ももの唐揚げ」、「大根の皮のきんぴら」、「野菜のくず(人参の皮など)で作ったスープ・ベーコンとえのき入り」。
 食後、焼酎のシーワーサー水割り~赤霧島の水割りをちびちびやりながらTV親父。「もやさま」~「鉄腕ダッシュ」。
 ネットニュースで知っていたが、TOKIOが電車と走るところでは平均41歳という彼らに思わず拍手してしまった。
 TV終了後、「アラビアのロレンス」のDVDの映像特典を観てからダウン。

2015年11月8日日曜日

さあさみんな(で)おかたづけ~

11月7日。
ここでは毎週土曜日が資源ごみ回収の日になってる。
で、いよいよ法人関係書類最後の廃棄となった。法人解散のあと、請求書や領収書などの書類は最長7年廃棄してはいけないことが法律で定められている。その理由はいろいろ考えられるが、ここでは長くなりそうなんで省く。
 段ボール箱で20個はあったろうか。決算年度によって廃棄可能年度が変わり、これまでに1箱を残しすべて廃棄した。今回は年度途中の解散であったことに加え、業績も尻つぼみだったんでかなり少ない量だった。その中には法人設立関係書類なども含まれてた。
 これで俺の手元には2.3個の店名の入った買い物籠を残すのみとなり、完璧に話の上での過去となった。
 そういえば儲かってたころに買ったビンテージワインも残すところ2本となった。これも再来週ケイ夫妻が来たときにあける予定である。
 思いがけず同時期に過去の清算が済みそうで、さばさばした気分になった。

 近所のスーパーに開店と同時に行き卵1パック(99円税別)ほかを買い、午後3時にはケイのにぃにぃと再度赴き、さらに1パックずつ買った。これで30個。毎週土・日に午前と午後の二回、計4回の売り出しを狙って買いに行ってるが、今回はTV番組で観た台湾の「塩卵」を作ることになったんで多めに買うことになった。
 朝買いに行くと、すれ違うくそじじいたちは卵1パックが入ったビニール袋を提げてる。くそばばあに命じられてくるんだろうか?

 夕食のメニューは「秋刀魚の塩焼き」、「大根とあさり(缶)のさっと煮」、「茄子の味噌汁」、「茹でウインナソーセージ」。
 食後チリ産赤ワインをちびちびやりながらTV親父。「孤独のグルメ」。普段刺身に興味を覚えないんだが、刺身がすごくうまそうだったな。「かつおのなめろうの冷汁」もいいね!作者が飲んでいた焼酎の変り種割りもうまそうだったな。
 つづけてDVD鑑賞。「ハウス・オブ・カード」。大統領の椅子を目指す男の野望とその周囲を描いたアメ産TVドラマであり、今回はそのシーズン2の1巻。殺人まで犯して野望を遂げようとするのはいかにもやりすぎなんだが、多くの人がはまってる韓流やアメ産のTVドラマって大方そういったものらしい。が、酒飲みながらだらだら過ごすにゃちょうどいいかも? 2話続けて観てダウン。

2015年11月5日木曜日

冬目前の戦い

11月4日。
前日、「地獄の黙示録・完全版(202分)」を観たために寝たのが23時ころになり、若干の寝不足と二日酔いの朝を迎えた。朝に「ナパーム弾のにおい」を嗅いだらすっきりするかもしれない?

 前日からケイのねぇねぇとその子供たちが来ていて、まさに「地獄の黙示録」並みの戦場と化した。ちびっ子ギャングとの戦いだ。まあとにかくにぎやかな連中だ。

 ペースが変わったとしても、週サイクルだけは狂わせないよう水曜日の「水周り掃除」などの作業は何とか遂行し、食事のペースもなるべくいつもの時間を狂わせないようにした。これらの日常ペースの維持というのがとても大事だということは年を食って体調管理との兼ね合いからよくわかることである。 これは幼年期についても同じことが考えられ、夜遅く子供をつれまわすくそ親が増えてるが、子供に与える悪影響などについてはもっと論議されるべきである。おばかな餓鬼とでぶ餓鬼をよく見かけるが、ほとんどが食事・睡眠などに問題があり、親が原因であることは間違いない。

 午後は前日の「さつまいも堀り」に引き続き「キウイ狩り」。年長の5歳の子にはいい思い出になるだろう。さつまいもは第2の畝から掘り出したんで、来週は第1の畝からも掘り出さねばならない。さつまいもは2週間後あたりから加工作業が始まる。その前に追熟を済ませたキウイのジャム作りが1週間後に始まる。
 地元の秋祭りのような催しが3日にあり、そこで買った大根2本が現在天日干しにしている。これも2週間後に「たくわん」としての本漬けが待ってる。さしずめ農家だったら「冬支度」といったところだろうか。
 
