2018年3月4日日曜日

ウイスキー事情

3月3日。星期六。              143/94。63.0kg。

 前夜、ベッドに潜り込んだ時、洗浄したばかりのブラインドに目をやったら、隙間から月が見えたんで、ブラインドを上げたらまんまるじゃないか。そう、3月2日は旧暦1月15日。まさに十五夜だったんだ。ベッドの上から月が眺められるってのも悪くないな。

 4時に起床。居間の蛍光灯を点検掃除。もうそろそろへたりそうだが、蛍光管は2重になっているタイプで、これが40wと100wで更に2重になってる、今まで見たことがないタイプであり、価格的にどうなんだろう?まあ、それでも拭き掃除したら若干明るくなった気がする。

 東京から持ってきた「江戸戯作本」の第1巻から読み始めた。これ、途中まで読んで挫折したもの。前回は本文と現代語訳しか読まなかったんだが、今回は注釈や解説 まですべて読み始めたところ、やはりよく理解ができるので面白いことに気がついた。まあ、急ぐわけではないので、4分冊をじっくり読んでいこうと思う。
 第1話は「金金先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)」。戯作本はパロディ本と現代語訳されていて、内容も元からある話からエピソードなんかを借りてきて、ギャグにしちまおうというものである。江戸時代の戯作者の創りだすユーモアが実に興味深い。解説によるとこの本がこの手の戯作本の先駆だということである。
 呼称も説明付きで面白い。例えば「北国」=「吉原」、「辰巳の里」=「深川」など。荷風先生の本でおなじみのところだ。
 

 午前中はちょっと遠回りで買い物数軒。

 昼食は「ちゃんぽん」。

 午後は庭で鳥よけネットの修理。というか、やり直し、と言ったほうが適切。ネットの高さが確保できていなかったんで、ネットの上からムクドリがキャベツなどをついばむことができていたんである。

 午前中回りきれなかった酒屋へ徒歩で行った。天気も良く気持ちがいい散歩となった。で、発泡酒とハウスワインを買って、目的であるウイスキーのコーナーへ行って驚いた。ないんである。目的はサントリー・白州なんだが、白州はおろかそれよりもスタンダードな山崎やオールドもないんである。隅から隅まで探してもなく、エンドで特設コーナーなどに陳列しているんでは、と思い、あちこち見て回ったがなく、諦めてレジでたずねたところ、これも驚きの情報だった。
 NHKドラマや「ウイスキーハイボール」のCMの効果などがその要因ということだというが、レジの話では中国人の爆買いもかなり影響しているとの事だった。で、ネットで調べてみたら、日本だけではなく世界中でのウイスキーブームだって。 そんなのあんのかよ。
 アペリティフとして飲み始めたケイにもらった「ボウモア18年」と「白州」を飲み比べてみようと思ったんだが。もっとも白州の18年ものは4万円以上するそうだ。プレミアなのかな?

 帰宅後、ラジオをかけ放しで読書。荷風先生の随筆は「鐘の声」、「放水路」。後者では尾久から田端までの散歩も数行記されてあり、「陋巷(ろうこう・貧しくむさ苦しい裏町」と評されておられた。田んぼが広がるのどかな風景が拝められたらしいはずなんだが。
 ラジオでは藤原ヒロシ(知らない人)さんのDJの番組での選曲に好きなものが多く使われていた。土曜日の「ラジマン」までの番組はうるさい女子アナやタレントのものが多く、「喋らずに音楽かけろよ」とメールして捕まった人の気持ちがよく分かるくらいひどい状態なんである。

 夕飯は「もずく入り納豆」、「鶏そぼろと大根の山椒煮」、「わさび菜のおひたし」、「きゅうりのぬか漬け(既製品)」、「はまぐりのお吸い物」。

 食後、焼酎のシークワーサー水割りをちびちびやりながらDVD鑑賞。「ハウスオブカード・シーズン5」の第一話&第二話。ふてぶてしいケビン・スペイシーの土壇場になるわけだが、ロビン・ライトがやたら出てくるところは物語の方向性が決まってきたということなんだろうな。
 9時半ダウン。

 

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