気になった記事、というより新聞の連載コラム。スペインのバルセロナの下町でのこと。
「時の銀行」というシステムは自分がボランティア活動した時間が蓄えられ、その分だけたとえば介護や援助のサービスが受けられるというものである。
現在住んでいる荒川区でも、確か2.3年前まで福祉協議会の主催で同じようなシステムがあったが、現在は消滅してしまったようである。このシステムには俺も参加していたが、終了になったときに理由もきかなかった。日本では浸透しにくいシステムだと思っていたからである。
その反面、スーパーや家電店をはじめあらゆるところで乱れ発行されてるポイントカードはどうかというと、これは完全に生活に密着したものとなっているではないか?しかもこうしたシステムは日本特有のものらしい。
営利に即結びつくものは発展し、遠い(否決して遠くない)将来を見据えたポイント制度には見向きもしない国民性のあらわれなのだろう。
これに関してひとつのキーワードがある。それが「成長」である。「時の銀行」は名は銀行だが成長を目指すものではないということだ。
今日日の経済偏重のキーワードも「成長」である。今年の流行語1号である「アベノミクス」が提唱するところのとどまることのない成長って、盛んに叫ばれているようだ。日銀はお金をどんどん刷って、銀行はどんどん貸し付けて、会社員はどんどん働いて、日本はどんどん成長するらしい。
昨日は初図書館。ネットで頼んでおいたものの他に旅行ガイドや民俗学関係を何冊か借りた。
帰宅して久しぶりにじっくり読書もした。予定では民俗学のレポートに取り掛からねばならないところ、今回は読書に出来る限り時間を割き、レポートは集中して1.2日間で仕上げることにした。
それだけテキストに興味がわかなく、参考書のほうが面白いということである。宮本常一については、俺の”つんどく本”の中にもあるくらいで、読み始めると止まらなくなる。柳田國男もしかり。もってはいないが関連して今和次郎にも興味がわいてきた。レポートにあてる時間がどんどん減りそうである。
昨夜のメニューは「焼きさばとおろしダレ」、「里芋とさきいかの煮物」、「わかめの味噌汁」。
頂き物の里芋、どんどん消費しなければならないが、この日のメニューは同居人に受けなかった。
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