前日、風呂に入る前から飲み始めたために、結局風呂入らずじまいだったので、朝の清拭は丹念に行った。金曜のダンス教室のためである。
大体30分前にはスタジオに入っておさらいなどしている優秀な?生徒である。
で、いつも通り行ったら、受付で先生が具合悪く休講とのこと。体調不良で、スタジオに向かう途中で気分がすぐれなくなったということである。電話連絡をしてくれたのが、後になって携帯の留守録に入ってることで分かった。係りの人がしてくれたものである。
ということで、午前中がフリーになり、雨が降り始める前だったので、同居人に依頼されたものの買い物をすることにした。
午後は雨が降り始めたので、久しぶりにジムへ。先月の18日以来である。その間2回の沖縄旅行、その間の風邪ひきがあったのだ。
なんでもなかったメニューが結構こたえた。サボると日に日に衰えてゆく体力の維持は困難になるばかりであることを実感する。
昨夜のメニューは「ニラ入り豚肉団子鍋」で我が家の定番である。肉団子と大根、春雨だけのシンプルな鍋であり、同居人の好物でもある。これに「厚揚げの焼いたもの・おろし添え」、「おかひじきのおひたし」。これにビールから始まり、燗酒へ。
昨夜観たのは「恋人たちの予感」。1989年の大ヒット作品。挿入されるシナトラがいいなぁ。近づきつつある大晦日やクリスマスがふんだんに使われていて、それらの雰囲気も楽しめる、コメディとしても傑作に異論はない。ただ、恋愛映画としてみると生臭く、おしゃれな映画とは言えない。おしゃれさで言えば「マンハッタン」には遠く及ばない。これは男女ともおろかなのが「恋人...」であり、男だけがおろかなのが後者であるところの違いなのかな?ノーマエフロンの脚本は大いに笑わせてくれるのだが、余韻を残すところまでは達していない。
これと同じような対比を考えてみた。渡辺淳一原作の「化身」と、やはりW・アレンの「アニーホール」である。前者が人間臭く、生臭いのに比べて、後者はいかにもおしゃれではあるが、ストーリーは酷似している。
「しあわせのパン」は一昨日の晩に観た。光石研って役者、困った家庭の父親って役が多いような気がするが、はまっている。どうやら「かもめ食堂」風を予想していたが、案の定というのが実直なところである。面倒くさいことや厄介なことは、すべて「ほのぼの(レイク)」が解決してくれるんである。舞台になるパン屋さんもレイク(湖)近くに建っている。メルヘンと現実的なものとが交錯するとき、違和感ない映画にするのが非常に難しいということを、考えさせてくれる。この作品は決してうまくまとめられなかったものとしての見本を見せてくれた。しかしうまそうなパンだったなぁ。
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