2013年7月18日木曜日

大仏商売

 スクーリング前の献血、そして昨日の健康診断と、まるで”健康おたく”である。
この春にも毎年恒例のがん検診があり、この三つの検診でほぼ網羅してるんじゃないかな?
重複しているものもあり、昨日の検診では申告すると全て省いてくれる。それがレントゲン(がん検診)や心電図(献血)などであり、昨日は胴回りと身長・体重の計測、採尿と採血と簡単な問診で完了。一昨日の休養ではとりきれなかった疲労が残っていたにもかかわらず、血圧も良好、胸の音もきれいなもんだということだ。

 それでも昼食後、ちょっと昼寝。

 午後は歯医者。健康の要の部分ではあるが、歯には本当に苦労している。インプラントを断念し、入れ歯にしたんだが、支える歯にも問題があり、なかなか落ち着かない。
 今年に入ってからの医療費は全て歯医者に払ったものであることからも、トラブルが多く、医者を変えることも視野に入れているが、なんせ付き合いが長いんで面倒臭くもある。


 早めに夕飯を作ってからひとっ風呂浴びて、ゆっくり酒を飲むことにした。この日も孤食。
少しはなれた商店街の中にある、地元スーパー(めずらしい単独店)で見つけた、東京都福生の酒がお供である。
 昨夜のメニューは、手前から「ブロッコリー3品・カレー炒め、梅肉和え、フレンチドレッシングサラダ」、「枝豆」、「枝豆ときゅうりの白和え」、「さつまいもの甘煮」、「豚肉の甘酢炒め」、「奈良漬」。

 ブロッコリーとさつまいもが100円であり、さつまいもの一部は豚肉の下にソテーしたものを敷いてある。枝豆も出回っているものは安い。奈良漬はもちろん地元で買ったものではない。奈良のものは高くて手が出ない。この日のものは確か大阪産であるが、充分うまい。

 ところが日本酒がいけなかった。酸味が強いんである。豚肉には合うんだが、始めのビールであらかた食ってしまったんで、野菜が中心のおかずにはこの酒は合わない。確かに記されてるようにぬる燗のほうが美味しくはなるが、それでも酸味の強さは抜けない。これは好き嫌いがはっきりと出る酒だな。俺は赤ワインの代用ならいけるかもしれないが、それでも超ぬる燗じゃなきゃだめだ。

 食後観た映画は昼間録画した「危険がいっぱい」。名作「太陽がいっぱい」の第2弾とかいう触れ込みで公開されたもんじゃないのかな?なんともしまりのない作品で、これが当時のフランス映画の流行だったのかな。音楽はよかったな。ラロ・シフリン。「ブリット」のルーツを聞いたようだった。
サスペンスの盛り上がりのなさを音楽と撮影(アンリ・ドカエ)が懸命にカバーしているような気がしてならなかった。ルネ・クレマンの「大仏商売」を観ちゃった。

 「大仏商売」。今回の奈良で覚えた言葉である。要するに殿様商売と同義だが、まさに奈良の商売人はこのタイプが多く、飲みやもしかりであり、営業ペースが自分たちペースの場合が多いような気がしてならない。特にそれを奈良市内に感じる。俺がよくいく新大宮ではあまり感じないんだが....。

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