2020年1月15日水曜日

ワンス・アポン・ア・タイム......

1月14日。星期二。                 138/92。64.1kg。

 早朝キッチンは「さらしタマネギ」、アボカドの皮むき、と言うより実の取り出し。刻み青ネギなど。これ、すべて昼食の「ポケ」用であり、今回使う魚はカツオで、ケイのにぃにぃが買ってきて昨夜のうちに「漬け」にしてある。

 新聞~5時限の読書は、4時限目の「シネマ大吟醸」を一気に読み、終了となる。太田和彦さんの映画評論なのだが、前半は戦前から昭和30年ころまでの邦画で、そのほとんどが絶賛されているがその中でも特に良いと感じたものに「大吟醸」がつけられている。続けて「吟醸」~「純米」~無印となる。

 後半は映画館、そこで観た作品、鑑賞後飲んだ店の印象を書いたもので、洋画も多く語られるが、こちらの語り口は厳しく、こき下ろされた作品もいくつかあった。小津さんの「東京暮色」は本人も失敗作と認めていたということを初めて知った。それには俺も同感だった。
 タイトル通り、映画を観たあと1杯やりたくなる太田さん、TVの印象そのまんまだね。

 5時限目に参入した杉浦日向子さんの「極楽珍味」が面白い。ショートストーリーに珍味が1品絡むという構成になっており、描き方が絶妙でツマミにして1杯やりたくなっちまう。で、今回4時限目に移動し、5時限にはどの本にしようか考慮中である。「酒」が絡まないものにすべきだな。

 新聞ではケン・ローチ監督の最新作がよく取り上げられている。「麦の穂をゆらす風」しか観ていなくて、社会派と呼ばれている所以の代表的な作品にお目にかかるのも近いな。
 そういう意味ではアカデミー賞外国映画でノミネートされそうだとか言われている韓国の「パラサイト」もよく取り上げられているが、こちらも気になるところだ。

 昼食はケイのにぃにぃの制作による「ポケ」。

 午後のロードショーは「ウエスタン」。原題は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」。「むかしむかし、西部で」となり、この監督には「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」という作品もある。クエンティン・タランティーノの新作はそれをもじったものをタイトルにしている。
 1968年セルジオ・レオーネ共同脚本・監督作品で、原案制作にベルナルド・ベルトルッチも参加している。
 主演の3人はヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、チャールズ・ブロンソンと亡くなった人ばかりである。ヘンリー・フォンダは長い芸歴で初めて悪役を演じ、その後の作品でも演じるようになった。ジェイソン・ロバーズは儲け役だが、やはり最後は死んじゃう。俺の記憶ではほとんど最後に死んでる。「墓石と決闘」、「砂漠の流れ者」、「マグノリア」.....。チャールズ・ブロンソンはひげなしでもこの作品は日本でヒットした。
 167分。この監督作品はどれも長い。カットが長くても雰囲気を出し、成功している作品だ。特に冒頭の駅での決闘シーンは秀逸である。ジャック・イーラムやウッディ・ストロードがあっさり殺されちゃう。タイトルではゲストスターとなっていた。後で知ったんだが、この役は当初クリント・イーストウッド、リー・バン・クリーフ、イーライ・ウォラックという「続夕陽のガンマン」の面々に打診してたそうである。実現してたら更に贅沢な作品になってたな。
 
 この作品の後に1杯やるとしたら、やはりバーボンと来るところだが、残念ながら切らしてる。

 夕食は冷凍しといた「ハンバーグ」、「白菜の浅漬」、「ジャーマンポテト」、「茹でカリフラワー」、「ブロッコリーのシチュー」。
 発泡酒~そば焼酎のお湯割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「今夜はコの字」神楽坂編。「モヤさま・高知編」。テレ東だらけだな。

 8時半過ぎにダウン。

 

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