その同じお祭りで買ったパイナップルがこの日のおやつ。完熟していてうまかったな。

 夕食のメニューはケイのにぃにぃによる「肉団子入りスペイン風トマトスープ」、「ミックスビーンズ・コーン・ウインナソーセージなど入りマヨサラダ」、「じゃがいものビネガーソテー」。
 この日はNAD。19時にはベッドイン。20時にはダウン。
ベッドで本を読んでるところで、ケイのにぃにぃに呼び出され、トイレに出現したG(ごきぶり)の退治をさせられた。どうやらこの役選任になっていたらしい。かなり大きかったが弱々しいGだったな。この日も暖かだったんでふらふら夜遊びにでも出たのかもしれない。
 表じゃ強い日差しの中「かめむし」が飛来し網戸やガラス戸に張り付いて中をうかがい、すきあれば進入しようとしている。ちょっと前の夏は蚊、秋である今はカメムシ、家の中ではGとまあここでも戦場みたいなものか。

2015年11月3日火曜日

「黒澤」堪能。

11月2日。
早朝よりDVD鑑賞。「おかしなおかしなおかしな世界」の後編。自分で半分でちょん切ったんだが、しばらくしたら本当にIntermissionが入った。
 後半ではカーアクションもだんだん派手になって見せ場もあるんだが、なんせ当時(1963年)の技術じゃあしょうがないんだけど、合成シーンがひどくて目を覆いたくなる。
 最後のシーンでのS・トレーシーの自嘲気味な台詞が映画全体のモチーフを表しているが、それのための160分は長すぎゃしないか?バナナを踏んですべるというオチって当時はまだ受けてたのかな?

午前中は集中して読書。立原正秋のエッセイをほぼ読み終えた。若いときから武道に慣れ親しみ、どちらかといえば直情型の人で、義侠心も強く、文学者とはちょっとかけ離れた何かを感じた。で、ウイキったら朝鮮人だったことを知り、納得。
 本からすると日本の古典に傾倒してからの作品はより日本的なものを追求していたようである。なぜかテコンドーを習い始めたときの最初の先生の黄(ファン)さんのことを思い出していた。彼もより日本的なものに傾倒しており、武士のようなものにあこがれてたんじゃないかと思わせたっけ。
 立原さんが娘のスカートをかんだ犬を木刀で殴り殺したり、学生時代から喧嘩っぱやいいくつかのエピソードを読んで「パッチギ」をも想起させる。
 で、酒や食べ物についてのところになるといかにも風流を大切にしていて静謐な感を受ける。生涯(54歳享年)最後では奈良や京都のものに親しんでいたようである。

 昼食は冷や飯を使い「炒飯」、ラーメンスープを使い「中華もやしスープ」をケイのにぃにぃと一緒に作って食べた。炒飯は赤と黄色のパプリカ、ピーマン、コーン、ハム、長ネギを使い、味付けは「アミ印」である。

 午後も天気が悪く、引きこもりを決め込んでDVD鑑賞。「隠し砦の三悪人」。徹底した娯楽作品。黒澤監督ものとしては「七人の侍」に次ぐものじゃないかな。なんでも「スターウォーズ・エピソードⅣ」のもとになってるらしい。確かに人物設定がいかにもそれらしい。
 主に三船敏郎のアクションシーンはすごい!1958年でこれだもんねぇ。祭りのシーンも斬新で強い印象を残す。北野監督「座頭市」より強いインパクトだ。

夕食は「ふろふき大根・甘味噌だれ」、「豆腐となめたけの卵とじ」、「かぶの葉の味噌汁」、「納豆」。
 食後、フランス産赤ワイン(フルボディ)をちびちびやりながらDVD鑑賞。「赤ひげ」。黒澤監督1965年作品。一度TV?で観てるはずなんだが記憶がない。で、ちゃんと観ることにした。200分。途中休憩が入る。脚本家4人による力作である。一つ一つのエピソードを丁寧に描きすぎたための長尺であり、主人公の医者二人よりも患者側のエピソードに重点が置かれている。
 主人公の赤ひげは無知と貧困が生み出す不幸の原因である社会を糾弾し続け、赴任した新米の医者も各エピソードに関与して成長し、同調してゆく流れを基調にして、とにかくヒューマニズム満点に描かれている。好みが分かれるところかもしれない。
 終盤に出てくる笠智衆、田中絹代の二人でムードが一新される。まるで松竹映画みたいで楽しいね。二木てるみさんの演技がすごい。「警察日記」でもすごかったけど、この人の演技力は黒澤さんを喜ばしたんじゃないだろうか?「臨終ほど荘厳なものはない」。赤ひげに語らせた名言。三船さん、かっこよすぎ!

2015年11月2日月曜日

無趣味人の園芸

11月1日。
朝一番で離れたところにある業務スーパーに買い物に行く。
都内でも店によって価格や取り扱い品目が違ったりして慣れるまで時間がかかったが、このところようやく慣れて高いものには手を出さなくなってきた。
 月初めなんで郵便局で記帳。経済状態はほぼ良好。家の什器備品の不調などで大きな支出がなければほぼ順風といったところか。

 前日天日干ししておいた8分の一白菜を漬物にした。これは近々漬ける前の練習を兼ねている。
今月は本格的な漬物を試してみる予定である。
 「たくあん」、「べったら漬け」、「白菜」など。「白菜キムチ」もやりたいな。日当たりもいいし第一スペースがあるのでこうした取り組みもマンションではなかなか出来ないことである。梅干もこうした環境でやりたいものである。

 昼食は前日スーパーで買った天ぷらで「天ぷらそば」。

午後は陽がさしてきたんでちょっぴり庭いじり。
 そのあと書物で園芸やハーブについてのお勉強。今まであまりにも勉強しなさ過ぎだったことを反省してのことである。無謀な種まきや移植など、反省してあらためて学ぶことは多い。深く掘り起こさなければならない土地ばかりか園芸全般、奥も深いんである。無趣味な俺が園芸を趣味と言えるかどうかの分岐点となるか?
 
夕食は「豆腐ステーキ茄子肉みそのせ&エリンギのマヨ炒め」、「つぶしかぶのスープ」、「油揚げのさば缶詰め焼き」、「ぬかづけきゅうり」。「油揚げの」が大好評。
  食後、スペイン産赤ワイン~フランス産赤ワイン~バーボン水割りをちびちびやりながらTV親父。スペイン産ワインがまずかったんで1杯でフランス産にチェンジ。今回楽天で買ったワインははずれが多い。
 日曜のテレ番を工夫した。「もやさま」を録画し、まず19時から「ダッシュ」を観て、続けて録画したものを観ることにしたんである。こうすれば2時間半酒をだらだら飲みながらひたすらだらだらする
ことが出来るわけだ。
 

2015年11月1日日曜日

2.5本立て

10月31日。
この日も庭いじりはお休み。
午前中はDVD鑑賞。「どん底」。ゴーリーキー(剛力~?)原作・黒澤明監督作品。長屋で暮らす底辺社会の人間の愛憎を描いている。三船さんはじめパワーあふれる演技で、舞台が長屋だけに絞られているだけに演劇を観ているようである。主役が不在の黒澤作品でも異色といえる。
 長い間気になってた作品で、二十歳ころオールナイトで観ようとして眠りこけて観損なったいたんである。このときの同時上映は「野良犬」と「七人の侍」だったと記憶している。「野良犬」まではちゃんと観てたんだが、短縮版「七人の侍」あたりで眠っちまったらしい。
 それにしても約1時間も短縮した「七人の侍」も気になる。

 昼食は冷凍しておいたハンバーグと賞味期限すれすれの「パンズ」の特価品で「ハンバーガー」。これにケイのにぃにぃ作の「ハムエッグ・チーズトースト」。耳に沿ってくりぬいたところへ卵、ハム、チーズを投入し、最後にくりぬいたパンでふたをするという、お手軽トーストで食べやすくうまい!

午後もDVD鑑賞。「おかしなおかしなおかしな世界」の前編。160分の作品なんで勝手に前編とした。S・クレーマー監督作品。これも昔から気になっていたもので、傑作が多い同監督だけに 一度は観たいと思ってたが最近DVD化されたらしい。
 前編を観た限りでは私利私欲に走る人間群像劇でブラックコメディ仕立てである。コーエン兄弟が作ったらかなりグロな、それでも面白く作ったろうと想像させてしまう。ここまではちょっとかったるいかな?

 夕食は「豚肉とレタスのオイスターソース炒め」で片栗粉をソースに加えるというちょっと変わったレシピだった。「厚揚げのベーコンサンド」。蒸し煮で水分を含みすぎてしまっておいしくなかった。
「れんこんと人参のおろしスープ」。こういった牛乳や豆乳をつかったスープが好きになった。

 食後、焼酎のシークワーサー水割り~「赤霧島」の水割り~ウイスキーの水割りをちびちびやりながらTV親父。「孤独のグルメ」の台湾編の後編。鶏飯とおかずの詰め合わせ、にスープが加わったら最高だったろうな。なんであそこでミネラルウォーターなんか飲んでたんだろう?
 「乾麺」、それに砂肝のスープ など本当にうまそうなのばっかりだったなあ。

続けて映画「ラスト・キング・オブ・スコットランド」。どうにも撮影が気に入らない。ドキュメンタリーっぽく撮りたいんだろうか?実在したウガンダの独裁者を描くんだったらそのこと自体は間違いはないんだが、いかにも映画の予告編みたいになってしまっていて、肝心の独裁者のドラマが置き去りにされちゃったような印象しか残らなかった。ドラマの語り部役の女好きが前面に出てしまって物語を弱くしてしまった。F・ウィテッカーさんはいつかオスカーをとると思っていたから当然といえば当然なんだが、この作品でとは意外だった。

 この日読んだ立原正秋さんのエッセイでは食と酒に関するものが多く、とても楽しいものだった。特に山口県の酒や出身者に関するところが興味深い。吉田松陰を傑出の革命家と断じたあと、やはり早世した高杉以外は俗物だらけであり、皆がすべておいしいところ(甘い酒)を取り合っていたという歴史観を披露している。これを山口県では好物の辛口の酒を飲めなかった恨み節のように記しているのが非常に面白かった。